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第8章 私の一番大切なもの
62 失敗と失態
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────────────
ホーリーとイヴニングは、国の西部に位置する花畑の外れにいた。
二千年前、ドルミーレが世界と隔絶させた場所であり、彼女が閉じこもった城が未だ残されている場所だ。
二人は、燦々と咲き乱れる花々の入り口で、彼方にそびえる城を眺めていた。
魔女狩りの本拠地からクリアランス・デフェリアが立ち去ってから、彼女たちは手分けして国内を駆け回った。
それは、ジャバウォックの再現を企てるクリアの捜索も去ることながら、万が一の場合の対策をするためでもあった。
ジャバウォックという存在は、世界そのものに害を与える。
そしてそれは、顕現する前からその傷を各地に及ぼしていた。
ロード・デュークスがジャバウォックに関する研究を行い、そして再現に向けての準備を進めて行く中で、既に混沌の片鱗は姿を現していたからだ。
世界の成り立ちに歪みを生み出し、理を繋ぎ止める楔を緩める。
ジャバウォックそのものが形を成さなくとも、彼の混沌は、そういった世界の仕組みを蝕み始めていた。
デュークスの計画を知って以降、ホーリーはそれらの観察、場合によっては修正や調整を行うために、表舞台を離れて動いていた。
今二人がやっていたことはその延長であり、そして強化だった。
ジャバウォックの顕現が現実的なものになろうとしている今、僅かな緩みは崩壊を助長させる要因となり得る。
長い年月の間ジャバウォックが残した爪痕の調査を行って来た二人は、その経験と知識を生かし、でき得る限りの対抗措置を施したのだ。
存在そのものが世界を脅かす混沌と破壊の権化に、矮小なヒトの身で抗えるものではないかもしれないが、少しでも抵抗になればと。
「ごめんなさい、イヴ。こんなことになったのも、私のせいだわ」
国中を駆けまわった後、自然と花畑で落ち合った二人。
お互いの経過を報告し合う中で、ホーリーは俯きながらこぼした。
「どうして君が謝るんだい。何も悪いことなんてしてないじゃないか」
「いいえ、私の失態よ。できるだけ穏便に済ませようだなんて生温いことを考えていたから、余計に厄介なことに……」
「そんなこと言ったって仕方ないじゃないか。これは不足の事態だよ。それに、私も目測違いをしちゃったわけだし、君のことは責められない」
普段は花が咲き誇るように朗らかなホーリーが、今はズンと沈んだ顔で項垂れている。
そのらしくない姿に困り果てたイヴニングは、眉を寄せて頭を掻いた。
彼女自身ホーリーを責めるつもりはもちろんないが、しかし気を落とす理由もよくわかるせいで、うまく慰める言葉が出てこない。
「……クリアちゃんと主にコンタクトを取っていたのは私だ。あの子が扱いの難しい子だってことはわかっていたのに、私が見誤ったんだ。そう、自分ばかりを責めないでよ」
「あの子はイレギュラーだもの、仕方ないわ。けど、そもそも私が、もっと早い段階でケリをつけておくべきだったのよ。事はジャバウォックだというのに、他のことに気を使っている場合じゃなかったんだわ」
「………………」
それが君の良いところなんだと、イヴニングはそう言いかけて、やめた。
常に相手を思いやり、優しく気持ちを寄せることはホーリーの長所だが、それが今回に於いては短所だったとも言えるからだ。
それを卑下する必要はないとイヴニングが思っていても、客観的な状況を見ればそれを口にすることはできない。
しかしそれでも、極限まで荒事を避けようとするホーリーのやり方を、イヴニングは決して間違っていなかったと思っている。
二人からしてみれば、数多の魔法使いや魔女などは本気になれば敵ではないのだから、いくらでも武力で解決できた。
けれどそれでは、ただの一方的な圧殺では、事態の根本的な解決には至らない。
重大な事柄だからこそ、時間をかけて穏便に、丁寧に対処する必要があったことは事実だ。
イヴニングは聞こえないように小さく唸ってから、ホーリーの頭に手を置いた。
「ま、もう少し早めに私に相談して欲しかったってのはあるね。そこについてはちょっぴりクレームだ。けど、私からの文句はそれだけだよ、ホーリー。君の失敗は私の失敗で、だから逆もまた然りといこう。なにせ、私たちは二千年来の付き合いなんだからね」
「……それ、自分が失敗した時の言い訳にしようとしてるでしょ」
「おっとバレたか。つまりクリアちゃんの件で相殺にしようとしてる私さ」
頭に乗せられた手に自らの手を重ね、ホーリーは上目遣いで眉を寄せた。
飄々と笑ってみせる親友の気さくな仕草に、気落ちしてばかりもいられないと口元を緩めた。
「まぁ、そうね。いつまでも後ろを見ていても仕方ないもの。ただ、前を向いた先にあるものも、正直目を背けたくなるわ」
「アリスちゃん、か。このままだとあの子を、最悪な目に合わせてしまうかもしれないね」
「………………」
顔を上げたホーリーだったが、それでも表情は芳しくない。
それはイヴニングも同様で、重い溜息が盛大に吐き出された。
「その時が来る前に、アリスちゃんに余計な重荷を背負わせたくはないよね。だってそれは、ドルミーレに再びあの災厄と対面させるようなものだし」
「……ええ。ただでさえ私たちは、あの子に顔向けるできるような立場じゃないのに。二千年前の悪夢を、あの子に見させるなんてこと、できるわけがない」
ドルミーレが深い眠りについた後、その夢から創り出された『新しい心』。二人が花園 アリスと名付けた少女。
眠りしドルミーレの心を内包する彼女に、その対極であり世界の脅威であるジャバウォックを突き合わせるという行為は、残虐以外のなにものでもない。
生きとし生けるもの、その全ての脅威であるジャバウォックを、一人の少女の運命に突き付けるのはあまりにも酷だ。
何よりその胸の内で眠るドルミーレは、それをことの他嫌うだろう。
彼女の目覚めの妨げになる可能性も、大いに考えられる、
それを思えば、よりジャバウォックの再現など許せるわけがないのだった。
「そう、そうよ。ドルミーレが目を覚まそうとしている今、ジャバウォックなんて絶対に認められない。だから止めないと。私たちが。だから、だから……」
頭に乗っているイヴニングの手を下ろし、ホーリーは強く握りながら独り言のように言った。
それは決心のようで、しかしどこか言い訳めいているように、イヴニングには聞こえた。
ホーリーとイヴニングは、国の西部に位置する花畑の外れにいた。
二千年前、ドルミーレが世界と隔絶させた場所であり、彼女が閉じこもった城が未だ残されている場所だ。
二人は、燦々と咲き乱れる花々の入り口で、彼方にそびえる城を眺めていた。
魔女狩りの本拠地からクリアランス・デフェリアが立ち去ってから、彼女たちは手分けして国内を駆け回った。
それは、ジャバウォックの再現を企てるクリアの捜索も去ることながら、万が一の場合の対策をするためでもあった。
ジャバウォックという存在は、世界そのものに害を与える。
そしてそれは、顕現する前からその傷を各地に及ぼしていた。
ロード・デュークスがジャバウォックに関する研究を行い、そして再現に向けての準備を進めて行く中で、既に混沌の片鱗は姿を現していたからだ。
世界の成り立ちに歪みを生み出し、理を繋ぎ止める楔を緩める。
ジャバウォックそのものが形を成さなくとも、彼の混沌は、そういった世界の仕組みを蝕み始めていた。
デュークスの計画を知って以降、ホーリーはそれらの観察、場合によっては修正や調整を行うために、表舞台を離れて動いていた。
今二人がやっていたことはその延長であり、そして強化だった。
ジャバウォックの顕現が現実的なものになろうとしている今、僅かな緩みは崩壊を助長させる要因となり得る。
長い年月の間ジャバウォックが残した爪痕の調査を行って来た二人は、その経験と知識を生かし、でき得る限りの対抗措置を施したのだ。
存在そのものが世界を脅かす混沌と破壊の権化に、矮小なヒトの身で抗えるものではないかもしれないが、少しでも抵抗になればと。
「ごめんなさい、イヴ。こんなことになったのも、私のせいだわ」
国中を駆けまわった後、自然と花畑で落ち合った二人。
お互いの経過を報告し合う中で、ホーリーは俯きながらこぼした。
「どうして君が謝るんだい。何も悪いことなんてしてないじゃないか」
「いいえ、私の失態よ。できるだけ穏便に済ませようだなんて生温いことを考えていたから、余計に厄介なことに……」
「そんなこと言ったって仕方ないじゃないか。これは不足の事態だよ。それに、私も目測違いをしちゃったわけだし、君のことは責められない」
普段は花が咲き誇るように朗らかなホーリーが、今はズンと沈んだ顔で項垂れている。
そのらしくない姿に困り果てたイヴニングは、眉を寄せて頭を掻いた。
彼女自身ホーリーを責めるつもりはもちろんないが、しかし気を落とす理由もよくわかるせいで、うまく慰める言葉が出てこない。
「……クリアちゃんと主にコンタクトを取っていたのは私だ。あの子が扱いの難しい子だってことはわかっていたのに、私が見誤ったんだ。そう、自分ばかりを責めないでよ」
「あの子はイレギュラーだもの、仕方ないわ。けど、そもそも私が、もっと早い段階でケリをつけておくべきだったのよ。事はジャバウォックだというのに、他のことに気を使っている場合じゃなかったんだわ」
「………………」
それが君の良いところなんだと、イヴニングはそう言いかけて、やめた。
常に相手を思いやり、優しく気持ちを寄せることはホーリーの長所だが、それが今回に於いては短所だったとも言えるからだ。
それを卑下する必要はないとイヴニングが思っていても、客観的な状況を見ればそれを口にすることはできない。
しかしそれでも、極限まで荒事を避けようとするホーリーのやり方を、イヴニングは決して間違っていなかったと思っている。
二人からしてみれば、数多の魔法使いや魔女などは本気になれば敵ではないのだから、いくらでも武力で解決できた。
けれどそれでは、ただの一方的な圧殺では、事態の根本的な解決には至らない。
重大な事柄だからこそ、時間をかけて穏便に、丁寧に対処する必要があったことは事実だ。
イヴニングは聞こえないように小さく唸ってから、ホーリーの頭に手を置いた。
「ま、もう少し早めに私に相談して欲しかったってのはあるね。そこについてはちょっぴりクレームだ。けど、私からの文句はそれだけだよ、ホーリー。君の失敗は私の失敗で、だから逆もまた然りといこう。なにせ、私たちは二千年来の付き合いなんだからね」
「……それ、自分が失敗した時の言い訳にしようとしてるでしょ」
「おっとバレたか。つまりクリアちゃんの件で相殺にしようとしてる私さ」
頭に乗せられた手に自らの手を重ね、ホーリーは上目遣いで眉を寄せた。
飄々と笑ってみせる親友の気さくな仕草に、気落ちしてばかりもいられないと口元を緩めた。
「まぁ、そうね。いつまでも後ろを見ていても仕方ないもの。ただ、前を向いた先にあるものも、正直目を背けたくなるわ」
「アリスちゃん、か。このままだとあの子を、最悪な目に合わせてしまうかもしれないね」
「………………」
顔を上げたホーリーだったが、それでも表情は芳しくない。
それはイヴニングも同様で、重い溜息が盛大に吐き出された。
「その時が来る前に、アリスちゃんに余計な重荷を背負わせたくはないよね。だってそれは、ドルミーレに再びあの災厄と対面させるようなものだし」
「……ええ。ただでさえ私たちは、あの子に顔向けるできるような立場じゃないのに。二千年前の悪夢を、あの子に見させるなんてこと、できるわけがない」
ドルミーレが深い眠りについた後、その夢から創り出された『新しい心』。二人が花園 アリスと名付けた少女。
眠りしドルミーレの心を内包する彼女に、その対極であり世界の脅威であるジャバウォックを突き合わせるという行為は、残虐以外のなにものでもない。
生きとし生けるもの、その全ての脅威であるジャバウォックを、一人の少女の運命に突き付けるのはあまりにも酷だ。
何よりその胸の内で眠るドルミーレは、それをことの他嫌うだろう。
彼女の目覚めの妨げになる可能性も、大いに考えられる、
それを思えば、よりジャバウォックの再現など許せるわけがないのだった。
「そう、そうよ。ドルミーレが目を覚まそうとしている今、ジャバウォックなんて絶対に認められない。だから止めないと。私たちが。だから、だから……」
頭に乗っているイヴニングの手を下ろし、ホーリーは強く握りながら独り言のように言った。
それは決心のようで、しかしどこか言い訳めいているように、イヴニングには聞こえた。
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