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序章 新天地と仲間との出会い
40話 傷の治療
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エドガーの体の治療を始めて7時間あまり。
ここまで傷の治療を続けていた。
本来予定していた治療とはまた状況が変わった。
何事もやりはじめて気がつく事が多いものだ。
まず傷の治療を始める前に傷の浄化作業を徹底的に行なった。
というのもエドガーが倒れた際に地面の土などが傷に付着していたし、内臓の内容物が漏れてえらい事になっていた。
なので汚れという汚れを内臓の奥までしっかりと魔法を使って綺麗にした。
掃除の魔法が得意でよかった。
それからようやく治癒魔法を始めた。
治癒魔法というのは対象の体の正常な状態を読み取り、異常な部分の治癒力を魔力で高めて体を急速に治す術だ。
だが死体はそもそも治癒力なんてないのだからさっぱり治癒は進まなかった。
じゃあどうするのかというと修復魔法である。
これは物と物を魔力によって物質を再現し引っ付ける魔法。
人体には使えないと思っていたのだが引っ付けることは出来た。
治癒魔法で体の正常な状態までは読み取れるので、それに倣って切断された傷を地道に修復魔法で引っ付けていく。
作業的には治癒よりも早い。
治癒と修復のハイブリッド魔法が誕生した!
だがしかし、重大な欠点を抱えていて、修復魔法で繋ぎ合わせた組織の物質化が上手くいかず常に魔力を流していなければたちまち離れてしまう。
これに関しては繋ぎ合わせた時点で魔力による組織の再現はされているので、体的には問題ないはずだ。
俺が魔力流して維持して、体の機能が戻ってきたら治癒魔法で傷を塞ぐ事ができるだろう。
そんなこんなで作業を続けて今し方傷を繋ぎきったところである。
頑張った。
輸血の方も並行して行った、俺の腕にナイフを刺して血を取り出す。
俺の体の再生力が高すぎて傷はみるみる塞がるので、ナイフは刺っぱなしで時々動かして傷を広げる。
流れ出る俺の血に魔力を染み込ませる事で、水魔法の感覚で血を動かせる事がわかった。
俺は魔法の中で1番水の魔法が得意なので、これに気づけたのは凄く助かった。
取り出した血は一旦水球の魔法の要領で空中に浮かべ内臓と血管全ての修復が終わる頃
残った太い血管から血を操作して注ぎ込む。
そしてそのまま操作を続けてエドガーの全身に行き渡らせてる。
さて、怖いが身体の状態維持と脳の時間停止を解いてみるか、ダメそうならまたすぐにかけ直す。
エドガーの顔を見る。
眠るように目を閉じている。
最初目を開けてたが怖かったので閉じさせた。
体の傷は修復魔法のおかげで繋がっている。
「血まみれじゃなければ寝てるようにも見えるんだがなー」
後でちゃんと綺麗にしてやろうと思いながらへ状態維持と時間停止の魔法を解除した。
ここまで傷の治療を続けていた。
本来予定していた治療とはまた状況が変わった。
何事もやりはじめて気がつく事が多いものだ。
まず傷の治療を始める前に傷の浄化作業を徹底的に行なった。
というのもエドガーが倒れた際に地面の土などが傷に付着していたし、内臓の内容物が漏れてえらい事になっていた。
なので汚れという汚れを内臓の奥までしっかりと魔法を使って綺麗にした。
掃除の魔法が得意でよかった。
それからようやく治癒魔法を始めた。
治癒魔法というのは対象の体の正常な状態を読み取り、異常な部分の治癒力を魔力で高めて体を急速に治す術だ。
だが死体はそもそも治癒力なんてないのだからさっぱり治癒は進まなかった。
じゃあどうするのかというと修復魔法である。
これは物と物を魔力によって物質を再現し引っ付ける魔法。
人体には使えないと思っていたのだが引っ付けることは出来た。
治癒魔法で体の正常な状態までは読み取れるので、それに倣って切断された傷を地道に修復魔法で引っ付けていく。
作業的には治癒よりも早い。
治癒と修復のハイブリッド魔法が誕生した!
だがしかし、重大な欠点を抱えていて、修復魔法で繋ぎ合わせた組織の物質化が上手くいかず常に魔力を流していなければたちまち離れてしまう。
これに関しては繋ぎ合わせた時点で魔力による組織の再現はされているので、体的には問題ないはずだ。
俺が魔力流して維持して、体の機能が戻ってきたら治癒魔法で傷を塞ぐ事ができるだろう。
そんなこんなで作業を続けて今し方傷を繋ぎきったところである。
頑張った。
輸血の方も並行して行った、俺の腕にナイフを刺して血を取り出す。
俺の体の再生力が高すぎて傷はみるみる塞がるので、ナイフは刺っぱなしで時々動かして傷を広げる。
流れ出る俺の血に魔力を染み込ませる事で、水魔法の感覚で血を動かせる事がわかった。
俺は魔法の中で1番水の魔法が得意なので、これに気づけたのは凄く助かった。
取り出した血は一旦水球の魔法の要領で空中に浮かべ内臓と血管全ての修復が終わる頃
残った太い血管から血を操作して注ぎ込む。
そしてそのまま操作を続けてエドガーの全身に行き渡らせてる。
さて、怖いが身体の状態維持と脳の時間停止を解いてみるか、ダメそうならまたすぐにかけ直す。
エドガーの顔を見る。
眠るように目を閉じている。
最初目を開けてたが怖かったので閉じさせた。
体の傷は修復魔法のおかげで繋がっている。
「血まみれじゃなければ寝てるようにも見えるんだがなー」
後でちゃんと綺麗にしてやろうと思いながらへ状態維持と時間停止の魔法を解除した。
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