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第三章(外伝) 日本での日々
第四十二話 壊れた関係…?
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海斗「…何言ってんの?君と付き合っているのは僕だよ?」
素っ頓狂な顔でそう言う彼は本当にそう思っているらしく、ミュウに近寄りながら話しかけてくる
海斗「僕達はあの公園で両想いになって、今までずっと付き合ってたじゃないか?バレンタインやクリスマスだって、一緒にいたろ?ほら、僕の方に来な?」
そう言って両腕を広げて自分の胸に来いとジェスチャーする、何も知らない人が見れば優しい彼氏に見えるが、瑛人とミュウからすれば勘違いと被害妄想が激しいメンヘラ男にしか見えない
「ねぇ…さっき海斗君、ミュウと付き合っていないって瑛人が言っていたけど…」
「馬鹿ねぇ嘘に決まってるでしょ?」
「いや、わからねぇぞ?」
「………え?」
「彼奴とは中学も同じだったんだけど、平気で嘘をつく男だからな、しかも全く悪びれることもなく、問い詰めると発狂したり、自傷行為をしたりと…色々ヤバかったんだ」
そのストッパーとして瑛人とミュウがいた…そう話すと周りの人達は騒めき始める
海斗「何だよ…僕が嘘をついているって言うの?」
近くにいたクラスメイトに声を掛ける、その姿はいつも見ている姿だが、声が明らかに違う
海斗「ああもう、なんで皆んな僕を信じてくれないの?」
イライラしながら、徐に携帯を取り出す、ピンク色の携帯で画面にはヒビが入っている
海斗「ほら…これでわかるだろ?僕達は付き合っているんだって……ねぇ……そうだろ!!」
そう言って周りに見せる
その写真を見た人達はひっ!と声を上げる
「…ねぇ…これって…」
「え?合意じゃないの?」
「いや、ミュウを見ろよ、明らかにおかしいぞ?」
それはミュウの下着姿の写真だ、しかし
明らかにこちらに視線を向けていない
多分これは学校で体育の授業があった日だろう、他にも女子の下着姿が見えるがミュウをズームアップしている為殆どミュウしか見えない
……これは明らかに
瑛人「…お前…これ…盗撮じゃないか…」
そう、どう考えてもこれは盗撮だ紛れもなく犯罪行為をしているのだが、海斗はそれを彼女としての証拠として堂々と見せびらかしている
海斗「盗撮じゃないよ、ちゃんとミュウちゃんしか撮ってないじゃん」
瑛人「……許可したのかよ、ミュウが…周りにいる女子達が…」
海斗「許可?…僕はミュウちゃんの彼氏だよ?別に許可なんていらないでしょ?」
ミュウ「許可…も…してない…勝手に…撮られた…」
ボソボソと言っているが、ミュウを瑛人から引き剥がそうとしていた女子達が、その言葉を聞いて血の気が引いた
「…ねぇ…ミュウ」
ミュウ「…何?」
「……本当に海斗君と付き合ってないの?」
「大丈夫、私達は味方だから」
その言葉に信用性は全くないが、彼女達もミュウを心配しているのは確かなので、ミュウはボソリと言う
ミュウ「私が…付き合ってるのは…瑛人…だけ…彼じゃ…ない」
その言葉は確実に彼女達に、そして周りの人達がしっかりと聞き、これが嘘ではないと確信する
嘘ならここまで怯えないし、終始瑛人にしがみつきながら隠れたりしない
そして海斗に非難の目が向けられると
海斗「…なんで…なんで…なんで誰も信じてくれないの!!僕は嘘なんかついてないのにぃ!!!!」
まるで子供の様な声で発狂しながら携帯を瑛人に向かって投げ、瑛人に襲い掛かった
——————————————————————
続く
素っ頓狂な顔でそう言う彼は本当にそう思っているらしく、ミュウに近寄りながら話しかけてくる
海斗「僕達はあの公園で両想いになって、今までずっと付き合ってたじゃないか?バレンタインやクリスマスだって、一緒にいたろ?ほら、僕の方に来な?」
そう言って両腕を広げて自分の胸に来いとジェスチャーする、何も知らない人が見れば優しい彼氏に見えるが、瑛人とミュウからすれば勘違いと被害妄想が激しいメンヘラ男にしか見えない
「ねぇ…さっき海斗君、ミュウと付き合っていないって瑛人が言っていたけど…」
「馬鹿ねぇ嘘に決まってるでしょ?」
「いや、わからねぇぞ?」
「………え?」
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イライラしながら、徐に携帯を取り出す、ピンク色の携帯で画面にはヒビが入っている
海斗「ほら…これでわかるだろ?僕達は付き合っているんだって……ねぇ……そうだろ!!」
そう言って周りに見せる
その写真を見た人達はひっ!と声を上げる
「…ねぇ…これって…」
「え?合意じゃないの?」
「いや、ミュウを見ろよ、明らかにおかしいぞ?」
それはミュウの下着姿の写真だ、しかし
明らかにこちらに視線を向けていない
多分これは学校で体育の授業があった日だろう、他にも女子の下着姿が見えるがミュウをズームアップしている為殆どミュウしか見えない
……これは明らかに
瑛人「…お前…これ…盗撮じゃないか…」
そう、どう考えてもこれは盗撮だ紛れもなく犯罪行為をしているのだが、海斗はそれを彼女としての証拠として堂々と見せびらかしている
海斗「盗撮じゃないよ、ちゃんとミュウちゃんしか撮ってないじゃん」
瑛人「……許可したのかよ、ミュウが…周りにいる女子達が…」
海斗「許可?…僕はミュウちゃんの彼氏だよ?別に許可なんていらないでしょ?」
ミュウ「許可…も…してない…勝手に…撮られた…」
ボソボソと言っているが、ミュウを瑛人から引き剥がそうとしていた女子達が、その言葉を聞いて血の気が引いた
「…ねぇ…ミュウ」
ミュウ「…何?」
「……本当に海斗君と付き合ってないの?」
「大丈夫、私達は味方だから」
その言葉に信用性は全くないが、彼女達もミュウを心配しているのは確かなので、ミュウはボソリと言う
ミュウ「私が…付き合ってるのは…瑛人…だけ…彼じゃ…ない」
その言葉は確実に彼女達に、そして周りの人達がしっかりと聞き、これが嘘ではないと確信する
嘘ならここまで怯えないし、終始瑛人にしがみつきながら隠れたりしない
そして海斗に非難の目が向けられると
海斗「…なんで…なんで…なんで誰も信じてくれないの!!僕は嘘なんかついてないのにぃ!!!!」
まるで子供の様な声で発狂しながら携帯を瑛人に向かって投げ、瑛人に襲い掛かった
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続く
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