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序章 新天地と仲間との出会い
59話 尿意
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グーグさんにエドガーが目覚めた報告と何か食べるものはないかと聞いた。
エドガーが目覚めたことはグーグさんも喜んでくれていたが、朝飯を出していないこの宿ではすぐに食べれるものはなかった。
なので厨房を借りてさくっと麦粥を作った。
食材は使わせてもらえたので卵入りで魚醤で味付けをした。
部屋に戻るとエドガーは片腕をプルプルさせながら持ち上げていた。
「タイガ!動くぞ!」
「ああ!すごいぞエドガー!」
エドガーのリハビリは思ったほどかからないかもしれない。
一旦粥を食べさせるため体を支えて上体を起こしてやる。
「大丈夫か?」
「大丈夫・・・なんだが・・・」
「どうした」
凄く言い淀むエドガー
「その・・実は・・凄く小便がしたい・・」
「!!」
めちゃくちゃ恥ずかしそうに申し訳なさそうに言う。
そうだよな、当たり前だ。
今までよく持っていたな。
すっかりと存在を忘れていた。
ここにも旅人の輪の弊害が出てくるとは。
するとこ見てみたいと邪念がよぎる。
どうも思考がそっちに流れすぎる。
俺もつくづく限界だな。
もちろんそんな事はせずに安全策をとる。
「もうちょっとだけ辛抱してくれ。」
一旦エドガーの体を再び寝かし部屋の隅の荷物から小さな麻袋を取り出す。
平凡盗賊団の旅人の輪だ。
こんな所で役に立つなんて。
大きさがまちまちなので全部持ってエドガーの下へ戻る。
エドガーの手は大きい。
こいつもなんでもデカいな。
麻袋の中から一番大きなサイズの旅人の輪を選びエドガーの左手の小指にはめるも第二関節上までしかはまらない。
今はこれで我慢してもらおう。
平凡盗賊団、やはり平凡だったと言うかとか。
そのうちちゃんとはまるのを調達してやろう。
「少ししたら収まると思う。」
「少しってどんぐらいだ。」
相当限界の様だ。
考える、
俺はそもそもちょっとした尿意すら覚えることが無いからこの状況からどうなるか思い出せない。
そういえば旅人の輪って効果に違いがあるんだったか、摩った時に効果が出るものもあったはず。
エドガーの小指にはまった旅人の輪を摩る。
「・・・なあ、漏らして無いよな。」
エドガーが恐る恐る聞いてくる。
「ああ、大丈夫だ。」
「そうか、急に軽くなって漏れそうなのがなくなったぞ。どうなってんだ?」
あぶねー思い出して良かった。
俺はエドガーに自分の左手を見せる。
「この親指にはまってる魔道具の指輪と同じ物をエドガーにもつけたんだ。
旅人の輪といってトイレに行かなくてもよくなる。エドガーにはめたものは摩ると効果が現れるようだな。」
「はー便利なものがあるんだな。
そいえばタイガと飲んでた時相当飲んでるのにトイレ行かないから膀胱どうなってんだと思ってたけど、それのおかげだったんだな。
これ消えたのどうなったんだ?」
「マナに変換されるぞ。」
「マナ?、とにかく助かったぜ!」
とりあえずこれで一安心だ。
これで心置きなく飯を食わせれる。
エドガーが目覚めたことはグーグさんも喜んでくれていたが、朝飯を出していないこの宿ではすぐに食べれるものはなかった。
なので厨房を借りてさくっと麦粥を作った。
食材は使わせてもらえたので卵入りで魚醤で味付けをした。
部屋に戻るとエドガーは片腕をプルプルさせながら持ち上げていた。
「タイガ!動くぞ!」
「ああ!すごいぞエドガー!」
エドガーのリハビリは思ったほどかからないかもしれない。
一旦粥を食べさせるため体を支えて上体を起こしてやる。
「大丈夫か?」
「大丈夫・・・なんだが・・・」
「どうした」
凄く言い淀むエドガー
「その・・実は・・凄く小便がしたい・・」
「!!」
めちゃくちゃ恥ずかしそうに申し訳なさそうに言う。
そうだよな、当たり前だ。
今までよく持っていたな。
すっかりと存在を忘れていた。
ここにも旅人の輪の弊害が出てくるとは。
するとこ見てみたいと邪念がよぎる。
どうも思考がそっちに流れすぎる。
俺もつくづく限界だな。
もちろんそんな事はせずに安全策をとる。
「もうちょっとだけ辛抱してくれ。」
一旦エドガーの体を再び寝かし部屋の隅の荷物から小さな麻袋を取り出す。
平凡盗賊団の旅人の輪だ。
こんな所で役に立つなんて。
大きさがまちまちなので全部持ってエドガーの下へ戻る。
エドガーの手は大きい。
こいつもなんでもデカいな。
麻袋の中から一番大きなサイズの旅人の輪を選びエドガーの左手の小指にはめるも第二関節上までしかはまらない。
今はこれで我慢してもらおう。
平凡盗賊団、やはり平凡だったと言うかとか。
そのうちちゃんとはまるのを調達してやろう。
「少ししたら収まると思う。」
「少しってどんぐらいだ。」
相当限界の様だ。
考える、
俺はそもそもちょっとした尿意すら覚えることが無いからこの状況からどうなるか思い出せない。
そういえば旅人の輪って効果に違いがあるんだったか、摩った時に効果が出るものもあったはず。
エドガーの小指にはまった旅人の輪を摩る。
「・・・なあ、漏らして無いよな。」
エドガーが恐る恐る聞いてくる。
「ああ、大丈夫だ。」
「そうか、急に軽くなって漏れそうなのがなくなったぞ。どうなってんだ?」
あぶねー思い出して良かった。
俺はエドガーに自分の左手を見せる。
「この親指にはまってる魔道具の指輪と同じ物をエドガーにもつけたんだ。
旅人の輪といってトイレに行かなくてもよくなる。エドガーにはめたものは摩ると効果が現れるようだな。」
「はー便利なものがあるんだな。
そいえばタイガと飲んでた時相当飲んでるのにトイレ行かないから膀胱どうなってんだと思ってたけど、それのおかげだったんだな。
これ消えたのどうなったんだ?」
「マナに変換されるぞ。」
「マナ?、とにかく助かったぜ!」
とりあえずこれで一安心だ。
これで心置きなく飯を食わせれる。
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