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1章 呪いの女
154話 鳩屋
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俺たちの前には一軒の娼館。
名前は鳩屋。
ガグに教えてもらった店だ。
ここが今日の決戦の地。
娼妓が空いていればだが。
一瞬店を見上げた後入口を潜る。
「おや、でかいのが来たねえ。いらっしゃいませ。うちはでかい種族でも歓迎さ」
店に入ると少し年老いた犬獣人の女性に迎えられた。元は娼妓なのだろうか、整った顔立ちで上品さがあり美人(美犬)だ。
獣人の女性は発情期以外は妊娠しにくいため娼妓として重宝されていて体を売っている者は多い。
「ああ、ガグってオーガの男に勧められて来たんだ」
「ああ、あの兄ちゃんかい。うちの子の覚えもいいよ。でも最近は見てないねぇ、会ったら待ってるよって伝えておくれ」
「ああ。それで、1人ずつ一晩頼めるか。特大でもいける奴がいいんだが」
「それならいい子がちょうど2人空いてるんだけどね、残念ながら片方男だね」
そうかー男か。
まあ俺は当然問題なしだ!
エドガーをみると緊張した面持ちだ。
「男もいいもんだぞ」
「え!!俺が男と!?」
「それは運で決めようか、どうだやるか?」
「・・・・やれる」
少しの沈黙の後エドガーは答えた。
なんとなくそう答える予感はしてた。
「と言う事だ。俺らはどちらでもいい」
「ははは、面白いねあんた達。じゃあうちの子らにもあんた達の事は伝えずに部屋に来させるよ。あんた達は初めてだから2人で一晩2万4千だ」
一晩の金額としては少し高いぐらい。
初めてだからと強調されたのはまけてくれたのだろうから普通はもっとするようだ。
高級な店だ、相手にも期待ができる。
言われた通り俺が金を払うと奉公人の男が部屋へと案内してくれた。
俺とエドガーは隣同士の部屋だ。
「そんじゃエドガー、楽しんでこいよ」
「おう、タイガもな」
ここからはお互いそれぞれの戦いだ。
頑張れよエドガー。
部屋に入るとベッドの横の壁に付けられた明かりの魔道具がぼんやりと部屋を照らしていた。
6畳ほどの部屋には大きいベッドとサイドテーブル、その上には水差しとトレーの上に逆さに置かれた2つの木のコップ。
水差しは水の出る魔道具のようだ。
いよいよだと期待が高まる。
男と女どちらが来てもしっかりと抱いてやろう。
ただ欲をいえば俺は今は女を抱きたい。
昨日示せなかった俺の男気は女に向けてやりたい。
それと少しエドガーが男を抱く事に期待している。
女を抱くと意気込んできたら男だったとか面白いじゃないか。
俺も最初は男だったし、エドガーも何となくだか男とするのに抵抗が無さそうな気がする。
昨晩は俺と遊んだし。
エドガーはどう男を示して来るのだろうか。
明日の朝一皮剥けたエドガーに合うのが楽しみだ。
あいつは既にズル剥けだがな。
名前は鳩屋。
ガグに教えてもらった店だ。
ここが今日の決戦の地。
娼妓が空いていればだが。
一瞬店を見上げた後入口を潜る。
「おや、でかいのが来たねえ。いらっしゃいませ。うちはでかい種族でも歓迎さ」
店に入ると少し年老いた犬獣人の女性に迎えられた。元は娼妓なのだろうか、整った顔立ちで上品さがあり美人(美犬)だ。
獣人の女性は発情期以外は妊娠しにくいため娼妓として重宝されていて体を売っている者は多い。
「ああ、ガグってオーガの男に勧められて来たんだ」
「ああ、あの兄ちゃんかい。うちの子の覚えもいいよ。でも最近は見てないねぇ、会ったら待ってるよって伝えておくれ」
「ああ。それで、1人ずつ一晩頼めるか。特大でもいける奴がいいんだが」
「それならいい子がちょうど2人空いてるんだけどね、残念ながら片方男だね」
そうかー男か。
まあ俺は当然問題なしだ!
エドガーをみると緊張した面持ちだ。
「男もいいもんだぞ」
「え!!俺が男と!?」
「それは運で決めようか、どうだやるか?」
「・・・・やれる」
少しの沈黙の後エドガーは答えた。
なんとなくそう答える予感はしてた。
「と言う事だ。俺らはどちらでもいい」
「ははは、面白いねあんた達。じゃあうちの子らにもあんた達の事は伝えずに部屋に来させるよ。あんた達は初めてだから2人で一晩2万4千だ」
一晩の金額としては少し高いぐらい。
初めてだからと強調されたのはまけてくれたのだろうから普通はもっとするようだ。
高級な店だ、相手にも期待ができる。
言われた通り俺が金を払うと奉公人の男が部屋へと案内してくれた。
俺とエドガーは隣同士の部屋だ。
「そんじゃエドガー、楽しんでこいよ」
「おう、タイガもな」
ここからはお互いそれぞれの戦いだ。
頑張れよエドガー。
部屋に入るとベッドの横の壁に付けられた明かりの魔道具がぼんやりと部屋を照らしていた。
6畳ほどの部屋には大きいベッドとサイドテーブル、その上には水差しとトレーの上に逆さに置かれた2つの木のコップ。
水差しは水の出る魔道具のようだ。
いよいよだと期待が高まる。
男と女どちらが来てもしっかりと抱いてやろう。
ただ欲をいえば俺は今は女を抱きたい。
昨日示せなかった俺の男気は女に向けてやりたい。
それと少しエドガーが男を抱く事に期待している。
女を抱くと意気込んできたら男だったとか面白いじゃないか。
俺も最初は男だったし、エドガーも何となくだか男とするのに抵抗が無さそうな気がする。
昨晩は俺と遊んだし。
エドガーはどう男を示して来るのだろうか。
明日の朝一皮剥けたエドガーに合うのが楽しみだ。
あいつは既にズル剥けだがな。
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