黄昏一番星

更科二八

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1章 呪いの女

206話 空っぽになるまで

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未だに喧騒の残る宿屋の酒場を抜けて俺はエドガーが待つ部屋に帰り着いた。
しんどかった。

「おかえり、どうだった?」
結果を尋ねるエドガーに向かっておれはドヤ顔で親指を立てる。

「おお!」
「抜く!」

部屋まで待ちきれずに袴の紐を解きかけていた。
サクッと全部脱ぎ捨ててエドガーのベッドに飛び込む。

「うわ、タイガべちゃべちゃじゃねえか!」
「落ち着かせていても先走り止まらんかった」

興奮を気合で押さえ込んでなんとか勃たせずに帰りついたのだが、もう下腹部が熱い、竿も熱い、玉が破裂しそうだ。
服を脱いだ瞬間からから我慢をやめると速攻で勃起して更に先走りがドバドバと流れる。

「ちんこってそんなになるのか」

エドガーも驚く滾り具合だ。
ぱんぱんで痛い。
既に下着姿だったエドガーも大怪獣を解放して俺の隣で弄り出す。
女王の延長戦でエドガーと我慢勝負と行きたいが無理だ、もう出させてくれ。
数回いい具合に力を込めた手で大蛇を扱くと自然と勢いよく性液が漏れてくる。

「ああー」

気持ち良過ぎて声が出てしまう。
もう止まりそうもない。
寝そべりながら大蛇を弄り続けると刺激を受けるたびにびゅーびゅーと発射されて頭の上のその先の壁にぶち当たる。
上半身も壁もはどんどん白く汚れていく。
天井を狙ってみれば余裕でとどいた。

「ええ、やばっ!なにそれ、すげー!」

一向に治らない射精にエドガーは驚きつつも、自身を弄る手は早くなっていくようだ。

「俺もいくぞ!」

エドガーも俺と同じ姿勢で勢いよく発射。
余裕で頭を超えて後ろの壁までぶっかかる。
量は多いがエドガーのいつも通りだ。
エドガーの射精が終わった後もしばらく俺は発射し続けていた。
破裂寸前からすっからかんになるまで止まることなく出し尽くした。

「はーはーっはーはーーーあーーーしんどい!」

終わった途端途轍もない怠さが全身を襲う。
もう指一本も動きたくない。

「大丈夫か?」
「はーーーすまん、ちょっと休ませてくれ・・」
「お、おう、無理するなよ」

俺の体もベッドも壁も、エドガーまでも俺の性液浴びてドロドロになっている。
一心不乱すぎて狙いを定めていなかったからあらぬ方向に飛びまくっている。
綺麗にしてやらないといけないが動くのがしんどすぎる。
とりあえず上がった息を整えつつ体に回復を心がけた氣を全身に満たしていく。
少しずつ体の重さがとれていく。
そしてそのまま寝る。

「くーーー」
「タイガ?!」

エドガーの声がかすかに聞こえたが寝る。
10分後

「よし!回復した!」
言って無理やり回復した気になる。
回復した!

「わっ起きた!」

エドガーは未だにお楽しみ中だった。
こないだ俺より先に起きたらなんかするとか言ってたが寝てる間もエドガーの気配が動く様子はなかったので何もされてない。

「いやー耐えるのもしんどかったけど、出した後もしんどい!めちゃくちゃ気持ちよかったけどな」
「あんな長い時間射精できるもんなんだな。俺もあんだけ出してみたいなー」
「魔法に頼ればいけるぞ、やってみるか?」
「おお、面白そう!やってみる!」
「そんじゃ付与魔法だから俺の魔力感じたら拒まないでくれよ」

これは俺が魔法学院にいた時にとある教授が夜のお楽しみ用として開発していた魔法のひとつ。
空っぽになるまで射精が止まらなくなる魔法。
ちなみに失敗作の類である。
効果が面白すぎて俺は度々悪用して遊んだものだ。
それとさっきの俺はこれを使ってない。
自力でやってのけてしまった。

「おお、竿と玉が熱い!」

この魔法の始まりはじんわりと始まる。
そこから永遠とも思える快楽の嵐にみまわれる。

「あーいくっ!」

始まった。
エドガー頑張れよ。

「あはははっあっ!すげえ、勝手にずっと出る」

最初はな、楽しいもんさ。
俺も1人の時に試したことあるからな。
あとこの魔法を仕込んだ魔法陣にかかったこともある。
この魔法のヤバいところは止められないところだ。
射精することに体のリソースを全て注ぎ込むから動くこともままならない。
氣も乱れるし、魔力操作もできなくなってしまう。
男相手ならば無力化できてしまうやばい魔法だ。
精力が強いほど効き目は大きい。
魔法陣は本当やばかった。
大勢の衆目に晒されていたし、更にイタズラする奴らも現れるし。
そんな奴らには魔法陣仕掛けたやつ含めて特定して同じ目に合わせてやった。

「あーっ!いっ!タイガー!止めて!」
「無理だぞ」
「えっ!そんなっ!あーあー!」

エドガーは絶望した表情で射精している。
俺と同じぐらい相当な持久力を誇るエドガーだ。
苦しむ時間もまた長い。

「まあなかなかやれない体験を楽しんでこい」

にっこりとエドガーに微笑みかける。
いやー楽しい魔法だ。

「ふっー!ふーっ!はー!」

エドガーも必死だな。
しかしエドガーの射精姿は中々なモノだ。
それが今は絶え間なく射精し続けている。
その光景にドキドキしてくるがあいにくまだ弾切れだ。普通にやって弾切れした程度なら10分もしっかり回復に費やせばまた勃つんだが、流石に一気に行った反動がまだ残っている。
最高のおかずがあるというのに勿体無い。
魔法で回復させる事もできるんだがなーそれをするとさっきの抜く前の俺の状態みたいになってしまう。
俺は耐えれるが人によっては理性を無くすので危険だ。
俺も今日はもういいかな。
とりあえず玉揉んどこう。

もはや手を触れるまでもなく大量に発射し続けるエドガーの性液で部屋は更に悲惨な状態になっていく。
エドガーはしっかり飛距離もあるやつなので天井にも引っかかってしまってる。
天井まで飛ぶと気持ちいいよな。
俺とエドガーにとってはまあ日常茶飯事である。

「うぐっ!」
「大丈夫この魔法で死んだやつはいないから」

連続でし続けると死ぬ事もあるらしいのだが、この魔法喰らったやつは結構みてきたが皆存命だ。
なんなら好きなやつまでいるぐらいだし。
エドガーは更にひたすら耐え続けて30分ぐらいだろうか、さっきの俺と同じぐらいの時間射精し続けた。
最後の射精はぐったりした大怪獣からどろっと溢れ、そのままヒクヒクとしばらく動き続けて弾切れを迎えた。
「はーっはーっはーっはーっ・・・・」
俺同様底なしの体力のエドガーも息絶え絶えだ。
エドガーの体に手をそてえ回復魔法と回復の氣を送り込んで体力回復を図る。
しばらくそのままエドガーの回復を待つ。

「どうだった?」
「はーーしんどい、めっちゃ気持ちいいし楽しいけど、止められないってわかった時の絶望感やばかった。このまま死ぬんじゃと思ってたからタイガの言葉で気は楽になったんだけどなー。
はーー。
気持ちいいのにきついって変な感じだよな。
まあでも、こんないっぱい出してみたいなとは思ってたからいい経験だったぜ。
もうやらん!」
「ははは、まあ少しは楽しめたのならよかったぜ。
とりあえず片付けるか」
「部屋やべえな。頼むぞ」
「おう、終わったら下で酒飲もうぜ」
「ああ、タイガの勇姿を聞かせてくれ」
「おう!」

帰ってきてあの状態だから完勝とは言い切れないのだが、今日のアレはまた面白かったしエドガーに語ってやろう。
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