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アフター編
17.元カノの再登場
しおりを挟む じ、とにらみ合う私達。彼女から私につきささるのは、敵意の視線。
笹塚抜きで何を言って来るのだろう。何となく、言いたい事はわかるのだが。
「羽坂由里さんって言うのよね、あなた。浩太から色々聞いたわ。付き合うきっかけや、経緯なんかもね」
「そうですか」
「彼はそれを言うことで、諦めさせようとしていたみたいだけど。はっきり言うわ。浩太と別れて」
「なんで私達好き合ってるのに、わざわざあなたの為に別れなきゃいけないんでしょう」
もともと私は大人しい性格ではない。割と負けず嫌いだし、言われたら言い返す方だと思う。苛められていた頃に言い返したりしなかったのは、ひとえに多勢に無勢だったからだ。一対一なら問題ない。
それにこの人は初対面の時から「こういう人」なのだと知っていた。自分の中で「嫌い」だとカテゴライズされた人間に遠慮する必要性なんて、一つもない。
最初こそ言葉のショックや笹塚との剣幕にたじろいだが、もう負けないぞ。
私がジッと彼女を睨んでいると、負けじと私を睨み返していた宗像さんが、「はぁっ」とわざとらしい溜息をついた。
「私の為じゃないわ。浩太の為に言ってるのよ。彼の為に別れてって言ってるの」
「浩太さんの為? どういう事ですか?」
「あのね、浩太がどれだけ今、無理してあなたとつきあってるか、わかってる? 確かにあの人はあなたの事が好きなのかもしれない。だけどその為にどれだけの事を我慢しているか、少しは考えてあげて」
無理して私とつきあってる? 我慢している? どういう事だろう。
私の疑問がそのまま顔に出ていたのか、宗像さんは再び溜息をつくと、少し私から顔を反らして俯いた。
「前はごめんなさい。あなたを傷つけるような事を言って。浩太から言われたわ。ひどい言葉を言われた側の身に立ってみろって。確かに自分の理解できない趣味だったからといって、頭ごなしに否定していいわけじゃないわよね。だから、ごめんなさい」
「……え? あ、いえ、それはもういいですから」
なんだろう。いきなり謝って来ないでほしい。
私の趣味について謝ってきた人なんて、今まで皆無だったから、思わずおたついてしまう。
宗像さんは真剣な表情をして私を見つめてきた。その瞳は潤み、切実になにかを訴えるようにも見える。
「でも羽坂さん。どうか考えて欲しいの。浩太はね、ずっとあなたの趣味とは関係ない所にいたわ。なのに今は、あなたと一緒にいたい一心で、あなたの趣味につきあっているのよ。羽坂さんとの馴れ初めも聞いたけど、驚いたわ。浩太はネットのゲームなんて一切しない人だったから」
「え?」
聞き捨てならない事を聞いて、目を見開く。ネットゲームを一切しない人だった? それはおかしい。だって、そもそもの笹塚との出会いは、仲良くなったのは。
あの人が私と同じようにヘイムダルサーガをプレイしていて、でも友達には放っておかれて、何が面白いのかわからず立ち往生していたから……。
「浩太は、あなたに近づきたくて、やったこともないゲームをやり始めたのよ。それからもあなたの趣味に合わせるように、何でもつきあってる。知ってる? 浩太はね、本当はミステリー系の洋画が好きで、私とつきあってる頃はしょっちゅう映画に連れていってくれたのよ。彼、あなたを連れていった?」
そんなの、知らない。連れていってもらったこともない。
彼と一緒にいる時間にやっていたのは、ヘイムダルサーガとかコンシューマーゲームとか。あとは笹塚に録画してもらっている深夜アニメを見たりとか、のんびり日々を過ごしたりとか。
「浩太は外に出かけるのも好きだったわ。時間さえ出来たらいつも私とあちこち遊びに行ったものよ。私も楽しかった。彼と過ごす日々はとても充実していたわ」
そういえば、笹塚と私はあまり出かけたりはしない。長期休暇を利用してツーリングには行ったけど、日帰りでどこかに行くという事はなかった。
私は元々、外に出るのが好きじゃない。だから自分から行きたいとお願いする事もなかったし、笹塚もインドアな私を知っているから、自分からどこかに出かけたいとかは言ってくることもなかった。
それはわかってる。わかってた。……だけど。
彼女の言い分はわかる。でも私にも言いたいことがある。
「分かるでしょう? 浩太を諦めて欲しいのよ。彼は諦めそうにないけど、あなたから別れを切り出してくれれば」
「でも宗像さん。あなたは浮気したんでしょう? 浩太さんとつきあってる最中に、他に三人も彼氏を作って。それで浩太さんはあなたから離れたんですよ。なのに、いくら私と浩太さんの趣味が違うからって、それはムシが良すぎるんじゃないですか?」
はっきり言った。
確かに私は、彼に無理を強いているのかもしれない。だけど、笹塚はちゃんと言ったんだ。私に変わる必要はないって。そのままでいいんだって。
ゲームオタクでも、アニメオタクでも、スポーツが全然出来ないポンコツな私でも。
好きだって言ってくれたんだから、私はそれを信じなくちゃいけない。
私の言葉に、少ししおらしかった宗像さんの目尻がキッと上がる。苛立たしげにヒールの踵で地面を蹴ってきた。
「それは過去の話よ! 若かったんだから仕方ないでしょう!? 誰だって過ちくらい犯すわ。でも、それがあって私は今、浩太がいいって思ってるのよ。次こそ間違えない、失敗しない。あなたさえ浩太を譲ってくれれば全てが丸く収まるの!」
「丸く収まるって、あなたが得したいだけじゃないですか」
「違うわ! 羽坂さんにも趣味の合った、ふさわしい男が……」
「――そんな男、いたとしても俺が許さないけど?」
低い声。いつかの、岸さんと話していたときに突然と現れた彼を思い出す。振り返れば、やはり怖い顔をした笹塚が立っていた。
彼はグイと私の肩を掴み、前に立つ。途端、私の視界から宗像さんが消えて、笹塚の背中だけになった。
冷たい声が、あたりに響いてくる。
「あんなに由里には声をかけるなと言ったのに。本当に人の話を聞かねえ奴だな」
「浩太」
「俺が懇々と説明したのは全部無駄か? お前の言い分も聞いただろ。全く、あれだけ言って、なんでそこまで俺に固執するんだ。他にもいるだろうが、俺みたいな奴」
「……だって、もう浩太しかいないんだもの。あなただって知ってるでしょ? 皆結婚したり、恋人がいたりして」
「あのな。今自分がどれだけ失礼な事言ってるか分かってるか? 俺にだっているよ。すぐ後ろに」
尤もな事を笹塚が言うが、宗像さんは不満そうに顔を歪め、ぷいっとそっぽを向く。ちらりと彼の後ろから見てみれば、それはなんだか拗ねてるような、だだをこねてる子供のような表情だった。
笹塚が腕を組む。そして小さく溜息をついた。
「俺さ、都合のいい男になるつもりは全くないんだけど。しつこくすればそのうち落ちるって思ってるのか? 人を舐めるのもいい加減にしろよ」
宗像さんの顔がみるみると恐怖のものに変わる。よっぽど笹塚が怖い顔をしているんだろう。私にはあまり見せてこないから、その怖さはよくわからないけど。
しかしすぐに彼女はキッとしたきつい顔をして笹塚を睨んだ。
「諦めないわ」
「オイ、だから人の話を聞けって」
「絶対に諦めないんだから! こんな子に取られるなんて絶対に許さない!」
そう言い捨て、宗像さんは走り去っていく。残された私と笹塚。彼はがしがしと頭を掻くと「アイツは何と戦ってるんだ?」と小さく呟いた。
笹塚抜きで何を言って来るのだろう。何となく、言いたい事はわかるのだが。
「羽坂由里さんって言うのよね、あなた。浩太から色々聞いたわ。付き合うきっかけや、経緯なんかもね」
「そうですか」
「彼はそれを言うことで、諦めさせようとしていたみたいだけど。はっきり言うわ。浩太と別れて」
「なんで私達好き合ってるのに、わざわざあなたの為に別れなきゃいけないんでしょう」
もともと私は大人しい性格ではない。割と負けず嫌いだし、言われたら言い返す方だと思う。苛められていた頃に言い返したりしなかったのは、ひとえに多勢に無勢だったからだ。一対一なら問題ない。
それにこの人は初対面の時から「こういう人」なのだと知っていた。自分の中で「嫌い」だとカテゴライズされた人間に遠慮する必要性なんて、一つもない。
最初こそ言葉のショックや笹塚との剣幕にたじろいだが、もう負けないぞ。
私がジッと彼女を睨んでいると、負けじと私を睨み返していた宗像さんが、「はぁっ」とわざとらしい溜息をついた。
「私の為じゃないわ。浩太の為に言ってるのよ。彼の為に別れてって言ってるの」
「浩太さんの為? どういう事ですか?」
「あのね、浩太がどれだけ今、無理してあなたとつきあってるか、わかってる? 確かにあの人はあなたの事が好きなのかもしれない。だけどその為にどれだけの事を我慢しているか、少しは考えてあげて」
無理して私とつきあってる? 我慢している? どういう事だろう。
私の疑問がそのまま顔に出ていたのか、宗像さんは再び溜息をつくと、少し私から顔を反らして俯いた。
「前はごめんなさい。あなたを傷つけるような事を言って。浩太から言われたわ。ひどい言葉を言われた側の身に立ってみろって。確かに自分の理解できない趣味だったからといって、頭ごなしに否定していいわけじゃないわよね。だから、ごめんなさい」
「……え? あ、いえ、それはもういいですから」
なんだろう。いきなり謝って来ないでほしい。
私の趣味について謝ってきた人なんて、今まで皆無だったから、思わずおたついてしまう。
宗像さんは真剣な表情をして私を見つめてきた。その瞳は潤み、切実になにかを訴えるようにも見える。
「でも羽坂さん。どうか考えて欲しいの。浩太はね、ずっとあなたの趣味とは関係ない所にいたわ。なのに今は、あなたと一緒にいたい一心で、あなたの趣味につきあっているのよ。羽坂さんとの馴れ初めも聞いたけど、驚いたわ。浩太はネットのゲームなんて一切しない人だったから」
「え?」
聞き捨てならない事を聞いて、目を見開く。ネットゲームを一切しない人だった? それはおかしい。だって、そもそもの笹塚との出会いは、仲良くなったのは。
あの人が私と同じようにヘイムダルサーガをプレイしていて、でも友達には放っておかれて、何が面白いのかわからず立ち往生していたから……。
「浩太は、あなたに近づきたくて、やったこともないゲームをやり始めたのよ。それからもあなたの趣味に合わせるように、何でもつきあってる。知ってる? 浩太はね、本当はミステリー系の洋画が好きで、私とつきあってる頃はしょっちゅう映画に連れていってくれたのよ。彼、あなたを連れていった?」
そんなの、知らない。連れていってもらったこともない。
彼と一緒にいる時間にやっていたのは、ヘイムダルサーガとかコンシューマーゲームとか。あとは笹塚に録画してもらっている深夜アニメを見たりとか、のんびり日々を過ごしたりとか。
「浩太は外に出かけるのも好きだったわ。時間さえ出来たらいつも私とあちこち遊びに行ったものよ。私も楽しかった。彼と過ごす日々はとても充実していたわ」
そういえば、笹塚と私はあまり出かけたりはしない。長期休暇を利用してツーリングには行ったけど、日帰りでどこかに行くという事はなかった。
私は元々、外に出るのが好きじゃない。だから自分から行きたいとお願いする事もなかったし、笹塚もインドアな私を知っているから、自分からどこかに出かけたいとかは言ってくることもなかった。
それはわかってる。わかってた。……だけど。
彼女の言い分はわかる。でも私にも言いたいことがある。
「分かるでしょう? 浩太を諦めて欲しいのよ。彼は諦めそうにないけど、あなたから別れを切り出してくれれば」
「でも宗像さん。あなたは浮気したんでしょう? 浩太さんとつきあってる最中に、他に三人も彼氏を作って。それで浩太さんはあなたから離れたんですよ。なのに、いくら私と浩太さんの趣味が違うからって、それはムシが良すぎるんじゃないですか?」
はっきり言った。
確かに私は、彼に無理を強いているのかもしれない。だけど、笹塚はちゃんと言ったんだ。私に変わる必要はないって。そのままでいいんだって。
ゲームオタクでも、アニメオタクでも、スポーツが全然出来ないポンコツな私でも。
好きだって言ってくれたんだから、私はそれを信じなくちゃいけない。
私の言葉に、少ししおらしかった宗像さんの目尻がキッと上がる。苛立たしげにヒールの踵で地面を蹴ってきた。
「それは過去の話よ! 若かったんだから仕方ないでしょう!? 誰だって過ちくらい犯すわ。でも、それがあって私は今、浩太がいいって思ってるのよ。次こそ間違えない、失敗しない。あなたさえ浩太を譲ってくれれば全てが丸く収まるの!」
「丸く収まるって、あなたが得したいだけじゃないですか」
「違うわ! 羽坂さんにも趣味の合った、ふさわしい男が……」
「――そんな男、いたとしても俺が許さないけど?」
低い声。いつかの、岸さんと話していたときに突然と現れた彼を思い出す。振り返れば、やはり怖い顔をした笹塚が立っていた。
彼はグイと私の肩を掴み、前に立つ。途端、私の視界から宗像さんが消えて、笹塚の背中だけになった。
冷たい声が、あたりに響いてくる。
「あんなに由里には声をかけるなと言ったのに。本当に人の話を聞かねえ奴だな」
「浩太」
「俺が懇々と説明したのは全部無駄か? お前の言い分も聞いただろ。全く、あれだけ言って、なんでそこまで俺に固執するんだ。他にもいるだろうが、俺みたいな奴」
「……だって、もう浩太しかいないんだもの。あなただって知ってるでしょ? 皆結婚したり、恋人がいたりして」
「あのな。今自分がどれだけ失礼な事言ってるか分かってるか? 俺にだっているよ。すぐ後ろに」
尤もな事を笹塚が言うが、宗像さんは不満そうに顔を歪め、ぷいっとそっぽを向く。ちらりと彼の後ろから見てみれば、それはなんだか拗ねてるような、だだをこねてる子供のような表情だった。
笹塚が腕を組む。そして小さく溜息をついた。
「俺さ、都合のいい男になるつもりは全くないんだけど。しつこくすればそのうち落ちるって思ってるのか? 人を舐めるのもいい加減にしろよ」
宗像さんの顔がみるみると恐怖のものに変わる。よっぽど笹塚が怖い顔をしているんだろう。私にはあまり見せてこないから、その怖さはよくわからないけど。
しかしすぐに彼女はキッとしたきつい顔をして笹塚を睨んだ。
「諦めないわ」
「オイ、だから人の話を聞けって」
「絶対に諦めないんだから! こんな子に取られるなんて絶対に許さない!」
そう言い捨て、宗像さんは走り去っていく。残された私と笹塚。彼はがしがしと頭を掻くと「アイツは何と戦ってるんだ?」と小さく呟いた。
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