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第8章 私の一番大切なもの
35 一瞬の隙
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「できることなら、僅かですら争うことなく終わらせたかった。無理強いせずに、話し合いだけで終わらせたかった。でもそれができないのならせめて、血を流すことなく制圧させてもらいます!」
私は自らの力を誇示するために、わざと大きく魔力を解き放って、堂々と声を上げた。
無限大の力が湯水のように湧き出て、形無き魔力が波動のように周囲に広がっている。
「ロード・デュークス、あなたには私と一緒に城に登ってもらいます。正式な場で、あなたの罪を糾弾しましょう」
「っ…………」
私の言葉に、ロード・デュークスは目を細めた。
私に対しては優位性を保っていた彼は、自らの一瞬の隙を後悔してるんだろう。
こうなっては、力で私を押し除けるのは難しいはずだ。
「もちろん、あなたが計画を取り下げるとこの場で言うのであれば、私もそこまでのことはしません。幸い、ここにはあなたの他に君主が二人もいる。正式な回答として受け取ります」
「……そうすれば、姫殿下は私をお許しになると?」
「『ジャバウォック計画』を企てている件に関しては、ですが。私は何も、あなたの気持ちを否定したいわけではないので」
「そうですか……本当にあなたは、お優しい方だ」
ロード・デュークスは私に探るような目を向けてから、クツクツと小さく笑った。
圧倒的不利な状況に陥りつつも、まだ打開策を巡らせているのか。
少し萎らしくなりつつも、観念しきっているのとは違うように見える。
そんな彼を、夜子さんとお母さんも警戒しながら見つめている。
彼女たちとしては、私が彼を言い含められれば結果は同じだからと、様子見をしているんだろう。
静かに、私とロード・デュークスの動向を眺めている。
「あなたは優秀な人で、そして魔法使いとして国と世界のことをちゃんと考えていると、話していてよくわかりました。ただ、そのための方法が私には受け入れられなかったけれど……。それに、あなたはレオとアリアの上司だから、酷いことはしたくないです。お願いします、計画を、その意思を取り下げてください」
ロード・デュークスの決意が固いことは、もうよくわかっている。
けれど、二人の君主の介入があり、そして私が主導権を握ったこの状況ならば、覆せるんじゃないかと最後の希望をかけた。
体裁的にも力量的にも、彼がどんなに優秀な人だって、この場をひっくり返すことはできないだろうから。
一縷の望み込めて言葉を投げ掛ける私に、ロード・デュークスは小さく唸った。
「この期に及んでも、あなた様は私を慮ってくださるか……あなた様は、その力がなくとも、姫君たる器をお持ちのようだ。その気心は、とても染み渡る」
「ロード・デュークス……」
ゆっくりと息を吐きながら、ロード・デュークスはそっと言った。
そこには今までの意気はなく、とても穏やかな様子が窺える。
常に神経を尖らせ、張り詰めた厳かさをまとっていた彼の、初めて見る落ち着いた態度だった。
睨むように向けられていた眼差しは和らぎ、青白い顔には僅かな笑みが浮かぶ。
「あなた様のそのお心は、清らかで掛け替えの無いものだ。だからこそあなた様はかつて、この国を救うことができたのでしょう。そんな姫殿下であれば、その願いを叶えることができるのやもしれません」
「必ず、必ず私が、この国を『魔女ウィルス』の苦しみから救ってみせます。誓ったっていい。だから、ロード・デュークス……!」
静かに語るロード・デュークスに、私は前のめりになって声を上げた。
そんな私に、彼はゆっくりと頷く。
「ええ────しかし、それが仇となる。あなたは、世界を救うには優しすぎるのだ!」
突然、ロード・デュークスの顔色が変わった。
その静かな表情は一変し、瞳には揺るがぬ意志が燃える。
「私は、決して魔女の力には屈しない。魔女の因子を全て滅ぼさなければ、この世界は救われないのだ!」
「どうしてです! どうして、ここまできて、まだ……!」
「あなた様は私を制したつもりのようだが、すぐにねじ伏せなかったのが敗因だ。私はまだ、負けてはいない!」
血の気が巡った顔で、ロード・デュークスは笑った。
そんな彼が僅かに足をずらした瞬間、急に体がグンと重くなるのを感じた。
突如として体が鉛のように重くなったのは、どうやら私だけではないようで、この場の全員にとてつもない負荷がかかったようだった。
彼は魔法を使ってはいないから、元からこの部屋にトラップのように呪詛を仕込んでおいたのかもしれない。
しかしそれもまた魔法ならばと、私はすぐさま室内を満たす呪いを、力によってすぐに全て打ち消した。
けれどそれまでの一瞬の間に、ロード・デュークスは動き出していた。
「不安要素はあるが、もう構わん! 準備は既に整っているのだ。発動に最早魔法など不要! ジャバウォックを今ここで顕そう!!!」
「────!? させるか……!」
力強く叫び、素早い動作でローブの内側に手を入れるロード・デュークス。
そんな彼に、夜子さんはすぐさま魔法を放つべく手を伸ばした。
お母さんもまた、それに続いて動き出している。
「遅い! 私を殺さずに済ませようとした、その甘さが貴様らの敗因だ────!」
しかし、二人の魔法が発動するよりも早く、ロード・デュークスは懐から花びらを一枚を取り出した。
それは、とても清らかに白い、ユリの花だった。
「過ちに満ちた世界に終焉もたらすため、顕現せよ! ジャバウォック────!!!」
ロード・デュークスの言う通り、そこにはもう魔法は行われていなかった。
ただ、既に用意していたもののスイッチ入れるような、そんな宣言だけ。それだけで、ユリの花びらが輝き出した。
それを止めるには、夜子さんとお母さんの魔法や、私の力では間に合わない。
あの一瞬、彼の隙をついて力を行使できたあの一瞬の時に、完全に制圧すべきだったんだ。
力を誇示して脅すだけではなく、ねじ伏せて拘束するべきだったんだ。
まさか、この状況で無理矢理ジャバウォックを顕そうとするだなんて……!!!
もうダメだと、そう思いながら。
それでも抵抗すべく、私もまた魔法を起こそうとした、その時。
突如、私の背後から超高速の何かが飛来した。
私がそれを認識した時には、痛いほどに赤々と光る直線が私の真横を駆け抜けていて。
そしてそれが、花びらを持つロード・デュークスの手を的確に撃ち抜いた。
「ッ…………!!!」
その攻撃のような物は、ロード・デュークスの指先ごと花びらを消し飛ばし、更に突き進んで彼の腹部を撃ち抜いた。
声にならない悲鳴を上げて身を捩った彼に、もう一度同じ赤の光が駆け抜け、今度は胸の真ん中に突き刺さる。
二度目の煌めきで私はようやく、その高精度の狙撃のような閃光が、凝縮された熱線だと気がついた。
しかもそれは私の背後にある壁すらも打ち砕き、外から放たれたものだ。
室内の至近距離で対応できなかった私たちよりも早く、ロード・デュークスが動き出す一瞬前に、外から的確に彼を狙っていたんだ。
一体何事だと、私が振り返ったのと同時に、今度は背後の壁が爆炎と共に崩壊した。
それに私たちが身を竦めると、爆炎に紛れるように大きな炎の塊が飛び込んできた。
それは素早く私たちを飛び越えると、そのままロード・デュークスに飛びかかる。
「ッ────!!!」
既に二撃、熱線による攻撃を打ち込まれているロード・デュークスに、大きな炎が覆い被さる。
くぐもった悲鳴が上がった方に視線を戻すと、そこには炎をまとった人が、ロード・デュークスを組み敷いていた。
