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1章 呪いの女
180話 二日酔いの治し方
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朝、遠くに聞こえる鐘の音で目が覚める。
兵舎にいた時は既に鍛錬に出ていた時間だ。
ゆっくりと上体を起こすと体が少し重い気がする。
まだ酒が少し残っているようだ。
昨日は閉店までエドガーとしこたま飲んでお互いにベロンベロンだった。
エドガーも今回は途中リタイアしなかった。
最後まで記憶もある。
解体場の稼ぎ5日分ぐらいの金を払った記憶がある。
エドガーはいま俺のベッドで俺の隣に寝ている。
全裸で。
俺も全裸だ。
でも別に変なことした訳じゃない。
部屋に入った途端お互い裸になって、俺がエドガーの毛並みを撫でくりまわしながらベッドに倒れ込みそのまま寝ただけだ。
実に良いなで心地だった。
とりあえずエドガーを起こそう。
このままだとエドガーは昼過ぎまで寝そうだ。
最近よくやっているエドガーの大怪獣を掴んで振り回す他腹の毛もわしゃわしゃと撫でまわす。
細くて柔らかく短い毛がふわふわで心地がいい。
今日の大怪獣は少し元気がない。
「エドガーおきろー!」
「んーー・・・頭いてー」
エドガーもなんとか体をゆっくりと起こす。
少し元気がない大怪獣を揉みしだいてやる。
「きもちいけど頭いてぇ。あと吐きそう」
「だいぶ二日酔いだな」
大怪獣を離してやるとしなしなと萎れていく。
回復力の高い俺でさえ酒が残るのだからエドガーなら尚更だ。
エドガーの胸に手を当てて回復魔法を使ってやる。
「あーすげえや気持ち悪さがすっとなくなっていくぜ」
「記憶は残ってるか?」
「・・・揉みくちゃにされた気がする」
「大丈夫だな」
なんかすげえ恥ずかしそうにしてるけど。
「魔法かけてもらったのにまだ体重てえ・・」
「完全回復は無理だったか。
まあそれもなんとかできそうだからちょっとそこに立ってみろ」
エドガーはベッドから立ち上がると背中を向けさせる。
「ついでだから俺もこのまま日課の氣の鍛錬するか。エドガーも付き合え」
「?」
俺もベッドから立ち上がりエドガーに抱きついた。
「!!!!
タイガ!?なっ何すんだ?当たってる!当たってる!」
「そりゃ男なんだから当たるの当然だろ。
男同士なんだから気にせんで大人しくしとけ」
俺の股間も今日はすんなりと鎮まってしまったがエドガーのケツのあたりにピッタリとひっついている。
エドガーが大人しくなるとそのまま氣の鍛錬を行う。ついでにエドガーの調子も整えてやる。
まずは俺とエドガー2人の体を力強さを持たせた氣で満たす。
「!!」
落ち着きがなかったエドガーが俺の氣を感じて更に大人しくなった。
力強さを持たせた氣を体に満たせば身体機能が高まって体の疲れや調子の悪さなどが改善する。
次に体の魔力の流れを感じて乱れを整える。
エドガーの魔力は眷属化により俺も操作できるし俺の魔力の流れをを再現して生き返らせたのでエドガーの魔力の流れは俺と同じだ。
俺と同じになる様に整えてやる。
それが終わると硬さを持たせた氣を体全身エドガーも包むように纏う。
これは俺が常に纏っている氣の質を上げる為だ。
なにもせずに常に纏っていると慣れと共に質が下がっていく気がするので毎日しっかりと纏い直している。
エドガーを巻き込んだのは氣を纏う感覚を共有できないかと思ったからだ。
そのうち身につける時に感覚がわかっていれば入りやすいだろう。
最後は俺の意識を遠くまで広げて氣を読んでいく。
その感覚もエドガーと共有してやる。
俺とエドガーが一体になっていると認識すれば感覚共有できてしまった。
エドガーもすっかり大人しく集中している。
感覚も共有した事だし、ついでに俺の魂の感覚も伝えてやる。
俺はエドガーの魂をよく観ているからな、俺のも見せといてやりたい。
よし終わり。
エドガーを抱きしめる手で体をわしゃわしゃ撫で回す。
「!!!!やっ!やめろ~~!あ~~~!!」
止めてやると何故か大怪獣が元気いっぱいになっている。
「調子戻ったみたいだな」
「戻ったよ!おかげさまで!もうせっかく感動してたのに」
そう言いながらエドガーは自分のベッドに飛び込んで大怪獣を押し潰していた。
エドガーはグルンと体を回転させて仰向けになる。
「氣ってすげえな」
「最初っからこうやっとけば教えるの楽だったな」
「でも自分の氣の足りてなさもしっかりわかった。
これは俺の努力でなんとかしていかなきゃいけないからな。
俺も出来るようになりたい」
「エドガーならやれるさ、俺が教えてるんだしな」
「タイガ・・・」
「なんだ?」
「今のやつ、毎日して欲しい」
「いいぞ、そのうち自分でもやらなきゃダメだぞ」
「そうだよな、それができるかも見といてくれ」
「おう」
毎朝の日課にエドガーも巻き込むことが決まった。
