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第2章 光と「ウール村」
43話 厄災
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目を閉じて考える。
ケナ婆の話は、普通に考えれば我が儘なお願いだと思う。
でも、ケナ婆が自分たちに託そうとしている希望という感情は、絶望の中、俺がヒカリに対してずっと感じていたものと同類と言えるだろう。
住まわせてやるから村のために盾になれという事も、言ってることは理不尽だとは思うけど、責任ある立場で村のことを考えたら、当然と言えば当然だった。
――どうしたらいいと思う?ヒカリ・・・
ヒカリに問いかけてはみたが、自分の中でもう答えは決まっているような気がした。
出来れば助けたい。
そうするべきだと思う。
このまま、もし断ったとしても行くところがない以上、まともな暮らしは望めない。
本当に厄災が村に来たとき真っ先に逃げたとしても、この人は怒らないような気がする。
でも、それで村人が死んだとしたら自分で自分を許せない。
とはいえ、自分だけじゃどうしようもないのは事実だった。
ヒカリの協力がなければ、厄災どころか普段の生活すらうまくやっていく自信がない。
どうしたら・・・・
『ケナ婆さま、ひとつだけよろしいですか?』
悩んでいると、ヒカリが尋ねる。
「ん? なんじゃ?」
『その厄災の魔物というのは、人語を話すオーガのことでしょうか?』
「なに!? 知っておったのか!? そうじゃ。じゃがお主は、何故それを知っておる?」
『この村に来る前に遭遇しました』
「なんじゃと!? 確かにその人語を話す魔物こそ、厄災の魔物の証。もしそれがお主の言うオーガだとするなら、間違いなく強欲の厄災じゃ・・・じゃが、なぜじゃ? 厄災が生まれるのは一年以上先のはず・・・一体何が起きておるというのじゃ・・・」
『・・・ケナ婆さま?』
「うーん・・・じゃが・・・・やはり時期から考えるに、それは厄災ではないな。おそらくは厄災の眷属・・・最終的に厄災を召喚するため力を蓄えて生け贄でも用意しているのじゃろう」
『眷属・・・ですか・・・?』
「まぁ、親戚・・・幹部みたいなもんじゃな。厄災は早くても1年以上先になるはずじゃし、眷属は厄災よりも先に生まれて様々な魔物を配下に置き、戦力の確保や魔力の確保、生け贄を用意するのが仕事じゃ」
『その眷属とはどのくらいいるのですか?』
「厄災1匹につき、108体じゃ」
「え・・そんなに?」
思わず口を挟む。
「そうじゃな・・・普通は数が多いだけで、人語が話せるような眷属がいるとは、未だかつて聞いた事がない。が、時期を考えれば間違いなく眷属。じゃがその眷属が通常の魔物より圧倒的に力をもっているとなると、最終的に呼び出される厄災は、とんでもないもんが出てくる可能性があるな・・・」
『あと・・・すみません。さきほど言われていた強欲の厄災とはなんの事でしょうか?』
「なんと言ったら分かるかの? 簡単に言うとじゃな、厄災は全部で七種おる。【貪食】【色欲】【強欲】【悲嘆】【憤怒】【虚栄】【睡眠欲】じゃ。この七種の厄災は数十年から数百年に一度生まれ、生まれる度にこの世界に混乱をもたらす。そしてこの厄災の一番厄介なところ・・・まぁ厄災が厄災と呼ばれる所以じゃが、こやつらは、お互いがお互いを殺そうとしていることなんじゃ」
「それなら、厄介どころか、むしろ助かるんじゃ・・?」
また我慢出来ずに口を挟む。
『そうですね。放っておけば数が減るわけですから・・・』
ヒカリも同調した。
「そうもいかんから、厄災なんじゃよ・・・この魔物達は他の厄災を殺すことで相手の強さを取り込んで更に成長するんじゃ。そして、自分以外の六種を全て殺すと、【邪神】としてこの世の全てを支配することが出来ると言われておる。まぁ実際どういう支配かも分からんし、どうなるかも分からんが、誰も手も足も出ないほど強いという事は確かじゃな。だから、その【邪神】が人間の滅亡を望めば、それも、たやすく叶うということなんじゃ」
「・・・・・そんなやばい奴の眷属だったんだ・・・あいつ」
『了解しました。その話承ります』
「え!? このタイミングで?・・・」
『あっ はい。もちもん二人でですが・・・』
「また勝手に・・・」
『玄人が最終的にYESと答える確率は計算によれば94%以上ありましたので、問題ないと判断しました』
「まぁ・・・実際、そうなんだけど・・・なんかこういうのって。こう・・なんていうか・・・みんなで力を合わせて、やるぞー!おー!みたいな感じとか・・・さ」