赤い炎を全身に燻らせた、大きな三角帽子とマント姿の女の子だ。
「アリスちゃん、助けに来たわよ」
クリアちゃんが、帽子で見えない顔を向けて、とても楽しそうにそう言った。
私は自らの力を誇示するために、わざと大きく魔力を解き放って、堂々と声を上げた。
無限大の力が湯水のように湧き出て、形無き魔力が波動のように周囲に広がっている。
「ロード・デュークス、あなたには私と一緒に城に登ってもらいます。正式な場で、あなたの罪を糾弾しましょう」
「っ…………」
私の言葉に、ロード・デュークスは目を細めた。
私に対しては優位性を保っていた彼は、自らの一瞬の隙を後悔してるんだろう。
こうなっては、力で私を押し除けるのは難しいはずだ。
「もちろん、あなたが計画を取り下げるとこの場で言うのであれば、私もそこまでのことはしません。幸い、ここにはあなたの他に君主が二人もいる。正式な回答として受け取ります」
「……そうすれば、姫殿下は私をお許しになると?」
「『ジャバウォック計画』を企てている件に関しては、ですが。私は何も、あなたの気持ちを否定したいわけではないので」
「そうですか……本当にあなたは、お優しい方だ」
ロード・デュークスは私に探るような目を向けてから、クツクツと小さく笑った。
圧倒的不利な状況に陥りつつも、まだ打開策を巡らせているのか。
少し萎らしくなりつつも、観念しきっているのとは違うように見える。
そんな彼を、夜子さんとお母さんも警戒しながら見つめている。
彼女たちとしては、私が彼を言い含められれば結果は同じだからと、様子見をしているんだろう。
静かに、私とロード・デュークスの動向を眺めている。
「あなたは優秀な人で、そして魔法使いとして国と世界のことをちゃんと考えていると、話していてよくわかりました。ただ、そのための方法が私には受け入れられなかったけれど……。それに、あなたはレオとアリアの上司だから、酷いことはしたくないです。お願いします、計画を、その意思を取り下げてください」
ロード・デュークスの決意が固いことは、もうよくわかっている。
けれど、二人の君主の介入があり、そして私が主導権を握ったこの状況ならば、覆せるんじゃないかと最後の希望をかけた。
体裁的にも力量的にも、彼がどんなに優秀な人だって、この場をひっくり返すことはできないだろうから。
一縷の望み込めて言葉を投げ掛ける私に、ロード・デュークスは小さく唸った。
「この期に及んでも、あなた様は私を慮ってくださるか……あなた様は、その力がなくとも、姫君たる器をお持ちのようだ。その気心は、とても染み渡る」
「ロード・デュークス……」
ゆっくりと息を吐きながら、ロード・デュークスはそっと言った。
そこには今までの意気はなく、とても穏やかな様子が窺える。
常に神経を尖らせ、張り詰めた厳かさをまとっていた彼の、初めて見る落ち着いた態度だった。
睨むように向けられていた眼差しは和らぎ、青白い顔には僅かな笑みが浮かぶ。
「あなた様のそのお心は、清らかで掛け替えの無いものだ。だからこそあなた様はかつて、この国を救うことができたのでしょう。そんな姫殿下であれば、その願いを叶えることができるのやもしれません」
「必ず、必ず私が、この国を『魔女ウィルス』の苦しみから救ってみせます。誓ったっていい。だから、ロード・デュークス……!」
静かに語るロード・デュークスに、私は前のめりになって声を上げた。
そんな私に、彼はゆっくりと頷く。
「ええ────しかし、それが仇となる。あなたは、世界を救うには優しすぎるのだ!」
突然、ロード・デュークスの顔色が変わった。
その静かな表情は一変し、瞳には揺るがぬ意志が燃える。
「私は、決して魔女の力には屈しない。魔女の因子を全て滅ぼさなければ、この世界は救われないのだ!」
「どうしてです! どうして、ここまできて、まだ……!」
「あなた様は私を制したつもりのようだが、すぐにねじ伏せなかったのが敗因だ。私はまだ、負けてはいない!」
血の気が巡った顔で、ロード・デュークスは笑った。
そんな彼が僅かに足をずらした瞬間、急に体がグンと重くなるのを感じた。
突如として体が鉛のように重くなったのは、どうやら私だけではないようで、この場の全員にとてつもない負荷がかかったようだった。
彼は魔法を使ってはいないから、元からこの部屋にトラップのように呪詛を仕込んでおいたのかもしれない。
しかしそれもまた魔法ならばと、私はすぐさま室内を満たす呪いを、力によってすぐに全て打ち消した。
けれどそれまでの一瞬の間に、ロード・デュークスは動き出していた。
「不安要素はあるが、もう構わん! 準備は既に整っているのだ。発動に最早魔法など不要! ジャバウォックを今ここで顕そう!!!」
「────!? させるか……!」
力強く叫び、素早い動作でローブの内側に手を入れるロード・デュークス。
そんな彼に、夜子さんはすぐさま魔法を放つべく手を伸ばした。
お母さんもまた、それに続いて動き出している。
「遅い! 私を殺さずに済ませようとした、その甘さが貴様らの敗因だ────!」
しかし、二人の魔法が発動するよりも早く、ロード・デュークスは懐から花びらを一枚を取り出した。
それは、とても清らかに白い、ユリの花だった。
「過ちに満ちた世界に終焉もたらすため、顕現せよ! ジャバウォック────!!!」
ロード・デュークスの言う通り、そこにはもう魔法は行われていなかった。
ただ、既に用意していたもののスイッチ入れるような、そんな宣言だけ。それだけで、ユリの花びらが輝き出した。
それを止めるには、夜子さんとお母さんの魔法や、私の力では間に合わない。
あの一瞬、彼の隙をついて力を行使できたあの一瞬の時に、完全に制圧すべきだったんだ。
力を誇示して脅すだけではなく、ねじ伏せて拘束するべきだったんだ。
まさか、この状況で無理矢理ジャバウォックを顕そうとするだなんて……!!!
もうダメだと、そう思いながら。
それでも抵抗すべく、私もまた魔法を起こそうとした、その時。
突如、私の背後から超高速の何かが飛来した。
私がそれを認識した時には、痛いほどに赤々と光る直線が私の真横を駆け抜けていて。
そしてそれが、花びらを持つロード・デュークスの手を的確に撃ち抜いた。
「ッ…………!!!」
その攻撃のような物は、ロード・デュークスの指先ごと花びらを消し飛ばし、更に突き進んで彼の腹部を撃ち抜いた。
声にならない悲鳴を上げて身を捩った彼に、もう一度同じ赤の光が駆け抜け、今度は胸の真ん中に突き刺さる。
二度目の煌めきで私はようやく、その高精度の狙撃のような閃光が、凝縮された熱線だと気がついた。
しかもそれは私の背後にある壁すらも打ち砕き、外から放たれたものだ。
室内の至近距離で対応できなかった私たちよりも早く、ロード・デュークスが動き出す一瞬前に、外から的確に彼を狙っていたんだ。
一体何事だと、私が振り返ったのと同時に、今度は背後の壁が爆炎と共に崩壊した。
それに私たちが身を竦めると、爆炎に紛れるように大きな炎の塊が飛び込んできた。
それは素早く私たちを飛び越えると、そのままロード・デュークスに飛びかかる。
「ッ────!!!」
既に二撃、熱線による攻撃を打ち込まれているロード・デュークスに、大きな炎が覆い被さる。
くぐもった悲鳴が上がった方に視線を戻すと、そこには炎をまとった人が、ロード・デュークスを組み敷いていた。
赤い炎を全身に燻らせた、大きな三角帽子とマント姿の女の子だ。
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皆様ありがとうございます😘
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