890 / 984
第8章 私の一番大切なもの
62 失敗と失態
しおりを挟む
────────────
ホーリーとイヴニングは、国の西部に位置する花畑の外れにいた。
二千年前、ドルミーレが世界と隔絶させた場所であり、彼女が閉じこもった城が未だ残されている場所だ。
二人は、燦々と咲き乱れる花々の入り口で、彼方にそびえる城を眺めていた。
魔女狩りの本拠地からクリアランス・デフェリアが立ち去ってから、彼女たちは手分けして国内を駆け回った。
それは、ジャバウォックの再現を企てるクリアの捜索も去ることながら、万が一の場合の対策をするためでもあった。
ジャバウォックという存在は、世界そのものに害を与える。
そしてそれは、顕現する前からその傷を各地に及ぼしていた。
ロード・デュークスがジャバウォックに関する研究を行い、そして再現に向けての準備を進めて行く中で、既に混沌の片鱗は姿を現していたからだ。
世界の成り立ちに歪みを生み出し、理を繋ぎ止める楔を緩める。
ジャバウォックそのものが形を成さなくとも、彼の混沌は、そういった世界の仕組みを蝕み始めていた。
デュークスの計画を知って以降、ホーリーはそれらの観察、場合によっては修正や調整を行うために、表舞台を離れて動いていた。
今二人がやっていたことはその延長であり、そして強化だった。
ジャバウォックの顕現が現実的なものになろうとしている今、僅かな緩みは崩壊を助長させる要因となり得る。
長い年月の間ジャバウォックが残した爪痕の調査を行って来た二人は、その経験と知識を生かし、でき得る限りの対抗措置を施したのだ。
存在そのものが世界を脅かす混沌と破壊の権化に、矮小なヒトの身で抗えるものではないかもしれないが、少しでも抵抗になればと。
「ごめんなさい、イヴ。こんなことになったのも、私のせいだわ」
国中を駆けまわった後、自然と花畑で落ち合った二人。
お互いの経過を報告し合う中で、ホーリーは俯きながらこぼした。
「どうして君が謝るんだい。何も悪いことなんてしてないじゃないか」
「いいえ、私の失態よ。できるだけ穏便に済ませようだなんて生温いことを考えていたから、余計に厄介なことに……」
「そんなこと言ったって仕方ないじゃないか。これは不足の事態だよ。それに、私も目測違いをしちゃったわけだし、君のことは責められない」
普段は花が咲き誇るように朗らかなホーリーが、今はズンと沈んだ顔で項垂れている。
そのらしくない姿に困り果てたイヴニングは、眉を寄せて頭を掻いた。
彼女自身ホーリーを責めるつもりはもちろんないが、しかし気を落とす理由もよくわかるせいで、うまく慰める言葉が出てこない。
「……クリアちゃんと主にコンタクトを取っていたのは私だ。あの子が扱いの難しい子だってことはわかっていたのに、私が見誤ったんだ。そう、自分ばかりを責めないでよ」
「あの子はイレギュラーだもの、仕方ないわ。けど、そもそも私が、もっと早い段階でケリをつけておくべきだったのよ。事はジャバウォックだというのに、他のことに気を使っている場合じゃなかったんだわ」
「………………」
それが君の良いところなんだと、イヴニングはそう言いかけて、やめた。
常に相手を思いやり、優しく気持ちを寄せることはホーリーの長所だが、それが今回に於いては短所だったとも言えるからだ。
それを卑下する必要はないとイヴニングが思っていても、客観的な状況を見ればそれを口にすることはできない。
しかしそれでも、極限まで荒事を避けようとするホーリーのやり方を、イヴニングは決して間違っていなかったと思っている。
二人からしてみれば、数多の魔法使いや魔女などは本気になれば敵ではないのだから、いくらでも武力で解決できた。
けれどそれでは、ただの一方的な圧殺では、事態の根本的な解決には至らない。
重大な事柄だからこそ、時間をかけて穏便に、丁寧に対処する必要があったことは事実だ。
イヴニングは聞こえないように小さく唸ってから、ホーリーの頭に手を置いた。
「ま、もう少し早めに私に相談して欲しかったってのはあるね。そこについてはちょっぴりクレームだ。けど、私からの文句はそれだけだよ、ホーリー。君の失敗は私の失敗で、だから逆もまた然りといこう。なにせ、私たちは二千年来の付き合いなんだからね」
「……それ、自分が失敗した時の言い訳にしようとしてるでしょ」
「おっとバレたか。つまりクリアちゃんの件で相殺にしようとしてる私さ」
頭に乗せられた手に自らの手を重ね、ホーリーは上目遣いで眉を寄せた。
飄々と笑ってみせる親友の気さくな仕草に、気落ちしてばかりもいられないと口元を緩めた。
「まぁ、そうね。いつまでも後ろを見ていても仕方ないもの。ただ、前を向いた先にあるものも、正直目を背けたくなるわ」
「アリスちゃん、か。このままだとあの子を、最悪な目に合わせてしまうかもしれないね」
「………………」
顔を上げたホーリーだったが、それでも表情は芳しくない。
それはイヴニングも同様で、重い溜息が盛大に吐き出された。
「その時が来る前に、アリスちゃんに余計な重荷を背負わせたくはないよね。だってそれは、ドルミーレに再びあの災厄と対面させるようなものだし」
「……ええ。ただでさえ私たちは、あの子に顔向けるできるような立場じゃないのに。二千年前の悪夢を、あの子に見させるなんてこと、できるわけがない」
ドルミーレが深い眠りについた後、その夢から創り出された『新しい心』。二人が花園 アリスと名付けた少女。
眠りしドルミーレの心を内包する彼女に、その対極であり世界の脅威であるジャバウォックを突き合わせるという行為は、残虐以外のなにものでもない。
生きとし生けるもの、その全ての脅威であるジャバウォックを、一人の少女の運命に突き付けるのはあまりにも酷だ。
何よりその胸の内で眠るドルミーレは、それをことの他嫌うだろう。
彼女の目覚めの妨げになる可能性も、大いに考えられる、
それを思えば、よりジャバウォックの再現など許せるわけがないのだった。
「そう、そうよ。ドルミーレが目を覚まそうとしている今、ジャバウォックなんて絶対に認められない。だから止めないと。私たちが。だから、だから……」
頭に乗っているイヴニングの手を下ろし、ホーリーは強く握りながら独り言のように言った。
それは決心のようで、しかしどこか言い訳めいているように、イヴニングには聞こえた。
ホーリーとイヴニングは、国の西部に位置する花畑の外れにいた。
二千年前、ドルミーレが世界と隔絶させた場所であり、彼女が閉じこもった城が未だ残されている場所だ。
二人は、燦々と咲き乱れる花々の入り口で、彼方にそびえる城を眺めていた。
魔女狩りの本拠地からクリアランス・デフェリアが立ち去ってから、彼女たちは手分けして国内を駆け回った。
それは、ジャバウォックの再現を企てるクリアの捜索も去ることながら、万が一の場合の対策をするためでもあった。
ジャバウォックという存在は、世界そのものに害を与える。
そしてそれは、顕現する前からその傷を各地に及ぼしていた。
ロード・デュークスがジャバウォックに関する研究を行い、そして再現に向けての準備を進めて行く中で、既に混沌の片鱗は姿を現していたからだ。
世界の成り立ちに歪みを生み出し、理を繋ぎ止める楔を緩める。
ジャバウォックそのものが形を成さなくとも、彼の混沌は、そういった世界の仕組みを蝕み始めていた。
デュークスの計画を知って以降、ホーリーはそれらの観察、場合によっては修正や調整を行うために、表舞台を離れて動いていた。
今二人がやっていたことはその延長であり、そして強化だった。
ジャバウォックの顕現が現実的なものになろうとしている今、僅かな緩みは崩壊を助長させる要因となり得る。