『じゃ断りますか?』
「もう、いいよ。元々そう思ってたし・・・それこそもう仕方ないよ」
時々、めちゃくちゃ冷たいんだよな。
有無を言わさぬとうか・・・なんかもう俺の意思とか意見とか必要ないんじゃないだろうか。
なんとなく釈然としない思いを抱えていると、ルージュが待ってましたと言わんばかりに口を挟んでくる。
「なんだかよく分からないけど、話がまとまったみたいだから、今日はお祝いね! クロードのご飯美味しいんだから・・・そうだケナ婆も一緒に食べようよ」
ルージュは話が終わるのを待っていたんだろうか・・・
でも、途中から飽きて聞いていないような雰囲気だったし。
なんとなく、話がまとまった空気を感じ取って話をしているだけなんじゃないだろうか。
「アマリも食べたいよね? 食べたいでしょ!」
ルージュがたたみかける。
「まぁ、はい。それは美味しいですから・・・でも」
――ルージュは、絶対ご飯のことしか考えてないな。ご飯まっしぐらって感じだ。
しかし、ご飯のことだけ考えながら、話の終わりを見切るとは・・・勘が鋭い
――まぁいいか。なんとなくまとまったのも、この二人のおかげだしな
「わかったよ。今日の夜は俺が何か作るよ」
「やったー! あのまま別れてたら、もうクロードのご飯食べられないかと思ってちょっと心配してたんだよね。良かったねアマリ!」
――やっぱ飯だった・・・
「えぇ、まぁ・・・クロード、こんな姉でごめんなさい」
♣
――――――コンコン
ご飯を食べようと話がまとまったところで、ドアがノックされた。
ケナ婆が返事する前に、ドアが開き村長が家に入ってきた。
――この世界の人は、ドアをすぐに開ける習慣でもあるのだろうか・・・
『――ルージュと村長だけだと思いますよ。』
「遅れてすまない。ベニートからの報告を聞いていたのでな。で、ばあちゃん何の用だ?」
「わざわざすまなかったの」
「思ってもいないくせに」
村長がケナ婆に悪態をつく。
察するにこの村長は、いつもケナ婆にいいように使われているのだろう。
だとすれば、この村の移住の件や渡り人の事などは、余計なことを言わずケナ婆に任せた方がいい。
「で、来て早々悪いんじゃが・・・この者を村に住まわせることにした。空き家を一つやってくれ。村には適当に説明をしておくように」
「はぁ? まぁ・・・そんでええのか」
「ええんじゃ。あと仕事はなるべくさせるな。代わりにルージュたちと狩りに出てもらうようにするからの」
「なんでじゃ。そいじゃ全然移住の意味がなかっ」
興奮して変な訛りが出てきた。
「興奮すなっ。よく聞け・・・この者にはいずれ来るであろう厄災に対応してもらうつもりじゃ」
「な!? 厄災を!?」
「そうじゃ。少なくとも村の盾になる。だからもうええじゃろ」
「・・・・・・まぁ、そういう事なら・・・」
――え? いいの? 厄災のひと言でOKとか、どんだけだよ
「という事じゃ・・・よしこれで全部決まったわい・・儂もこれで楽が出来るというもんじゃ・・」
「じゃ村長も、一緒にご飯食べるわよ。さぁ、クロードお願いねっ」
よく分からないけど、これで村に住めることになったようだ。
魔法陣のこともあるし、いろいろ情報は欲しいけど・・・
「ほらっ・・クロード・・はやくご飯っご飯っ・・」
――たしかに、いろいろ大変そうだけど、今はルージュが言うとおりまずはお祝いしてご飯を・・あれ?
『――なんだかいいように使われてますね』
――やっぱり・・・そうか・・でも仕方ないね
結局この日は、人数も多く材料も少なかったので、村長から肉を分けてもらい庭で焼くことになった。
主に焼肉のタレが大活躍しケナ婆も含めて皆大満足だったが、その匂いが村中に拡がってしまったようで、村人が次々に集まってきた。
結局、村人のほぼ全員が集まることになり収集がつかなくなった村長が、「明日からすぐに狩りに行ってもらうぞ!」と俺に逆ギレし、家の全ての肉を村人に振る舞うことになった。
取りあえず持ってきた調味料類はなくなってしまったが、村人への紹介も一度に済んでしまったので、返って楽だった。
ただ、唯一、納得がいかなかった事は、挨拶する村人全員に「あなたの服、変わってて面白い」とか、「その服・・・フフッ」なんて笑われたことだ。
普通のジーパンにTシャツなんだけど。
まあ、デザインはちょっと変かも知れないが・・・。
アマリージョだって着やすくていいって言ってたし・・・。
――あれ、これってアマリージョがとても良い子っていうだけの話なの?
『――かもしれませんね』
遅くまで開かれた宴会のせいで、魔法陣などの話は明日になってしまった。
結局、俺とヒカリは村長の家に泊まることになり、久しぶりの布団を満喫するのだった。
ケナ婆の話は、普通に考えれば我が儘なお願いだと思う。
でも、ケナ婆が自分たちに託そうとしている希望という感情は、絶望の中、俺がヒカリに対してずっと感じていたものと同類と言えるだろう。
住まわせてやるから村のために盾になれという事も、言ってることは理不尽だとは思うけど、責任ある立場で村のことを考えたら、当然と言えば当然だった。
――どうしたらいいと思う?ヒカリ・・・
ヒカリに問いかけてはみたが、自分の中でもう答えは決まっているような気がした。
出来れば助けたい。
そうするべきだと思う。
このまま、もし断ったとしても行くところがない以上、まともな暮らしは望めない。
本当に厄災が村に来たとき真っ先に逃げたとしても、この人は怒らないような気がする。
でも、それで村人が死んだとしたら自分で自分を許せない。
とはいえ、自分だけじゃどうしようもないのは事実だった。
ヒカリの協力がなければ、厄災どころか普段の生活すらうまくやっていく自信がない。
どうしたら・・・・
『ケナ婆さま、ひとつだけよろしいですか?』
悩んでいると、ヒカリが尋ねる。
「ん? なんじゃ?」
『その厄災の魔物というのは、人語を話すオーガのことでしょうか?』
「なに!? 知っておったのか!? そうじゃ。じゃがお主は、何故それを知っておる?」
『この村に来る前に遭遇しました』
「なんじゃと!? 確かにその人語を話す魔物こそ、厄災の魔物の証。もしそれがお主の言うオーガだとするなら、間違いなく強欲の厄災じゃ・・・じゃが、なぜじゃ? 厄災が生まれるのは一年以上先のはず・・・一体何が起きておるというのじゃ・・・」
『・・・ケナ婆さま?』
「うーん・・・じゃが・・・・やはり時期から考えるに、それは厄災ではないな。おそらくは厄災の眷属・・・最終的に厄災を召喚するため力を蓄えて生け贄でも用意しているのじゃろう」
『眷属・・・ですか・・・?』
「まぁ、親戚・・・幹部みたいなもんじゃな。厄災は早くても1年以上先になるはずじゃし、眷属は厄災よりも先に生まれて様々な魔物を配下に置き、戦力の確保や魔力の確保、生け贄を用意するのが仕事じゃ」
『その眷属とはどのくらいいるのですか?』
「厄災1匹につき、108体じゃ」
「え・・そんなに?」
思わず口を挟む。
「そうじゃな・・・普通は数が多いだけで、人語が話せるような眷属がいるとは、未だかつて聞いた事がない。が、時期を考えれば間違いなく眷属。じゃがその眷属が通常の魔物より圧倒的に力をもっているとなると、最終的に呼び出される厄災は、とんでもないもんが出てくる可能性があるな・・・」
『あと・・・すみません。さきほど言われていた強欲の厄災とはなんの事でしょうか?』
「なんと言ったら分かるかの? 簡単に言うとじゃな、厄災は全部で七種おる。【貪食】【色欲】【強欲】【悲嘆】【憤怒】【虚栄】【睡眠欲】じゃ。この七種の厄災は数十年から数百年に一度生まれ、生まれる度にこの世界に混乱をもたらす。そしてこの厄災の一番厄介なところ・・・まぁ厄災が厄災と呼ばれる所以じゃが、こやつらは、お互いがお互いを殺そうとしていることなんじゃ」
「それなら、厄介どころか、むしろ助かるんじゃ・・?」
また我慢出来ずに口を挟む。
『そうですね。放っておけば数が減るわけですから・・・』
ヒカリも同調した。
「そうもいかんから、厄災なんじゃよ・・・この魔物達は他の厄災を殺すことで相手の強さを取り込んで更に成長するんじゃ。そして、自分以外の六種を全て殺すと、【邪神】としてこの世の全てを支配することが出来ると言われておる。まぁ実際どういう支配かも分からんし、どうなるかも分からんが、誰も手も足も出ないほど強いという事は確かじゃな。だから、その【邪神】が人間の滅亡を望めば、それも、たやすく叶うということなんじゃ」
「・・・・・そんなやばい奴の眷属だったんだ・・・あいつ」
『了解しました。その話承ります』
「え!? このタイミングで?・・・」
『あっ はい。もちもん二人でですが・・・』
「また勝手に・・・」
『玄人が最終的にYESと答える確率は計算によれば94%以上ありましたので、問題ないと判断しました』
「まぁ・・・実際、そうなんだけど・・・なんかこういうのって。こう・・なんていうか・・・みんなで力を合わせて、やるぞー!おー!みたいな感じとか・・・さ」
『じゃ断りますか?』
「もう、いいよ。元々そう思ってたし・・・それこそもう仕方ないよ」
時々、めちゃくちゃ冷たいんだよな。
