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最終章 氷室 霰のレクイエム
8 私の欠点
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透子ちゃんがクリアちゃんだった。
その事実が明らかになったことで、更に色々な辻褄が合っていく。
透子ちゃんが使ったという、心に干渉する魔法。
自分だけではなく他人の心にまで影響を及ぼし、私が感じ取れるはずの繋がりの気配すらも偽ってみせる魔法。
それは魔女は元より、魔法使いだってそうそう扱えない、とても高等な魔法だ。
そんなものを使える魔女がポンポンといるはずがない。
でもクリアちゃんは、それができる魔女だ。
女王様の娘であるという血筋、そしてあらゆるものを吸収して習得できる性質を持つ彼女は、魔女の身でありながら、それができる使い手なんだ。
繋がりを阻害しようとういう発想も、同じだし。
そして透子ちゃんがクリアちゃんだったということは、ある意味で氷室さんがクリアちゃんだったということだ。
厳密には、氷室さんに入っていた透子ちゃんが、クリアちゃんだったんだ。
それを思えば、燃える炎の姿は思念体なんかじゃなくて、氷室さんの体での実体だったのかもしれない。
私に正体をバラさないように、そういうことにしていただけで。
だからこそ、あの時クリアちゃんの中から氷室さんが出て来たんだ。
氷室さんはクリアちゃんに拘束されていた、というのはあながち間違いではないけれど。
でもそれは炎に囚われていたんじゃなくて、その体が炎をまとっていたんだ。
そう考えれば、クリアちゃんが『真理の剣』の剣に触れたのに、心が消滅しなかったのも納得できる。
だってあれは、ただ身体にまとっている炎の魔法が解けただけだったんだから。
つまりは、昨日クロアさんが言っていたことは、ある意味間違いじゃなかった。
本物の氷室さんは無関係でも、あの時あの場所にいたのは、氷室さんのフリをしたクリアちゃんだったんだから。
クロアさんが事実を知っていたかは定かではないけれど、でも、彼女の指摘は正しかった。
私が、間違っていたんだ。
頭がごちゃごちゃしてきて、クラクラする。
それでも、それが真実だというのだから、私は本当にとんだ大馬鹿だ。
何一つ、気づくことができなかったんだら。
でも、今はそんな自分を責めることよりも、恐怖が増さった。
そこまでのことをして、私のそばにいようとするクリアちゃんが、恐ろしかった。
「クリアちゃん、あなたは……」
「やめて。やめてよ、アリスちゃん。捨てたと言ったでしょう。私は、神宮 透子なのよ……!」
氷室さんを更に抱き寄せ、へたり込んだまま這いずって後退さろうとする。
けれど体が震えて、竦んでうまく動けない。
そんな私に、透子ちゃんはジリジリと寄ってくる。
「クリアランス・デフェリアは、どうしようもない空虚な存在。姿も形も在り方も抜け落ちた、不出来な女。その存在も、その名に染み込んだ悪評も、あなたには相応しくなかった。だから私は自分を捨てて、生まれ変わった私として、あなたのそばにいようと思ったのに。失敗した、失敗した…………!」
「クリ────透子、ちゃん……」
その自分自身の否定し具合は、やっぱりさっきのクリアちゃんの言葉と一致する。
誰からも受け入れられなかった自分を、不要なものだと卑下して。自らに足りないものを必死にかき集めて、自分の空白を埋めようとする、その生き方が。
そうやって彼女は、他人から身体を奪って自らの虚無を埋め、神宮 透子という新しい自分を作り出したんだ。
それでもクリアちゃんとしても活動していたのは、新しい自分を穢さないためなのかな。
クリアランス・デフェリアとしての悪評はそれなりに自覚があるようだし、神宮 透子としての自分は決して私に嫌われたくなかったのかもしれない。
だから、私に目を背けられるような行為は、姿を隠してクリアちゃんとして動いたんだ。
でもそれは、少なからず常識的な思考があるようにも思えるけれど。
それでもこうして、平気な顔をして私の前に現れるのだから、この人はやっぱりどこかズレている。
いや、どこかも何も、何もかもが常人と噛み合っていない。
「でも、でも……アリスちゃんなら、私を受け入れてくれるわよね? こんな私でも、許してくれるわよね。だって私たちは、友達なんだから……!」
「それは……それは…………」
透子ちゃんは縋るように手を伸ばしてくる。
うまく身を捻ることのできない私に、容赦なく。
私は彼女の目を震えながら見返して、口籠もった。
「いいわ。いいわよ。今までのことを無しにするって言ったって。だって、何にしたって私たちは友達だもの。ずっと昔から。何があったって、どんな私だって、アリスちゃんは私を受け入れてくれる。だって、アリスちゃんはとっても優しいから」
「っ…………」
歪んだ笑みを浮かべる透子ちゃんは、私を食らいつくように見つめてくる。
そこにあるのは情愛のようで、けれどあまりにも独りよがりな欲求で。
一方通行にもほどがある、受け止めきれない激情だ。
さっき、少しはわかってくれたと思ったのに。
だからこそ、ジャバウォックを使うのをやめてくれたと思っていたのに。
あの時彼女が理解したのは、クリアランス・デフェリアという存在が、私にとってよくないものだったということだけなんだ。
彼女が引いたのは、私へのアプローチがうまくいかなさそうだからというだけで、私の気持ちをわかってくれたわけじゃない。
ただ、違う方法をとればと、神宮 透子としての方がやっぱりいいと、そう思って引いただけなんだ。
透明だったクリアちゃんは、周りに否定されるままに自分自身を否定し続けた彼女には、もうきっと自分なんてないんだ。
だから、自分ではないもので着飾っても何も思わないし、他人になりきって生きることにも何の違和感もない。
私のそばにいられれば、自分なんてものは何でもよく、そんな彼女だからこそ、他人を慮る気持ちなんてあるわけがない。
だから、信じられないような酷いことを、平然とできるんだ。
クリアちゃんが────透子ちゃんが、心底恐ろしい。
その常軌を逸した思考回路が、まるで理解できない。
思考の運びはわかっても、それでよしとしてしまう気持ちがまるでわからない。
けれど、でも、一つだけ彼女の言う通りなのが、悔しい。
こんなことをする人でも私は、この人が友達だという前提を、崩すことができない。
信じられないくらい酷い人なのに。残酷すぎるほどに無情なのに。
それでも、私たちが確かに友達として結んだ気持ちを、無視できないんだ。
『まほうつかいの国』で暴れまわって、魔法使いも魔女も関係なく、多くの人を傷つけた。
沢山の人を殺して、身体を奪い取った。その中には、シオンさんとネネさんのご両親や、クリスティーンがいて。
ジャバウォックという終末兵器を用いて、世界を破壊してしまおうともした。
そして、何の罪もない氷室さんの身体を奪って、この上ない苦しみを押し付け、そしてその身体を無碍に扱った。
誰の気持ちも考えず、私のためと言いつつ私の気持ちも考えず。
自らの望みのために全てを無視して傷つけて。彼女は、沢山の悲しみを生んできた。
わかってる。わかってるのに。
それなのに、クリアランス・デフェリアを────神宮 透子を、まだ友達だと思っている自分がいる。
許せないのに、怒っているはずなのに、憎らしいはずなのに。
私は、友達のことを完全に嫌いになることが、できなかった。
その事実が明らかになったことで、更に色々な辻褄が合っていく。
透子ちゃんが使ったという、心に干渉する魔法。
自分だけではなく他人の心にまで影響を及ぼし、私が感じ取れるはずの繋がりの気配すらも偽ってみせる魔法。
それは魔女は元より、魔法使いだってそうそう扱えない、とても高等な魔法だ。
そんなものを使える魔女がポンポンといるはずがない。
でもクリアちゃんは、それができる魔女だ。
女王様の娘であるという血筋、そしてあらゆるものを吸収して習得できる性質を持つ彼女は、魔女の身でありながら、それができる使い手なんだ。
繋がりを阻害しようとういう発想も、同じだし。
そして透子ちゃんがクリアちゃんだったということは、ある意味で氷室さんがクリアちゃんだったということだ。
厳密には、氷室さんに入っていた透子ちゃんが、クリアちゃんだったんだ。
それを思えば、燃える炎の姿は思念体なんかじゃなくて、氷室さんの体での実体だったのかもしれない。
私に正体をバラさないように、そういうことにしていただけで。
だからこそ、あの時クリアちゃんの中から氷室さんが出て来たんだ。
氷室さんはクリアちゃんに拘束されていた、というのはあながち間違いではないけれど。
でもそれは炎に囚われていたんじゃなくて、その体が炎をまとっていたんだ。
そう考えれば、クリアちゃんが『真理の剣』の剣に触れたのに、心が消滅しなかったのも納得できる。
だってあれは、ただ身体にまとっている炎の魔法が解けただけだったんだから。
つまりは、昨日クロアさんが言っていたことは、ある意味間違いじゃなかった。
本物の氷室さんは無関係でも、あの時あの場所にいたのは、氷室さんのフリをしたクリアちゃんだったんだから。
クロアさんが事実を知っていたかは定かではないけれど、でも、彼女の指摘は正しかった。
私が、間違っていたんだ。
頭がごちゃごちゃしてきて、クラクラする。
それでも、それが真実だというのだから、私は本当にとんだ大馬鹿だ。
何一つ、気づくことができなかったんだら。
でも、今はそんな自分を責めることよりも、恐怖が増さった。
そこまでのことをして、私のそばにいようとするクリアちゃんが、恐ろしかった。
「クリアちゃん、あなたは……」
「やめて。やめてよ、アリスちゃん。捨てたと言ったでしょう。私は、神宮 透子なのよ……!」
氷室さんを更に抱き寄せ、へたり込んだまま這いずって後退さろうとする。
けれど体が震えて、竦んでうまく動けない。
そんな私に、透子ちゃんはジリジリと寄ってくる。
「クリアランス・デフェリアは、どうしようもない空虚な存在。姿も形も在り方も抜け落ちた、不出来な女。その存在も、その名に染み込んだ悪評も、あなたには相応しくなかった。だから私は自分を捨てて、生まれ変わった私として、あなたのそばにいようと思ったのに。失敗した、失敗した…………!」
「クリ────透子、ちゃん……」
その自分自身の否定し具合は、やっぱりさっきのクリアちゃんの言葉と一致する。
誰からも受け入れられなかった自分を、不要なものだと卑下して。自らに足りないものを必死にかき集めて、自分の空白を埋めようとする、その生き方が。
そうやって彼女は、他人から身体を奪って自らの虚無を埋め、神宮 透子という新しい自分を作り出したんだ。
それでもクリアちゃんとしても活動していたのは、新しい自分を穢さないためなのかな。
クリアランス・デフェリアとしての悪評はそれなりに自覚があるようだし、神宮 透子としての自分は決して私に嫌われたくなかったのかもしれない。
だから、私に目を背けられるような行為は、姿を隠してクリアちゃんとして動いたんだ。
でもそれは、少なからず常識的な思考があるようにも思えるけれど。
それでもこうして、平気な顔をして私の前に現れるのだから、この人はやっぱりどこかズレている。
いや、どこかも何も、何もかもが常人と噛み合っていない。
「でも、でも……アリスちゃんなら、私を受け入れてくれるわよね? こんな私でも、許してくれるわよね。だって私たちは、友達なんだから……!」
「それは……それは…………」
透子ちゃんは縋るように手を伸ばしてくる。
うまく身を捻ることのできない私に、容赦なく。
私は彼女の目を震えながら見返して、口籠もった。
「いいわ。いいわよ。今までのことを無しにするって言ったって。だって、何にしたって私たちは友達だもの。ずっと昔から。何があったって、どんな私だって、アリスちゃんは私を受け入れてくれる。だって、アリスちゃんはとっても優しいから」
「っ…………」
歪んだ笑みを浮かべる透子ちゃんは、私を食らいつくように見つめてくる。
そこにあるのは情愛のようで、けれどあまりにも独りよがりな欲求で。
一方通行にもほどがある、受け止めきれない激情だ。
さっき、少しはわかってくれたと思ったのに。
だからこそ、ジャバウォックを使うのをやめてくれたと思っていたのに。
あの時彼女が理解したのは、クリアランス・デフェリアという存在が、私にとってよくないものだったということだけなんだ。
彼女が引いたのは、私へのアプローチがうまくいかなさそうだからというだけで、私の気持ちをわかってくれたわけじゃない。
ただ、違う方法をとればと、神宮 透子としての方がやっぱりいいと、そう思って引いただけなんだ。
透明だったクリアちゃんは、周りに否定されるままに自分自身を否定し続けた彼女には、もうきっと自分なんてないんだ。
だから、自分ではないもので着飾っても何も思わないし、他人になりきって生きることにも何の違和感もない。
私のそばにいられれば、自分なんてものは何でもよく、そんな彼女だからこそ、他人を慮る気持ちなんてあるわけがない。
だから、信じられないような酷いことを、平然とできるんだ。
クリアちゃんが────透子ちゃんが、心底恐ろしい。
その常軌を逸した思考回路が、まるで理解できない。
思考の運びはわかっても、それでよしとしてしまう気持ちがまるでわからない。
けれど、でも、一つだけ彼女の言う通りなのが、悔しい。
こんなことをする人でも私は、この人が友達だという前提を、崩すことができない。
信じられないくらい酷い人なのに。残酷すぎるほどに無情なのに。
それでも、私たちが確かに友達として結んだ気持ちを、無視できないんだ。
『まほうつかいの国』で暴れまわって、魔法使いも魔女も関係なく、多くの人を傷つけた。
沢山の人を殺して、身体を奪い取った。その中には、シオンさんとネネさんのご両親や、クリスティーンがいて。
ジャバウォックという終末兵器を用いて、世界を破壊してしまおうともした。
そして、何の罪もない氷室さんの身体を奪って、この上ない苦しみを押し付け、そしてその身体を無碍に扱った。
誰の気持ちも考えず、私のためと言いつつ私の気持ちも考えず。
自らの望みのために全てを無視して傷つけて。彼女は、沢山の悲しみを生んできた。
わかってる。わかってるのに。
それなのに、クリアランス・デフェリアを────神宮 透子を、まだ友達だと思っている自分がいる。
許せないのに、怒っているはずなのに、憎らしいはずなのに。
私は、友達のことを完全に嫌いになることが、できなかった。
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