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第1章 ギルド追放編
第20話 ヒーラー、奥の手を使う
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迫りくるエンシェントドラゴンの攻撃にセシリアは思わず目を閉じた。その時、勢いよく横から駆け込んでくる人影が見えた。その人影はセシリアのことを抱え込み、自身の身とともに転がり込んだ。それによって竜の攻撃は間一髪のところで避けることができた。
「セシリー‼ 大丈夫⁉」
セシリアを助けたのその人影とはセシリアの親友のルミナだった。
「ルミナ? どうして……逃げたんじゃなかったの⁉」
「逃げられるわけないでしょ‼ セシリーが頑張って戦ってくれてるのに……その横で、逃げたら私は……弱虫だよ……私も戦う。セシリーとフールさんが私を助けてくれたように、私もセシリーとフールさんを助けたい‼」
ルミナは背負ってたバックラーを取り出して、竜へと向けて構える。
「ありがとうルミナ……あなたは私の大切な大親友よ‼」
セシリアも、刃の折れたロングソードとレイピアを構えた。
俺は立ち上がり、自身にヒールをかけて体勢を立て直す。セシリアとルミナが前に立ち、竜の気をそらせてくれているこのチャンスを無駄にする訳にはいかなかった。こうなったらやるしかない。緊急時だけに使おうと思っていた最終手段を……
俺は、火球ノ杖を地面に突き刺し、杖に魔力を注ぎ込み始めた。火球ノ杖の先端の赤い宝石が光り、魔力が注がれていく。そう、俺のユニークウェポン……火球ノ杖は魔力を込めた分の威力の”火球”を生み出すことができる杖だ。それに、込められる魔力に制限などはない。俺は魔力無限……時間が許す限り、魔力を注いでやる‼
「セシリア‼ ルミナ‼ 魔法の準備をするからできるだけ時間を稼いでくれ‼」
「分かったわ‼」
「了解です‼」
ルミナは自身のバックラーを手で叩いて挑発する。シールダーの技の一つでもある”挑発”で竜のヘイトを向けるようだ。
「こっちですよーー‼」
その声と盾の音に竜はルミナの方へと顔を向けた。どうやら竜のヘイトを俺からルミナに向けることに成功したようだ。
竜は大きく一鳴きし、ルミナに向けて爪を振り下ろす。ルミナはその攻撃をバックラーで受け止めるが、その一撃によってバックラーが粉々に壊れてしまった。
「私の盾が⁉」
そして、畳みかけるように竜は尻尾を薙ぎ払ってルミナを吹き飛ばす。
「きゃあああ‼」
「ルミナ‼」
セシリアはルミナが壁に激突する前に見事なダイビングキャッチでルミナの体を受け止める。
「セシリー……ごめん」
「良いの、次は……私の番!!」
セシリアはルミナを自分の後ろに優しく座らせると折れた二刀の剣を持って構えた。竜はルミナにヘイトが向けられているため、ルミナへ攻撃しようと両手の爪で攻撃を行ってくる。
セシリアは折れた剣でその攻撃を弾き返していく。能力上昇効果が無い為、弾いて大きく敵を吹き飛ばすことはできないものの、このS級モンスターとの闘いと自身の天才的な戦闘センスによってセシリアは短期間で”二刀流”の体の動きを理解し、俺の支援がなくとも敵の攻撃を上手く受け流すことができていた。しかし、それも時間の問題だろう。竜の攻撃は激しさが増していく一方で、セシリアのスタミナと武器の耐久力が減らされているのだ。そして、とうとう武器の耐久力が底をついて二刀の刃が更に折れ、武器としては完全に使い物にならなくなってしまった。
「うそ⁉ くぅ!!」
セシリアは二刀を投げ捨て、ルミナの方へと向かう。成す術のない二人を見た竜は最後だと言わんばかりに口に炎を溜め始めた。セシリアとルミナは二人手を繋ぎ、祈った。この竜を倒すことができる奇跡が起こることを……
「お願い……フール……」
そして……ようやくその時が訪れたのだ。
「セシリア!! ルミナ!! そいつから離れてくれ!!」
俺は2人へ向けて大きく叫ぶ。その声で2人は俺の方を見る。竜も俺の声に気を取られこちらの様子を見た。そして、その場にいる者たち全員が俺の頭上を見て驚いただろう。俺の頭上にはファイアロッドの効果で生み出すことの出来たファイアボールが浮いていたのだがそれはただのファイアボールでは無い。グツグツと煮えたぎるマグマのような音を立てて、この国の土地半分程の大きさで作られたファイアボールが頭上に浮いていたのだ。まるでこの国にもう一つ太陽が出来たかのようなその大きさのファイアボールに遠くで見ている市民や冒険者たちも釘付けになっていた。勿論、近くで見ていたダレンもシュリンもそれを見ているに決まっている。
「な……なんだ……あれは? ふ、フールがこれを?」
「こ、こんな火球……見たことないわ……」
ダレンとシュリンが遠くで茫然とそのファイアボールを見上げている。
「もしかしたら……フールには特殊能力を所持しているのかもしれないわ……」
「何⁉ あいつが特殊能力を持つだと⁉」
特殊能力とは一般的に取得する能力とは逸脱された驚異の能力を持った特殊な能力をである。能力には3種類あり特殊能力の他に、職業の習熟や職業にあった巻物を読むことによって習得する職業能力、武器にや防具に付与された能力である装備能力がある。
特殊能力や職業能力の習得には戦いの中で学ぶ方法の他にダンジョンから得られた巻物などを読むことなどで能力を得られることがある。時々、生まれながらにして特殊能力を持っている者もいると聞くが二人にとってそれがフールであったと言うことに今更ながら気づくこととなった。因みに、S級冒険者でも特殊能力を持つ者は一部とされている。
「フール!! とうとうできたのね!!」
「えぇええええええええ⁉ なななななんですかあれ⁉」
「種明かしは後で! 逃げましょルミナ!!」
そう言って、セシリアはルミナの手を引っ張ってその場から離れる。一方、エンシェントドラゴンは俺の頭上にある超巨大なファイアボールに口が開いてしまうほど驚いている。そして、口にためていた炎が漏れ出てしまっていた。
「待たせて悪かったな二人とも……さぁ覚悟しろ、エンシェントドラゴン」
「セシリー‼ 大丈夫⁉」
セシリアを助けたのその人影とはセシリアの親友のルミナだった。
「ルミナ? どうして……逃げたんじゃなかったの⁉」
「逃げられるわけないでしょ‼ セシリーが頑張って戦ってくれてるのに……その横で、逃げたら私は……弱虫だよ……私も戦う。セシリーとフールさんが私を助けてくれたように、私もセシリーとフールさんを助けたい‼」
ルミナは背負ってたバックラーを取り出して、竜へと向けて構える。
「ありがとうルミナ……あなたは私の大切な大親友よ‼」
セシリアも、刃の折れたロングソードとレイピアを構えた。
俺は立ち上がり、自身にヒールをかけて体勢を立て直す。セシリアとルミナが前に立ち、竜の気をそらせてくれているこのチャンスを無駄にする訳にはいかなかった。こうなったらやるしかない。緊急時だけに使おうと思っていた最終手段を……
俺は、火球ノ杖を地面に突き刺し、杖に魔力を注ぎ込み始めた。火球ノ杖の先端の赤い宝石が光り、魔力が注がれていく。そう、俺のユニークウェポン……火球ノ杖は魔力を込めた分の威力の”火球”を生み出すことができる杖だ。それに、込められる魔力に制限などはない。俺は魔力無限……時間が許す限り、魔力を注いでやる‼
「セシリア‼ ルミナ‼ 魔法の準備をするからできるだけ時間を稼いでくれ‼」
「分かったわ‼」
「了解です‼」
ルミナは自身のバックラーを手で叩いて挑発する。シールダーの技の一つでもある”挑発”で竜のヘイトを向けるようだ。
「こっちですよーー‼」
その声と盾の音に竜はルミナの方へと顔を向けた。どうやら竜のヘイトを俺からルミナに向けることに成功したようだ。
