69 / 269
序章 新天地と仲間との出会い
68話 護衛兵士
しおりを挟む
護衛の兵士2人はエドガーとは顔見知りだったらしい。
普人姿のエドガーとだが。
ほんと顔が広い。
「まさか配達屋のエドガーが護衛対象だったとはなー」
「というか獣人だったんだな。言ってくれよー!」
そう言っている護衛2人。
先に話した方が普人族のトレイ。
20代ぐらいで茶髪のショート、175ぐらいの背たけですらっとしている。
もう1人の方は熊獣人のモーガン。ハーフではなく立派な獣人だ。背丈はエドガーよりか少し低い、ガタイはいいが筋肉よりも脂肪の方がやや目立つ。熊っぽいいかつさよりかは愛嬌を感じる。獣人の年齢は分かりづらいがトレイと同じぐらいだろうか。
そいやエドガーの年知らなかったな。
「エドガーって何歳?」
「何だよ急に、25だけど、タイガは?」
「27。」
「そんな変わんないんだな。」
人種によって歳のとり方も寿命も様々なので若く見えても100超えてるとか普通にある。
俺のじいちゃんも200近いのに見た目はおっさんだ。
ちなみに寿命だか普人族は80歳、鬼は500、獣人は200ぐらいだと言われている。
氣や魔力の扱い次第ではこの定かではない。
「俺とモーガンも25っすよ!タメっすね!」
「そうだったんだな、よろしく。迷惑かけるな。」
「噂の切り裂き魔にやられたってな、よく生きてたなー」
「俺たちじゃ頼りないかもしれないけど何かあれば直ぐ叫んで知らせることになってるから、盾ぐらいにはなるっす!」
「いや、できれば危ない事は避けて欲しいけどな・・」
「切り裂き魔ってなんだ?」
始めて聞くワードが出てきたので聞いてみる。
「聞いてないんすね、エドガーみたいにバッサリやられる殺しがこれまで何件も起こってるんすよ。しかもこの街だけじゃなく、他の領地の街とか王都でも。」
「初めての生存者からの情報って事で隊長勇んでたなー」
そうだったんだな、しかし広範囲で?
どういうことなんだ?
「やられたやつに特徴とかあるのか?」
「それも無いって事っすね、商人の娘、娼婦、奴隷、兵士、神官、種族も年齢もバラバラっすね。」
「愉快犯かと思われてたんだけど、エドガー自身が狙われていたってわかったことも大きいねー」
「エドガーなにか恨み買うようなことしたんっすか?」
「いやー普通に仕事してただけだし。遅刻?」
「仕事に3時間遅刻しただけで命狙われるなんて物騒すぎるな?」
「待ち合わせだったら殺したくなるっすね。」
「それなら分かるな。」
しかし切り裂き魔ってあのフードのやつなんだろうがさ、いったい何の目的で・・
そんな会話をした後、トレイは夜の見張りのために就寝。
モーガンにも手伝ってもらいながらエドガーの体を動かす練習をした。
夜には1人で立っていても倒れないようにはなった。
腕も物を掴んで動かす程度はできるが、細かい動きは難しいみたいで1人で食事しようにも手が震えてできなかったから食べさせた。
恥ずかしそうだった。
明日には立ち上がって歩くぐらいまでできそうだ。
寝る前に例の事を聞いてみた。
「そっ、そうっすね・・・俺は個室の洗い場があるからそこで・・・」
「俺は夜中に布団の中でこっそり・・・」
「それバレてるっすよ。」
「えっ!」
「なるほど、だってさエドガー」
「おっ、俺はまだ平気だ!」
ほんとかなーと言う視線を向けつつ夜の見張りのトレイ以外の3人は眠りについた。
明日洗い場使おーっと!
普人姿のエドガーとだが。
ほんと顔が広い。
「まさか配達屋のエドガーが護衛対象だったとはなー」
「というか獣人だったんだな。言ってくれよー!」
そう言っている護衛2人。
先に話した方が普人族のトレイ。
20代ぐらいで茶髪のショート、175ぐらいの背たけですらっとしている。
もう1人の方は熊獣人のモーガン。ハーフではなく立派な獣人だ。背丈はエドガーよりか少し低い、ガタイはいいが筋肉よりも脂肪の方がやや目立つ。熊っぽいいかつさよりかは愛嬌を感じる。獣人の年齢は分かりづらいがトレイと同じぐらいだろうか。
そいやエドガーの年知らなかったな。
「エドガーって何歳?」
「何だよ急に、25だけど、タイガは?」
「27。」
「そんな変わんないんだな。」
人種によって歳のとり方も寿命も様々なので若く見えても100超えてるとか普通にある。
俺のじいちゃんも200近いのに見た目はおっさんだ。
ちなみに寿命だか普人族は80歳、鬼は500、獣人は200ぐらいだと言われている。
氣や魔力の扱い次第ではこの定かではない。
「俺とモーガンも25っすよ!タメっすね!」
「そうだったんだな、よろしく。迷惑かけるな。」
「噂の切り裂き魔にやられたってな、よく生きてたなー」
「俺たちじゃ頼りないかもしれないけど何かあれば直ぐ叫んで知らせることになってるから、盾ぐらいにはなるっす!」
「いや、できれば危ない事は避けて欲しいけどな・・」
「切り裂き魔ってなんだ?」
始めて聞くワードが出てきたので聞いてみる。
「聞いてないんすね、エドガーみたいにバッサリやられる殺しがこれまで何件も起こってるんすよ。しかもこの街だけじゃなく、他の領地の街とか王都でも。」
「初めての生存者からの情報って事で隊長勇んでたなー」
そうだったんだな、しかし広範囲で?