長い年月の間ジャバウォックが残した爪痕の調査を行って来た二人は、その経験と知識を生かし、でき得る限りの対抗措置を施したのだ。
存在そのものが世界を脅かす混沌と破壊の権化に、矮小なヒトの身で抗えるものではないかもしれないが、少しでも抵抗になればと。
「ごめんなさい、イヴ。こんなことになったのも、私のせいだわ」
国中を駆けまわった後、自然と花畑で落ち合った二人。
お互いの経過を報告し合う中で、ホーリーは俯きながらこぼした。
「どうして君が謝るんだい。何も悪いことなんてしてないじゃないか」
「いいえ、私の失態よ。できるだけ穏便に済ませようだなんて生温いことを考えていたから、余計に厄介なことに……」
「そんなこと言ったって仕方ないじゃないか。これは不足の事態だよ。それに、私も目測違いをしちゃったわけだし、君のことは責められない」
普段は花が咲き誇るように朗らかなホーリーが、今はズンと沈んだ顔で項垂れている。
そのらしくない姿に困り果てたイヴニングは、眉を寄せて頭を掻いた。
彼女自身ホーリーを責めるつもりはもちろんないが、しかし気を落とす理由もよくわかるせいで、うまく慰める言葉が出てこない。
「……クリアちゃんと主にコンタクトを取っていたのは私だ。あの子が扱いの難しい子だってことはわかっていたのに、私が見誤ったんだ。そう、自分ばかりを責めないでよ」
「あの子はイレギュラーだもの、仕方ないわ。けど、そもそも私が、もっと早い段階でケリをつけておくべきだったのよ。事はジャバウォックだというのに、他のことに気を使っている場合じゃなかったんだわ」
「………………」
それが君の良いところなんだと、イヴニングはそう言いかけて、やめた。
常に相手を思いやり、優しく気持ちを寄せることはホーリーの長所だが、それが今回に於いては短所だったとも言えるからだ。
それを卑下する必要はないとイヴニングが思っていても、客観的な状況を見ればそれを口にすることはできない。
しかしそれでも、極限まで荒事を避けようとするホーリーのやり方を、イヴニングは決して間違っていなかったと思っている。
二人からしてみれば、数多の魔法使いや魔女などは本気になれば敵ではないのだから、いくらでも武力で解決できた。
けれどそれでは、ただの一方的な圧殺では、事態の根本的な解決には至らない。
重大な事柄だからこそ、時間をかけて穏便に、丁寧に対処する必要があったことは事実だ。
イヴニングは聞こえないように小さく唸ってから、ホーリーの頭に手を置いた。
「ま、もう少し早めに私に相談して欲しかったってのはあるね。そこについてはちょっぴりクレームだ。けど、私からの文句はそれだけだよ、ホーリー。君の失敗は私の失敗で、だから逆もまた然りといこう。なにせ、私たちは二千年来の付き合いなんだからね」
「……それ、自分が失敗した時の言い訳にしようとしてるでしょ」
「おっとバレたか。つまりクリアちゃんの件で相殺にしようとしてる私さ」
頭に乗せられた手に自らの手を重ね、ホーリーは上目遣いで眉を寄せた。
飄々と笑ってみせる親友の気さくな仕草に、気落ちしてばかりもいられないと口元を緩めた。
「まぁ、そうね。いつまでも後ろを見ていても仕方ないもの。ただ、前を向いた先にあるものも、正直目を背けたくなるわ」
「アリスちゃん、か。このままだとあの子を、最悪な目に合わせてしまうかもしれないね」
「………………」
顔を上げたホーリーだったが、それでも表情は芳しくない。
それはイヴニングも同様で、重い溜息が盛大に吐き出された。
「その時が来る前に、アリスちゃんに余計な重荷を背負わせたくはないよね。だってそれは、ドルミーレに再びあの災厄と対面させるようなものだし」
「……ええ。ただでさえ私たちは、あの子に顔向けるできるような立場じゃないのに。二千年前の悪夢を、あの子に見させるなんてこと、できるわけがない」
ドルミーレが深い眠りについた後、その夢から創り出された『新しい心』。二人が花園 アリスと名付けた少女。
眠りしドルミーレの心を内包する彼女に、その対極であり世界の脅威であるジャバウォックを突き合わせるという行為は、残虐以外のなにものでもない。
生きとし生けるもの、その全ての脅威であるジャバウォックを、一人の少女の運命に突き付けるのはあまりにも酷だ。
何よりその胸の内で眠るドルミーレは、それをことの他嫌うだろう。
彼女の目覚めの妨げになる可能性も、大いに考えられる、
それを思えば、よりジャバウォックの再現など許せるわけがないのだった。
「そう、そうよ。ドルミーレが目を覚まそうとしている今、ジャバウォックなんて絶対に認められない。だから止めないと。私たちが。だから、だから……」
頭に乗っているイヴニングの手を下ろし、ホーリーは強く握りながら独り言のように言った。
それは決心のようで、しかしどこか言い訳めいているように、イヴニングには聞こえた。
0
お気に入りに追加
99
あなたにおすすめの小説
(完結)醜くなった花嫁の末路「どうぞ、お笑いください。元旦那様」
音爽(ネソウ)
ファンタジー
容姿が気に入らないと白い結婚を強いられた妻。
本邸から追い出されはしなかったが、夫は離れに愛人を囲い顔さえ見せない。
しかし、3年と待たず離縁が決定する事態に。そして元夫の家は……。
*6月18日HOTランキング入りしました、ありがとうございます。
[完結] 邪魔をするなら潰すわよ?
シマ
ファンタジー
私はギルドが運営する治療院で働く治療師の一人、名前はルーシー。
クエストで大怪我したハンター達の治療に毎日、忙しい。そんなある日、騎士の格好をした一人の男が運び込まれた。
貴族のお偉いさんを魔物から護った騎士団の団長さんらしいけど、その場に置いていかれたの?でも、この傷は魔物にヤられたモノじゃないわよ?
魔法のある世界で亡くなった両親の代わりに兄妹を育てるルーシー。彼女は兄妹と静かに暮らしたいけど何やら回りが放ってくれない。
ルーシーが気になる団長さんに振り回されたり振り回したり。
私の生活を邪魔をするなら潰すわよ?
1月5日 誤字脱字修正 54話
★━戦闘シーンや猟奇的発言あり
流血シーンあり。
魔法・魔物あり。
ざぁま薄め。
恋愛要素あり。
【完結】もう…我慢しなくても良いですよね?
アノマロカリス
ファンタジー
マーテルリア・フローレンス公爵令嬢は、幼い頃から自国の第一王子との婚約が決まっていて幼少の頃から厳しい教育を施されていた。
泣き言は許されず、笑みを浮かべる事も許されず、お茶会にすら参加させて貰えずに常に完璧な淑女を求められて教育をされて来た。
16歳の成人の義を過ぎてから王子との婚約発表の場で、事あろうことか王子は聖女に選ばれたという男爵令嬢を連れて来て私との婚約を破棄して、男爵令嬢と婚約する事を選んだ。
マーテルリアの幼少からの血の滲むような努力は、一瞬で崩壊してしまった。
あぁ、今迄の苦労は一体なんの為に…
もう…我慢しなくても良いですよね?
この物語は、「虐げられる生活を曽祖母の秘術でざまぁして差し上げますわ!」の続編です。
前作の登場人物達も多数登場する予定です。
マーテルリアのイラストを変更致しました。
婚約者が私以外の人と勝手に結婚したので黙って逃げてやりました〜某国の王子と珍獣ミミルキーを愛でます〜
平川
恋愛
侯爵家の莫大な借金を黒字に塗り替え事業を成功させ続ける才女コリーン。
だが愛する婚約者の為にと寝る間を惜しむほど侯爵家を支えてきたのにも関わらず知らぬ間に裏切られた彼女は一人、誰にも何も告げずに屋敷を飛び出した。
流れ流れて辿り着いたのは獣人が治めるバムダ王国。珍獣ミミルキーが生息するマサラヤマン島でこの国の第一王子ウィンダムに偶然出会い、強引に王宮に連れ去られミミルキーの生態調査に参加する事に!?
魔法使いのウィンロードである王子に溺愛され珍獣に癒されたコリーンは少しずつ自分を取り戻していく。
そして追い掛けて来た元婚約者に対して少女であった彼女が最後に出した答えとは…?
完結済全6話
ヤケになってドレスを脱いだら、なんだかえらい事になりました
杜野秋人
恋愛
「そなたとの婚約、今この場をもって破棄してくれる!」
王族専用の壇上から、立太子間近と言われる第一王子が、声高にそう叫んだ。それを、第一王子の婚約者アレクシアは黙って聞いていた。
第一王子は次々と、アレクシアの不行跡や不品行をあげつらい、容姿をけなし、彼女を責める。傍らに呼び寄せたアレクシアの異母妹が訴えるままに、鵜呑みにして信じ込んだのだろう。
確かに婚約してからの5年間、第一王子とは一度も会わなかったし手紙や贈り物のやり取りもしなかった。だがそれは「させてもらえなかった」が正しい。全ては母が死んだ後に乗り込んできた後妻と、その娘である異母妹の仕組んだことで、父がそれを許可したからこそそんな事がまかり通ったのだということに、第一王子は気付かないらしい。
唯一の味方だと信じていた第一王子までも、アレクシアの味方ではなくなった。
もう味方はいない。
誰への義理もない。
ならば、もうどうにでもなればいい。
アレクシアはスッと背筋を伸ばした。
そうして彼女が次に取った行動に、第一王子は驚愕することになる⸺!
◆虐げられてるドアマットヒロインって、見たら分かるじゃんね?って作品が最近多いので便乗してみました(笑)。
◆虐待を窺わせる描写が少しだけあるのでR15で。
◆ざまぁは二段階。いわゆるおまいう系のざまぁを含みます。
◆全8話、最終話だけ少し長めです。
恋愛は後半で、メインディッシュはざまぁでどうぞ。
◆片手間で書いたんで、主要人物以外の固有名詞はありません。どこの国とも設定してないんで悪しからず。
◆この作品はアルファポリスのほか、小説家になろうでも公開します。
◆過去作のヒロインと本作主人公の名前が丸被りしてたので、名前を変更しています。(2024/09/03)
◆9/2、HOTランキング11→7位!ありがとうございます!
9/3、HOTランキング5位→3位!ありがとうございます!
あなたのことなんて、もうどうでもいいです
もるだ
恋愛
舞踏会でレオニーに突きつけられたのは婚約破棄だった。婚約者の相手にぶつかられて派手に転んだせいで、大騒ぎになったのに……。日々の業務を押しつけられ怒鳴りつけられいいように扱われていたレオニーは限界を迎える。そして、気がつくと魔法が使えるようになっていた。
元婚約者にこき使われていたレオニーは復讐を始める。
貴族に生まれたのに誘拐され1歳で死にかけた
佐藤醤油
ファンタジー
貴族に生まれ、のんびりと赤ちゃん生活を満喫していたのに、気がついたら世界が変わっていた。
僕は、盗賊に誘拐され魔力を吸われながら生きる日々を過ごす。
魔力枯渇に陥ると死ぬ確率が高いにも関わらず年に1回は魔力枯渇になり死にかけている。
言葉が通じる様になって気がついたが、僕は他の人が持っていないステータスを見る力を持ち、さらに異世界と思われる世界の知識を覗ける力を持っている。
この力を使って、いつか脱出し母親の元へと戻ることを夢見て過ごす。
小さい体でチートな力は使えない中、どうにか生きる知恵を出し生活する。
------------------------------------------------------------------
お知らせ
「転生者はめぐりあう」 始めました。
------------------------------------------------------------------
注意
作者の暇つぶし、気分転換中の自己満足で公開する作品です。
感想は受け付けていません。
誤字脱字、文面等気になる方はお気に入りを削除で対応してください。
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる