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本編
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しおりを挟む鐘が鳴る。
午前中の授業の終わりを告げる音とともに、歴史教師は後片付けを日直に任せて教室を出て行った。
「メアリ、手伝うよ。この量を女性に運ばせようなんて、先生はひどいね」
しごく自然な態度で、ラドヴィックはメアリに近づいた。
貴族の子息子女が通う学校だけあって、教師には助手が一人ついているのだが、今日はたまたま助手が体調不良で休みなので、日直にその役が回ってきた。
よりによって資料や地図が多く、ルシアンナから見ても、メアリの手に余りそうに見えた。
「ありがとうございます、アーヘン様。でも、これくらい、平気ですわ。孤児院では毎朝バケツで水汲みしていましたもの」
メアリはやんわり笑顔で断った。
あの東屋での宣言以来、ラドヴィックがメアリに近づくので、メアリは対応に困っているように見えた。どうして自分に親しげにするんだろうと、顔に不審感が出ている。
「まあまあ、いいじゃないか。さあ、行くよ」
「ですからアーヘン様、必要ありませんってば!」
ラドヴィックは図々しく荷物をかっさらい、すたすたと歩きだす。メアリは残った荷物を抱え、急いでラドヴィックを追いかけた。
彼らがいなくなると、クラスメイト達はまるで示し合わせたみたいに噂をする。
「アーヘンの奴、スプリング嬢に目をつけたみたいだな」
「庶民上がりでも、美人だぜ。嫁にするにはちょうどいいんじゃないか」
「治癒の魔法も捨てがたいよな」
男子生徒達がメアリの容姿を褒めるのが、女子生徒にはかんにさわるらしい。やっぱりメアリは気に入らないと文句を言う。
「あの女のどこが良いのかしら」
「でも、あのアーヘン様よ。ちょっとお気の毒じゃない?」
くすくすと笑う彼女達の声には、意地悪な響きがある。
それを横目に、ルシアンナは不思議に思っていた。
(なぜかしら、ラドがスプリング様に優しくするのを見ると、変な気持ちになるわ)
胸にもやもやと何かがつっかえたようになる。あれがラドヴィックの演技だと分かっているのに、どうして焦燥を覚えるのか謎だった。
(お腹が空いているのかも)
ちょうど昼時だ。
朝食と夕食は、教師と生徒がそろっての食事だが、昼食と昼休みは合わせて二時間あるため、生徒は好きな時間に好きな場所で食べていいことになっている。それぞれの使用人に言づけておけば、大食堂から料理を運んでおいてもらえるのだ。
もちろん、大食堂でとってもいい。
ルシアンナは椅子を立つと、少し前の席にいるエドウィンの傍に向かう。
「殿下、ランチをご一緒しても構いませんか」
そう話しかけてみて、ルシアンナは息をのんだ。エドウィンが苦々しい表情で、メアリ達が出て行った扉を見ていたからだ。
ルシアンナは、ラドヴィックの作戦が成功していることを悟った。
(エドウィン様、嫉妬の炎で焦げそうですわね)
エドウィンにはメアリを捕まえて欲しいのに、メアリは逃げたほうがいいのではないかとも心配してしまう。それから、ラドヴィックがエドウィンにひどい目にあわされないといいと、無事を祈った。
ルシアンナはエドウィンの様子に気づかないふりをして、エドウィンに改めて声をかけた。
「どうかなさいまして?」
「え? ああ、ルシアンナか。いいや、ちょっと虫がいてね」
「虫ですか?」
「大丈夫だよ、どこかに行ってしまったから」
「良かった」
エドウィンはいつもの穏やかな様子を取り戻すと、すっと椅子を立つ。廊下に出ると、メイベルとエドウィンの従者二人が待っていた。学園内とはいえ、王太子に護衛が付くのは当然のことだ。
エドウィンが声をかけなかったので、エドウィンの学友は遠慮してついてこなかった。
それから大食堂に向かい、テーブルにつくと、準備室に荷物を運び終えたらしきメアリとラドヴィックが連れ立って入ってくる。
「あら、スプリング様とアーヘン様だわ。エドウィン様、スプリング様はあれからとてもがんばっていますわよね。将来、きっと素晴らしい貴婦人になるわ」
給仕が料理を並べる間、ルシアンナは向かいのエドウィンに話しかける。
「え? ああ……そうだな」
ラドヴィックがメアリにちょっかいをかけるのを、エドウィンは険しい顔で見ていたが、ルシアンナが話しかけるとハッとして頷く。
(エドウィン様、本音が顔に出すぎですわ……)
いずれ王になる身としてはポーカーフェイスをもっときたえたほうがいいのではないだろうか。
ルシアンナは相変わらずエドウィンを前にすると緊張で表情がこわばり、食事も鳥の餌くらいしか喉を通らない。
しばらく互いに無言で食事をしていたが、ルシアンナが先に食器を置いた。
「お腹がいっぱいですわ。ごちそうさまでした」
「ルシアンナ嬢、いつも思うが、小食すぎではないか? 私のデザートをゆずるから、せめてこれだけでも食べてみてはどうだろう」
今日のデザートはプリンだ。これなら食べやすいと思ったのかもしれない。
エドウィンは立派だ。たとえ愛がなくても、将来の妻となるルシアンナに気を遣ってくれる。
「ありがとうございます。でも、胸やけしてしまいますから」
「そうか……」
エドウィンはほんのり苦笑を浮かべて引き下がった。
(そういえば、本では、スプリング様が料理をたくさん食べるところが、小動物みたいで可愛くて好きだとのろけてましたわね)
エドウィンの好みは、元気な女性なのだ。何かと気分が悪いと言っては部屋に引きこもるルシアンナとは正反対である。
ルシアンナは人前ではあまり食べられないから、かわりに自室で軽食をつまんでいる。そうでもしなければ、とっくに栄養失調で倒れているだろう。
エドウィンが食べている間、ルシアンナはゆっくりとお茶を飲んだ。
食後、今度はエドウィンに散歩に誘われた。歩きながら、他愛のないことを雑談する。愛はないが、エドウィンは友人としては素晴らしい人だと思う。
涼しい廊下を歩きながら、法律の授業での解釈について話し合っていると、教科書を小脇に抱えたメアリが窓の外を通っていく。
「あら、スプリング様」
ルシアンナが窓から手を上げると、気づいたメアリがお辞儀をした。すぐそこの通用口から入ってくる。
「ごきげんよう、殿下、カサンドラ様」
改めてのお辞儀は様になっている。マナー教師の厳しい教えを、しっかりとメアリは吸収しているようだ。
友人ができない孤独感を埋めるように、メアリは一心不乱に勉強している。休み時間に机にかじりつくようにしているのが、ルシアンナのいる後ろの席からはよく見えるので、応援している。
「あの……カサンドラ様がよろしければ、私のことはメアリと呼んでいただけませんか」
「それではわたくしも、ルーシーと」
「よろしいのですか?」
二人の会話に、エドウィンが苦笑を浮かべる。
「君のほうが先に、ルーシーと呼ぶのか」
「あら、殿下も呼んで構いませんのよ。わたくしをそう呼ぶなら、彼女のことも、メアリと。いいでしょう? メアリ」
ルシアンナがメアリに問うと、メアリは顔を真っ赤にしてうなずく。
「もちろんです! お二人に名前で呼んでもらえるなんて、大変ほこらしいです」
「そうなると、私はエドと呼んでもらおうかな」
エドウィンがそう言い出したが、ルシアンナとメアリは声をそろえる。
「それはできませんわ」
「無理です」
エドウィンがムッと眉を寄せる。
「なぜだ」
「殿下ですもの。両親に叱られます」
「ええ、王太子殿下をあだ名で呼んだら、私、余計ににらまれます」
顔を見合わせて「ねえ」と言い合うルシアンナとメアリに、エドウィンはつまらなさそうに肩をすくめる。
「そんなふうに仲が良くならなくてもいいだろうに。しかたないな」
渋々といった様子で、エドウィンはあきらめた。
「メアリ、私達、午前中の法律の授業について話し合っていたのです。あなたも参加しません?」
「勉強になるのでありがたいですが……婚約者なのにそんなお話を?」
メアリは呆れ顔をしている。ルシアンナは首をかしげる。
「お互い、特に共通の趣味もありませんしね」
「ああ。読書の趣味も違うから、あまり話すことがないんだ」
ほとんどの女性はエドウィンを素敵だと思うだろうが、ルシアンナの好みではない。話題にすら困るありさまなので、びっくりするくらい気が合わない。ただ、婚約者として尊重しあっているから、どうにかなっているだけだ。政略結婚の相手としては、エドウィンは良いほうだろう。
「ルーシーの趣味はなんですか?」
「お茶と、勉強かしら」
「勉強って趣味じゃないですよね」
「そう言われても……これしかしてこなかったから、よく分からないわ。殿下は武術の稽古と乗馬ですわよね?」
ルシアンナがエドウィンに話題を振ると、エドウィンは頷いた。
「そうだな。体を動かすのが好きだから。それに私の魔法は火だから、おいそれと魔法で遊べないんだ」
そういうわけで、エドウィンはありあまる体力を武術や運動に割り振っているわけだ。
廊下をそろって歩き出しながら、メアリに問う。
「メアリの趣味は?」
「私は料理と掃除が好きですね。それから、お小遣いがあったら食べ歩きします。院長先生に文字の読み書きを教わって、カリグラフィーの面白さに目覚めてしまって。あれでお小遣いをかせいでいたんですよ」
ペンでの書道みたいなものだ。練習すればできるようになるとはいえ、美しく文字を書くセンスが必要なので、意外にもメアリは芸術方面にも強いみたいだ。
「カリグラフィー? 今度、見せてくれませんか」
「お好きな詩を教えてくださったら、書いてきますよ」
「あら、それなら、買い取らなければいけませんわね。職人なんでしょう?」
「そんな、恐れおおいです。それにお友達からお金はとれません。……あ! なんでもないです」
メアリはパッと口を押えて、あからさまにうろたえた。
素直でかわいい娘だ。ルシアンナはメアリを覗き込む。
「お友達と思ってくださってるの?」
「恐れ多いことを考えて、申し訳ありません」
「ルーシー、君がいじめているみたいに見えるよ」
エドウィンがからかうので、ルシアンナは言い返す。
「心外ですわね、殿下ったら。うれしいですわ、メアリ。わたくしもお友達だと思っていいかしら」
「も、もちろんです」
かちんこちんに固まったメアリを、エドウィンが笑う。
「ルーシーは、メアリ嬢に女神のごとく崇拝されているようだな」
「殿下、意地悪を言わないでくださいませ」
ルシアンナは気を取り直し、メアリに話しかける。
「お友達ならなおさら、ただ働きなんてさせられませんわ。あなたがいつも売っている値段で、わたくしが買い取ります。いいですわね?」
「カサンドラ様、良い人すぎませんか」
「ルーシーですよ、メアリ」
「はい」
メアリははにかみ笑いを浮かべた。ルシアンナですらきゅんとする笑顔なので、エドウィンがほのぼのしているのも当然だ。
そこへ、ラドヴィックが通りがかった。
「これは殿下、カサンドラ伯爵令嬢、ごきげん麗しゅう」
エドウィンの機嫌があからさまに下がる。
「アーヘンか、どうした?」
「昼寝にちょうどいい場所を探していたんですよ。楽しそうですね、笑い声が向こうまで響いていましたよ。何をお話されていたんですか?」
「法律の話だ」
「えっ、三人とも、法律で笑えるんですか。それはすごいなあ」
ゆるゆると軽いのりで話題に入ってきたラドヴィックは、自分にも教えてくれと言い出した。教えをこわれると、エドウィンは断りきれないようで、あきらめた様子で受け入れる。
散歩をしながら、四人で――ラドヴィックは聞いているだけだったが――法律の授業について話す。
法律については初心者のメアリが、思いもよらない質問をするので、お互いに勉強になった。
「なんというか、お二人はもう少し色気のある話題はないんですか?」
教室が見えたところで、ラドヴィックが心底不思議そうに問う。
ルシアンナとエドウィンが首をかしげて沈黙すると、藪蛇だったと思ったのか、ラドヴィックは首を振った。
「失礼しました。将来の国王夫妻が真面目で何よりですよ」
ルシアンナはなんとも言えない顔で、ぎこちなく返す。
「……恐縮ですわ」
「ああ」
将来の国王夫妻という言葉は、ルシアンナにはずしっと重く感じられた。
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