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第1話 忘れられない想い 1/3
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学生時代が懐かしい。特に高校の時が。
その昔はビシバシ働くお姉さんみたいなものに憧れたこともあったけれど。
いざ仕事を始めてみれば、ただ友達と楽しく笑っていれば満ち足りていていたあの日々が、どんなに貴重だったかを実感させられる。
あの頃はよかった。なんてババくさいことは言いたくないけれど。
でも、よかった。あの頃はよかった。毎日が幸せだった。
マコと過ごした三年間の高校生活は。
「アリサちゃん、今日は呼んでくれてありがとう。とっても楽しかった!」
地獄の七連勤を乗り切ってようやく掴み取った休日のこと。
流行りのランチを食べ、近くのお店でウィンドウショッピングをし、そしてカフェでお茶をして。
そんないつもの段取りを終えたところで、マコちゃんは私にパァッと輝かしい笑顔を向けた。
「そんな、こちらこそだよ。いつもありがとうね」
「ううんううん。私、アリサちゃんとのデートはいつもとっても癒されてるんだから!」
マコちゃんは私の手を可愛らしくきゅっと握りながらそんなことを言う。
そこには建前のような取り繕ったものは全く感じられなくて、本心からそう言ってくれているように見える。
北野マコは私の高校時代の親友だ。
入学初日、席が前後だったこともあって話すようになリ、すぐ意気投合した。
三年間クラスが同じだったから、私たちはずっと一緒だったんだ。
どちらかというと真面目で固い私を、明るく奔放な彼女はいつも引っ張っていってくれた。
一緒に見た景色は私にとってどれも新しく、輝かしくて。
二人でいる時間が何よりも幸せだった。
「駅まで一緒に行こうか。改札まで送るね」
「うん!」
私が言うとマコちゃんは元気よく頷いて、握っていた私の手を放す。
かと思えばすぐに手を取り直して、当たり前のように指を絡めてきた。
恋人のように手を繋ぐことにドギマギした頃もあったけれど、最近はもうだいぶ慣れてきた。
私に寄り添って歩きながらペチャクチャと楽しく話すマコちゃんの姿は、私の記憶にある高校時代の彼女とは少し違う。
昔の彼女は比較的派手な見た目で、入学してすぐに金髪に染めていたし、メイクだっていつも厚くしっかりキメていた。
スカートの丈なんてギリギリまで短く巻き上げてたし、ワイシャツのボタンがルーズだったり、リボンをちゃんとしてなかったり、簡単に言えばやんちゃなギャルだった。
けれどこのマコちゃんにはそんな雰囲気は全くない。
髪こそ染めているけれど少し明るめの茶髪くらいだし、メイクは世間ウケしやすいナチュラルさだ。
服装だって落ち着いたもので、清楚な大人のお姉さんという言葉がぴったり似合う。
それも当たり前の話。だって高校生だったんだから。子供だったんだから。
でもちょっぴり比べてしまう自分がいる。だって私が最も輝いていた時期の思い出だから。
ただどっちにしても素材が抜群にいいことに違いはない。
派手でキャピキャピしていたギャルでも、落ち着いた大人なお姉さんでも。
目が覚めるような赤い口紅を好んでいたあの濃い化粧の顔も、淡いピンクのリップがよく映えるナチュラルな顔も。
思わず釘付けになるほど可愛らしいことには違いない。
「もー聞いてるー? 人の顔ジロジロ見てぇー!」
「ごめんごめん。相変わらず可愛いなぁと思って」
過去に想いを馳せていて話があまり入っていなかった私にマコちゃんは目敏く気づく。
謝罪と共に素直な気持ちを返すと、嬉しそうにはにかみながらも少し口をすぼめた。
「そう言ってくれるのは嬉しいけど、私はアリサちゃんの方が素敵だと思うなぁ。カッコよくて綺麗なお姉さんって感じで! そのサラサラのながーい黒髪とか憧れちゃうっ」
「そんな、私なんて全然……」
予想外に褒められて、どうしていいかわからずオロオロしてしまう私。
私は昔から彼女に比べて愛嬌なんてなかったし、とても可愛い女子ではなかったと思う。
髪質はちょっぴり自慢ではあるけれど、最近は仕事が忙しすぎて美容院にもあまり行けていないからひどいものだ。
本当は今日に向けて行っておきたかったのに、突発の仕事や残業続きてとてもじゃないけれど余裕がなかった。
でも、高校時代の彼女も私の髪をよく褒めてくれたし、カッコいいとか綺麗だとかもよく言ってくれていた。
あなたには敵わないよなんて思いつつ、でもそうやって言ってくれることが私の誇りでもあったりして。
だからこそ私は、あの頃の自分を今も維持したいと思っている。この髪もその一環だ。
「ふふ、かわいっ」
返答に困っている私を見上げ、マコちゃんはいたずらっぽく笑った。
同時にもう一方の腕を私の腕に絡めて、体をより密着させてくる。
私はこの顔に迫られると昔からたじたじになってしまう。
「見た目はできる女系のかっこいいお姉さんなのにそんな顔も見せてくれるから、アリサちゃんのこと好き」
「もう、からかわないで。あなたは昔からいっつもそうやって────」
言いかけて慌てて言葉を飲み込む。
幸いマコちゃんは周りの喧騒のせいかちゃんとは聞こえていなかったようで、特に気にした風もない。
私としたことが、それはしちゃいけないっていつも自分に言い聞かせていたのに。
昔のマコと比べることだけはしちゃいけないって。
だってそれは、あまりにも失礼すぎることだから。
「ほら、もう着いたよ」
「あーん。もうお別れかぁ」
駅にたどり着いたことをいいことに強引に話題を変えた私に、マコちゃんはうめきながらこちらへとしなだれかかってきた。
私より少し身長の低い彼女の頭が私の肩へと乗り、髪から女の子らしい柔らかな香りがやってくる。
ふにゃっと私に甘えてくる姿も、その柔らかな体の感触も、甘い香りさえも、あの頃ととても同じで。
だから私はこの子と会うのをどうしてもやめられないでいる。
「私も名残惜しいけど。でももう……時間でしょ?」
「そうだねぇ。次に会えるのはまた一ヶ月後くらい?」
「うん。多分それくらいかな」
「わかった、楽しみにしてる! でも最後にぎゅー!」
そう言って強く抱きついてくるマコちゃんを、私も強く抱きしめ返した。
また一ヶ月近く会えないと思うと、ここでしっかりと充電しておかないと心がもたない。
本当はもっと頻繁に会いたいけれど、どうしたって時間がない。
入社時の募集要項には週休二日制で有給も自由に取れるって書いてあったのに。
実際に勤めて始めてみれば、休日出勤は当たり前だし毎日鬼のような残業がついてまわる。
有給なんてこの五年間使ったことはないし、だからといって買い取られるわけでもなく、知らぬ間にどこかに消えている。
完全なブラック企業。バリバリ働く女性というか、私はただの社畜でしかない。
でも転職は簡単じゃないし、働かないとマコちゃんと会うためのお金が稼げない。
だから私は身を削りながら地獄のような日々をなんとか生き抜いて、月に一度のデートに癒しを得ている。
もうこれなしじゃ生きていけない体になってしまっていた。
あぁマコ。私の大好きなマコ。
高校の時以上に、私はその存在に依存してしまっているかもしれない。
「うん。それじゃあ……」
しばらく強く抱き合ってから、マコちゃんはスッと私から離れた。
ささっと居住まいを正すような素振りをしてから、私に向かっていつも通りの明るく可愛い笑顔を浮かべて、言う。
「デートコース二時間で一万五千円ですっ」
「はい、いつもありがとうね」
やや事務的な言葉に僅かな口惜しさを感じつつも、私は用意していた現金入りの封筒を手渡した。
マコちゃんはそれを丁寧な手つきで受け取ってからカバンへとしまい、それからスマホで電話をかけて二言三言。
何度やってもこの時間だけはどうしても慣れない。
「それじゃあ、またのご利用お待ちしてます。バイバイ、アリサちゃん」
「うん、気をつけてね」
手を振りながら改札を潜っていく姿を見送ってから、私は小さく溜息を着いた。
彼女が私の高校時代の親友じゃないことは、私が誰よりもよくわかっている。
あの子はマコじゃない。北野マコじゃない。レズ風俗のお店で働く『マコちゃん』だ。
でも仕方ないでしょ。あんまりにもマコにそっくりなんだから。
その昔はビシバシ働くお姉さんみたいなものに憧れたこともあったけれど。
いざ仕事を始めてみれば、ただ友達と楽しく笑っていれば満ち足りていていたあの日々が、どんなに貴重だったかを実感させられる。
あの頃はよかった。なんてババくさいことは言いたくないけれど。
でも、よかった。あの頃はよかった。毎日が幸せだった。
マコと過ごした三年間の高校生活は。
「アリサちゃん、今日は呼んでくれてありがとう。とっても楽しかった!」
地獄の七連勤を乗り切ってようやく掴み取った休日のこと。
流行りのランチを食べ、近くのお店でウィンドウショッピングをし、そしてカフェでお茶をして。
そんないつもの段取りを終えたところで、マコちゃんは私にパァッと輝かしい笑顔を向けた。
「そんな、こちらこそだよ。いつもありがとうね」
「ううんううん。私、アリサちゃんとのデートはいつもとっても癒されてるんだから!」
マコちゃんは私の手を可愛らしくきゅっと握りながらそんなことを言う。
そこには建前のような取り繕ったものは全く感じられなくて、本心からそう言ってくれているように見える。
北野マコは私の高校時代の親友だ。
入学初日、席が前後だったこともあって話すようになリ、すぐ意気投合した。
三年間クラスが同じだったから、私たちはずっと一緒だったんだ。
どちらかというと真面目で固い私を、明るく奔放な彼女はいつも引っ張っていってくれた。
一緒に見た景色は私にとってどれも新しく、輝かしくて。
二人でいる時間が何よりも幸せだった。
「駅まで一緒に行こうか。改札まで送るね」
「うん!」
私が言うとマコちゃんは元気よく頷いて、握っていた私の手を放す。
かと思えばすぐに手を取り直して、当たり前のように指を絡めてきた。
恋人のように手を繋ぐことにドギマギした頃もあったけれど、最近はもうだいぶ慣れてきた。
私に寄り添って歩きながらペチャクチャと楽しく話すマコちゃんの姿は、私の記憶にある高校時代の彼女とは少し違う。
昔の彼女は比較的派手な見た目で、入学してすぐに金髪に染めていたし、メイクだっていつも厚くしっかりキメていた。
スカートの丈なんてギリギリまで短く巻き上げてたし、ワイシャツのボタンがルーズだったり、リボンをちゃんとしてなかったり、簡単に言えばやんちゃなギャルだった。
けれどこのマコちゃんにはそんな雰囲気は全くない。
髪こそ染めているけれど少し明るめの茶髪くらいだし、メイクは世間ウケしやすいナチュラルさだ。
服装だって落ち着いたもので、清楚な大人のお姉さんという言葉がぴったり似合う。
それも当たり前の話。だって高校生だったんだから。子供だったんだから。
でもちょっぴり比べてしまう自分がいる。だって私が最も輝いていた時期の思い出だから。
ただどっちにしても素材が抜群にいいことに違いはない。
派手でキャピキャピしていたギャルでも、落ち着いた大人なお姉さんでも。
目が覚めるような赤い口紅を好んでいたあの濃い化粧の顔も、淡いピンクのリップがよく映えるナチュラルな顔も。
思わず釘付けになるほど可愛らしいことには違いない。
「もー聞いてるー? 人の顔ジロジロ見てぇー!」
「ごめんごめん。相変わらず可愛いなぁと思って」
過去に想いを馳せていて話があまり入っていなかった私にマコちゃんは目敏く気づく。
謝罪と共に素直な気持ちを返すと、嬉しそうにはにかみながらも少し口をすぼめた。
「そう言ってくれるのは嬉しいけど、私はアリサちゃんの方が素敵だと思うなぁ。カッコよくて綺麗なお姉さんって感じで! そのサラサラのながーい黒髪とか憧れちゃうっ」
「そんな、私なんて全然……」
予想外に褒められて、どうしていいかわからずオロオロしてしまう私。
私は昔から彼女に比べて愛嬌なんてなかったし、とても可愛い女子ではなかったと思う。
髪質はちょっぴり自慢ではあるけれど、最近は仕事が忙しすぎて美容院にもあまり行けていないからひどいものだ。
本当は今日に向けて行っておきたかったのに、突発の仕事や残業続きてとてもじゃないけれど余裕がなかった。
でも、高校時代の彼女も私の髪をよく褒めてくれたし、カッコいいとか綺麗だとかもよく言ってくれていた。
あなたには敵わないよなんて思いつつ、でもそうやって言ってくれることが私の誇りでもあったりして。
だからこそ私は、あの頃の自分を今も維持したいと思っている。この髪もその一環だ。
「ふふ、かわいっ」
返答に困っている私を見上げ、マコちゃんはいたずらっぽく笑った。
同時にもう一方の腕を私の腕に絡めて、体をより密着させてくる。
私はこの顔に迫られると昔からたじたじになってしまう。
「見た目はできる女系のかっこいいお姉さんなのにそんな顔も見せてくれるから、アリサちゃんのこと好き」
「もう、からかわないで。あなたは昔からいっつもそうやって────」
言いかけて慌てて言葉を飲み込む。
幸いマコちゃんは周りの喧騒のせいかちゃんとは聞こえていなかったようで、特に気にした風もない。
私としたことが、それはしちゃいけないっていつも自分に言い聞かせていたのに。
昔のマコと比べることだけはしちゃいけないって。
だってそれは、あまりにも失礼すぎることだから。
「ほら、もう着いたよ」
「あーん。もうお別れかぁ」
駅にたどり着いたことをいいことに強引に話題を変えた私に、マコちゃんはうめきながらこちらへとしなだれかかってきた。
私より少し身長の低い彼女の頭が私の肩へと乗り、髪から女の子らしい柔らかな香りがやってくる。
ふにゃっと私に甘えてくる姿も、その柔らかな体の感触も、甘い香りさえも、あの頃ととても同じで。
だから私はこの子と会うのをどうしてもやめられないでいる。
「私も名残惜しいけど。でももう……時間でしょ?」
「そうだねぇ。次に会えるのはまた一ヶ月後くらい?」
「うん。多分それくらいかな」
「わかった、楽しみにしてる! でも最後にぎゅー!」
そう言って強く抱きついてくるマコちゃんを、私も強く抱きしめ返した。
また一ヶ月近く会えないと思うと、ここでしっかりと充電しておかないと心がもたない。
本当はもっと頻繁に会いたいけれど、どうしたって時間がない。
入社時の募集要項には週休二日制で有給も自由に取れるって書いてあったのに。
実際に勤めて始めてみれば、休日出勤は当たり前だし毎日鬼のような残業がついてまわる。
有給なんてこの五年間使ったことはないし、だからといって買い取られるわけでもなく、知らぬ間にどこかに消えている。
完全なブラック企業。バリバリ働く女性というか、私はただの社畜でしかない。
でも転職は簡単じゃないし、働かないとマコちゃんと会うためのお金が稼げない。
だから私は身を削りながら地獄のような日々をなんとか生き抜いて、月に一度のデートに癒しを得ている。
もうこれなしじゃ生きていけない体になってしまっていた。
あぁマコ。私の大好きなマコ。
高校の時以上に、私はその存在に依存してしまっているかもしれない。
「うん。それじゃあ……」
しばらく強く抱き合ってから、マコちゃんはスッと私から離れた。
ささっと居住まいを正すような素振りをしてから、私に向かっていつも通りの明るく可愛い笑顔を浮かべて、言う。
「デートコース二時間で一万五千円ですっ」
「はい、いつもありがとうね」
やや事務的な言葉に僅かな口惜しさを感じつつも、私は用意していた現金入りの封筒を手渡した。
マコちゃんはそれを丁寧な手つきで受け取ってからカバンへとしまい、それからスマホで電話をかけて二言三言。
何度やってもこの時間だけはどうしても慣れない。
「それじゃあ、またのご利用お待ちしてます。バイバイ、アリサちゃん」
「うん、気をつけてね」
手を振りながら改札を潜っていく姿を見送ってから、私は小さく溜息を着いた。
彼女が私の高校時代の親友じゃないことは、私が誰よりもよくわかっている。
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