どういうことなんだ?
「やられたやつに特徴とかあるのか?」
「それも無いって事っすね、商人の娘、娼婦、奴隷、兵士、神官、種族も年齢もバラバラっすね。」
「愉快犯かと思われてたんだけど、エドガー自身が狙われていたってわかったことも大きいねー」
「エドガーなにか恨み買うようなことしたんっすか?」
「いやー普通に仕事してただけだし。遅刻?」
「仕事に3時間遅刻しただけで命狙われるなんて物騒すぎるな?」
「待ち合わせだったら殺したくなるっすね。」
「それなら分かるな。」
しかし切り裂き魔ってあのフードのやつなんだろうがさ、いったい何の目的で・・
そんな会話をした後、トレイは夜の見張りのために就寝。
モーガンにも手伝ってもらいながらエドガーの体を動かす練習をした。
夜には1人で立っていても倒れないようにはなった。
腕も物を掴んで動かす程度はできるが、細かい動きは難しいみたいで1人で食事しようにも手が震えてできなかったから食べさせた。
恥ずかしそうだった。
明日には立ち上がって歩くぐらいまでできそうだ。
寝る前に例の事を聞いてみた。
「そっ、そうっすね・・・俺は個室の洗い場があるからそこで・・・」
「俺は夜中に布団の中でこっそり・・・」
「それバレてるっすよ。」
「えっ!」
「なるほど、だってさエドガー」
「おっ、俺はまだ平気だ!」
ほんとかなーと言う視線を向けつつ夜の見張りのトレイ以外の3人は眠りについた。
明日洗い場使おーっと!
19
お気に入りに追加
41
あなたにおすすめの小説
保健室の秘密...
とんすけ
大衆娯楽
僕のクラスには、保健室に登校している「吉田さん」という女の子がいた。
吉田さんは目が大きくてとても可愛らしく、いつも艶々な髪をなびかせていた。
吉田さんはクラスにあまりなじめておらず、朝のHRが終わると帰りの時間まで保健室で過ごしていた。
僕は吉田さんと話したことはなかったけれど、大人っぽさと綺麗な容姿を持つ吉田さんに密かに惹かれていた。
そんな吉田さんには、ある噂があった。
「授業中に保健室に行けば、性処理をしてくれる子がいる」
それが吉田さんだと、男子の間で噂になっていた。
スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活
昼寝部
ファンタジー
この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。
しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。
そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。
しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。
そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。
これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。
イケメン彼氏は年上消防士!鍛え上げられた体は、夜の体力まで別物!?
すずなり。
恋愛
私が働く食堂にやってくる消防士さんたち。
翔馬「俺、チャーハン。」
宏斗「俺もー。」
航平「俺、から揚げつけてー。」
優弥「俺はスープ付き。」
みんなガタイがよく、男前。
ひなた「はーいっ。ちょっと待ってくださいねーっ。」
慌ただしい昼時を過ぎると、私の仕事は終わる。
終わった後、私は行かなきゃいけないところがある。
ひなた「すみませーん、子供のお迎えにきましたー。」
保育園に迎えに行かなきゃいけない子、『太陽』。
私は子供と一緒に・・・暮らしてる。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
翔馬「おいおい嘘だろ?」
宏斗「子供・・・いたんだ・・。」
航平「いくつん時の子だよ・・・・。」
優弥「マジか・・・。」
消防署で開かれたお祭りに連れて行った太陽。
太陽の存在を知った一人の消防士さんが・・・私に言った。
「俺は太陽がいてもいい。・・・太陽の『パパ』になる。」
「俺はひなたが好きだ。・・・絶対振り向かせるから覚悟しとけよ?」
※お話に出てくる内容は、全て想像の世界です。現実世界とは何ら関係ありません。
※感想やコメントは受け付けることができません。
メンタルが薄氷なもので・・・すみません。
言葉も足りませんが読んでいただけたら幸いです。
楽しんでいただけたら嬉しく思います。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる