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序章 新天地と仲間との出会い
51話 説明
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宿屋の部屋の中には俺と兵士団の者だの名乗るロージー、それと宿屋の主人のグーグさん、そして意識のない血塗れのエドガー。
張り詰めた空気が流れている。
俺の放った威圧を受けてロージーの呼吸は浅く冷や汗を流している。
「すまない、状況が悪いので警戒しているが、これは怪しいことをしていた訳ではなく怪我を負った仲間の治療をしていたんだ。
今不都合が起こると仲間が死んでしまう。」
ありのままを話す、だって本当のことだ。
「そう・・・ですか・・」
納得はいってないような表情だな。
「ほら、私も言ったんですよ、お連れ様が凄い怪我をしていたようなので、邪魔をしないようにと。」
グーグさんは俺に気を使ってくれていたようだ、部屋を汚しまくっていて心苦しい。
出る前に掃除しよう。
「なぜこれほどの怪我を?
その方は生きているのですか?
あとその魔法陣についても伺っても?
見たことのない模様ですが。」
ロージーは一気に質問をしてきた。
「仲間、配達屋のエドガーなんだが、かなりギリギリだが何とか持っている。
怪我だが、昨夜夕食後に西街区と南街区の境の噴水のある広場で別れた後にに話しかけてきた奴に魔法で攻撃されてこうなった。
俺も遠目からしか見ていなかったが認識阻害の魔法がかかっていたのか記憶が希薄だ。
魔方陣は生命維持と治癒を行う物だ、俺が作った。」
全ての質問に答えてやるとロージーの顔は驚いた表情を見せる。
「うそ・・、エドガーさんは知っています。何度も荷物受け取っていたので。
とても感じの良い方なのになんで・・」
ロージーとエドガーは面識あったんだな。
配達屋は顔が広そうだな。
まあ今は獣人の姿になってしまっているが。
「作ったのですね、こんな複雑な魔法陣・・」
「ああ、以前魔法陣の仕事をしていたことがあるのでな。」
「そうですか・・
あの、エドガーさん本当に大丈夫なのですか?
かなり大きな傷をどうやったか繋いではいるようですが、かなり血を流されたように見えます。私の経験ではこれではもう・・・」
ふむ、冷静に見ている。
見える限りではそう見えても仕方がないか。
「本当に大丈夫なんだ、血は俺が分け与えたし、身体機能の維持は魔法でしている。傷も少しずつ治癒もしている。」
「血を分けたとは?」
ああ、それは知らないのも頷ける。
鬼はそもそも大陸東の極一部にしかいないし、血で眷属を作る能力なんてもの鬼の中でも知らないやつがいるぐらいだ。
「俺は鬼族だ、鬼族の血は他人に分けても問題ないのでそうした。」
「なるほど、凄いですね!
それにしても鬼族ですか、オーガ族の方がと思っていました。」
「見た目はあまり違いがないからな。」
オーガ族は鬼と同じく体が大きく朱色の肌と額に角を持つ。
やんちゃな気質の種族で本当に鬼族とよく似ているがオーガの方が角が少しゴツゴツしている。
ただ種族としての成り立ちは全く異なり鬼は魔人種だがオーガは普人種。
鬼は魔物として普人族から変化した種族で、オーガ族は普人族の膂力特化形態なのだそうだ。
鬼が魔物化の際に普人族の中にあるオーガ族としての可能性を引き出しているのだろうと種族を研究していたやつが言っていた。
「少し調べさせてもらっても?」
ロージーが魔法陣やエドガーを調べたいようだ。
「魔法陣を壊さなければ好きに調べてくれていい、ただ足元の魔方陣には乗らないでくれ、魔力を吸い取り上の魔方陣に送る機能になっている。」
「わかりました。」
ロージーは魔方陣を調べ出した。
俺は足元の魔方陣に多めに魔力を込めて少し移動する。
部屋の隅に置いた荷物から財布を取り出して金を出す。
グーグさんの隣へ行き多めに金を渡す。
「迷惑をかけてすまないが2人で3日頼めるだろうか?」
一瞬きょとんとした店主だかすぐに返事をする
「え、ああ、
大丈夫!、なんなら食事つけるか?」
グーグさん!いい人!
