幼馴染み達がハーレム勇者に行ったが別にどうでもいい

第二章 職業の力

第十九話 衝撃の事実(嘘です)

カイト「お前…僕のミュウに何してんだ？」

"僕の"と言う言葉に4人はピクッと反応しながら、カイトの言葉を聞く

エイト「…別に一緒に登校していただけだ」

カイト「…男1人でか？」

エイト「悪いのか？」

そんな事を言えばお前もそうだろうとアリアンは言いたかったが、今はエイトに任せている為黙っている

カイト「当たり前だ、僕の幼馴染み達だ、何かあったら心配だろ？」

それは自己責任というやつだ、彼女達も物事を考えられる年齢だ、何故そこまで言うのだろうか？

エイト「…別に彼女達は困ってないだろ？」

カイト「嘘だな、そんな簡単な嘘に騙されるかよ」

嘘だったら彼女達は此処にはいないだろうそもそもエイトにすら関わっていない
と言っても彼には言い訳にしかきこえないのだろう

カイト「…成る程、そう言う事か」

何か自分で納得した答えが出たのだろう、うんうんと頷き、エイトに向かってあからさまに煽る顔で言う

カイト「…お前、ミュウ達が好きなんだろ？」

4人「「「「………は？」」」」

カイト「おっと言わなくていいぞ？、僕はわかってるからな」

エイト「…彼奴、頭どうなってんの！？」ヒソヒソ

シルフィ「ま…ままままぁ、同居してるくらいですし…好きとまではいきませんが…ねぇ」ヒソヒソ

アリアン「あたいなんて昨日会ったばっかなんだけど？」ヒソヒソ

ミュウ「………/////////」かぁ

自分の言葉で納得したのか、カイトは上機嫌になり主人公様としてありがたいお話をくれた

カイト「ここだけの話、お前の様な馬鹿は今まで沢山いたんだ、でも皆んな振られちまった…この意味がわかるか？」

エイト「…いや？」

ミュウは確かに可愛い、告白する人もいただろう、でも性格上断り方もすごかったのだろう

カイト「あいつは他人に興味がないんだ、病弱なのもあるが、僕みたいな幼馴染みでないと、簡単に心を開いてくれない、だからお前がどんだけ努力しようとも僕には勝てないよ？」

ミュウは他人に興味もあるし、病弱でもない
親しい人間に心を開いている、ただ人見知りの所為で友達が少ないだけだ

相変わらず、カイトのご都合解釈に恐怖を覚えるが、今は黙っておく

カイト「…ミュウは諦めろ、これはお前の為にわざわざ言ってやってるんだ、素直に聞いた方が賢いぞ？」

更にと言わんばかりに、カイトは顔を近づけて、3人が驚愕する事を言う

カイト「それにな、僕と彼女達は婚約者なんだ…正式じゃないけどね？」

シルフィ「…は？」

アリアン「頭イカれてんのか？」

ミュウ「…気持ち悪い」

カイト「忘れたのかい？あの時、君に花の指輪をプレゼントしたじゃないか？その時に言ったろ？君は僕が守ってあげるって、ついでに君たちも僕のお嫁さんにしてあげるよって」

どうやら彼女達が大切に育てた花を滅茶苦茶にした時に言った言葉を皆んなが了承していると本気で思い込んでいるみたいだ。

エイト「…………」

唖然、今のエイトに相応しい状態だ、何か言ってやろうと意気込んでいたが、これはそれ以前の話だ

カイトは本当に頭がおかしいみたいだ
そのせいか、呆れて何も言えなくなってしまった。
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