黄昏一番星

更科二八

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1章 呪いの女

100話 楽しい

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エドガーから言われた一言で少し考えた。

エドガーと一緒にいるのは楽しい。
紛れもない事実。

そして思い至る。
俺はこれまでここまでつるんでいて楽しいと思う人は今までいただろうか。

ただ楽しいことを好き勝手やって自分の気持ちに正直に自由に生きてきたつもりだ。
気の合う連中もいた。
それでも深く関わる事はあまりなかったかもしれない。

エドガーはどうだろうか。
初めて会って喋った時になんとなく仲良くなれそうだと思った。
そしてすぐに一緒にいて楽しいと思えた。
だから大事にしたいと思えた。
この楽しさを守りたいと思った。
そして守れたことで大きく心が動いたと思う。
ただただ嬉しかった。

そんなことを考えていたら照れ臭くなった。

でもエドガーといて楽しいってことは伝えときたかった。
エドガーも同じ思いを返してくれて本当に照れ臭くなった。
嬉し過ぎて。

全く、柄じゃねえぜ。
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