888 / 984
第8章 私の一番大切なもの
60 離反者の甘言
しおりを挟む
────────────
シオンとネネは、離反したロード・ケインを追跡すべく、その痕跡を追って王都を離れていた。
超一流の空間魔法の使い手であるケインは、結界などによる空間の遮断はもちろんのこと、時空を歪めることによる大規模な瞬間移動が可能だ。
それに加え卓越したその技術は空間に全くの歪みを残さず、その痕跡から行方を探るのは不可能に近い行為だ。
しかし、H1のコードネームを冠するシオンは、音や振動に関する魔法を得意とする、空間魔法に類する魔法の使い手だ。
ケインには及ばずとも、君主の直下で働く彼女の手腕を持ってすれば、限りなくゼロに近い可能性の中から、道筋を見付けられる。
丁寧に修正された空間の、その僅かな違和感を読み取って、シオンとネネはケインの行方を追った。
自身の部下ごとまとめて転移したとなれば、例え君主の魔法とはいえ、そこまで長距離の移動は難しい。
そう推測したシオンの読み通り、彼は何回かに分けて転移を繰り返しているようだった。
常に細心の注意を払っていても、大規模な空間転移が繰り返されていれば、わかる者にはわかる違和感が生じる。
痕跡を追うごとに少しずつはっきりとしてくその違和感に、二人は迷うことなく追跡を行った。
「あっちゃー。流石はワンとツーを貰ってるだけあって、侮れないなぁ。僕結構、慎重に逃げてたんだけどね」
シオンとネネが西部の山岳部に差し当たった頃のこと。
高速飛行で移動をしながら、痕跡を確認するために岩場に着地をした彼女たちの前に、岩陰からロード・ケインが姿を覗かせた。
部下を伴うわけでもなく、突然一人でふらりと現れた彼に、二人は大きく飛び上がった。
「そんなに驚かなくてもいいじゃないか。僕のこと、探してたんだろう? かわい子ちゃんたちと追いかけっこするのは悪くないんだけど、今はそれを楽しんでる場合じゃないからさ。こうしてお喋りでもしようかと思って」
「ずいぶん余裕なのですね。私たちなど、一捻りできる自信がおあり、ということでしょうか」
相も変わらずヘラヘラと笑みを浮かべるケインに、シオンはすぐさま強気な態度を見せた。
つい先ほど明確な離反の意思を示し、逃げ回っていた彼が、今はこうして堂々と姿を表している。
何か思惑があることは明白で、そのペースに飲まれていては太刀打ちできないと、気を引き締める。
「あなたの部下は? 物陰に潜ませて、私たちを強襲するおつもりですか?」
「そんな卑怯な真似はしないさ。僕は紳士だからね。可愛い女の子たちには、誠意を持って接する男だよ」
「ならば、観念でもされましたか? 部下は逃して、あなただけ投降するおつもりだとでも?」
「そこまで殊勝ではないかな。それじゃあ大見得を切ってきた意味もないしね。僕の可愛い部下たちは、先に行かせただけだよ。君たちと、ゆっくりお喋りがしたかったからね」
殺伐とした岩場にて、ケインはカラカラと笑みを浮かべる。
その様子はまるで、華やかな社交場で声を掛けているかのようだが、冷たい岩が剥き出しの山岳部では雰囲気もムードもあったものではない。
それでも彼は人の良さそうな笑みを浮かべて、二人の女に穏やかに対面する。
それを受けて、ネネが仏頂面を深めた。
「お喋りなんかしないよ。そもそも私、アンタのことあんまり好きじゃないし。何のつもりか知らないけどさ、このままアンタの好きにさせるわけにはいかないんだよ」
「手厳しいなネネちゃんは。そういうハードルが高い感じは嫌いじゃなけど、僕のメンタルにはグサリと刺さるねぇ。若い子の刺のある言葉は特にさ」
「…………」
ケインの言葉に、ネネは憚ることなく眉を寄せ、不機嫌を表した。
「ちゃん付けで呼ばないでよ、気持ち悪い」と噛みつく寸前だったが、シオンの手が伸びてそれを押さえた。
