黄昏一番星

更科二八

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1章 呪いの女

232話 寝坊助オーガ

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俺がしばらく街を離れるので部屋をしっかり綺麗にした。
まあ普段から頻繁に掃除してたのでたいした手間じゃない。
それとさっき貰ったエドガーの血には状態保存の魔法をかけた。
俺のマジックバッグのなかでも時間の流れは非常に遅くなるし腐敗防止もあるが、状態保存まで施せば完璧だ。
新鮮なまま美味しくいただける。
絶対飲むような事になりたくないが。

「部屋どうする、ガグのやつと使うか?」
「ガグと相談してからだなーガグはもう仕事に行ってるだろうな」
「そうでもないぞ、あいつもまだ寝てるな」

さっき周辺探知したからわかるが、ガグが泊まった部屋には気配があった。

「エドガーと一緒だと不安だ」
「そうだな、深酒はしないようにしないと」

俺たちは部屋を出ると宿の主人のグーグさんに俺が宿を出る事を伝える。

「タイガさん、あんたの連れ起こしてきてくれねーか、そろそろ部屋の片付けか延長か聞きてえんだがよ」
「そうだよな、すまん。連れてくる」

また再び2階へあがり1番奥の部屋を開錠の魔法で鍵を開けて中に入る。
ベッドの上では昨日の格好のまま、仰向けでグーグと小さなイビキをかいて気持ちよさそうにガグがねむっていた。
そんでもって驚く事に股間が朝勃ちで盛大に盛り上がっている。

「デカいな・・・」
「ああ、これはどのぐらいなんだ?」

ガグは起きそうもないのでせっかくだから触って直接確かめる。
確かな物量と硬さ、忖度なしに立派過ぎる。

「星5はあるな、エドガーほどじゃないけど相当デカい。あの旅人の輪が入るわけねえじゃん。エドガーも触るか?」

がっつり触ってもまだ起きないので触ってみたそうにしてたエドガーにも譲る。

「おお、確かに持った感じから俺よりはないけどデカい、へへへオーガってやっぱりデカいんだな」
「だなー、オーガが多い国も通ってきて、いくらか裸も見たけど、ガグはまあかなりデカいかな。俺のいない間の代わりになりそうだな」
「いや、タイガじゃないと物足らなくなるなー」
「嬉しい事言うじゃんかよ」

ちなみにこの会話は消音の魔法をかけて俺とエドガーにしか聞こえないようにしてる。

「そのまま俺がいつもやってるみたいに起こしてみたらどうだ?後に変な気遣いもなくなるぞ」
「そうか?まあ一度やってみたかったんだ」

エドガーはガグの朝勃ちを思いっきり掴んで思いっきり揺さぶる。

「ガグ!おきろ!!昼だぞ!」
「んーー・・」
「起きろーー!」

体も揺すりながら、竿を掴んだ手で上下に強く乱暴に扱く。

「ガグ!」
「寝起き悪いなこいつ」

中々起きないのでエドガーにもより力がこもる。
根本から搾り上げるように引っ張っていてちょっと痛そう。

「起きろー!!」
「んんっ!」
「あ!!」

ガグの体が震えると大きな朝勃ちの盛り上がりの頂点から精液が服越しでも勢いよく吹き出してしまった。

何度も脈打ち、エドガーと同じタイプのゆったりめのズボンに染みを増やしていく。
流石にこれでガグも目が覚めたようでゆっくりと状況を飲み込んでいる。

「んん!!エドガー!?」
「さっさと起きんからこうなる、気持ちよかったか?」
「すまん、ガグこうなるとは思ってなかった」

ガグはただでさえ赤い顔をさらに真っ赤にしている。

「さっさと起きないとグーグさん困ってるぞ、もう昼だ」
「え!昼!?」

ばっと起き上がると股間の気持ち悪さを感じたのか嫌な顔をする。

「はーやっちまったー」
「ガグ、ほんとすまん」
「いや、大丈夫だ、エドガーは悪くない。俺時々やらかすんだ、寝坊もこれも」
「たまにはしっかり発散した方がいいぞ」
「わかってはいるんだが、普段しててもなるときはなる」
「俺ら外出とくか?なんなら魔法で洗濯してもいいけど」

ちょっと期待を込めて提案もしてみる。
だってでっかいの見れるかもしれないのだから、言うだけ損はない。

「んー・・・こんなこと頼むのは申し訳ないが頼む、あまり変えがないんだ」
「そんじゃ脱いで汚れもん出してくれ、荷物にある分もいいぞ」
「そうか助かるぞ」
「タイガ器用だからすぐ終わるぞ」

ガグは俺らに少し気恥ずかしそうにするが脱ぐのには躊躇いがないようで、性液たっぷりのズボンとパンツを脱ぎ去った。
中から現れたガグのイチモツは1回出しただけでは物足りない言わんばかりにギンギンでしっかりと聳り立っている。
太さも長さも見応え充分で、太い血管がよく目立つ、血管のゴツゴツ感は俺と似ているが、反りはなく真っ直ぐだ。

「それでよくあの旅人の輪が入ると思ったな?」
「いや普通の時ならいけるかもとな!」
「無理だろ」
「抜けなくなるんじゃないか」

やっぱアホだこいつ。

「直接みるとやっぱでけーな!」
「ははは!だろ、村1番だったからな!」
「残念だったな、俺らの方がデカいぞ!」
「なぬっ!!そうなのか!よければあらためさせてくれたりとかせんか?俺も見せてるし」
「見せてやりたいところだが、時間がねえ、俺は戻った時にしっかりみせてやるよ」
「俺も今度な!」
「そうか期待しとくぞ」

ガグに見せつけたい気持ちはめちゃくちゃあるのだが、本当に時間がない。
集合場所の南門には駆け足で行かなきゃいけない時間だ。
通常時でも勝てる自信があるのだがなー。
とにかく急いで色々綺麗にせねば。

ガグの元気なちんぽに浄化の魔法をかけて綺麗にしてやり、汚れた服をまとめて洗濯の魔法にかけつつ、部屋に飛び散った精液も染みついたベッドも魔法同時並行で綺麗にする。
ものの数分で全て綺麗にし終えて服をガグに返す。

「すごいな!こんなに早く終わるのか!魔法が使えるやつは本当羨ましいぞ」
「ふふふ、家政魔法なら本職の奴よりも自信がるからな。それより、ガグは部屋どうする?」
「エドガーと行動するなら一緒の宿がいいよな!ここを延長してもいいと思ってるぞ」
「俺らが使ってた部屋にくるか?2人で分ければ1人部屋よりも少し安いぞ」
「エドガーが問題ないなら俺はそれでもいいぞ!安いのは有難いからな!」
「問題ねえよ!」

俺の代わりにガグが入ることが決まったな。
これで傭兵仕事するにもスムーズだろう。
寝坊しなければだが。
ガグに急いで着替えさせると再びグーグさんに事情を説明して2人部屋を引き続き借りた。
俺があと2日分余計に払っていたがたいした額じゃないのでガグの借りる分に回させた。

宿を出て3人で南街へ移動した。
ガグはこれからギルドで昼からでもできそうな依頼を見繕うらしいのでコボルトの解体を勧めておいた。
エドガーは俺を見送りに来てくれるのでそのまま南門を目指す。
結局集合時間ギリギリだ。

「エドガーこれを後でギルドの解体部門の部長のペギーってやつに伝えてギルド長秘書のハディーシャってやつに渡してくれるか、時間が無くなっちまったから頼む」
「おう、ペギーさんは配達で会ったことあるからわかるぜ」
「流石、治癒の魔法陣の写しを俺の代わりに持ってきたって言えば通してくれるはずだ」
「もしかして5千万の?」
「そう、それ。頼むぞ」
「ひえー、わかったぜ、責任重大だな」

治癒の魔法陣の写しを丸めた紙を渡すとエドガーは自分のバッグに大事そうに仕舞い込んだ。
実は俺が7月までにこの町に戻らなければ金はエドガーに渡すようにハディーシャに言伝も書いている。
俺が直接渡して頼みたかったのだが、
優秀な配達屋のエドガーなら任せて大丈夫だ。
きっとハディーシャに届けてくれる。
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