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序章 新天地と仲間との出会い
12話 出会い
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南大通りにあるというギルドを目指して歩く。
東大通りを進むと、串焼き屋に聞いた通り南に続きそうな道が現れたので曲がって進むもほんとに合ってるのか気になってくる。
こういうのはさっさと人に聞くに限る。
辺りをさっと見渡すと同じ方向に歩くかなり身長の高い青年が目につく。
2メートルよりは少し低いか、体付きはかなりがっしりとしているように見える。
傭兵だろうか。
シャツに前を開けた薄いベスト、ゆったりしたズボン、肩掛けの大きめなバッグを背負っている。
かなりガタイがいい割にそんなに威圧感はなく人が良さそうだ。
俺の姿に警戒しているその辺のやつよりよっぽど話しかけやすそうだ。
「なあ、ちょっと道を聞きたいんだがいいか?」
話しかけると青年は少し驚いた顔をする
「お!ああ!いいぜ!道には詳しいからな!」
笑顔で気のいい返事をしてくれたので好感が持てる。
「助かる。ギルドの本店とやらに行きたいのだが、街に着いたばかりで場所を知らないんだ。」
「ギルドかー!それなら俺もちょうど向かってるところだから一緒に行くか?すぐだぜ!」
「そうなのか、じゃあそうさせてくれ。」
これは渡りに船というやつだ、ついてるな。
青年案内で一緒にギルドへ向かって歩みを進めた。
「なんかデカいのがキョロキョロしてるなーと思ってたけど、まさか話しかけられるとは思ってなかったぜ、オーガ族?珍しいよな。」
「いや、似てるが鬼族なんだ、この国ではどっちも珍しいようだな。」
「そうなのか、初めて会ったぜ!
初めてギルドに行くなら登録か?
強そうだし傭兵?」
「そこのところもよくわかっていないのだが傭兵仕事ならできそうだな。君も傭兵なのか?」
「俺?俺は違うよ、剣も握った事ないし魔法だってからっきしだ。」
「そうなのか、ずいぶん体つきが良さそうだから最初そう思ったのだがな。」
「傭兵とか兵士連中にももったいねえって言われるよ、体はずっと荷運びや配達やってるからだな、今もギルドに手紙の配達中さ。」
「そうだったんだな。」
傭兵の言うこともわかる。
これだけ身体ができていれば剣の基本的な動きを練習するだけでもそれなりになるだろう。
それに青年から感じる魔力もかなり濃い。
それはもうその辺の奴らとは比べようもないぐらいに。
魔法学園でもこれ程の奴はそうはいない、それぐらい魔力が高い。
ほんとかなりいい素材だ。
「配達の仕事をしているなら街のことにも詳しいか?」
「そうだなー、それなりに色々わかると思うぜ。街中に配達してるし。」
「なら時間がある時でいいので色々教えてくれないか?これから暮らしていこうと思っているから街のことが知りたいんだ。」
「俺が教えられることならいいぜ!
早い方がいいならこの後でも大丈夫だ。
手紙をギルドにに届けたら今日の仕事終わりだからな。」
「そうか、助かるよ。それなら礼に今晩奢らせてくれ、その時に話をしよう。」
「おお!マジ!美味くて安い店知ってるから案内するぜ!」
最初からいい奴を見つけられたもんだ、凄く感じも良いし、街中に配達しているのなら本当に色々知っていそうだし、繋がりも多そうだ。
是非仲良くなっておきたいな。
そうこう会話をしつつ歩いていたら視界の中で目立っていた大きな建物の前に行き着いた。
「ここがギルドの本店だ!」
見ればすぐわかると言われたがほんとにそうだった。
東大通りを進むと、串焼き屋に聞いた通り南に続きそうな道が現れたので曲がって進むもほんとに合ってるのか気になってくる。
こういうのはさっさと人に聞くに限る。
辺りをさっと見渡すと同じ方向に歩くかなり身長の高い青年が目につく。
2メートルよりは少し低いか、体付きはかなりがっしりとしているように見える。
傭兵だろうか。
シャツに前を開けた薄いベスト、ゆったりしたズボン、肩掛けの大きめなバッグを背負っている。
かなりガタイがいい割にそんなに威圧感はなく人が良さそうだ。
俺の姿に警戒しているその辺のやつよりよっぽど話しかけやすそうだ。
「なあ、ちょっと道を聞きたいんだがいいか?」
話しかけると青年は少し驚いた顔をする
「お!ああ!いいぜ!道には詳しいからな!」
笑顔で気のいい返事をしてくれたので好感が持てる。
「助かる。ギルドの本店とやらに行きたいのだが、街に着いたばかりで場所を知らないんだ。」
「ギルドかー!それなら俺もちょうど向かってるところだから一緒に行くか?すぐだぜ!」
「そうなのか、じゃあそうさせてくれ。」
これは渡りに船というやつだ、ついてるな。
青年案内で一緒にギルドへ向かって歩みを進めた。
「なんかデカいのがキョロキョロしてるなーと思ってたけど、まさか話しかけられるとは思ってなかったぜ、オーガ族?珍しいよな。」
「いや、似てるが鬼族なんだ、この国ではどっちも珍しいようだな。」
「そうなのか、初めて会ったぜ!
初めてギルドに行くなら登録か?
強そうだし傭兵?」
「そこのところもよくわかっていないのだが傭兵仕事ならできそうだな。君も傭兵なのか?」
「俺?俺は違うよ、剣も握った事ないし魔法だってからっきしだ。」
「そうなのか、ずいぶん体つきが良さそうだから最初そう思ったのだがな。」
「傭兵とか兵士連中にももったいねえって言われるよ、体はずっと荷運びや配達やってるからだな、今もギルドに手紙の配達中さ。」
「そうだったんだな。」
傭兵の言うこともわかる。
これだけ身体ができていれば剣の基本的な動きを練習するだけでもそれなりになるだろう。
それに青年から感じる魔力もかなり濃い。
それはもうその辺の奴らとは比べようもないぐらいに。
魔法学園でもこれ程の奴はそうはいない、それぐらい魔力が高い。
ほんとかなりいい素材だ。
「配達の仕事をしているなら街のことにも詳しいか?」
「そうだなー、それなりに色々わかると思うぜ。街中に配達してるし。」
「なら時間がある時でいいので色々教えてくれないか?これから暮らしていこうと思っているから街のことが知りたいんだ。」
「俺が教えられることならいいぜ!
早い方がいいならこの後でも大丈夫だ。
手紙をギルドにに届けたら今日の仕事終わりだからな。」
「そうか、助かるよ。それなら礼に今晩奢らせてくれ、その時に話をしよう。」
「おお!マジ!美味くて安い店知ってるから案内するぜ!」
最初からいい奴を見つけられたもんだ、凄く感じも良いし、街中に配達しているのなら本当に色々知っていそうだし、繋がりも多そうだ。
是非仲良くなっておきたいな。
そうこう会話をしつつ歩いていたら視界の中で目立っていた大きな建物の前に行き着いた。
「ここがギルドの本店だ!」
見ればすぐわかると言われたがほんとにそうだった。
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