「どういうおつもりなのかお伺いしたいところですが、生憎今はそんな時間はありません。あなたには、大人しくご同行を願います」
「そんなこと、僕がしないってわかってるくせに。シオンちゃんも案外意地悪だね」
「一応の建前です。ロード・ケイン、私たちは例えどんな理由があろうとも、クリアに組みしようとすることを許せはしません。あなたがどんな思惑を巡らせていようが、それはどうでもいいのです。その手段が、私たちは許せない」
「優しそうな顔して、力尽く上等ってわけか。女性は怖いねぇ」
困った顔をして見せるケインだが、その声色に焦りは微塵もない。
そこに彼の余裕が窺えて、シオンは言葉ほど強気にはなれなかった。
ケインは直接的な戦闘タイプの魔法使いではないが、しかしそれでも超一流の魔法の使い手。
真正面からの戦闘となれば、その大きな実力差でねじ伏せられる可能性は大いにあるからだ。
そしてそんなケインは、主に搦手を得意とする。これはある意味、直接的なぶつかり合いよりも厄介だ。
「余裕ぶっこいてるけどさ、私たちだって弱くないよ? いくらアンタが君主でも、私たち二人がかりで楽勝ってわけにはいかないでしょ?」
「それはそうだね。僕だって、君たちと戦って無傷っていうのは、ちょっと難しいかもしれないなぁ」
シオンの不安を他所に、ネネは静かに威嚇を向ける。
そしてケインは意外にも、控えめな姿勢で頷いた。
「僕は基本的に、荒事は極力避けたい主義なんだ。君たちとだって、もちろん戦いたくない。まぁ、負けないとは思うけどさ」
「やっぱ余裕なんじゃん。ナメてくれちゃってさ」
「ごめんごめん、そういうつもりじゃないんだけどさ。ただまぁ何ていうか、今の場合の僕の余裕は、そういう荒っぽいことじゃないんだよね」
ケインはそう言って、まるで戦う意志がないかのように両手を上げる。
その不自然な態度に、二人は警戒を強めた。
「戦っても負けないとは思うけど、でもやっぱり痛手は負うだろうしさ。そこに関して言えば、僕だって余裕綽々とは言えない。けど、そうだなぁ。僕は君たちと、話しようがあるんじゃないかと思ってるんだよね」
「クリアの片棒を担ごうとしているあなたと、私たちに何の話し合いの余地が? この状況で仲間を裏切る人に、私たちが耳を傾けると思いますか?」
「思うね。この状況だからこそ、君たちだからこそ」
飽くまで理解できないと、わかり合えないと主張するシオンに、ケインはフレンドリーな姿勢を崩さない。
彼がそこまで戦いを避け、対話に持ち込もうとする意図が読めず、二人は訝しまざるを得なかった。
本来であれば、彼はいくらでも逃げ果せることや、力でねじ伏せることができたはずなのだから。
草木がほとんど生えていない、剥き出しの寂しげな岩場。
そんな殺伐とした場所で、ケインは場違いな笑みを二人の姉妹に向け続ける。
その気さくな笑みが、親しみよりも疑心を与える。
「僕はね、君たちをスカウトしたいと思っているんだよ。僕のことを、手伝ってくれないかなって思って」
「何を馬鹿なことを……そんなこと、私たちがするわけがないでしょう」
「そうかな? だって僕についてくれば、クリアちゃんに簡単に近づけるよ?」
「…………!?」
思わず、シオンとネネは息を飲んだ。
ケインはニヤリと口元を釣り上げる。
「さてと。ちょっとはオジサンとお喋りしてくれるつもりになったかな?」
シオンとネネは、離反したロード・ケインを追跡すべく、その痕跡を追って王都を離れていた。
超一流の空間魔法の使い手であるケインは、結界などによる空間の遮断はもちろんのこと、時空を歪めることによる大規模な瞬間移動が可能だ。
それに加え卓越したその技術は空間に全くの歪みを残さず、その痕跡から行方を探るのは不可能に近い行為だ。
しかし、H1のコードネームを冠するシオンは、音や振動に関する魔法を得意とする、空間魔法に類する魔法の使い手だ。
ケインには及ばずとも、君主の直下で働く彼女の手腕を持ってすれば、限りなくゼロに近い可能性の中から、道筋を見付けられる。
丁寧に修正された空間の、その僅かな違和感を読み取って、シオンとネネはケインの行方を追った。
自身の部下ごとまとめて転移したとなれば、例え君主の魔法とはいえ、そこまで長距離の移動は難しい。
そう推測したシオンの読み通り、彼は何回かに分けて転移を繰り返しているようだった。
常に細心の注意を払っていても、大規模な空間転移が繰り返されていれば、わかる者にはわかる違和感が生じる。
痕跡を追うごとに少しずつはっきりとしてくその違和感に、二人は迷うことなく追跡を行った。
「あっちゃー。流石はワンとツーを貰ってるだけあって、侮れないなぁ。僕結構、慎重に逃げてたんだけどね」
シオンとネネが西部の山岳部に差し当たった頃のこと。
高速飛行で移動をしながら、痕跡を確認するために岩場に着地をした彼女たちの前に、岩陰からロード・ケインが姿を覗かせた。
部下を伴うわけでもなく、突然一人でふらりと現れた彼に、二人は大きく飛び上がった。
「そんなに驚かなくてもいいじゃないか。僕のこと、探してたんだろう? かわい子ちゃんたちと追いかけっこするのは悪くないんだけど、今はそれを楽しんでる場合じゃないからさ。こうしてお喋りでもしようかと思って」
「ずいぶん余裕なのですね。私たちなど、一捻りできる自信がおあり、ということでしょうか」
相も変わらずヘラヘラと笑みを浮かべるケインに、シオンはすぐさま強気な態度を見せた。
つい先ほど明確な離反の意思を示し、逃げ回っていた彼が、今はこうして堂々と姿を表している。
何か思惑があることは明白で、そのペースに飲まれていては太刀打ちできないと、気を引き締める。
「あなたの部下は? 物陰に潜ませて、私たちを強襲するおつもりですか?」
「そんな卑怯な真似はしないさ。僕は紳士だからね。可愛い女の子たちには、誠意を持って接する男だよ」
「ならば、観念でもされましたか? 部下は逃して、あなただけ投降するおつもりだとでも?」
「そこまで殊勝ではないかな。それじゃあ大見得を切ってきた意味もないしね。僕の可愛い部下たちは、先に行かせただけだよ。君たちと、ゆっくりお喋りがしたかったからね」
殺伐とした岩場にて、ケインはカラカラと笑みを浮かべる。
その様子はまるで、華やかな社交場で声を掛けているかのようだが、冷たい岩が剥き出しの山岳部では雰囲気もムードもあったものではない。
それでも彼は人の良さそうな笑みを浮かべて、二人の女に穏やかに対面する。
それを受けて、ネネが仏頂面を深めた。
「お喋りなんかしないよ。そもそも私、アンタのことあんまり好きじゃないし。何のつもりか知らないけどさ、このままアンタの好きにさせるわけにはいかないんだよ」
「手厳しいなネネちゃんは。そういうハードルが高い感じは嫌いじゃなけど、僕のメンタルにはグサリと刺さるねぇ。若い子の刺のある言葉は特にさ」
「…………」
ケインの言葉に、ネネは憚ることなく眉を寄せ、不機嫌を表した。
「ちゃん付けで呼ばないでよ、気持ち悪い」と噛みつく寸前だったが、シオンの手が伸びてそれを押さえた。
「どういうおつもりなのかお伺いしたいところですが、生憎今はそんな時間はありません。あなたには、大人しくご同行を願います」
「そんなこと、僕がしないってわかってるくせに。シオンちゃんも案外意地悪だね」
「一応の建前です。ロード・ケイン、私たちは例えどんな理由があろうとも、クリアに組みしようとすることを許せはしません。あなたがどんな思惑を巡らせていようが、それはどうでもいいのです。その手段が、私たちは許せない」
「優しそうな顔して、力尽く上等ってわけか。女性は怖いねぇ」
困った顔をして見せるケインだが、その声色に焦りは微塵もない。
そこに彼の余裕が窺えて、シオンは言葉ほど強気にはなれなかった。