住む場所が見つかるまでここで厄介になろう。
「助かるよ、食事は明日の朝からでもいいか?正直何も食べてなくて腹が減ってな・・」
腹を摩りながら苦い表情を浮かべる。
「ははは、大変だったな、今晩も食ってないようだし後でなんか持ってきてやるよ。」
やべー!ほんといい人だ!
この宿でよかった!
「助かる!」
「しかし、死ななくてよかったな。」
「ああ、ほんとに、部屋を汚してすまないな、しっかりと掃除して返す。」
「血塗れで返されるのは困るからな、頼むぜ。」
グーグさんと雑談してるうちにロージーの調べ毎は済んだようだ。
「もう少しだけお伺いしても?」
「なんだ?」
「治療はずっと魔方陣でされていたのですか?
それとどういった治療を施したのか聞いてもいいですか?
これに関しては魔術師個人の技術でもあるので言わなくても結構ですが、この技術がわかると大きな怪我への対象方が変わってくると思うので。」
ロージーは軍人なので利益になりそうな事で気になったんだろうな。
言っても構わないだろうが、俺だったからできたことが多すぎて再現は厳しいだろうな。
「魔方陣を作ったのは大体の治療が完了してからだ、俺が休めなくなるので代わりになるように作った。
治療の手順だが俺が鬼だったから上手くいった部分が多くて再現はできないと思うが、
まず傷の治療は治癒術と修復魔法の複合で行った、その後輸血と生命維持として肺と心臓を動かした、そして体内の魔力を整えて魂を正常に戻したというところだな。」
「なるほど?」
絶対わかってないな。
それでもメモだけは取っている。
「とりあえず状況は理解しました。あなたがここを離れるのはまずい感じなんですよね?場所を変えるというのは?」
「無理だな。」
「ですよね、あ、今更ですがお名前教えてください、あればフルネームで!
身分証などあれば拝見もしたいです。」
「名前は神多羅木(カタラギ) 大鎧(タイガ)だタイガが名前だな身分証はちょっと待て」
また荷物を取りに向かう。
「ほうほう、タイガさんですね、不思議な名前ですが御貴族様?」
「俺の国は誰でも苗字がある、でもまあ位の高い家の出なのは確かだが、これ身分証になるか?」
国がなくなっているのでもう身分なんて何もないのだが、一応国の中ではかなりいい家の出だ。
一度も身分が役立った事ないし、家督捨てようとしてたけどな。
「はーそれはそれは、色々失礼を、身分証拝見致しますね、証明書?ええ!賢者様!!」
ロージーが騒がしくなった。
なぜギルドカードより賢者の証明書を見せたかというとギルドのランクが低くて信用されそうにないと思ったからだ。
効果覿面なようだ。
「はわわー、色々納得です。
私はこれで帰ります。
タイガさん落ち着いたらで結構ですので、魔法兵団の詰所へ来ていただけますか?
