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最終章 氷室 霰のレクイエム
6 何も悪くないのに
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「あぁ、泣かないでアリスちゃん」
透子ちゃんが眉を下げて私に縋り寄る。
その両手で私の頬を覆って、子供をあやすように甘く言葉をかけてくる。
ずっと泣き続けていたのに、それでも涙はなくならない。
むしろ更に溢れ続けて、止まるところを知らなかった。
けれどそんなことなんて全く気にならないくらい、私は自分が恨めしかった。
私は氷室さんを助けられなかったどころか、まともに認識すらできなかったんだ。
氷室さんが氷室さんじゃないと、気付いてあげることができなかった。
大切だと、大好きだと散々言っておいて、何にもわかっていなかったんだ。
そんな自分が滑稽すぎて、愚かすぎて。
それに何より、氷室さんに申し訳なさすぎて、涙が止まらない。
私はなんてひどい人間なんだ、と。
「大丈夫、大丈夫よアリスちゃん。私はちゃんとここにいる。私はこれからも、あなたと一緒にいてあげれるわ。これからもずっと、あなたを守ってあげられる」
私の頬を両手で掬って、透子ちゃんは微笑む。
甲斐甲斐しく涙を拭って、安心してと語りかけてくる。
屈託のない、綺麗な笑顔で。
「何も心配することはないわ。だって、ずっとあなたと一緒にいたのは私なのよ? その子の身体はもうダメだけど、中身だった私はこうして無事でいる。だから、これからも何も変わらないわ。今までとずっと同じ」
「……ずっと私と一緒にいたのは、透子ちゃん。あなたが、ずっと……」
「そうよ。こうして元の身体に戻って、外見は変わったけど、でもそれだけ。アリスちゃんが大切に思っていてくれた私は、何にも変わってないわ」
「………………」
私が氷室さんだと思っていた人は、氷室さんじゃなかった。
氷室さんは、ずっと透子ちゃんだった。
だから、透子ちゃんがこうして生きているんだから、何も変わらない。
そう、透子ちゃんは言う。
「────ちがうよ、全然、ちがう」
けれど、私は首を振った。
「氷室さんは、氷室さん。透子ちゃんは、透子ちゃん。全然違う……違うんだよ。同じなんかじゃ、ない……」
「アリスちゃん……?」
「中身は同じだったとか、そんなことは……関係ないんだよ。そういう問題じゃ、ないんだ……」
透子ちゃんは当たり前のように言っているけれど、でもそれはおかしい。
「どうしたのアリスちゃん。だって、今までずっと仲良くしていたのは、私なのよ。色んなことを一緒に乗り越えてきたのは、私なのよ? あなたが大切に想ってくれていたのはこの子じゃなくて、私なんだから。何もおかしなことはないでしょ?」
「ちがう……違う……! 私は……私が大切に想ってきたのは、氷室さんだ。私が見てきたのはずっと、氷室なんだ。透子ちゃん、あなたじゃない……」
「だから、それが私だったのよ。ねぇどうしたのアリスちゃん。あなたは、私の気持ちを大切に想ってくれてたんでしょ? 私の姿とか、在り方とかそういうの、関係ないでしょ?」
「関係あるよ。関係あるに、決まってるじゃん…………」
そう言って、私は透子ちゃんの手を振り払った。
そんなことをされるとは夢にも思わなかったのか、透子ちゃんは呆然と私を見つめた。
「ただ、姿形が変わるとか、知らない一面があったとか、そういう次元の話じゃない。人が、違った。心が、違った。氷室さんじゃ、なかった。それが実は透子ちゃんだったなんて言われても、今までの気持ちをそのままあなたには向けられないよ……!」
「で、でも……そんな……」
今まで育んできた友情、想いが偽物だったとは思わない。
私たちはその時確かに心を交わして、強く手を取り合ってきた。
その時は確かに本物だったんだ。
でも私のその気持ちは、氷室さんに向けたもの。
その中身が透子ちゃんだったとしても、こちらに来ていた想いが透子ちゃんのものだったとしても。
私の気持ちは、透子ちゃんに向けたものじゃない。
だから、今まで絆を育んできた相手が透子ちゃんだと言われたからって、はいそうですかと納得できるわけがない。
安心したと、死でしまわなくてよかったと、喜べるわけがない。
氷室さんの真実を見抜けなかった、間抜けにも程がある私だけれど。
でも私は、氷室さんだからこそ、この想いを向けてきたんだ。
この気持ちは、氷室さんだけのものなんだ。
いくら、ずっと氷室さんのフリをしてきたからといって、同じものを透子ちゃんに向けることはできない。
「そんなの、おかしいわ。だってあなたと心を交わしてきたのは、私なのよ。あなたの気持ちや言葉は、私が受け取っていたのよ。なのにどうしてアリスちゃんは……」
「それは、透子ちゃんが勝手に掠め取ってただけだよ。私たちの友情を、嘘をついて自分のものにしていただけなんだ……。だって私は、氷室さんしか見ていなかったんだから……!」
今更私に、氷室さんのことを語る資格はないと思う。
私が氷室さんのことを大切に想っていただなんて、言えるはずがない。
でも、でも。私は心の底からそう思っていたんだ。
この気持ちは、氷室さんに入っていた透子ちゃんにじゃなく、ただ純粋に氷室さんに向けていたものだ。
全然違うんだ。
未だにわけがわからなくて、信じられなくて。
頭が割れそうで、心が砕けそうで、いっそこのまま死んでしまいたい。
今まで感じていたどんな痛みも苦しみも、まるで大したことなかったと思えるくらいに、辛い。
これに比べれば、ジャバウォックなんていうわかりやすい絶望の、なんと軽やかなことか。
一番信じていたものに裏切られて、それ自体もとてつもなく悲しいけれど。
なにより、それに気付かなかった自分が情けなくて。
世界の全てがもうどうでもいいと思えるくらいに、絶望が心を埋め尽くしている。
こんなこと、決してあっていいことじゃない。透子ちゃんは何でもないように言うけれど。
でも彼女がしたことは、私と氷室さんの心を踏みにじる行為だ。
私たちの心を謀って、気持ちを奪い取って、素知らぬ顔で居座って。
どんなに今まで私を助けてくれていたのが透子ちゃんだったとしても、それは到底許されることじゃない。
けれど怒りを感じる余裕なんてなくて。ただただ、冷たい悲しみが全身に広がっていく。
胸の内から、心の奥底から、この身が凍っていくように。
果てのない喪失感が、私の中身を壊していく。私から、全てを奪っていく。
「今までは、ずっと透子ちゃんに目を覚ましてほしいって、思ってた。でもそれは、あの時、あの夜、私を助けてくれたあなたに、また会いたかったから。こんな形を、私は望んでなかった。私は今、透子ちゃんとの再会を喜ぶことなんてできない。ひどいよ……ひどいよ、透子ちゃんっ…………」
「アリスちゃん……そんな……」
氷室さんは、なにも悪くないのに。悪いことなんてしてないのに。
彼女はただ、私を待ち続けてくれていただけなのに。
ひっそり、私のことを見守っていてくれただけなのに。
どうして氷室さんが、こんなひどい目に遭わなきゃいけないの?
人の苦しみを押し付けられて、身体も存在も、気持ちまで奪われて。その果てに、こんなに傷ついて。
何故、氷室さんが死んじゃいそうにならなきゃいけなんだ。
悲しみで心が押し潰されそうで、あらゆる気力が削がれていく。
今の私には、ただ泣くことしかできなかった。
子供のように泣き続けて、喚くことしか、できなかった。
「返して……お願い。氷室さんを、返してよっ…………!」
透子ちゃんが眉を下げて私に縋り寄る。
その両手で私の頬を覆って、子供をあやすように甘く言葉をかけてくる。
ずっと泣き続けていたのに、それでも涙はなくならない。
むしろ更に溢れ続けて、止まるところを知らなかった。
けれどそんなことなんて全く気にならないくらい、私は自分が恨めしかった。
私は氷室さんを助けられなかったどころか、まともに認識すらできなかったんだ。
氷室さんが氷室さんじゃないと、気付いてあげることができなかった。
大切だと、大好きだと散々言っておいて、何にもわかっていなかったんだ。
そんな自分が滑稽すぎて、愚かすぎて。
それに何より、氷室さんに申し訳なさすぎて、涙が止まらない。
私はなんてひどい人間なんだ、と。
「大丈夫、大丈夫よアリスちゃん。私はちゃんとここにいる。私はこれからも、あなたと一緒にいてあげれるわ。これからもずっと、あなたを守ってあげられる」
私の頬を両手で掬って、透子ちゃんは微笑む。
甲斐甲斐しく涙を拭って、安心してと語りかけてくる。
屈託のない、綺麗な笑顔で。
「何も心配することはないわ。だって、ずっとあなたと一緒にいたのは私なのよ? その子の身体はもうダメだけど、中身だった私はこうして無事でいる。だから、これからも何も変わらないわ。今までとずっと同じ」
「……ずっと私と一緒にいたのは、透子ちゃん。あなたが、ずっと……」
「そうよ。こうして元の身体に戻って、外見は変わったけど、でもそれだけ。アリスちゃんが大切に思っていてくれた私は、何にも変わってないわ」
「………………」
私が氷室さんだと思っていた人は、氷室さんじゃなかった。
氷室さんは、ずっと透子ちゃんだった。
だから、透子ちゃんがこうして生きているんだから、何も変わらない。
そう、透子ちゃんは言う。
「────ちがうよ、全然、ちがう」
けれど、私は首を振った。
「氷室さんは、氷室さん。透子ちゃんは、透子ちゃん。全然違う……違うんだよ。同じなんかじゃ、ない……」
「アリスちゃん……?」
「中身は同じだったとか、そんなことは……関係ないんだよ。そういう問題じゃ、ないんだ……」
透子ちゃんは当たり前のように言っているけれど、でもそれはおかしい。
「どうしたのアリスちゃん。だって、今までずっと仲良くしていたのは、私なのよ。色んなことを一緒に乗り越えてきたのは、私なのよ? あなたが大切に想ってくれていたのはこの子じゃなくて、私なんだから。何もおかしなことはないでしょ?」
「ちがう……違う……! 私は……私が大切に想ってきたのは、氷室さんだ。私が見てきたのはずっと、氷室なんだ。透子ちゃん、あなたじゃない……」
「だから、それが私だったのよ。ねぇどうしたのアリスちゃん。あなたは、私の気持ちを大切に想ってくれてたんでしょ? 私の姿とか、在り方とかそういうの、関係ないでしょ?」
「関係あるよ。関係あるに、決まってるじゃん…………」
そう言って、私は透子ちゃんの手を振り払った。
そんなことをされるとは夢にも思わなかったのか、透子ちゃんは呆然と私を見つめた。
「ただ、姿形が変わるとか、知らない一面があったとか、そういう次元の話じゃない。人が、違った。心が、違った。氷室さんじゃ、なかった。それが実は透子ちゃんだったなんて言われても、今までの気持ちをそのままあなたには向けられないよ……!」
「で、でも……そんな……」
今まで育んできた友情、想いが偽物だったとは思わない。
私たちはその時確かに心を交わして、強く手を取り合ってきた。
その時は確かに本物だったんだ。
でも私のその気持ちは、氷室さんに向けたもの。
その中身が透子ちゃんだったとしても、こちらに来ていた想いが透子ちゃんのものだったとしても。
私の気持ちは、透子ちゃんに向けたものじゃない。
だから、今まで絆を育んできた相手が透子ちゃんだと言われたからって、はいそうですかと納得できるわけがない。
安心したと、死でしまわなくてよかったと、喜べるわけがない。
氷室さんの真実を見抜けなかった、間抜けにも程がある私だけれど。
でも私は、氷室さんだからこそ、この想いを向けてきたんだ。
この気持ちは、氷室さんだけのものなんだ。
いくら、ずっと氷室さんのフリをしてきたからといって、同じものを透子ちゃんに向けることはできない。
「そんなの、おかしいわ。だってあなたと心を交わしてきたのは、私なのよ。あなたの気持ちや言葉は、私が受け取っていたのよ。なのにどうしてアリスちゃんは……」
「それは、透子ちゃんが勝手に掠め取ってただけだよ。私たちの友情を、嘘をついて自分のものにしていただけなんだ……。だって私は、氷室さんしか見ていなかったんだから……!」
今更私に、氷室さんのことを語る資格はないと思う。
私が氷室さんのことを大切に想っていただなんて、言えるはずがない。
でも、でも。私は心の底からそう思っていたんだ。
この気持ちは、氷室さんに入っていた透子ちゃんにじゃなく、ただ純粋に氷室さんに向けていたものだ。
全然違うんだ。
未だにわけがわからなくて、信じられなくて。
頭が割れそうで、心が砕けそうで、いっそこのまま死んでしまいたい。
今まで感じていたどんな痛みも苦しみも、まるで大したことなかったと思えるくらいに、辛い。
これに比べれば、ジャバウォックなんていうわかりやすい絶望の、なんと軽やかなことか。
一番信じていたものに裏切られて、それ自体もとてつもなく悲しいけれど。
なにより、それに気付かなかった自分が情けなくて。
世界の全てがもうどうでもいいと思えるくらいに、絶望が心を埋め尽くしている。
こんなこと、決してあっていいことじゃない。透子ちゃんは何でもないように言うけれど。
でも彼女がしたことは、私と氷室さんの心を踏みにじる行為だ。
私たちの心を謀って、気持ちを奪い取って、素知らぬ顔で居座って。
どんなに今まで私を助けてくれていたのが透子ちゃんだったとしても、それは到底許されることじゃない。
けれど怒りを感じる余裕なんてなくて。ただただ、冷たい悲しみが全身に広がっていく。
胸の内から、心の奥底から、この身が凍っていくように。
果てのない喪失感が、私の中身を壊していく。私から、全てを奪っていく。
「今までは、ずっと透子ちゃんに目を覚ましてほしいって、思ってた。でもそれは、あの時、あの夜、私を助けてくれたあなたに、また会いたかったから。こんな形を、私は望んでなかった。私は今、透子ちゃんとの再会を喜ぶことなんてできない。ひどいよ……ひどいよ、透子ちゃんっ…………」
「アリスちゃん……そんな……」
氷室さんは、なにも悪くないのに。悪いことなんてしてないのに。
彼女はただ、私を待ち続けてくれていただけなのに。
ひっそり、私のことを見守っていてくれただけなのに。
どうして氷室さんが、こんなひどい目に遭わなきゃいけないの?
人の苦しみを押し付けられて、身体も存在も、気持ちまで奪われて。その果てに、こんなに傷ついて。
何故、氷室さんが死んじゃいそうにならなきゃいけなんだ。
悲しみで心が押し潰されそうで、あらゆる気力が削がれていく。
今の私には、ただ泣くことしかできなかった。
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