29 / 211
8歳
26
しおりを挟む
僕の手合わせは終わったからテオ様と一緒にルディの手合わせ見てる。普通な…基本を大事にしてる戦い方。騎士のような戦い方だけど先生から1歩も引いてない。僕はあれだけ足技使ったのになぁ。剣術だけでよくもまぁ先生と渡り合えるもんだ。
「ルディはすごいね。僕ああいう騎士っぽい戦い方できないや。」
「ですが戦場で使えるのはクラウス様のような戦い方ですよ。綺麗なものは泥臭いところでは役に立ちません。持っていたとしても次第に汚れます。」
最近までこの国も戦争してたもんね。
実体験なのかなぁ。あんまりそういうとこ感じさせない人だから勘違いしそうになる。
「戦争なんて起こらなきゃいいんだけどね。それでも可能性は考えとかないと。最近獣王国と南のどっかの国が戦争はじめたでしょ。」
「そうですね。獣人が奴隷として流れてきています。」
その獣人を昨日拾ったんだよね。
テオ様は僕のことをじっと見て眉を下げてる。たしかに昨日のことがバレたらやばいよ。でもさ。別に奴隷市で買ったなら問題ないの。気にすることもない。
「ではテオ様。質問です。獣人は身体能力が高いです。では、魔法はどうでしょう。」
「見た感じ魔法は苦手なように思いました。身体能力に魔力を使い切っているのではないでしょうか。」
へぇ。テオ様ってめちゃくちゃ考えてるんだ。僕はそういう遺伝子かなんかだと思ってた。なるほどね。魔力を身体能力に変える…か。説明はつく。
実際身体能力をあげる魔法もある。その魔法。使いながらほかの魔法を合わせて使うことは難しいと言われてる。よく考えたな。!思いつきだとしてもそういう発想が魔法や戦いでは必要になる。さすがテオ様だ。
「ほぅ…。そんな考えをもったことはなかったですね。ですが正解です。獣人は魔法はあまり使えません。とはいえ、個人差はありますが。」
そうマーティンは言ってから僕を見つめてきた。
なに。不敬で引っ捉えようか。
「獣人を飼いはじめたんですか?」
「昨日ね。」
察しがいいな…。それともそれくらい獣人が欲しかったのかな。
「シルヴェスターには奴隷はいなかったでしょう?新しい扉でも開きましたか?」
錬金術の素体にいいとか将来現れる僕の弟の護衛にちょうどいいとか言えないな。言ったら頭おかしいと思われそう。
「まぁね。身体能力がちょっと気になってさ。あそこまで動けるなら護衛としても使えるし、もしその体質が解明出来れば人間はもっと強くなれるでしょ?」
「体質、ですか。」
「同じ思考ができて、半人間半獣人の子供もいる。ならあれは体質だよ。」
今まで静かにしてたテオ様が盛大に舌打ちした。めっちゃ響いたよ。先生だって「えっ??」って顔してら。
「げがらわしい。なぜあんな獣とまぐわえるのでしょうか。」
まぁ変人って言うのはどこにでも一定数いるものだし。
獣人は獣の身体能力とケモ耳としっぽ、それに牙とか爪があるだけの人間だ。たしかに遠吠えとか生肉好きらしいけど獣ではないみたい。
なにより言葉が通じるんだから。
これが貴族も平民も一致の考えだとしてもせめて視野は広めて欲しいからね。
少しだけ諌めようと口を開いた時に後ろからドンッとぶつかられた。僕にこんなことするのは皇族しかありえない。
「あ"ー!づがれだぁ!!!クラウスてめぇサボってんなよ!!」
うっるっさい。
負けたの?邪魔なんだけど。
「ルディ。邪魔。負けたの?」
「はぁ?見てなかったのかよ!」
「見てるわけないでしょ。邪魔。」
ぎゃあぎゃあと僕を罵る。使用人に僕の隣に椅子を持ってこさせてそこに座りやがった。
僕とテオ様の会話を邪魔しやがって。
ほんとーーーーうに邪魔!!!
「今日の訓練はここまでにしましょうか。いい機会ですし話したいこともあったんです。」
僕の魔力を感じ取ったのか先生が少しだけテオ様側に寄った。テオ様に気安く近づかないで欲しい。
紅茶を飲んでその気持ちを沈めるけどなんかムカムカすんな。
「ルディはすごいね。僕ああいう騎士っぽい戦い方できないや。」
「ですが戦場で使えるのはクラウス様のような戦い方ですよ。綺麗なものは泥臭いところでは役に立ちません。持っていたとしても次第に汚れます。」
最近までこの国も戦争してたもんね。
実体験なのかなぁ。あんまりそういうとこ感じさせない人だから勘違いしそうになる。
「戦争なんて起こらなきゃいいんだけどね。それでも可能性は考えとかないと。最近獣王国と南のどっかの国が戦争はじめたでしょ。」
「そうですね。獣人が奴隷として流れてきています。」
その獣人を昨日拾ったんだよね。
テオ様は僕のことをじっと見て眉を下げてる。たしかに昨日のことがバレたらやばいよ。でもさ。別に奴隷市で買ったなら問題ないの。気にすることもない。
「ではテオ様。質問です。獣人は身体能力が高いです。では、魔法はどうでしょう。」
「見た感じ魔法は苦手なように思いました。身体能力に魔力を使い切っているのではないでしょうか。」
へぇ。テオ様ってめちゃくちゃ考えてるんだ。僕はそういう遺伝子かなんかだと思ってた。なるほどね。魔力を身体能力に変える…か。説明はつく。
実際身体能力をあげる魔法もある。その魔法。使いながらほかの魔法を合わせて使うことは難しいと言われてる。よく考えたな。!思いつきだとしてもそういう発想が魔法や戦いでは必要になる。さすがテオ様だ。
「ほぅ…。そんな考えをもったことはなかったですね。ですが正解です。獣人は魔法はあまり使えません。とはいえ、個人差はありますが。」
そうマーティンは言ってから僕を見つめてきた。
なに。不敬で引っ捉えようか。
「獣人を飼いはじめたんですか?」
「昨日ね。」
察しがいいな…。それともそれくらい獣人が欲しかったのかな。
「シルヴェスターには奴隷はいなかったでしょう?新しい扉でも開きましたか?」
錬金術の素体にいいとか将来現れる僕の弟の護衛にちょうどいいとか言えないな。言ったら頭おかしいと思われそう。
「まぁね。身体能力がちょっと気になってさ。あそこまで動けるなら護衛としても使えるし、もしその体質が解明出来れば人間はもっと強くなれるでしょ?」
「体質、ですか。」
「同じ思考ができて、半人間半獣人の子供もいる。ならあれは体質だよ。」
今まで静かにしてたテオ様が盛大に舌打ちした。めっちゃ響いたよ。先生だって「えっ??」って顔してら。
「げがらわしい。なぜあんな獣とまぐわえるのでしょうか。」
まぁ変人って言うのはどこにでも一定数いるものだし。
獣人は獣の身体能力とケモ耳としっぽ、それに牙とか爪があるだけの人間だ。たしかに遠吠えとか生肉好きらしいけど獣ではないみたい。
なにより言葉が通じるんだから。
これが貴族も平民も一致の考えだとしてもせめて視野は広めて欲しいからね。
少しだけ諌めようと口を開いた時に後ろからドンッとぶつかられた。僕にこんなことするのは皇族しかありえない。
「あ"ー!づがれだぁ!!!クラウスてめぇサボってんなよ!!」
うっるっさい。
負けたの?邪魔なんだけど。
「ルディ。邪魔。負けたの?」
「はぁ?見てなかったのかよ!」
「見てるわけないでしょ。邪魔。」
ぎゃあぎゃあと僕を罵る。使用人に僕の隣に椅子を持ってこさせてそこに座りやがった。
僕とテオ様の会話を邪魔しやがって。
ほんとーーーーうに邪魔!!!
「今日の訓練はここまでにしましょうか。いい機会ですし話したいこともあったんです。」
僕の魔力を感じ取ったのか先生が少しだけテオ様側に寄った。テオ様に気安く近づかないで欲しい。
紅茶を飲んでその気持ちを沈めるけどなんかムカムカすんな。
133
お気に入りに追加
1,714
あなたにおすすめの小説
【完結】悪役令息の従者に転職しました
*
BL
暗殺者なのに無様な失敗で死にそうになった俺をたすけてくれたのは、BLゲームで、どのルートでも殺されて悲惨な最期を迎える悪役令息でした。
依頼人には死んだことにして、悪役令息の従者に転職しました。
皆でしあわせになるために、あるじと一緒にがんばるよ!