隣国の情勢を受けて認可のない魔道具の使用は取り締まることになってるんですよ。
魔方陣の動きや店主さんの証言などからもタイガさんの言っていることは正しいと思えますし、事情が事情ですので咎めはないと思いますが、一応規則ですので。」
「そうか、わかった、魔法兵団の詰め所だな。エドガーがよくなったら出向く。」
正直めんどくさくて行きたくないのだが仕方ないだろう。
街について早々に居心地悪くなるのも嫌だしな。
「それじゃ失礼しますね、店主さんもありがとうございましたー。」
そしてロージーは頭を下げて礼を言うと去っていった。
会った時となんか印象がだいぶ変わった気がするがまあ何事もなくてよかった。
「食事持ってくるな待ってな。」
そう言ってグーグさんも部屋を出て行った。
急に静まり返る室内。
ベットに横たわるエドガーを見る。
早く目を覚ましてくれないかな。
張り詰めた空気が流れている。
俺の放った威圧を受けてロージーの呼吸は浅く冷や汗を流している。
「すまない、状況が悪いので警戒しているが、これは怪しいことをしていた訳ではなく怪我を負った仲間の治療をしていたんだ。
今不都合が起こると仲間が死んでしまう。」
ありのままを話す、だって本当のことだ。
「そう・・・ですか・・」
納得はいってないような表情だな。
「ほら、私も言ったんですよ、お連れ様が凄い怪我をしていたようなので、邪魔をしないようにと。」
グーグさんは俺に気を使ってくれていたようだ、部屋を汚しまくっていて心苦しい。
出る前に掃除しよう。
「なぜこれほどの怪我を?
その方は生きているのですか?
あとその魔法陣についても伺っても?
見たことのない模様ですが。」
ロージーは一気に質問をしてきた。
「仲間、配達屋のエドガーなんだが、かなりギリギリだが何とか持っている。
怪我だが、昨夜夕食後に西街区と南街区の境の噴水のある広場で別れた後にに話しかけてきた奴に魔法で攻撃されてこうなった。
俺も遠目からしか見ていなかったが認識阻害の魔法がかかっていたのか記憶が希薄だ。
魔方陣は生命維持と治癒を行う物だ、俺が作った。」
全ての質問に答えてやるとロージーの顔は驚いた表情を見せる。
「うそ・・、エドガーさんは知っています。何度も荷物受け取っていたので。
とても感じの良い方なのになんで・・」
ロージーとエドガーは面識あったんだな。
配達屋は顔が広そうだな。
まあ今は獣人の姿になってしまっているが。
「作ったのですね、こんな複雑な魔法陣・・」
「ああ、以前魔法陣の仕事をしていたことがあるのでな。」
「そうですか・・
あの、エドガーさん本当に大丈夫なのですか?
かなり大きな傷をどうやったか繋いではいるようですが、かなり血を流されたように見えます。私の経験ではこれではもう・・・」
ふむ、冷静に見ている。
見える限りではそう見えても仕方がないか。
「本当に大丈夫なんだ、血は俺が分け与えたし、身体機能の維持は魔法でしている。傷も少しずつ治癒もしている。」
「血を分けたとは?」
ああ、それは知らないのも頷ける。
鬼はそもそも大陸東の極一部にしかいないし、血で眷属を作る能力なんてもの鬼の中でも知らないやつがいるぐらいだ。
「俺は鬼族だ、鬼族の血は他人に分けても問題ないのでそうした。」
「なるほど、凄いですね!
それにしても鬼族ですか、オーガ族の方がと思っていました。」
「見た目はあまり違いがないからな。」
オーガ族は鬼と同じく体が大きく朱色の肌と額に角を持つ。
やんちゃな気質の種族で本当に鬼族とよく似ているがオーガの方が角が少しゴツゴツしている。
ただ種族としての成り立ちは全く異なり鬼は魔人種だがオーガは普人種。
鬼は魔物として普人族から変化した種族で、オーガ族は普人族の膂力特化形態なのだそうだ。
鬼が魔物化の際に普人族の中にあるオーガ族としての可能性を引き出しているのだろうと種族を研究していたやつが言っていた。
「少し調べさせてもらっても?」
ロージーが魔法陣やエドガーを調べたいようだ。
「魔法陣を壊さなければ好きに調べてくれていい、ただ足元の魔方陣には乗らないでくれ、魔力を吸い取り上の魔方陣に送る機能になっている。」
「わかりました。」
ロージーは魔方陣を調べ出した。
俺は足元の魔方陣に多めに魔力を込めて少し移動する。
部屋の隅に置いた荷物から財布を取り出して金を出す。
グーグさんの隣へ行き多めに金を渡す。
「迷惑をかけてすまないが2人で3日頼めるだろうか?」
一瞬きょとんとした店主だかすぐに返事をする
「え、ああ、
大丈夫!、なんなら食事つけるか?」
グーグさん!いい人!
住む場所が見つかるまでここで厄介になろう。
「助かるよ、食事は明日の朝からでもいいか?正直何も食べてなくて腹が減ってな・・」
腹を摩りながら苦い表情を浮かべる。
「ははは、大変だったな、今晩も食ってないようだし後でなんか持ってきてやるよ。」
やべー!ほんといい人だ!
この宿でよかった!
「助かる!」
「しかし、死ななくてよかったな。」
「ああ、ほんとに、部屋を汚してすまないな、しっかりと掃除して返す。」
「血塗れで返されるのは困るからな、頼むぜ。」
グーグさんと雑談してるうちにロージーの調べ毎は済んだようだ。
「もう少しだけお伺いしても?」
「なんだ?」
「治療はずっと魔方陣でされていたのですか?
それとどういった治療を施したのか聞いてもいいですか?
これに関しては魔術師個人の技術でもあるので言わなくても結構ですが、この技術がわかると大きな怪我への対象方が変わってくると思うので。」
ロージーは軍人なので利益になりそうな事で気になったんだろうな。
言っても構わないだろうが、俺だったからできたことが多すぎて再現は厳しいだろうな。
「魔方陣を作ったのは大体の治療が完了してからだ、俺が休めなくなるので代わりになるように作った。
治療の手順だが俺が鬼だったから上手くいった部分が多くて再現はできないと思うが、
まず傷の治療は治癒術と修復魔法の複合で行った、その後輸血と生命維持として肺と心臓を動かした、そして体内の魔力を整えて魂を正常に戻したというところだな。」
「なるほど?」
絶対わかってないな。
それでもメモだけは取っている。
「とりあえず状況は理解しました。あなたがここを離れるのはまずい感じなんですよね?場所を変えるというのは?」
「無理だな。」
「ですよね、あ、今更ですがお名前教えてください、あればフルネームで!
身分証などあれば拝見もしたいです。」
「名前は神多羅木(カタラギ) 大鎧(タイガ)だタイガが名前だな身分証はちょっと待て」
また荷物を取りに向かう。
「ほうほう、タイガさんですね、不思議な名前ですが御貴族様?」
「俺の国は誰でも苗字がある、でもまあ位の高い家の出なのは確かだが、これ身分証になるか?」
国がなくなっているのでもう身分なんて何もないのだが、一応国の中ではかなりいい家の出だ。
一度も身分が役立った事ないし、家督捨てようとしてたけどな。
「はーそれはそれは、色々失礼を、身分証拝見致しますね、証明書?ええ!賢者様!!」
ロージーが騒がしくなった。
なぜギルドカードより賢者の証明書を見せたかというとギルドのランクが低くて信用されそうにないと思ったからだ。
効果覿面なようだ。
「はわわー、色々納得です。
私はこれで帰ります。
タイガさん落ち着いたらで結構ですので、魔法兵団の詰所へ来ていただけますか?
隣国の情勢を受けて認可のない魔道具の使用は取り締まることになってるんですよ。
魔方陣の動きや店主さんの証言などからもタイガさんの言っていることは正しいと思えますし、事情が事情ですので咎めはないと思いますが、一応規則ですので。」
「そうか、わかった、魔法兵団の詰め所だな。エドガーがよくなったら出向く。」
正直めんどくさくて行きたくないのだが仕方ないだろう。
街について早々に居心地悪くなるのも嫌だしな。
「それじゃ失礼しますね、店主さんもありがとうございましたー。」
そしてロージーは頭を下げて礼を言うと去っていった。
会った時となんか印象がだいぶ変わった気がするがまあ何事もなくてよかった。
「食事持ってくるな待ってな。」
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