ケインは直接的な戦闘タイプの魔法使いではないが、しかしそれでも超一流の魔法の使い手。
真正面からの戦闘となれば、その大きな実力差でねじ伏せられる可能性は大いにあるからだ。
そしてそんなケインは、主に搦手を得意とする。これはある意味、直接的なぶつかり合いよりも厄介だ。
「余裕ぶっこいてるけどさ、私たちだって弱くないよ? いくらアンタが君主でも、私たち二人がかりで楽勝ってわけにはいかないでしょ?」
「それはそうだね。僕だって、君たちと戦って無傷っていうのは、ちょっと難しいかもしれないなぁ」
シオンの不安を他所に、ネネは静かに威嚇を向ける。
そしてケインは意外にも、控えめな姿勢で頷いた。
「僕は基本的に、荒事は極力避けたい主義なんだ。君たちとだって、もちろん戦いたくない。まぁ、負けないとは思うけどさ」
「やっぱ余裕なんじゃん。ナメてくれちゃってさ」
「ごめんごめん、そういうつもりじゃないんだけどさ。ただまぁ何ていうか、今の場合の僕の余裕は、そういう荒っぽいことじゃないんだよね」
ケインはそう言って、まるで戦う意志がないかのように両手を上げる。
その不自然な態度に、二人は警戒を強めた。
「戦っても負けないとは思うけど、でもやっぱり痛手は負うだろうしさ。そこに関して言えば、僕だって余裕綽々とは言えない。けど、そうだなぁ。僕は君たちと、話しようがあるんじゃないかと思ってるんだよね」
「クリアの片棒を担ごうとしているあなたと、私たちに何の話し合いの余地が? この状況で仲間を裏切る人に、私たちが耳を傾けると思いますか?」
「思うね。この状況だからこそ、君たちだからこそ」
飽くまで理解できないと、わかり合えないと主張するシオンに、ケインはフレンドリーな姿勢を崩さない。
彼がそこまで戦いを避け、対話に持ち込もうとする意図が読めず、二人は訝しまざるを得なかった。
本来であれば、彼はいくらでも逃げ果せることや、力でねじ伏せることができたはずなのだから。
草木がほとんど生えていない、剥き出しの寂しげな岩場。
そんな殺伐とした場所で、ケインは場違いな笑みを二人の姉妹に向け続ける。
その気さくな笑みが、親しみよりも疑心を与える。
「僕はね、君たちをスカウトしたいと思っているんだよ。僕のことを、手伝ってくれないかなって思って」
「何を馬鹿なことを……そんなこと、私たちがするわけがないでしょう」
「そうかな? だって僕についてくれば、クリアちゃんに簡単に近づけるよ?」
「…………!?」
思わず、シオンとネネは息を飲んだ。
ケインはニヤリと口元を釣り上げる。
「さてと。ちょっとはオジサンとお喋りしてくれるつもりになったかな?」
0
お気に入りに追加
99
あなたにおすすめの小説
日本列島、時震により転移す!
黄昏人
ファンタジー
2023年(現在)、日本列島が後に時震と呼ばれる現象により、500年以上の時を超え1492年(過去)の世界に転移した。移転したのは本州、四国、九州とその周辺の島々であり、現在の日本は過去の時代に飛ばされ、過去の日本は現在の世界に飛ばされた。飛ばされた現在の日本はその文明を支え、国民を食わせるためには早急に莫大な資源と食料が必要である。過去の日本は現在の世界を意識できないが、取り残された北海道と沖縄は国富の大部分を失い、戦国日本を抱え途方にくれる。人々は、政府は何を思いどうふるまうのか。
魔晶石ハンター ~ 転生チート少女の数奇な職業活動の軌跡
サクラ近衛将監
ファンタジー
女神様のミスで事故死したOLの大滝留美は、地球世界での転生が難しいために、神々の伝手により異世界アスレオールに転生し、シルヴィ・デルトンとして生を受けるが、前世の記憶は11歳の成人の儀まで封印され、その儀式の最中に前世の記憶ととともに職業を神から告げられた。
シルヴィの与えられた職業は魔晶石採掘師と魔晶石加工師の二つだったが、シルヴィはその職業を知らなかった。
シルヴィの将来や如何に?
毎週木曜日午後10時に投稿予定です。
今日も聖女は拳をふるう
こう7
ファンタジー
この世界オーロラルでは、12歳になると各国の各町にある教会で洗礼式が行われる。
その際、神様から聖女の称号を承ると、どんな傷も病気もあっという間に直す回復魔法を習得出来る。
そんな称号を手に入れたのは、小さな小さな村に住んでいる1人の女の子だった。
女の子はふと思う、「どんだけ怪我しても治るなら、いくらでも強い敵に突貫出来る!」。
これは、男勝りの脳筋少女アリスの物語。
【宮廷魔法士のやり直し!】~王宮を追放された天才魔法士は山奥の村の変な野菜娘に拾われたので新たな人生を『なんでも屋』で謳歌したい!~
夕姫
ファンタジー
【私。この『なんでも屋』で高級ラディッシュになります(?)】
「今日であなたはクビです。今までフローレンス王宮の宮廷魔法士としてお勤めご苦労様でした。」
アイリーン=アドネスは宮廷魔法士を束ねている筆頭魔法士のシャーロット=マリーゴールド女史にそう言われる。
理由は国の禁書庫の古代文献を持ち出したという。そんな嘘をエレイナとアストンという2人の貴族出身の宮廷魔法士に告げ口される。この2人は平民出身で王立学院を首席で卒業、そしてフローレンス王国の第一王女クリスティーナの親友という存在のアイリーンのことをよく思っていなかった。
もちろん周りの同僚の魔法士たちも平民出身の魔法士などいても邪魔にしかならない、誰もアイリーンを助けてくれない。
自分は何もしてない、しかも突然辞めろと言われ、挙句の果てにはエレイナに平手で殴られる始末。
王国を追放され、すべてを失ったアイリーンは途方に暮れあてもなく歩いていると森の中へ。そこで悔しさから下を向き泣いていると
「どうしたのお姉さん?そんな収穫3日後のラディッシュみたいな顔しちゃって?」
オレンジ色の髪のおさげの少女エイミーと出会う。彼女は自分の仕事にアイリーンを雇ってあげるといい、山奥の農村ピースフルに連れていく。そのエイミーの仕事とは「なんでも屋」だと言うのだが……
アイリーンは新規一転、自分の魔法能力を使い、エイミーや仲間と共にこの山奥の農村ピースフルの「なんでも屋」で働くことになる。
そして今日も大きなあの声が聞こえる。
「いらっしゃいませ!なんでも屋へようこそ!」
と
闇の世界の住人達
おとなのふりかけ紅鮭
ファンタジー
そこは暗闇だった。真っ暗で何もない場所。
そんな場所で生まれた彼のいる場所に人がやってきた。
色々な人と出会い、人以外とも出会い、いつしか彼の世界は広がっていく。
小説家になろうでも投稿しています。
そちらがメインになっていますが、どちらも同じように投稿する予定です。
ただ、闇の世界はすでにかなりの話数を上げていますので、こちらへの掲載は少し時間がかかると思います。
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
大工スキルを授かった貧乏貴族の養子の四男だけど、どうやら大工スキルは伝説の全能スキルだったようです
飼猫タマ
ファンタジー
田舎貴族の四男のヨナン・グラスホッパーは、貧乏貴族の養子。義理の兄弟達は、全員戦闘系のレアスキル持ちなのに、ヨナンだけ貴族では有り得ない生産スキルの大工スキル。まあ、養子だから仕方が無いんだけど。
だがしかし、タダの生産スキルだと思ってた大工スキルは、じつは超絶物凄いスキルだったのだ。その物凄スキルで、生産しまくって超絶金持ちに。そして、婚約者も出来て幸せ絶頂の時に嵌められて、人生ドン底に。だが、ヨナンは、有り得ない逆転の一手を持っていたのだ。しかも、その有り得ない一手を、本人が全く覚えてなかったのはお約束。
勿論、ヨナンを嵌めた奴らは、全員、ザマー百裂拳で100倍返し!
そんなお話です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる