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最終章 氷室 霰のレクイエム
23 繋がりの力
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「あなたは本当に、癇に障る。夢だとしても、あなたのような愚かものを想像した自分が嫌になるわ」
「受け入れられないのはお互い様だよ、ドルミーレ。私だって、あなたが大元だなんて思いたくないもん」
ドルミーレをルーツとして存在する私。
彼女があり得ないと夢想したものから生まれた私。
だからこそ、根幹を同じくしているのに、正反対な私たち。
ドルミーレが飽くまで自分の考え方を変えず、全てを否定し続けるというのなら。
私たちは絶対に交わることなんてないし、わかり合うことなんてできない。
でもきっとそれは、私にも言えることで。
きっと私たちは、お互いを否定することでしか、自分を証明することができない。
ドルミーレがしたことは、きっと誰でもすることなんだ。
自分の考えにはそぐわないものでも、人は気まぐれにそれを思い描くことがある。
自分には決してできないと、現実ではあり得ないとわかっていながらも、突拍子もないもしもを思い浮かべたりする。
ドルミーレの場合は、その規格外の力があるせいで空想を形にしてしまっただけ。
心を深い眠りにつかせてしまっていたから、その夢の中に自分ではない自分を投影してしまった。
誰でも見るような夢を、彼女は現実にする力を持っていたから、こんなことになってしまったんだ。
でもそうやって私が私として生まれた以上、私の気持ちとプライドがある。
どんなにドルミーレがあり得ないものだと断じても、私には私の意見と希望があるから。
ドルミーレが大元だとか、力の源だとか、関係ない。私が夢に過ぎないとか、絵空事だとか、関係ないんだ。
「ドルミーレ、私はあなたを倒す。全てを否定して、繋がりを拒絶して、一人寂しく閉じこもっているようなあなたに、これ以上誰も傷つけさせるわけにはいかないから。私の、私のたちの希望を、奪われるわけにはいかないから……!」
「相変わらず口だけは達者ね。いいわ、やれるものならやってみなさい。霞のように脆く、虫けらのように小さいあなたが、世界の力を背負わされた私に敵う気でいるというのなら!」
私の心からの叫びに、ドルミーレの冷たい叫びがぶつかる。
そこに込められた嫌悪感と怒りが、心が剥き出しの今の私にストレートに突き刺さってくる。
それでも負けじと踏ん張る私に、ドルミーレは黒い『真理の剣』を向けた。
すると、ドルミーレの全身から黒い力が噴射して周囲に大きく波打った。
それは私めがけてというよりは、周りの全てを蹂躙するような拒絶の力の奔流。
すぐ近くにいた夜子さんはそれに勢いよく吹き飛ばされて、黒の波に飲み込まれてしまう。
私の傍にいたお母さんもまた、急いで防御を張りつつも抗いようのない力に飲み込まれて。
私の周りは一瞬にして黒に染まり切ろうとしていた。
その冷たい力の渦に、私もまた押しつぶされそうになったけれど。
でも、こんな寂しい力に、負ける気はしなかった。
「アリス、負けるな!」
「私たちがついてるから、アリス!」
暗闇の中で声が聞こえて、その瞬間、私の手の中に金色が灯る。
それは瞬時に剣の形に伸び広がって、迫り来る黒い力を搔き分ける。
心がポッと暖かくなって、今まで空っぽだった力がどんどんと満たされていくのがわかった。
悲しみに塗れ、絶望に浸って、どんなに心折れそうになっても。
今にも消えそうになって、自分自身が曖昧になってしまっても。
どんな時も、何度だって、尽きた力をみんなが補ってくれる。
ドルミーレから切り離された今だからこそ、私の全てを友達が満たしてくれるんだ。
「俺たちには、一緒に立つことしかできねぇ。でも、絶対にお前を放さねぇから……!」
「辛い時も苦しい時も、どんな時だって。私たちはアリスそばにいる。だって、親友だから!」
レオとアリアが、私の背中を強く押して体を支えてくれていた。
夜子さんの魔法を突破して満身創痍の体でも尚、私に寄り添ってくれている。
その存在が、心が、私に力を与えてくれた。
「ありがとう、レオ、アリア。いつだって二人が手を引いて、背中を押してくれたから、私は……!」
この手に生まれた金色の剣を強く握って、振るう。
するとドルミーレが放った力は掻き消えて、白い部屋の視界が晴れやかになった。
その先で、ドルミーレが信じられないものを見るような目でこちらを見ている。
「どうして……その力は、一体ッ……!」
「これは、私だけの力。一人ぼっちのあなたじゃ、絶対に見出せなかった力だよ!」
繋がりの力。みんなの心が編んでくれた、希望の力。
これは、ドルミーレの力とはなんの関係もない、私だけの力なんだ。
彼女から隔絶され、ただのちっぽけな心のカケラになっても、みんながいれば私は、戦える。
黒い力の奔流が消えたことで、傍で倒れるお母さんと夜子さんの姿が窺えた。
二人はよろよろと体を起こしながら、未だ立ち続ける私を見て、目を剥いている。
「何よそれ……くだらない。そんな曖昧なものを持ち出して、まだ妄言を吐くっていうのね」
「なんとでも言えばいいよ。あなたに理解できるだなんて思ってない。でもだからこそ、これはあなたの力を打ち砕くって、私はそう信じてる。これが! この繋がりが! 私が私である証なんだから!」
肉体のない、不確かな体で剣を構える。
心しかない今の状態でも、こうしてみんなが私を支えてくれるから、踏ん張ることができる。
どんなに大きな力を前にしても、臆することなく立ち向かうことができる。
こうして今背中を支えてくれている、レオとアリアだけじゃない。
沢山の友達が私の手を引いてくれているって、わかるから。
「そんな朧げなもので、何ができるっていうのよ。脆くて弱い、繋がりなんかに縋って。一人じゃ立ち上がれないくらい弱いくせに、私を否定するなんて、愚かな!」
「一人で立ち上がれなくて、何が悪い! 人は、誰かと支え合って生きていくんだ。支えてもらった分、今度は支え返して。そうやって助け合って、私たちは一人では越えられない壁を乗り越えるんだ。一人で生きていけるなんて言えちゃう人の方が、何にもわかってなくて、よっぽど弱くて愚かだ!」
ドルミーレは黒い『真理の剣』を握りしめて、静かな怒りに肩を震わせている。
圧倒的な力を持っても尚、今にも消えそうな私に抵抗されて苛立ちが隠せていない。
何よりも否定したい繋がりを掲げる私の存在が、目障りで仕方がないんだ。
だからこそ私は、この繋がりの力を持ってドルミーレを打ち倒す。
全てを拒絶して孤高に閉じこもる彼女の闇を、沢山の心が編んでくれたこの剣で切り開く。
人の想いが生む力がどれほど強いものなのか、彼女に叩きつけるんだ。
そして、私は全てを守る。
『魔女ウィルス』に苦しむ全ての魔女たちを。
それに振り回される、多くの人たちを。
そして何より、霰ちゃんを。私は、守るんだ。
今ここで、私の今までに、決着をつける。
「ドルミーレ────!!!」
金色の剣を握りしめ、私は一直線に飛び込んだ。
「受け入れられないのはお互い様だよ、ドルミーレ。私だって、あなたが大元だなんて思いたくないもん」
ドルミーレをルーツとして存在する私。
彼女があり得ないと夢想したものから生まれた私。
だからこそ、根幹を同じくしているのに、正反対な私たち。
ドルミーレが飽くまで自分の考え方を変えず、全てを否定し続けるというのなら。
私たちは絶対に交わることなんてないし、わかり合うことなんてできない。
でもきっとそれは、私にも言えることで。
きっと私たちは、お互いを否定することでしか、自分を証明することができない。
ドルミーレがしたことは、きっと誰でもすることなんだ。
自分の考えにはそぐわないものでも、人は気まぐれにそれを思い描くことがある。
自分には決してできないと、現実ではあり得ないとわかっていながらも、突拍子もないもしもを思い浮かべたりする。
ドルミーレの場合は、その規格外の力があるせいで空想を形にしてしまっただけ。
心を深い眠りにつかせてしまっていたから、その夢の中に自分ではない自分を投影してしまった。
誰でも見るような夢を、彼女は現実にする力を持っていたから、こんなことになってしまったんだ。
でもそうやって私が私として生まれた以上、私の気持ちとプライドがある。
どんなにドルミーレがあり得ないものだと断じても、私には私の意見と希望があるから。
ドルミーレが大元だとか、力の源だとか、関係ない。私が夢に過ぎないとか、絵空事だとか、関係ないんだ。
「ドルミーレ、私はあなたを倒す。全てを否定して、繋がりを拒絶して、一人寂しく閉じこもっているようなあなたに、これ以上誰も傷つけさせるわけにはいかないから。私の、私のたちの希望を、奪われるわけにはいかないから……!」
「相変わらず口だけは達者ね。いいわ、やれるものならやってみなさい。霞のように脆く、虫けらのように小さいあなたが、世界の力を背負わされた私に敵う気でいるというのなら!」
私の心からの叫びに、ドルミーレの冷たい叫びがぶつかる。
そこに込められた嫌悪感と怒りが、心が剥き出しの今の私にストレートに突き刺さってくる。
それでも負けじと踏ん張る私に、ドルミーレは黒い『真理の剣』を向けた。
すると、ドルミーレの全身から黒い力が噴射して周囲に大きく波打った。
それは私めがけてというよりは、周りの全てを蹂躙するような拒絶の力の奔流。
すぐ近くにいた夜子さんはそれに勢いよく吹き飛ばされて、黒の波に飲み込まれてしまう。
私の傍にいたお母さんもまた、急いで防御を張りつつも抗いようのない力に飲み込まれて。
私の周りは一瞬にして黒に染まり切ろうとしていた。
その冷たい力の渦に、私もまた押しつぶされそうになったけれど。
でも、こんな寂しい力に、負ける気はしなかった。
「アリス、負けるな!」
「私たちがついてるから、アリス!」
暗闇の中で声が聞こえて、その瞬間、私の手の中に金色が灯る。
それは瞬時に剣の形に伸び広がって、迫り来る黒い力を搔き分ける。
心がポッと暖かくなって、今まで空っぽだった力がどんどんと満たされていくのがわかった。
悲しみに塗れ、絶望に浸って、どんなに心折れそうになっても。
今にも消えそうになって、自分自身が曖昧になってしまっても。
どんな時も、何度だって、尽きた力をみんなが補ってくれる。
ドルミーレから切り離された今だからこそ、私の全てを友達が満たしてくれるんだ。
「俺たちには、一緒に立つことしかできねぇ。でも、絶対にお前を放さねぇから……!」
「辛い時も苦しい時も、どんな時だって。私たちはアリスそばにいる。だって、親友だから!」
レオとアリアが、私の背中を強く押して体を支えてくれていた。
夜子さんの魔法を突破して満身創痍の体でも尚、私に寄り添ってくれている。
その存在が、心が、私に力を与えてくれた。
「ありがとう、レオ、アリア。いつだって二人が手を引いて、背中を押してくれたから、私は……!」
この手に生まれた金色の剣を強く握って、振るう。
するとドルミーレが放った力は掻き消えて、白い部屋の視界が晴れやかになった。
その先で、ドルミーレが信じられないものを見るような目でこちらを見ている。
「どうして……その力は、一体ッ……!」
「これは、私だけの力。一人ぼっちのあなたじゃ、絶対に見出せなかった力だよ!」
繋がりの力。みんなの心が編んでくれた、希望の力。
これは、ドルミーレの力とはなんの関係もない、私だけの力なんだ。
彼女から隔絶され、ただのちっぽけな心のカケラになっても、みんながいれば私は、戦える。
黒い力の奔流が消えたことで、傍で倒れるお母さんと夜子さんの姿が窺えた。
二人はよろよろと体を起こしながら、未だ立ち続ける私を見て、目を剥いている。
「何よそれ……くだらない。そんな曖昧なものを持ち出して、まだ妄言を吐くっていうのね」
「なんとでも言えばいいよ。あなたに理解できるだなんて思ってない。でもだからこそ、これはあなたの力を打ち砕くって、私はそう信じてる。これが! この繋がりが! 私が私である証なんだから!」
肉体のない、不確かな体で剣を構える。
心しかない今の状態でも、こうしてみんなが私を支えてくれるから、踏ん張ることができる。
どんなに大きな力を前にしても、臆することなく立ち向かうことができる。
こうして今背中を支えてくれている、レオとアリアだけじゃない。
沢山の友達が私の手を引いてくれているって、わかるから。
「そんな朧げなもので、何ができるっていうのよ。脆くて弱い、繋がりなんかに縋って。一人じゃ立ち上がれないくらい弱いくせに、私を否定するなんて、愚かな!」
「一人で立ち上がれなくて、何が悪い! 人は、誰かと支え合って生きていくんだ。支えてもらった分、今度は支え返して。そうやって助け合って、私たちは一人では越えられない壁を乗り越えるんだ。一人で生きていけるなんて言えちゃう人の方が、何にもわかってなくて、よっぽど弱くて愚かだ!」
ドルミーレは黒い『真理の剣』を握りしめて、静かな怒りに肩を震わせている。
圧倒的な力を持っても尚、今にも消えそうな私に抵抗されて苛立ちが隠せていない。
何よりも否定したい繋がりを掲げる私の存在が、目障りで仕方がないんだ。
だからこそ私は、この繋がりの力を持ってドルミーレを打ち倒す。
全てを拒絶して孤高に閉じこもる彼女の闇を、沢山の心が編んでくれたこの剣で切り開く。
人の想いが生む力がどれほど強いものなのか、彼女に叩きつけるんだ。
そして、私は全てを守る。
『魔女ウィルス』に苦しむ全ての魔女たちを。
それに振り回される、多くの人たちを。
そして何より、霰ちゃんを。私は、守るんだ。
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