本編完結しました。
おまけのお話を更新したりします。
【完結済】(無自覚)妖精に転生した僕は、騎士の溺愛に気づかない。
キノア9g
BL
完結済。騎士エリオット視点を含め全10話(エリオット視点2話と主人公視点8話構成)
エロなし。騎士×妖精
※主人公が傷つけられるシーンがありますので、苦手な方はご注意ください。
気がつくと、僕は見知らぬ不思議な森にいた。
木や草花どれもやけに大きく見えるし、自分の体も妙に華奢だった。
色々疑問に思いながらも、1人は寂しくて人間に会うために森をさまよい歩く。
ようやく出会えた初めての人間に思わず話しかけたものの、言葉は通じず、なぜか捕らえられてしまい、無残な目に遭うことに。
捨てられ、意識が薄れる中、僕を助けてくれたのは、優しい騎士だった。
彼の献身的な看病に心が癒される僕だけれど、彼がどんな思いで僕を守っているのかは、まだ気づかないまま。
少しずつ深まっていくこの絆が、僕にどんな運命をもたらすのか──?
いいねありがとうございます!励みになります。
転生令息は冒険者を目指す!?
葛城 惶
BL
ある時、日本に大規模災害が発生した。
救助活動中に取り残された少女を助けた自衛官、天海隆司は直後に土砂の崩落に巻き込まれ、意識を失う。
再び目を開けた時、彼は全く知らない世界に転生していた。
異世界で美貌の貴族令息に転生した脳筋の元自衛官は憧れの冒険者になれるのか?!
とってもお馬鹿なコメディです(;^_^A
気付いたら囲われていたという話
空兎
BL
文武両道、才色兼備な俺の兄は意地悪だ。小さい頃から色んな物を取られたし最近だと好きな女の子まで取られるようになった。おかげで俺はぼっちですよ、ちくしょう。だけども俺は諦めないからな!俺のこと好きになってくれる可愛い女の子見つけて絶対に幸せになってやる!
※無自覚囲い込み系兄×恋に恋する弟の話です。
嫌われ者の長男
りんか
BL
学校ではいじめられ、家でも誰からも愛してもらえない少年 岬。彼の家族は弟達だけ母親は幼い時に他界。一つずつ離れた五人の弟がいる。だけど弟達は岬には無関心で岬もそれはわかってるけど弟達の役に立つために頑張ってるそんな時とある事件が起きて.....
謎の死を遂げる予定の我儘悪役令息ですが、義兄が離してくれません
柴傘
BL
ミーシャ・ルリアン、4歳。
父が連れてきた僕の義兄になる人を見た瞬間、突然前世の記憶を思い出した。
あれ、僕ってばBL小説の悪役令息じゃない?
前世での愛読書だったBL小説の悪役令息であるミーシャは、義兄である主人公を出会った頃から蛇蝎のように嫌いイジメを繰り返し最終的には謎の死を遂げる。
そんなの絶対に嫌だ!そう思ったけれど、なぜか僕は理性が非常によわよわで直ぐにキレてしまう困った体質だった。
「おまえもクビ!おまえもだ!あしたから顔をみせるなー!」
今日も今日とて理不尽な理由で使用人を解雇しまくり。けれどそんな僕を見ても、主人公はずっとニコニコしている。
「おはようミーシャ、今日も元気だね」
あまつさえ僕を抱き上げ頬擦りして、可愛い可愛いと連呼する。あれれ?お兄様、全然キャラ違くない?
義弟が色々な意味で可愛くて仕方ない溺愛執着攻め×怒りの沸点ド底辺理性よわよわショタ受け
9/2以降不定期更新
僕はただの妖精だから執着しないで
ふわりんしず。
BL
BLゲームの世界に迷い込んだ桜
役割は…ストーリーにもあまり出てこないただの妖精。主人公、攻略対象者の恋をこっそり応援するはずが…気付いたら皆に執着されてました。
お願いそっとしてて下さい。
♦︎♦︎♦︎♦︎♦︎
多分短編予定
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる