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第8章 私の一番大切なもの
42 クリアとの繋がり
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ロード・スクルドの部下の人たちが軽い食事を用意してくれて、それを口にして私はようやく、自分が疲労していることに気がついた。
昨日のことだってまだ自分の中で消化し切れていないのに、今日は今日で既に色々ありすぎた。
レオとアリアと話すことで精神的に和らいだのと同時に、体を落ち着け、ゆっくりと栄養を取り込むことで身体的にも少しながら安らぎを得られた。
そうして三人で束の間の休息をとって少しのこと、シオンさんとネネさんが客室に訪れた。
二人の面持ちは先よりも重く、本拠地が魔女に襲撃され、しかも大暴れされたことの重大さが窺えた。
しかもさっき彼女たちが言っていたように、今はほとんどの君主が不在だから、統率の一端を担うことになって余計に大変なんだろう。
私に話があると言ってやってきた二人は、レオとアリアの存在にほんの僅かに気不味そうな顔を見せた。
けれど私は二人を側から離すつもりがなかったから、そのまま応答すると、シオンさんたちは観念したように空いている席に着いた。
レオとアリアはもう私の全ての事情を知ってくれているし、全幅の信頼を置く親友だから。
大事な話であればあるほど、一緒に聞いておいて欲しいし、力になって欲しい。
「アリス様は、少しはお身体を休められましたか?」
アリアが淹れたお茶を手に取りながら、シオンさんは優しい口調で口を開いた。
背負っている雰囲気は固いものだけれど、シオンさんらしい大人っぽい振る舞いは変わらない。
薄く浮かべられた笑みに、私は頷いた。
「お陰様で。それに、ロード・スクルドがよくしてくれましたから。シオンさんとネネさんたちは……色々と大丈夫ですか?」
「正直てんてこ舞いだよ。うちはライト様がいないのには慣れてるから、統制はそんなに乱れてないけど。でも損害とか被害とか色々あって。その対応でまだバタバタしてる。ただ他はもっと酷そうから、それもフォローしたりとか……」
シオンさんの隣に座るネネさんが、いつもより三割増な仏頂面でそう唸った。
私が少し見ただけでも、この本拠地は結構損壊していたし、怪我をした人も多くいたようだった。
『まほうつかいの国』おいて、魔女狩りの本拠地が魔女に襲撃されて、あまつさえ打撃を受けるなんてことはまずないだろうから、バタついてしまうのは仕方のないことなんだろう。
「けれど、ある程度落ち着いてはきましたよ。それに、いつまでもてんやわんやとしているわけにもいきませんから。アリス様の意思に則って、動き出すための人員の整理と準備も進めています」
疲労の色を見せつつも、シオンさんはそう言ってお茶に口をつけた。
やっと一息つけるといったその様子を見ると、彼女たちの方こそ休息が必要なんじゃないかと思える。
けれど二人は疲れを見せつつも、その瞳には確固たる強い意思が点っているのがわかった。
「ロード・スクルドが全体の指揮をとってくださっているので、今のこの慌ただしさはもう少しすれば収まるでしょう。そうなれば、本腰を入れて今後の動きを詰めることになります。その前に、アリス様にお話ししたいことがありまして」
シオンさんはカップを置くと、姿勢を正して畏った表情をした。
その真剣な雰囲気に、私も居住まいを正して二人に向かい合う。
シオンさんは一瞬ネネさんと顔を見合わせてから、少し緊張した面持ちでゆっくりと口を開いた。
「単刀直入にお伺いしますが……アリス様は、クリアランス・デフェリアとはどのようなご関係なのでしょう」
「え……?」
まさかそんな角度から聞かれるとは思っていなくって、私は呆気にとられてしまった。
しかしシオンさんは真剣そのもので、もちろんそれが世間話レベルの問い掛けではないことは明らかだ。
首を傾げるしかない私に、ネネさんが言葉を続ける。
「昨日の戦いの中でクリアと遭遇した時、私たちにはクリアとアリス様が仲良さそうに見えたんだ。クリアがアリス様にご執心なのはわかってけど、でもそれは奴の一方的なものだと思ってたから。まさか知った仲だとは思わなくって。私たち、混乱してるんだ」
「あぁ、そういうこと……」
二人の言わんとしていることがようやく理解できて、私は深く頷いてしまった。
二人にとってクリアちゃんは、ご両親を殺した仇で、そして魔女狩りにとっての目の上のタンコブである、狂った魔女。
そんな相手に対して私が親しげに接していたという事実は、とても複雑な心境だったんだ。
多くの人たちを苦しめてきた、過激なレジスタンス活動をする魔女。
そんな人と、この国のお姫様である私が繋がっていたとなれば大問題で、それは私に対する不信感にも繋がる。
特に、彼女を両親の仇と思っている二人からしてみたら、それはとても穏やかではないことなんだ。
「もちろん、アリス様を疑っているわけではありません。しかし、確認せずにはいられなくて。アリス様は、クリアの凶行とは全くの無関係だと、そう思ってよろしいのですよね?」
そう尋ねてくるシオンさんは、縋るようにカップを両手で包んでいて。その手は僅かに震えていた。
私のことをお姫様だと慕ってくれているからこそ、クリアとは無関係だと信じたい。
そんな彼女の気持ちが、そこからとても伝わってくる。
「お前らなぁ────」
「待って、レオ」
張り詰めた様子で尋ねてくる二人に、レオは不満を露わにした声を上げた。
クリアちゃんと私の考え方の相違を目の当たりにした彼としては、私が少しでも疑われることが許せないのだろう。
けれど、二人だって悪意があって言っているのではないし、寧ろ信じようとしているからこそ、こうして話してきてくれているのだろうから。
私は身を乗り出しかけたレオを呼び止めて、首を横に振った。
レオは少し不服そうだったけれど、不貞腐れた顔ながらも腰を据え直してくれた。
アリアがそんな彼の肩をパンと叩く。
「なんて言うのがいいのか、上手い言い方がわからないんですけど……正直に言います」
レオとアリアに「ありがとう」と目配せしてから、私はシオンさんとネネさんを真っ直ぐ見て答えた。
「私とクリアちゃんは、確かに友達です。でも、今の彼女は私の知る彼女とは全然違って、考え方も全く合わない。今回のジャバウォックのことだってそう。私たちは友達だけれど、彼女の行動は私も全く理解ができないんです」
昨日はそれを告げるべきかどうか迷ってしまったけれど、こうなれば隠すのは逆効果だ。
私自身、彼女に対しては訳がわからないけれど、そのありのままを口にした方がきっと良い。
口惜しい限りだけれど、それが現実だ。
「でも、クリアちゃんが私のことを友達として大切に想ってくれていて、だからこそとんでもないことをしているのは事実で。だからきっと、彼女の行動の責任を問われたら、私はそれを否定できない。だからこそ私は、彼女を止めなきゃけないと、そう思っているんです」
一切誤魔化しのない、今の私のありのままの気持ちを口にする。
クリアちゃんに対して抱えていたモヤモヤを、そのまま言葉にして。
七年半前に出会った友達が、周りの人から狂った魔女だと言われていて、事実滅茶苦茶なことをしていて。
そんな彼女に対する気持ちや迷い、不安がずっと私の中でも渦巻いていた。
「だから、できれば信じてほしいです。私はクリアちゃんと友達だけれど、だからこそ彼女を止めたいと思ってる。彼女の犯した罪を、ちゃんと償って欲しいと思ってる。そこに関しては、お二人と変わりないと」
かつて友達として心を交わしたからこそ、今の彼女の味方をすることはできない。
友達だからといって全肯定なんてしないし、だからこそ許せないことだってある。
私は彼女の友達として、その常軌を逸した行いを見過ごすことなんてできないんだ。
その気持ちを全部乗せて、私はシオンさんとネネさんを見つめた。
私がなんと思っていても、クリアちゃんが仇である二人にとっては、友達である私は同罪のように思えるかもしれない。
だからその事実は、二人から私への信頼を失わせるものになってしまうかもしれない。
そんな不安を覚えつつも、けれど私は逃げずに、精一杯の誠意を持って二人に向かった。
沢山助けてくれた二人には、誠実でありたいから。
私の告白に、シオンさんとネネさんは少しの間固まってしまって。
その僅かな時間が、とても重苦しく感じた。
昨日のことだってまだ自分の中で消化し切れていないのに、今日は今日で既に色々ありすぎた。
レオとアリアと話すことで精神的に和らいだのと同時に、体を落ち着け、ゆっくりと栄養を取り込むことで身体的にも少しながら安らぎを得られた。
そうして三人で束の間の休息をとって少しのこと、シオンさんとネネさんが客室に訪れた。
二人の面持ちは先よりも重く、本拠地が魔女に襲撃され、しかも大暴れされたことの重大さが窺えた。
しかもさっき彼女たちが言っていたように、今はほとんどの君主が不在だから、統率の一端を担うことになって余計に大変なんだろう。
私に話があると言ってやってきた二人は、レオとアリアの存在にほんの僅かに気不味そうな顔を見せた。
けれど私は二人を側から離すつもりがなかったから、そのまま応答すると、シオンさんたちは観念したように空いている席に着いた。
レオとアリアはもう私の全ての事情を知ってくれているし、全幅の信頼を置く親友だから。
大事な話であればあるほど、一緒に聞いておいて欲しいし、力になって欲しい。
「アリス様は、少しはお身体を休められましたか?」
アリアが淹れたお茶を手に取りながら、シオンさんは優しい口調で口を開いた。
背負っている雰囲気は固いものだけれど、シオンさんらしい大人っぽい振る舞いは変わらない。
薄く浮かべられた笑みに、私は頷いた。
「お陰様で。それに、ロード・スクルドがよくしてくれましたから。シオンさんとネネさんたちは……色々と大丈夫ですか?」
「正直てんてこ舞いだよ。うちはライト様がいないのには慣れてるから、統制はそんなに乱れてないけど。でも損害とか被害とか色々あって。その対応でまだバタバタしてる。ただ他はもっと酷そうから、それもフォローしたりとか……」
シオンさんの隣に座るネネさんが、いつもより三割増な仏頂面でそう唸った。
私が少し見ただけでも、この本拠地は結構損壊していたし、怪我をした人も多くいたようだった。
『まほうつかいの国』おいて、魔女狩りの本拠地が魔女に襲撃されて、あまつさえ打撃を受けるなんてことはまずないだろうから、バタついてしまうのは仕方のないことなんだろう。
「けれど、ある程度落ち着いてはきましたよ。それに、いつまでもてんやわんやとしているわけにもいきませんから。アリス様の意思に則って、動き出すための人員の整理と準備も進めています」
疲労の色を見せつつも、シオンさんはそう言ってお茶に口をつけた。
やっと一息つけるといったその様子を見ると、彼女たちの方こそ休息が必要なんじゃないかと思える。
けれど二人は疲れを見せつつも、その瞳には確固たる強い意思が点っているのがわかった。
「ロード・スクルドが全体の指揮をとってくださっているので、今のこの慌ただしさはもう少しすれば収まるでしょう。そうなれば、本腰を入れて今後の動きを詰めることになります。その前に、アリス様にお話ししたいことがありまして」
シオンさんはカップを置くと、姿勢を正して畏った表情をした。
その真剣な雰囲気に、私も居住まいを正して二人に向かい合う。
シオンさんは一瞬ネネさんと顔を見合わせてから、少し緊張した面持ちでゆっくりと口を開いた。
「単刀直入にお伺いしますが……アリス様は、クリアランス・デフェリアとはどのようなご関係なのでしょう」
「え……?」
まさかそんな角度から聞かれるとは思っていなくって、私は呆気にとられてしまった。
しかしシオンさんは真剣そのもので、もちろんそれが世間話レベルの問い掛けではないことは明らかだ。
首を傾げるしかない私に、ネネさんが言葉を続ける。
「昨日の戦いの中でクリアと遭遇した時、私たちにはクリアとアリス様が仲良さそうに見えたんだ。クリアがアリス様にご執心なのはわかってけど、でもそれは奴の一方的なものだと思ってたから。まさか知った仲だとは思わなくって。私たち、混乱してるんだ」
「あぁ、そういうこと……」
二人の言わんとしていることがようやく理解できて、私は深く頷いてしまった。
二人にとってクリアちゃんは、ご両親を殺した仇で、そして魔女狩りにとっての目の上のタンコブである、狂った魔女。
そんな相手に対して私が親しげに接していたという事実は、とても複雑な心境だったんだ。
多くの人たちを苦しめてきた、過激なレジスタンス活動をする魔女。
そんな人と、この国のお姫様である私が繋がっていたとなれば大問題で、それは私に対する不信感にも繋がる。
特に、彼女を両親の仇と思っている二人からしてみたら、それはとても穏やかではないことなんだ。
「もちろん、アリス様を疑っているわけではありません。しかし、確認せずにはいられなくて。アリス様は、クリアの凶行とは全くの無関係だと、そう思ってよろしいのですよね?」
そう尋ねてくるシオンさんは、縋るようにカップを両手で包んでいて。その手は僅かに震えていた。
私のことをお姫様だと慕ってくれているからこそ、クリアとは無関係だと信じたい。
そんな彼女の気持ちが、そこからとても伝わってくる。
「お前らなぁ────」
「待って、レオ」
張り詰めた様子で尋ねてくる二人に、レオは不満を露わにした声を上げた。
クリアちゃんと私の考え方の相違を目の当たりにした彼としては、私が少しでも疑われることが許せないのだろう。
けれど、二人だって悪意があって言っているのではないし、寧ろ信じようとしているからこそ、こうして話してきてくれているのだろうから。
私は身を乗り出しかけたレオを呼び止めて、首を横に振った。
レオは少し不服そうだったけれど、不貞腐れた顔ながらも腰を据え直してくれた。
アリアがそんな彼の肩をパンと叩く。
「なんて言うのがいいのか、上手い言い方がわからないんですけど……正直に言います」
レオとアリアに「ありがとう」と目配せしてから、私はシオンさんとネネさんを真っ直ぐ見て答えた。
「私とクリアちゃんは、確かに友達です。でも、今の彼女は私の知る彼女とは全然違って、考え方も全く合わない。今回のジャバウォックのことだってそう。私たちは友達だけれど、彼女の行動は私も全く理解ができないんです」
昨日はそれを告げるべきかどうか迷ってしまったけれど、こうなれば隠すのは逆効果だ。
私自身、彼女に対しては訳がわからないけれど、そのありのままを口にした方がきっと良い。
口惜しい限りだけれど、それが現実だ。
「でも、クリアちゃんが私のことを友達として大切に想ってくれていて、だからこそとんでもないことをしているのは事実で。だからきっと、彼女の行動の責任を問われたら、私はそれを否定できない。だからこそ私は、彼女を止めなきゃけないと、そう思っているんです」
一切誤魔化しのない、今の私のありのままの気持ちを口にする。
クリアちゃんに対して抱えていたモヤモヤを、そのまま言葉にして。
七年半前に出会った友達が、周りの人から狂った魔女だと言われていて、事実滅茶苦茶なことをしていて。
そんな彼女に対する気持ちや迷い、不安がずっと私の中でも渦巻いていた。
「だから、できれば信じてほしいです。私はクリアちゃんと友達だけれど、だからこそ彼女を止めたいと思ってる。彼女の犯した罪を、ちゃんと償って欲しいと思ってる。そこに関しては、お二人と変わりないと」
かつて友達として心を交わしたからこそ、今の彼女の味方をすることはできない。
友達だからといって全肯定なんてしないし、だからこそ許せないことだってある。
私は彼女の友達として、その常軌を逸した行いを見過ごすことなんてできないんだ。
その気持ちを全部乗せて、私はシオンさんとネネさんを見つめた。
私がなんと思っていても、クリアちゃんが仇である二人にとっては、友達である私は同罪のように思えるかもしれない。
だからその事実は、二人から私への信頼を失わせるものになってしまうかもしれない。
そんな不安を覚えつつも、けれど私は逃げずに、精一杯の誠意を持って二人に向かった。
沢山助けてくれた二人には、誠実でありたいから。
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