46 / 60
46 アストリ猫
しおりを挟む
ノヴァーク王国の王宮はそんなに大きくはない。規模的には大聖堂と同じくらいだろうか。元あったミハウの離宮に王宮の仕事場を足した感じの作りになっている。離宮が王族のプライベート部分で、広場に面するどっしりした建物が公的な仕事をする場所のようだ。
王宮の近くに大聖堂があって、会議場があって、財務、外務、魔法などの各省庁がある。王国騎士団があって、裁判所があって、商工ギルドなどがあって、建物の大きさは変わらない。ミハウは離宮部分から毎朝そちらに出勤する。基本、昔ミハウが構築したものがそのまま使われている。
そう、眠ったような国であった。
ミハウは眠った国のまま、中身だけ少しずつ変えようと思う。他国と軋轢を起こさぬように、他国に気付かれないように、少しずつ静かに静かに。
アストリは王宮に行ったことはなかった。大聖堂もお城のような屋敷も侯爵家の大きな屋敷も行ったけれど王宮は初めてである。
アストリは王妃になってしまった。けれど、どうしていいか分からない。侯爵家で貴族令嬢の礼儀作法を習ったけれど、王妃の作法など知らない。この国の作法は知らないし、貴族も知らない。お茶会も夜会も、今の所ミハウは開かないようだ。
なので、いつものようにアストリは猫になった。
『セ・メタモルフォーゼ・エン・シャット』
アストリの猫術は進化した。目の前の大きな鏡に、銀の毛並みの美しい猫が映っている。手を伸ばすと、猫も手を伸ばす。
「にゃっ?」
声も猫である。とても美しいけれど存在感の薄い、透き通った感じの猫だ。
猫が鳴いたので侍女が気付いた。
「きゃあ、王妃様のお部屋に猫が!」
騒ぎになった。
「大変ですわ、どこの猫でしょう」
「追い出して、王妃様は猫を飼っていらっしゃらないし、どなたかの猫が紛れ込んだのでしょう」
アストリ猫は侍女たち総がかりで追い出された。
必死にジグザグ走行で逃げていたら迷子になった。
「にゃあ……」
猫というものは気まぐれで何処にでも行く。猫の行動範囲は案外広い。こんなにと思うくらい遠くにまでお出かけする。神出鬼没である。そして、大抵見逃されるのだ。制限なしである。アストリは好きなだけ散歩をすることにした。見つかると騒がれるので認識阻害をかけた。
『インヒビション・コグニティブ』
無敵になった。
今の所他に時間を潰す術がないのだ。刺繍も薬草を育てたり薬を作ったりする事も出来ない。なので猫術を駆使して城内をうろうろした。
やがて、見覚えのある所に出た。
「王妃様は?」
「見つからないわ」
「あちらを探しましょう」
侍女たちが探している。人のいない所で戻る事にした。
『アニュレ』
ちゃんと元に戻った。ドレスをちゃんと着ていることに安堵して、侍女たちの方に歩いて行く。猫になる為には探されなくて済むような理由がいると思った。
翌日は王宮の王立図書館に行く事にした。図書館は大聖堂の並びにあって、王宮からも行けるように回廊が伸びている。アストリはそこで魔術の本や、薬草の図鑑、刺繍の図柄などいろいろな本を借りて自室に戻り、しばらく本を読むからと侍女たちに休憩を与えた。
そして猫になる。
『セ・メタモルフォーゼ・エン・シャット』
次に認識阻害をかける。
『インヒビション・コグニティブ』
無敵アストリ猫は王宮を闊歩した。
後宮と呼ばれる元の離宮部分はそう広くはない。大体の部分を把握すると、今度は表の各省庁やらミハウの執務室のある建物へ足を延ばした。
財務省や外務省、魔法省やらを見て回ったが誰にも見つからなかった。ミハウの執務室にも行った。人の出入りと一緒にするりと部屋の中に入る。
ミハウは丁度、ブルトン夫人とロジェ、モンタニエ教授とエリザを呼んで話していた。猫はそっと棚の上に飛び上がって、上から覗き見た。
ミハウは地図を広げて言う。
「王都に病院を作って欲しいのだ」
「先に病院ですか」
ブルトン夫人が聞く。ホテルによさげな土地を物色していたのだ。
「モンタニエ教授とエリザ嬢を巻き込んで、素敵な奴を頼む」
それで彼の意図が何となく伝わる。壮大な計画のようだ。病院はその一歩という所か。ホテルはホテルで進めても良い。
「それは病院という規模じゃあ収まりませんね」
「最初は病院だな。学校と研究所を兼ねたものがいい。用地を確保したんで早速準備に取り掛かってくれ」
「忙しくなりますね」
「早速行ってみよう」
四人は地図を持って部屋を出て行く。
四人を送り出して、ふと振り返ったミハウと目が合った。その青い目がまん丸に見開かれる。それから綺麗に笑った。
「おいで」手を差し伸べられて、その腕の中に飛び降りた。膝の上に乗せられてミハウのデスクの仕事を見る。計画書、稟議書、決裁書類など書類仕事が多い。間に各省庁の役人が出入りする。
「決済の書類に印章を使われないと伺いましたが」
髭を生やした恰幅のよい人物が入って来て、書類を机に置いて文句を言う。
「すでに決済の判があるものを無効とはどういう事です」
「決済は私のサインを以て行う。それ以外は無効だ。王の印章は王が代われば無効となす。その書類は私が王に就任して以降のものだ」
「はっ、サインなど、誰でも真似が出来ますぞ」
「真似は出来ない」
男はスラスラとペンを走らせているミハウを睨みつけると、足音高く部屋を出て行った。
ミハウの部屋に来た人物を覚えてアストリ猫が立ち上がると、抱き上げて部屋の外に出してくれた。
「危ないことをしてはいけないよ。程々にね」
「にゃー」と返事をして猫は散歩を再開する。
何処に行くかといえば先程来た人物を追いかける。回廊の真ん中をとっとっと走っても誰も気付かない。
男が部屋に入ったので、アストリ猫も追いかけてするりと部屋に入った。
とても立派な部屋である。何ならミハウの執務室よりも立派で広い。しかも何人かの偉そうな官僚が集まっている。
「何と、駄目だと抜かしたと」
「青二才が」
「くそう、何とかならないか」
「このまま知らぬ顔をして押し通せばよい」
「そうだ、坊やには何も分からんだろう」
猫は書棚の隅に隠れて、じっと男たちの顔と言動を見る。
「女を宛がいましょう」
「視察の時に事故が起きるとか──」
「呪いをかける魔女が──」
「こういう薬もございます。いかがでしょうか」
「ふむ、お前たちに任せる。何とかしろ」
「「「はい、お任せください」」」
男たちが散会したので、アストリ猫も一緒に部屋を出た。
王宮の近くに大聖堂があって、会議場があって、財務、外務、魔法などの各省庁がある。王国騎士団があって、裁判所があって、商工ギルドなどがあって、建物の大きさは変わらない。ミハウは離宮部分から毎朝そちらに出勤する。基本、昔ミハウが構築したものがそのまま使われている。
そう、眠ったような国であった。
ミハウは眠った国のまま、中身だけ少しずつ変えようと思う。他国と軋轢を起こさぬように、他国に気付かれないように、少しずつ静かに静かに。
アストリは王宮に行ったことはなかった。大聖堂もお城のような屋敷も侯爵家の大きな屋敷も行ったけれど王宮は初めてである。
アストリは王妃になってしまった。けれど、どうしていいか分からない。侯爵家で貴族令嬢の礼儀作法を習ったけれど、王妃の作法など知らない。この国の作法は知らないし、貴族も知らない。お茶会も夜会も、今の所ミハウは開かないようだ。
なので、いつものようにアストリは猫になった。
『セ・メタモルフォーゼ・エン・シャット』
アストリの猫術は進化した。目の前の大きな鏡に、銀の毛並みの美しい猫が映っている。手を伸ばすと、猫も手を伸ばす。
「にゃっ?」
声も猫である。とても美しいけれど存在感の薄い、透き通った感じの猫だ。
猫が鳴いたので侍女が気付いた。
「きゃあ、王妃様のお部屋に猫が!」
騒ぎになった。
「大変ですわ、どこの猫でしょう」
「追い出して、王妃様は猫を飼っていらっしゃらないし、どなたかの猫が紛れ込んだのでしょう」
アストリ猫は侍女たち総がかりで追い出された。
必死にジグザグ走行で逃げていたら迷子になった。
「にゃあ……」
猫というものは気まぐれで何処にでも行く。猫の行動範囲は案外広い。こんなにと思うくらい遠くにまでお出かけする。神出鬼没である。そして、大抵見逃されるのだ。制限なしである。アストリは好きなだけ散歩をすることにした。見つかると騒がれるので認識阻害をかけた。
『インヒビション・コグニティブ』
無敵になった。
今の所他に時間を潰す術がないのだ。刺繍も薬草を育てたり薬を作ったりする事も出来ない。なので猫術を駆使して城内をうろうろした。
やがて、見覚えのある所に出た。
「王妃様は?」
「見つからないわ」
「あちらを探しましょう」
侍女たちが探している。人のいない所で戻る事にした。
『アニュレ』
ちゃんと元に戻った。ドレスをちゃんと着ていることに安堵して、侍女たちの方に歩いて行く。猫になる為には探されなくて済むような理由がいると思った。
翌日は王宮の王立図書館に行く事にした。図書館は大聖堂の並びにあって、王宮からも行けるように回廊が伸びている。アストリはそこで魔術の本や、薬草の図鑑、刺繍の図柄などいろいろな本を借りて自室に戻り、しばらく本を読むからと侍女たちに休憩を与えた。
そして猫になる。
『セ・メタモルフォーゼ・エン・シャット』
次に認識阻害をかける。
『インヒビション・コグニティブ』
無敵アストリ猫は王宮を闊歩した。
後宮と呼ばれる元の離宮部分はそう広くはない。大体の部分を把握すると、今度は表の各省庁やらミハウの執務室のある建物へ足を延ばした。
財務省や外務省、魔法省やらを見て回ったが誰にも見つからなかった。ミハウの執務室にも行った。人の出入りと一緒にするりと部屋の中に入る。
ミハウは丁度、ブルトン夫人とロジェ、モンタニエ教授とエリザを呼んで話していた。猫はそっと棚の上に飛び上がって、上から覗き見た。
ミハウは地図を広げて言う。
「王都に病院を作って欲しいのだ」
「先に病院ですか」
ブルトン夫人が聞く。ホテルによさげな土地を物色していたのだ。
「モンタニエ教授とエリザ嬢を巻き込んで、素敵な奴を頼む」
それで彼の意図が何となく伝わる。壮大な計画のようだ。病院はその一歩という所か。ホテルはホテルで進めても良い。
「それは病院という規模じゃあ収まりませんね」
「最初は病院だな。学校と研究所を兼ねたものがいい。用地を確保したんで早速準備に取り掛かってくれ」
「忙しくなりますね」
「早速行ってみよう」
四人は地図を持って部屋を出て行く。
四人を送り出して、ふと振り返ったミハウと目が合った。その青い目がまん丸に見開かれる。それから綺麗に笑った。
「おいで」手を差し伸べられて、その腕の中に飛び降りた。膝の上に乗せられてミハウのデスクの仕事を見る。計画書、稟議書、決裁書類など書類仕事が多い。間に各省庁の役人が出入りする。
「決済の書類に印章を使われないと伺いましたが」
髭を生やした恰幅のよい人物が入って来て、書類を机に置いて文句を言う。
「すでに決済の判があるものを無効とはどういう事です」
「決済は私のサインを以て行う。それ以外は無効だ。王の印章は王が代われば無効となす。その書類は私が王に就任して以降のものだ」
「はっ、サインなど、誰でも真似が出来ますぞ」
「真似は出来ない」
男はスラスラとペンを走らせているミハウを睨みつけると、足音高く部屋を出て行った。
ミハウの部屋に来た人物を覚えてアストリ猫が立ち上がると、抱き上げて部屋の外に出してくれた。
「危ないことをしてはいけないよ。程々にね」
「にゃー」と返事をして猫は散歩を再開する。
何処に行くかといえば先程来た人物を追いかける。回廊の真ん中をとっとっと走っても誰も気付かない。
男が部屋に入ったので、アストリ猫も追いかけてするりと部屋に入った。
とても立派な部屋である。何ならミハウの執務室よりも立派で広い。しかも何人かの偉そうな官僚が集まっている。
「何と、駄目だと抜かしたと」
「青二才が」
「くそう、何とかならないか」
「このまま知らぬ顔をして押し通せばよい」
「そうだ、坊やには何も分からんだろう」
猫は書棚の隅に隠れて、じっと男たちの顔と言動を見る。
「女を宛がいましょう」
「視察の時に事故が起きるとか──」
「呪いをかける魔女が──」
「こういう薬もございます。いかがでしょうか」
「ふむ、お前たちに任せる。何とかしろ」
「「「はい、お任せください」」」
男たちが散会したので、アストリ猫も一緒に部屋を出た。
0
お気に入りに追加
74
あなたにおすすめの小説
異世界に転生した社畜は調合師としてのんびりと生きていく。~ただの生産職だと思っていたら、結構ヤバい職でした~
夢宮
ファンタジー
台風が接近していて避難勧告が出されているにも関わらず出勤させられていた社畜──渡部与一《わたべよいち》。
雨で視界が悪いなか、信号無視をした車との接触事故で命を落としてしまう。
女神に即断即決で異世界転生を決められ、パパっと送り出されてしまうのだが、幸いなことに女神の気遣いによって職業とスキルを手に入れる──生産職の『調合師』という職業とそのスキルを。
異世界に転生してからふたりの少女に助けられ、港町へと向かい、物語は動き始める。
調合師としての立場を知り、それを利用しようとする者に悩まされながらも生きていく。
そんな与一ののんびりしたくてものんびりできない異世界生活が今、始まる。
※2話から登場人物の描写に入りますので、のんびりと読んでいただけたらなと思います。
※サブタイトル追加しました。
転生したらついてましたァァァァァ!!!
夢追子
ファンタジー
「女子力なんてくそ喰らえ・・・・・。」
あざと女に恋人を奪われた沢崎直は、交通事故に遭い異世界へと転生を果たす。
だけど、ちょっと待って⁉何か、変なんですけど・・・・・。何かついてるんですけど⁉
消息不明となっていた辺境伯の三男坊として転生した会社員(♀)二十五歳。モブ女。
イケメンになって人生イージーモードかと思いきや苦難の連続にあっぷあっぷの日々。
そんな中、訪れる運命の出会い。
あれ?女性に食指が動かないって、これって最終的にBL!?
予測不能な異世界転生逆転ファンタジーラブコメディ。
「とりあえずがんばってはみます」
【完結】転生地味悪役令嬢は婚約者と男好きヒロイン諸共無視しまくる。
なーさ
恋愛
アイドルオタクの地味女子 水上羽月はある日推しが轢かれそうになるのを助けて死んでしまう。そのことを不憫に思った女神が「あなた、可哀想だから転生!」「え?」なんの因果か異世界に転生してしまう!転生したのは地味な公爵令嬢レフカ・エミリーだった。目が覚めると私の周りを大人が囲っていた。婚約者の第一王子も男好きヒロインも無視します!今世はうーん小説にでも生きようかな〜と思ったらあれ?あの人は前世の推しでは!?地味令嬢のエミリーが知らず知らずのうちに戦ったり溺愛されたりするお話。
本当に駄文です。そんなものでも読んでお気に入り登録していただけたら嬉しいです!
《勘違い》で婚約破棄された令嬢は失意のうちに自殺しました。
友坂 悠
ファンタジー
「婚約を考え直そう」
貴族院の卒業パーティーの会場で、婚約者フリードよりそう告げられたエルザ。
「それは、婚約を破棄されるとそういうことなのでしょうか?」
耳を疑いそう聞き返すも、
「君も、その方が良いのだろう?」
苦虫を噛み潰すように、そう吐き出すフリードに。
全てに絶望し、失意のうちに自死を選ぶエルザ。
絶景と評判の観光地でありながら、自殺の名所としても知られる断崖絶壁から飛び降りた彼女。
だったのですが。
【完結】魔力がないと見下されていた私は仮面で素顔を隠した伯爵と結婚することになりました〜さらに魔力石まで作り出せなんて、冗談じゃない〜
光城 朱純
ファンタジー
魔力が強いはずの見た目に生まれた王女リーゼロッテ。
それにも拘わらず、魔力の片鱗すらみえないリーゼロッテは家族中から疎まれ、ある日辺境伯との結婚を決められる。
自分のあざを隠す為に仮面をつけて生活する辺境伯は、龍を操ることができると噂の伯爵。
隣に魔獣の出る森を持ち、雪深い辺境地での冷たい辺境伯との新婚生活は、身も心も凍えそう。
それでも国の端でひっそり生きていくから、もう放っておいて下さい。
私のことは私で何とかします。
ですから、国のことは国王が何とかすればいいのです。
魔力が使えない私に、魔力石を作り出せだなんて、そんなの無茶です。
もし作り出すことができたとしても、やすやすと渡したりしませんよ?
これまで虐げられた分、ちゃんと返して下さいね。
表紙はPhoto AC様よりお借りしております。
婚約者の浮気現場に踏み込んでみたら、大変なことになった。
和泉鷹央
恋愛
アイリスは国母候補として長年にわたる教育を受けてきた、王太子アズライルの許嫁。
自分を正室として考えてくれるなら、十歳年上の殿下の浮気にも目を瞑ろう。
だって、殿下にはすでに非公式ながら側妃ダイアナがいるのだし。
しかし、素知らぬふりをして見逃せるのも、結婚式前夜までだった。
結婚式前夜には互いに床を共にするという習慣があるのに――彼は深夜になっても戻ってこない。
炎の女神の司祭という側面を持つアイリスの怒りが、静かに爆発する‥‥‥
2021年9月2日。
完結しました。
応援、ありがとうございます。
他の投稿サイトにも掲載しています。
神様との賭けに勝ったので、スキルを沢山貰えた件。
猫丸
ファンタジー
ある日の放課後。突然足元に魔法陣が現れると、気付けば目の前には神を名乗る存在が居た。
そこで神は異世界に送るからスキルを1つ選べと言ってくる。
あれ?これもしかして頑張ったらもっと貰えるパターンでは?
そこで彼は思った――もっと欲しい!
欲をかいた少年は神様に賭けをしないかと提案した。
神様とゲームをすることになった悠斗はその結果――
※過去に投稿していたものを大きく加筆修正したものになります。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる