ミルクを二つ、お砂糖一つ

はるの すみれ

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五 貴方から指輪を

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 「とうちゃーく!」

 雉野君は車から降りると、大きく伸びをしてから歩き出した。私もその後をゆっくりとついて行く。

 ガラスの扉。カランっと小さくなる鐘。
 少し前に初めて来たのに、まるでずっと知っていたような感覚になる。
 不思議なお店だった。

 「いらっしゃい」

 前回のように白髪のオーナーが、小さく笑って出迎えてくれた。その近くで、顔立ちの綺麗な女性がワイングラスに赤ワインを注いでいる。

 女性がチラリと私達に顔を向けてお辞儀をすると同時に、雉野君は女性に向かって声をかけた。

 「雨宮あまみやさん、カウンター席空いてる?」

 「えぇ、空いてるわよ」

 「じゃ、カウンターにしようかな」

 雨宮さんと呼ばれた女性の声は、低めのハスキーボイスで思わず聞き惚れてしまいそうだった。

 「桜樹さん、カウンターでもいい?」

 「うん、」

 雉野君が私に同意を得ると、雨宮さんが細くて長い指を揃えてカウンター席に案内してくれた。

 「ごゆっくりどうぞ」

 そう言って、お冷やの入ったグラスを二つ並べて雨宮さんはカウンターの奥に戻って行った。

 「綺麗な人…あんな風になりたかったな…」

 雨宮さんの姿を目で追いながら、私は小さく呟いた。すると雉野君は、ハハっと笑いながら私の耳元で囁くように告げた。

 「雨宮さんもそれを聞いたら喜ぶよ、それと…重要気密事項なんだけど…雨宮さん…実は、男…なんだよね、前に女って紹介したけど…」

 「えぇっ!?」

 「しーっ!!桜樹さん声デカいって!バレたら俺がしばかれるから」

 驚きのあまり、制御できない声が漏れてしまい慌てて口をつぐんだ。

 「ごめんっ、つい」

 「まじでやばいから、あの人、身体バッキバキに鍛えてるから…しばかれたら洒落にならないんだよ」

 雉野君が乾いた笑いを浮かべているその背後からハスキーな声が降りかかった。

 「由乃…お前、調子乗りすぎ…」

 「あっ、雨宮さん…」

 「あんたの顔から話してる内容丸分かり、それに私、地獄耳だから」

 強ばる顔の雉野君と不気味に笑う雨宮さん、とても親しく見えてふっと笑みが漏れる。

 「何だよ桜樹さん」

 「ううん、仲良いなって」

 「はぁ?」

 二人が同じタイミングで溜息をつき私を見た。

 「いいな…そういう関係」

 私は誰に言うでもなく呟いた。

 雨宮さんは、じっと私を見つめてからハスキーな声で笑った。

 「私はあなたこそ羨ましい…純香に愛されて、由乃もこうしてあなたと同じ時間を過ごしてる…皮肉に聞こえるかもしれないけど、これ以上ないくらい贅沢に見えるわ」

 雉野君が雨宮さんを止めるように、睨みつけた。

 「そうですよね…本当に」

 雨宮さんは雉野君の視線を気に求めずに、ゆっくり頷いた。

 「雨宮くーん、あっちのテーブルに料理を運んでくれないかね」

 「はい、今行きます」

 雨宮さんは、私に向かって柔らかく笑うと、オーナーの声に向かって去って行った。

 「はぁっ…雨宮さん怖すぎる」

 「そうかな?」

 疲れ切った表情の雉野君に私はそっと笑いかけた。

 「雨宮さん、素敵な人だね…見た目だけじゃなくて中身まで綺麗で…そんな人と仲がいい雉野君が羨ましいよ」
 
 雉野君は肩をすくめながら笑うと、グラスの水を一口、喉に流した。

 「雨宮さんは、兄貴の親友なんだよ…だからさっきあんなこと言ってたんだ、桜樹さんのことも兄貴から聞いてるから知ってるはず…」

 「そうなんだ、純香さん…私の話なんてするのかな?」

 雉野君に問いかけると、背後から答えが返ってきた。

 「してましたよ、純香も由乃も」

 驚いて振り返ると、にこやかなに笑う雨宮さんがそこには立っていた。

 「オーダー決まりましたか?といってもメニューなんて、片手の指で足りちゃうから悩まないと思いますが」

 雨宮さんを追い払うように、雉野君が早口で告げる。

 「いつもの二つ」
 
 「はぁーい」

 雨宮さんは、私にだけにこりと笑いかけるとその場を足早に去って行った。

 「はぁっ…あの人、本当に神出鬼没…」

 「忍者みたいだね」

 私の言葉に雉野君はにっと笑って頷いた。

 数十分談笑していると、オーナーがステーキとライスをトレイに乗せて運んで来た。

 ことッと小気味の良い音を立てて並べられたステーキはジュワジュワと油を小さく跳ねさせて、私の食欲をくすぐる。

 「由乃、美人さん、もうすぐ閉店だから、わたしも少しおしゃべりに混ぜてくれんかね」

 「えっ?オーナーもう閉店?」

 雉野君の問いにオーナーは小さく笑いながら頷いた。

 「今日はお客さんも少ないし、早めに閉めようと思ってな」

 「ふぅん、別に俺は良いけど、桜樹さんは大丈夫?」

 「はい、ぜひご一緒したいです」

 「なら決まりだ、じゃあ片付けたりしてくるから食べて待ってておくれ」

 そう言って、オーナーは足早に去って行った。

 間も無くして私達以外のお客さんが、レストランの扉をくぐり、店内は私達の話し声と食器を片付けている音だけが支配していた。

 かちゃかちゃとした金属音に耳を傾けていると、カウンター越しにオーナーがひらひらと手を振りながらやって来た。

 「由乃、美人さん…お待たせ」

 「んっ、何だよ改まって」

 雉野君の返事を聞いたオーナーはゆっくりと口を動かした。

 「桜樹彩綾さん…純からよく聞いていたよ…おっほん!歳を取ると話が長くなるからな…手短に本題から話そうかな」

 オーナーは私に向かって優しく笑いかけ、言葉を続けた。

 「あいつ…純香は彩綾さんが二十四歳になったらプロポーズすると言っていたんだ…結婚式を挙げたら、両親の代わりに来て欲しいなんて言ってたな」

 「そうだったんですね」
 
 私は空になった食器に目を落とした。
 水滴の滴るグラスの氷がカランっと涼しげな音を響かせる。

 「あいつは昔から妙に勘が鋭い男だったからか、その話を聞かせてくれた日にな、これを…」

 そう言ってオーナーは大事そうに懐から紺色のケースを取り出し、ゆっくりと開いてみせた。

 「ゆっ、指輪!!」

 私より早く、雉野君が大きな声と共に勢いよく立ち上がった。

 オーナーは、雉野君に落ち着くように手で合図をして、口を開く。

 「六年前、あいつが亡くなる少し前だった…彩綾さんと約束をしたから、それまで預かって欲しい、そして」

 オーナーはそこで言葉を区切ってから、私と雉野君を交互に見つめた。

 「六年経ってあいつが指輪を取りに来なかったら由乃に預けて欲しいってな…」

 一瞬、考えてから雉野君は頭をガシガシ掻きながら、オーナーに言う。

 「意味わかんねー!なんで俺なんだよ?桜樹さんに渡せばいいだろ…」

 雉野君は勢いよくグラスを掴んで、中の水を喉に送る。

 「失礼しまーす、食器下げますね」

 熱くなる雉野君と私の間を雨宮さんの細くて長い腕がスッと伸び、食器を下げていく。

 「由乃…よく聞きなさい」

 雨宮さんが去った後、オーナーは雉野君の目をまっすぐ見つめて言葉を送った。

 「純香はお前に託したんだ、その意味は分かるな?」

 「んなの、わからねーよ」

 雉野君はぶっきらぼうに呟いた。

 オーナーは雉野君から視線を外し、私の方に優しく笑いかけた。

 「彩綾さん…二人を頼んだよ」

 「えっ?あっ、はい!」

 咄嗟に出た返事は情けなくて、恥ずかしくなる。

 「由乃、手を出しなさい」

 オーナーは雉野君に近付いて、雉野君の掌に小さなケースをそっと乗せた。

 「……っ、バカ兄貴」

 「もう一度言うが、純香は美琴や彩綾さんじゃなくて由乃、と言ったその意味は分かるな?」

 雉野君は、唇を噛み締めてゆっくり頷いた。

 私はその光景を近くから見ていたはずなのに、まるで別世界から眺めているような不思議な気持ちになった。

 オーナーは雉野君の肩を優しく叩いて、その場からゆっくりとカウンターの奥へ去って行った。

 残された私達は何も言わないまま、ただ雉野君の手に乗せられた小さなケースを見つめていた。

 「これ…見てみる?」

 私はゆっくり頷いた。

 雉野君はグラスの水を一口含んだ後、口を動かした。

 雉野君はそっとケースを開き、私は雉野君の手の中に顔を近づけた。

 小さなダイヤのついた指輪がそこには輝いていた。

 「綺麗…」

 「本当に綺麗だな」

 その指輪はまるで私達の視線を集めるように、照明の光をキラキラと反射させていた。

 無邪気な子供のように指輪を見つめる雉野君に私はぽつりと呟いた。

 「純香さん…こうなるってわかってたのかな…」

 「桜樹さん…」

 雉野君は私の顔に視線を移した。

 「まるで全部わかってるみたい…六年前からずっと…こうなるってわかってて、オーナーさんに預けたのかな…」

 私は色味のない自分の指先をぼんやりと見つめた。もし生きていたのなら純香さんが私の左手の薬指を飾ってくれたのだろうか…。

 六年前から今年のために準備していた指輪。
 不思議と純香さんなら計算して今日までの答えを出しているような気がした。

 私達の間を流れる空気が少しだけ切ないものになっていると、背後から小気味の良い足音が聞こえ、雉野君の頭を勢いよく叩いた。

 パシっ。

 「いってぇー!なにすんだよっ?」

 「せっかく美人さんといるのにしんみりしてるから、景気づけしようかなって」

 涙目になる雉野君とは対照的に、悪戯っぽい笑みを浮かべる雨宮さんがトレイにカスタードプリンを二つ乗せて立っていた。

 「はい、これ…オーナーからサービスだって」

 「えっ?いいんですか?」

 喜ぶ私に雨宮さんは優しく笑みを返した。

 「これはメニューにはないから、完全にオーナーの趣味の産物なの…私も結構好きよ、リピーターだから味は保証する」

 「ありがとうございます」

 私は、器の上のプリンにそっとスプーンを通した。

 「んー、おいしー」

 「でしょ」

 雨宮さんはパチンっと綺麗なウインクを決めてみせた。

 雉野君はその横で無言のまま、プリンを口に運んでいた。

 雨宮さんは雉野君を睨みつつ、雉野君の手元にあった指輪に視線を移した。

 「純香ったら気が早すぎよね」

 「はい、まさか六年前から用意してるとは思いませんでした」

 私は軽く笑いながら肩をすくめた。

 「純香ってああ見えてせっかちだし、頑固だし、古風なやつだったからあんなのと結婚しなくてよかったかもよ……なんて、純香に怒られちゃうわね」

 雨宮さんの笑った顔には寂しさが宿っていて、見てるだけで胸が苦しくなった。

 「大変だったね…彩綾ちゃん…いきなり置いて行かれて…」

 「……はい…」

 優しい言葉をかけられたら、涙が溢れてくる。その度に純香さんを思い出して止まらなくなった。

 「私もね、あの時は結構泣いたのよ…もっと話しとけばよかったとか、もう純香に会えないんだな…とか色々考えて、散々泣いたらさ、何であんな奴のために私は泣いてるんだろって思えてきて、涙が出なくなったの、おかまって苦労してるから強いのよ」

 雨宮さんはにっと口角をあげて笑った。
 やっぱり素敵な人だな。

 「雨宮さん、素敵な人ですね…かっこいいし、綺麗だし…憧れます」

 心の声は抑えきれずに雨宮さんに向かっていった。

 「あら、ありがとう、純香に聞いてる通り可愛い子だわ、今からでも私と付き合う?純香と由乃よりも退屈しないと思うよ、あっ!私、恋愛は、どっちも有りなの!だから安心して」

 私がふふっと笑っていると、雉野君が雨宮さんの肩を軽く叩いた。

 「おいおい、だれが雨宮さんと付き合うんだよ…どっちも有りなの!じゃねーし…」

 「由乃には言ってないから!」

 雨宮さんは雉野君を追い払うように手をひらひらさせた。

 「さっ、私は帰ろうかな、またね彩綾ちゃん」

 「はい、また」

 私は雨宮さんにお辞儀をし、雉野君に視線を移した。

 「あー、本当にこんなとこに指輪があるなんて思わなかったな…」

 「そうだね、私も思わなかった」

 「絶対あの女が隠してると思ってたのに…」

 「私も、明花を疑ってた」

 カランっ。

 タイミングよくグラスの氷が涼しげな音を響かせる。

 雉野君はグラスの結露した部分を指でそっとなぞった。

 「桜樹さん、なんであの女が殺したって言いきれたの?俺、あの時すげー焦った」

 「あはは、雉野君の緊張感、ピリピリするくらい伝わってきたよ」

 「だってさ、いきなりやばいことぶっこむんだもんな」

 雉野君は指についた水滴をぼんやりと眺めた。

 「正直、私にだって確信はなかった…だけどもし、明花が殺したんだったら話してくれるような気がしたの…ただそれだけ」

 「まじかよ」

 「うん、私って考えるより先に口が動いちゃうタイプだから」

 笑いながら肩をすくめると、雉野君は困り顔で私に言う。

 「もし、鈴野がはぐらかしてたらどうしてた?」

 私は間を開けずに言う。

 「手が出てたかも」

 「怖ぇー」

 「話すまで帰るつもりなかったし…修羅場になってたかもね」

 「よかった、修羅場にならなくて…」

 雉野君は安心したように微笑んだ。

 もし、雉野君の言うように明花が本当のことをはぐらかして話さなかったら、きっと私は感情に任せて暴れていたかもしれない。

 そうなっていたら指輪探しどころではなかった。

 明花と向き合うだけで精一杯だったかも…。

 「指輪を理由に純香さんが、明花に会わせたのかな…」

 ぼんやりと考えたことが口から出て、宙に消えていく。

 私と明花が距離を置いていることに気がついた時、純香さんはとても寂しそうだった。

 純香さんのせいじゃないし、私達が勝手にそうしただけだった。だけど純香さんは何度も私達の関係を気にしてくれていた。

 「兄貴なら、やりかねないな」

 純香さんのことを思い出していた私に雉野君は呆れたように溜息をついた。

 「はぁぁ…やっぱり兄貴には敵わないな」

 悔しそうに頭を掻く雉野君に私は言う。

 「そんなことないよ」

 「えっ?」

 「雉野君だって純香さんに負けないくらいいいところいっぱいあるよ」

 「なんか気遣わせてるよね、ごめん」

 寂しげに俯いた雉野君に構わず私は続ける。

 「私、純香さんが言ってたことよく分かった…」

 『彩綾には会わせたくない、負けたくない人。』

 雉野由乃。この人の話だったんだ。

 「兄貴が言ってたこと?」

 雉野君は小さな声で私に問う。

 「雉野君…純香さんは雉野君と私を会わせたくないってよく言ってたの…名前は伏せてたけど、今ならわかるよ」

 「なんだよそれっ」
 
 雉野君は困ったようにに笑った。

 「いつか分かるよ」

 そんな言葉ではぐらかした。

 純香さんのことは忘れられない。きっと何年経っても純香さんは私の中にいて離れない。
 
 だけど、純香さんの言っていた意味を分かってしまった今、雉野君のことを意識している私がいる。

 最低なのかもしれない。
 二股をかけているみたいでなんだか自分が気持ち悪い。

 私はずるい人間だ。

 自分の気持ちと向き合いきれないまま俯いていると、雉野君が勢いよく立ち上がった。

 「遅くなるし、帰ろうか」
 
 「そうだね」

 雉野君に同意を示して、私達は店を後にした。

 店から出る私達をオーナーは優しい顔で見つめていた。

 外に出ると、私達を冷たい夜風がそっとすくうように撫でていく。

 「送ってくよ」

 「いつも悪いよ…駅まででいいよ」

 雉野君は少し間を開けてから勢いをつけて言った。

 「俺が送りたいだけだから!」

 「へっ?」

 「あっ、いや…とりあえず乗って」

 驚く私と、トマトみたいに赤くなっている雉野君。

 純香さん…。
 この気持ちはどこに行けば良いの…?

 きっとこうなると分かってて、雉野君の夢に現れたんでしょ…。

 ずるい人。

 私は雉野君の車に乗り込み、スマホの画面を光らせた。

 時刻は午後十時過ぎ。
 まだ赤い顔をさますように雉野君が車の窓を少しだけ開けた。

 こんなに純香さんのことを考えてるのに、前よりも苦しくないのはきっと雉野君がいるから…。

 やっぱり純香さんはずるい人。

 
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