幼馴染み達がハーレム勇者に行ったが別にどうでもいい

みっちゃん

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第三章(外伝) 日本での日々

第三十一話 最悪の出会い

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メンヘラとは精神的な健康状態を表す
「メンタルヘルス」の略で、精神的に不安定で自分のことで周りを振り回してしまう様子のこと。
どちらもネット用語であり医学的な分類ではないが、現代社会においてよく使われている表現。

海斗カイトはまさにその様な人間だった

小学生の頃、瑛人エイトとミュウは2人で仲良く遊んでいた
この頃のミュウはまだ日本語がカタコトで基本的瑛人エイトと遊んでいる時は英語を使っていた

今日は公園の砂場で2人は絵を描いていた

ミュウ「What do you call this in Japanese?これ日本語でなんて言うの?

瑛人エイトThis is a heroこれはねヒーローって言うんだ

ミュウ「…ひーろー?」

英語だが日本語としても使われているヒーローは発音が少し違う、瑛人エイトが教えたのは砂で描いたオリジナルヒーローの事で、彼にとっての憧れの人でもある

ミュウ「that's coolカッコいい

ミュウ自身もその絵に興奮して自分のオリジナルヒーローを描く
女の子だけど少し悪っぽい…まるで魔王の様な姿だった

それでも小学生が描く絵なので、可愛く見える

そうやって2人で絵を描いていると不意に砂の上に影が入る

瑛人エイト「?」

ミュウ「ヒッ!?」

そこにいたのはニタァと笑っている男の子でじっと此方こちらを見つめていた

海斗カイト「かっこ悪いなぁ、僕がカッコよくしてあげる!」

そう言うと勝手に棒を奪い取り、ミュウの描いていたキャラクターに変なを付け加える

ミュウ「あ…あ…あああ」

折角描いた砂の絵を滅茶苦茶にされて
変な不気味な絵と変わってしまった

海斗カイト「どうだい?カッコいいだろ?」

ミュウは自分の絵が壊されたことで、涙が溢れて、瑛人エイトに抱きつく

ミュウ「う…うぅ…グス…」

瑛人エイト「テメェ…何してくれてんだよ!!!」

瑛人エイトは叫びながら海斗カイトを突き飛ばし、ミュウを抱き寄せながら睨みつける

いきなり現れて、いきなり泣かせたのだ
普通の人間なら怒る

そしてこう言う馬鹿な人間は、偽善で動く為
折角自分が良かれと思ってやった事を否定されて、逆ギレして喧嘩が始まるのだが…

海斗カイト「………ふぇ」

瑛人エイト「…は?」

海斗カイト「ふぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇん!!!!!!!!」

大泣きしながら、奇声を上げ始めた
男なのかと疑うくらいの声の高さで、とても耳障りで、周囲の人間も引くくらいの声で泣いたのだ

海斗カイト「なんでぇ!!!折角僕が描いたのにいい!!わけわかんないよ!!!もういい!!絶交だぁ!!!」

そう言って走って何処どこかへ行ってしまった

周りからの白目も次第に無くなっていき、普段通りの公園の風景へと戻っていった

瑛人エイトfine?大丈夫?

瑛人エイトの服の中でずっと泣いているミュウを落ち着かせる
ミュウも次第に落ち着いていき

ミュウ「Yes, thank youうん、ありがとう

瑛人エイトから離れて自分の絵を見る、滅茶苦茶にされ、自分のヒーローじゃなくなり彼女はとてもショックを受けた
そんな彼女を見て瑛人エイト

瑛人エイト
Let's go home and draw again in my room?家に帰って、もう一回描こう?

そう言うとミュウはとても喜んで頷いた
そして瑛人エイトの手を握って自分達の家の方向へと走っていった

——————————————————————

これが佐藤海斗さとうかいととの始めての出会いだった、こんな奴とは絶対に関わりたくないそう思っていたのだが、次の日学校に行くと………

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