俺としても2人でするのは気持ちが落ち着いてより集中できたと思う。
エドガーの毛並みも堪能できるし一石二鳥だ。
兵舎にいた時は既に鍛錬に出ていた時間だ。
ゆっくりと上体を起こすと体が少し重い気がする。
まだ酒が少し残っているようだ。
昨日は閉店までエドガーとしこたま飲んでお互いにベロンベロンだった。
エドガーも今回は途中リタイアしなかった。
最後まで記憶もある。
解体場の稼ぎ5日分ぐらいの金を払った記憶がある。
エドガーはいま俺のベッドで俺の隣に寝ている。
全裸で。
俺も全裸だ。
でも別に変なことした訳じゃない。
部屋に入った途端お互い裸になって、俺がエドガーの毛並みを撫でくりまわしながらベッドに倒れ込みそのまま寝ただけだ。
実に良いなで心地だった。
とりあえずエドガーを起こそう。
このままだとエドガーは昼過ぎまで寝そうだ。
最近よくやっているエドガーの大怪獣を掴んで振り回す他腹の毛もわしゃわしゃと撫でまわす。
細くて柔らかく短い毛がふわふわで心地がいい。
今日の大怪獣は少し元気がない。
「エドガーおきろー!」
「んーー・・・頭いてー」
エドガーもなんとか体をゆっくりと起こす。
少し元気がない大怪獣を揉みしだいてやる。
「きもちいけど頭いてぇ。あと吐きそう」
「だいぶ二日酔いだな」
大怪獣を離してやるとしなしなと萎れていく。
回復力の高い俺でさえ酒が残るのだからエドガーなら尚更だ。
エドガーの胸に手を当てて回復魔法を使ってやる。
「あーすげえや気持ち悪さがすっとなくなっていくぜ」
「記憶は残ってるか?」
「・・・揉みくちゃにされた気がする」
「大丈夫だな」
なんかすげえ恥ずかしそうにしてるけど。
「魔法かけてもらったのにまだ体重てえ・・」
「完全回復は無理だったか。
まあそれもなんとかできそうだからちょっとそこに立ってみろ」
エドガーはベッドから立ち上がると背中を向けさせる。
「ついでだから俺もこのまま日課の氣の鍛錬するか。エドガーも付き合え」
「?」
俺もベッドから立ち上がりエドガーに抱きついた。
「!!!!
タイガ!?なっ何すんだ?当たってる!当たってる!」
「そりゃ男なんだから当たるの当然だろ。
男同士なんだから気にせんで大人しくしとけ」
俺の股間も今日はすんなりと鎮まってしまったがエドガーのケツのあたりにピッタリとひっついている。
エドガーが大人しくなるとそのまま氣の鍛錬を行う。ついでにエドガーの調子も整えてやる。
まずは俺とエドガー2人の体を力強さを持たせた氣で満たす。
「!!」
落ち着きがなかったエドガーが俺の氣を感じて更に大人しくなった。
力強さを持たせた氣を体に満たせば身体機能が高まって体の疲れや調子の悪さなどが改善する。
次に体の魔力の流れを感じて乱れを整える。
エドガーの魔力は眷属化により俺も操作できるし俺の魔力の流れをを再現して生き返らせたのでエドガーの魔力の流れは俺と同じだ。
俺と同じになる様に整えてやる。
それが終わると硬さを持たせた氣を体全身エドガーも包むように纏う。
これは俺が常に纏っている氣の質を上げる為だ。
なにもせずに常に纏っていると慣れと共に質が下がっていく気がするので毎日しっかりと纏い直している。
エドガーを巻き込んだのは氣を纏う感覚を共有できないかと思ったからだ。
そのうち身につける時に感覚がわかっていれば入りやすいだろう。
最後は俺の意識を遠くまで広げて氣を読んでいく。
その感覚もエドガーと共有してやる。
俺とエドガーが一体になっていると認識すれば感覚共有できてしまった。
エドガーもすっかり大人しく集中している。
感覚も共有した事だし、ついでに俺の魂の感覚も伝えてやる。
俺はエドガーの魂をよく観ているからな、俺のも見せといてやりたい。
よし終わり。
エドガーを抱きしめる手で体をわしゃわしゃ撫で回す。
「!!!!やっ!やめろ~~!あ~~~!!」
止めてやると何故か大怪獣が元気いっぱいになっている。
「調子戻ったみたいだな」
「戻ったよ!おかげさまで!もうせっかく感動してたのに」
そう言いながらエドガーは自分のベッドに飛び込んで大怪獣を押し潰していた。
エドガーはグルンと体を回転させて仰向けになる。
「氣ってすげえな」
「最初っからこうやっとけば教えるの楽だったな」
「でも自分の氣の足りてなさもしっかりわかった。
これは俺の努力でなんとかしていかなきゃいけないからな。
俺も出来るようになりたい」
「エドガーならやれるさ、俺が教えてるんだしな」
「タイガ・・・」
「なんだ?」
「今のやつ、毎日して欲しい」
「いいぞ、そのうち自分でもやらなきゃダメだぞ」
「そうだよな、それができるかも見といてくれ」
「おう」
毎朝の日課にエドガーも巻き込むことが決まった。
俺としても2人でするのは気持ちが落ち着いてより集中できたと思う。
エドガーの毛並みも堪能できるし一石二鳥だ。
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