有無を言わさぬとうか・・・なんかもう俺の意思とか意見とか必要ないんじゃないだろうか。
なんとなく釈然としない思いを抱えていると、ルージュが待ってましたと言わんばかりに口を挟んでくる。
「なんだかよく分からないけど、話がまとまったみたいだから、今日はお祝いね! クロードのご飯美味しいんだから・・・そうだケナ婆も一緒に食べようよ」
ルージュは話が終わるのを待っていたんだろうか・・・
でも、途中から飽きて聞いていないような雰囲気だったし。
なんとなく、話がまとまった空気を感じ取って話をしているだけなんじゃないだろうか。
「アマリも食べたいよね? 食べたいでしょ!」
ルージュがたたみかける。
「まぁ、はい。それは美味しいですから・・・でも」
――ルージュは、絶対ご飯のことしか考えてないな。ご飯まっしぐらって感じだ。
しかし、ご飯のことだけ考えながら、話の終わりを見切るとは・・・勘が鋭い
――まぁいいか。なんとなくまとまったのも、この二人のおかげだしな
「わかったよ。今日の夜は俺が何か作るよ」
「やったー! あのまま別れてたら、もうクロードのご飯食べられないかと思ってちょっと心配してたんだよね。良かったねアマリ!」
――やっぱ飯だった・・・
「えぇ、まぁ・・・クロード、こんな姉でごめんなさい」
♣
――――――コンコン
ご飯を食べようと話がまとまったところで、ドアがノックされた。
ケナ婆が返事する前に、ドアが開き村長が家に入ってきた。
――この世界の人は、ドアをすぐに開ける習慣でもあるのだろうか・・・
『――ルージュと村長だけだと思いますよ。』
「遅れてすまない。ベニートからの報告を聞いていたのでな。で、ばあちゃん何の用だ?」
「わざわざすまなかったの」
「思ってもいないくせに」
村長がケナ婆に悪態をつく。
察するにこの村長は、いつもケナ婆にいいように使われているのだろう。
だとすれば、この村の移住の件や渡り人の事などは、余計なことを言わずケナ婆に任せた方がいい。
「で、来て早々悪いんじゃが・・・この者を村に住まわせることにした。空き家を一つやってくれ。村には適当に説明をしておくように」
「はぁ? まぁ・・・そんでええのか」
「ええんじゃ。あと仕事はなるべくさせるな。代わりにルージュたちと狩りに出てもらうようにするからの」
「なんでじゃ。そいじゃ全然移住の意味がなかっ」
興奮して変な訛りが出てきた。
「興奮すなっ。よく聞け・・・この者にはいずれ来るであろう厄災に対応してもらうつもりじゃ」
「な!? 厄災を!?」
「そうじゃ。少なくとも村の盾になる。だからもうええじゃろ」
「・・・・・・まぁ、そういう事なら・・・」
――え? いいの? 厄災のひと言でOKとか、どんだけだよ
「という事じゃ・・・よしこれで全部決まったわい・・儂もこれで楽が出来るというもんじゃ・・」
「じゃ村長も、一緒にご飯食べるわよ。さぁ、クロードお願いねっ」
よく分からないけど、これで村に住めることになったようだ。
魔法陣のこともあるし、いろいろ情報は欲しいけど・・・
「ほらっ・・クロード・・はやくご飯っご飯っ・・」
――たしかに、いろいろ大変そうだけど、今はルージュが言うとおりまずはお祝いしてご飯を・・あれ?
『――なんだかいいように使われてますね』
――やっぱり・・・そうか・・でも仕方ないね
結局この日は、人数も多く材料も少なかったので、村長から肉を分けてもらい庭で焼くことになった。
主に焼肉のタレが大活躍しケナ婆も含めて皆大満足だったが、その匂いが村中に拡がってしまったようで、村人が次々に集まってきた。
結局、村人のほぼ全員が集まることになり収集がつかなくなった村長が、「明日からすぐに狩りに行ってもらうぞ!」と俺に逆ギレし、家の全ての肉を村人に振る舞うことになった。
取りあえず持ってきた調味料類はなくなってしまったが、村人への紹介も一度に済んでしまったので、返って楽だった。
ただ、唯一、納得がいかなかった事は、挨拶する村人全員に「あなたの服、変わってて面白い」とか、「その服・・・フフッ」なんて笑われたことだ。
普通のジーパンにTシャツなんだけど。
まあ、デザインはちょっと変かも知れないが・・・。
アマリージョだって着やすくていいって言ってたし・・・。
――あれ、これってアマリージョがとても良い子っていうだけの話なの?
『――かもしれませんね』
遅くまで開かれた宴会のせいで、魔法陣などの話は明日になってしまった。
結局、俺とヒカリは村長の家に泊まることになり、久しぶりの布団を満喫するのだった。
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