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第一章 母からの愛
……だあれ?
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俺、サザンカ・ディ・スノーブレーク。3歳!
俺はすくすくと育ち、今では自由に走り回れるようになっていた。
だが─···元気に走り回れるオレと反比例するように、母上の体調は悪化の一途を辿っている。
最初の頃は、咳が止まらないことが1週間に1回あるかないか程度だった。
それが、5日に1回、3日に1回、そして毎日。頻繁に咳が止まらなくなっていった。
今ではベッドの住人になってしまった。
どうにかして、母上を元気にしたい。そう思った俺は、公爵家の図書館に何度も通って、色々な本を呼んだ。
母上の今の症状は、
咳、発熱、立ちくらみ、吐き気、目眩
とか、色々ある。
俺は、お世辞にも頭が良いとは言えない。
前世は中卒だし、今はこの世界に来てから3年しか経ってないので何も知らないと言ってもいいだろう。
それでも、必死に勉強した。これがきっと、母上の助けになると信じて。
──と、いつものように図書館に通っていた時。
「ルナおーこくのやくそーについてのほん、と、まりょくけつぼうしょうのりろんについてのほん、は……あっ!あそこだ!」
魔力欠乏症の本は、俺の頭上の遥か上、高さ1.5メートルくらいのところにあった。
う~む。どうやって取ろう。
……本を階段にしてとるか!
と、閃いた俺は本を積んでいった。だがこれが超重労働。3歳児にはキツすぎた。
ハァ…ハァ…と言いながら本に手を伸ばし──···届いた!…っと思った瞬間。
グラッ
あっ、やべ。
落ちる、と思い次なる衝撃に耐えるべく、身を縮こませた、、、……が、いつまで経ってもその衝撃は来ない。
恐る恐る目を開けると──そこには、蒼瞳が、あった。
「……だあれ?」
俺はすくすくと育ち、今では自由に走り回れるようになっていた。
だが─···元気に走り回れるオレと反比例するように、母上の体調は悪化の一途を辿っている。
最初の頃は、咳が止まらないことが1週間に1回あるかないか程度だった。
それが、5日に1回、3日に1回、そして毎日。頻繁に咳が止まらなくなっていった。
今ではベッドの住人になってしまった。
どうにかして、母上を元気にしたい。そう思った俺は、公爵家の図書館に何度も通って、色々な本を呼んだ。
母上の今の症状は、
咳、発熱、立ちくらみ、吐き気、目眩
とか、色々ある。
俺は、お世辞にも頭が良いとは言えない。
前世は中卒だし、今はこの世界に来てから3年しか経ってないので何も知らないと言ってもいいだろう。
それでも、必死に勉強した。これがきっと、母上の助けになると信じて。
──と、いつものように図書館に通っていた時。
「ルナおーこくのやくそーについてのほん、と、まりょくけつぼうしょうのりろんについてのほん、は……あっ!あそこだ!」
魔力欠乏症の本は、俺の頭上の遥か上、高さ1.5メートルくらいのところにあった。
う~む。どうやって取ろう。
……本を階段にしてとるか!
と、閃いた俺は本を積んでいった。だがこれが超重労働。3歳児にはキツすぎた。
ハァ…ハァ…と言いながら本に手を伸ばし──···届いた!…っと思った瞬間。
グラッ
あっ、やべ。
落ちる、と思い次なる衝撃に耐えるべく、身を縮こませた、、、……が、いつまで経ってもその衝撃は来ない。
恐る恐る目を開けると──そこには、蒼瞳が、あった。
「……だあれ?」
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