竜は大きく一鳴きし、ルミナに向けて爪を振り下ろす。ルミナはその攻撃をバックラーで受け止めるが、その一撃によってバックラーが粉々に壊れてしまった。
「私の盾が⁉」
そして、畳みかけるように竜は尻尾を薙ぎ払ってルミナを吹き飛ばす。
「きゃあああ‼」
「ルミナ‼」
セシリアはルミナが壁に激突する前に見事なダイビングキャッチでルミナの体を受け止める。
「セシリー……ごめん」
「良いの、次は……私の番!!」
セシリアはルミナを自分の後ろに優しく座らせると折れた二刀の剣を持って構えた。竜はルミナにヘイトが向けられているため、ルミナへ攻撃しようと両手の爪で攻撃を行ってくる。
セシリアは折れた剣でその攻撃を弾き返していく。能力上昇効果が無い為、弾いて大きく敵を吹き飛ばすことはできないものの、このS級モンスターとの闘いと自身の天才的な戦闘センスによってセシリアは短期間で”二刀流”の体の動きを理解し、俺の支援がなくとも敵の攻撃を上手く受け流すことができていた。しかし、それも時間の問題だろう。竜の攻撃は激しさが増していく一方で、セシリアのスタミナと武器の耐久力が減らされているのだ。そして、とうとう武器の耐久力が底をついて二刀の刃が更に折れ、武器としては完全に使い物にならなくなってしまった。
「うそ⁉ くぅ!!」
セシリアは二刀を投げ捨て、ルミナの方へと向かう。成す術のない二人を見た竜は最後だと言わんばかりに口に炎を溜め始めた。セシリアとルミナは二人手を繋ぎ、祈った。この竜を倒すことができる奇跡が起こることを……
「お願い……フール……」
そして……ようやくその時が訪れたのだ。
「セシリア!! ルミナ!! そいつから離れてくれ!!」
俺は2人へ向けて大きく叫ぶ。その声で2人は俺の方を見る。竜も俺の声に気を取られこちらの様子を見た。そして、その場にいる者たち全員が俺の頭上を見て驚いただろう。俺の頭上にはファイアロッドの効果で生み出すことの出来たファイアボールが浮いていたのだがそれはただのファイアボールでは無い。グツグツと煮えたぎるマグマのような音を立てて、この国の土地半分程の大きさで作られたファイアボールが頭上に浮いていたのだ。まるでこの国にもう一つ太陽が出来たかのようなその大きさのファイアボールに遠くで見ている市民や冒険者たちも釘付けになっていた。勿論、近くで見ていたダレンもシュリンもそれを見ているに決まっている。
「な……なんだ……あれは? ふ、フールがこれを?」
「こ、こんな火球……見たことないわ……」
ダレンとシュリンが遠くで茫然とそのファイアボールを見上げている。
「もしかしたら……フールには特殊能力を所持しているのかもしれないわ……」
「何⁉ あいつが特殊能力を持つだと⁉」
特殊能力とは一般的に取得する能力とは逸脱された驚異の能力を持った特殊な能力をである。能力には3種類あり特殊能力の他に、職業の習熟や職業にあった巻物を読むことによって習得する職業能力、武器にや防具に付与された能力である装備能力がある。
特殊能力や職業能力の習得には戦いの中で学ぶ方法の他にダンジョンから得られた巻物などを読むことなどで能力を得られることがある。時々、生まれながらにして特殊能力を持っている者もいると聞くが二人にとってそれがフールであったと言うことに今更ながら気づくこととなった。因みに、S級冒険者でも特殊能力を持つ者は一部とされている。
「フール!! とうとうできたのね!!」
「えぇええええええええ⁉ なななななんですかあれ⁉」
「種明かしは後で! 逃げましょルミナ!!」
そう言って、セシリアはルミナの手を引っ張ってその場から離れる。一方、エンシェントドラゴンは俺の頭上にある超巨大なファイアボールに口が開いてしまうほど驚いている。そして、口にためていた炎が漏れ出てしまっていた。
「待たせて悪かったな二人とも……さぁ覚悟しろ、エンシェントドラゴン」
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