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第0章 Dormire
68 面白い人
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気の迷い、とでもいうのだろうか。
私は、ファウストと名乗った青年に対し、他の人間に感じるような抵抗感を覚えなかった。
私を目の前にしても平然と微笑むその奇特さに、警戒を抱くことが馬鹿馬鹿しくなってしまったのかもしれない。
得体の知れない人物であることに変りはないけれど。
でも、少なくともそこらの人間のように、私に対して悪意や嫌悪を向けてくることはなさそうだ。
それを思えば、まぁ対話くらいはしてもいいだろうと、そんな気になったのだった。
それに、魔女と恐れられ疎まれているこの私を、ただの一人の女として扱う彼の、その器量を窺い見たくなった自分がいる。
これは彼という男に対する、興味と言っていいのだろうか。
その辺りは自分の気持ちがハッキリとしないけれど、でも少なくとも、他の人間よりはその人物像が気になるのは確かだ。
「────ファウスト」
「はい、どうぞそのように。貴女の声に紡がれるのは、とても心地がいい」
彼の名を呟いて繰り返すと、青年ファウストは優雅に微笑んだ。
名を呼ぶことそのものなんて、別に大したことではないのに。
まるでとんでもない栄誉を賜ったような、暖かい笑みを滲ませていた。
ファウストが向けてくる穏やかさは、私には経験のないものだった。
ホーリーとイヴが向けてくれる親愛とは、どこか異なる。
しかしそれがどう違うのか、私にはよくわからない。
ただ、特に嫌な気はしないというのに、どこかその柔らかさに抵抗したくなるような、そんな妙な感覚があった。
「よろしければ、少しお側にお寄りしてもよろしいでしょうか。ここでは些か、貴女が遠すぎて」
「あぁ、まぁ、ええ……」
小屋から出たばかりの私と、茂みからやっと抜け出したばかりの彼との距離は、確かに対話に適しているとはいえなかった。
そんなことを言われてから気付いた私が何ともハッキリしない言葉を返すと、ファウストはまたもや嬉しそうに微笑んで、ゆっくりとこちらに歩みを進めてきた。
こちらからだって近付いてもよかったのだと、そう思い至った時には、ファウストはもう私の眼前にやって来ていた。
目の前にしてみると、その端正な顔立ちや輝かしいブランドの繊細な頭髪、澄んだ緑の瞳がよくわかる。
この男は恐らく、人間として美しい部類に入る人物だろう。
そんな彼が、そのエメラルドグリーンの瞳に私をだけを写し、ニコリとはにかんだ。
そして簡単なお辞儀を丁寧にしてから、私の手を取ってそっと片膝をついた。
「ドルミーレ、やはりあなたは美しい。女神のように麗しく艶やかだ。私は、貴女に勝る美を未だかつで目にしたことはない」
「あなたは本当に、おかしな人……」
恭しく、しかし大事に私の手を取って、私を褒め称えるファウスト。
その言葉はどこかむず痒くもあり、しかし同時に私に混乱を与えた。
私がヒトとのコミュニケーションにあまり慣れていないのはもちろんのこと、こんな風に言葉をかけられた時の返答の仕方が、全くわからなかったから。
二人の友人も、私のことを褒めてくれることはよくある。
しかし彼の言葉はそのどれとも違って、私の中に熱を駆け抜けさせる。
彼の視線、言葉、そして手から伝わってくる想いは、私に取って全てが未知のものだった。
「あなたは本当に変だわ。私のことを恐れないし、しかも話しかけてきて、剰え私を褒めるだなんて。そんなこと、今まで誰もしなかった」
「美しい女性を美しいと言うのは当たり前のことですよ。それが、私の心を打ったのならば尚更です」
「……今、なんて?」
「貴女の美しさが、私の心を打ったと申し上げたのです」
思わず私が聞き返すと、ファウストはにこやかな笑みを浮かべてそう平然と答えた。
心を打ったと言うことはつまり……。その言葉が意味するところは何となく察することができたかけれど、でもわけがわからなかった。
「────あぁ、私の見た目ね。でも、あなたが私の外見に好意を覚えたとしても、私の中身は人間が恐れる魔女なのよ」
ふと思い至ったことを口にすると、ファウストは一瞬キョトンとして、それから控えめに吹き出した。
「貴女は、面白い人だ」
私の手をそっと握ったまま、ファウストは可笑しそうに眉を寄せた。
何がそんなにおかしいのかと訝しんで見下ろすと、ファウストは「すみません」と微笑んだ。
「確かに私は、貴女のその美貌に惹かれました。しかし、同時に貴女の内面にも美しさを感じたのです。こうして目を合わせていればわかる。貴女は、とても清らかな女性だ」
「私が、清らか…………」
そんなこと、考えたこともなかった。
特別自分を邪悪なものだと思ったことはないけれど、だからといって清らかだと思ったこともない。
そもそも、他人との関わりが少ない私には、いずれにしても他者に与える影響がないから。
しかし人間は私を、邪悪な魔物を従える悪しき女と扱う。
そんな感情を向けられ続けていれば、いくら気にしていなくとも少なからず心は荒んでいく。
だってそもそも、私はヒトというものに対して絶望しているのだから。その愚かさを嫌悪しているのだから。
なのに彼は、そんな私を清らかだと言ってのける。
「他人の言葉など、私には関係ありません。貴女が人々に何と言われていようと、貴女自身が己を何と思っていようとも。私は貴女という清く美しい女性に惹かれたのです」
「私が、人々を邪悪に貶める悪き魔女だとしても……?」
「はい。万が一それが事実だとしても、私の目に映るのは、麗しい貴女の姿だけですよ、ドルミーレ」
「…………」
ファウストの言葉の一つひとつが、私の心の知り得ない場所に染み込んでくる。
聞こえのいいことを言って私に擦り寄り、謀ろうとしているのではないかと、思ってしまう。
しかし向けられる誠実な瞳には純粋な輝きしかなく、それが私の疑いを邪魔する。
ホーリーとイヴ以外で初めて私を拒まない人に、戸惑いが隠せない。
いや、私を魔女だと知った上での態度なのだから、下手をすれば二人よりも奇特だ。
私の警戒心や懐疑心を全てかい潜り、その真摯な感情を向けてくる様には感嘆すら覚える。
出会い頭から彼のペースに飲まれていた私だけれど、今や絆されかかっていた。
名を許し、言葉を許し、そして触れることを許して。
初対面だというのに私へとどんどん踏み込んでくる彼に、戸惑いつつも嫌な気はしない自分がいる。
それはきっと、彼があまりにもまっすぐだからだ。
私が心を許す友人たちと同じように、私を何も介さずに見てくれる。
そんな裏表のないストレートな姿勢が、私は嬉しいのかもしれない。
私に惹かれているという、彼のその気持ちをどう捉えるべきかは、今の私にはわからないけれど。
でも、こうして彼と言葉を交わすことは、悪くないかもしれないと、そう思った。
私は、ファウストと名乗った青年に対し、他の人間に感じるような抵抗感を覚えなかった。
私を目の前にしても平然と微笑むその奇特さに、警戒を抱くことが馬鹿馬鹿しくなってしまったのかもしれない。
得体の知れない人物であることに変りはないけれど。
でも、少なくともそこらの人間のように、私に対して悪意や嫌悪を向けてくることはなさそうだ。
それを思えば、まぁ対話くらいはしてもいいだろうと、そんな気になったのだった。
それに、魔女と恐れられ疎まれているこの私を、ただの一人の女として扱う彼の、その器量を窺い見たくなった自分がいる。
これは彼という男に対する、興味と言っていいのだろうか。
その辺りは自分の気持ちがハッキリとしないけれど、でも少なくとも、他の人間よりはその人物像が気になるのは確かだ。
「────ファウスト」
「はい、どうぞそのように。貴女の声に紡がれるのは、とても心地がいい」
彼の名を呟いて繰り返すと、青年ファウストは優雅に微笑んだ。
名を呼ぶことそのものなんて、別に大したことではないのに。
まるでとんでもない栄誉を賜ったような、暖かい笑みを滲ませていた。
ファウストが向けてくる穏やかさは、私には経験のないものだった。
ホーリーとイヴが向けてくれる親愛とは、どこか異なる。
しかしそれがどう違うのか、私にはよくわからない。
ただ、特に嫌な気はしないというのに、どこかその柔らかさに抵抗したくなるような、そんな妙な感覚があった。
「よろしければ、少しお側にお寄りしてもよろしいでしょうか。ここでは些か、貴女が遠すぎて」
「あぁ、まぁ、ええ……」
小屋から出たばかりの私と、茂みからやっと抜け出したばかりの彼との距離は、確かに対話に適しているとはいえなかった。
そんなことを言われてから気付いた私が何ともハッキリしない言葉を返すと、ファウストはまたもや嬉しそうに微笑んで、ゆっくりとこちらに歩みを進めてきた。
こちらからだって近付いてもよかったのだと、そう思い至った時には、ファウストはもう私の眼前にやって来ていた。
目の前にしてみると、その端正な顔立ちや輝かしいブランドの繊細な頭髪、澄んだ緑の瞳がよくわかる。
この男は恐らく、人間として美しい部類に入る人物だろう。
そんな彼が、そのエメラルドグリーンの瞳に私をだけを写し、ニコリとはにかんだ。
そして簡単なお辞儀を丁寧にしてから、私の手を取ってそっと片膝をついた。
「ドルミーレ、やはりあなたは美しい。女神のように麗しく艶やかだ。私は、貴女に勝る美を未だかつで目にしたことはない」
「あなたは本当に、おかしな人……」
恭しく、しかし大事に私の手を取って、私を褒め称えるファウスト。
その言葉はどこかむず痒くもあり、しかし同時に私に混乱を与えた。
私がヒトとのコミュニケーションにあまり慣れていないのはもちろんのこと、こんな風に言葉をかけられた時の返答の仕方が、全くわからなかったから。
二人の友人も、私のことを褒めてくれることはよくある。
しかし彼の言葉はそのどれとも違って、私の中に熱を駆け抜けさせる。
彼の視線、言葉、そして手から伝わってくる想いは、私に取って全てが未知のものだった。
「あなたは本当に変だわ。私のことを恐れないし、しかも話しかけてきて、剰え私を褒めるだなんて。そんなこと、今まで誰もしなかった」
「美しい女性を美しいと言うのは当たり前のことですよ。それが、私の心を打ったのならば尚更です」
「……今、なんて?」
「貴女の美しさが、私の心を打ったと申し上げたのです」
思わず私が聞き返すと、ファウストはにこやかな笑みを浮かべてそう平然と答えた。
心を打ったと言うことはつまり……。その言葉が意味するところは何となく察することができたかけれど、でもわけがわからなかった。
「────あぁ、私の見た目ね。でも、あなたが私の外見に好意を覚えたとしても、私の中身は人間が恐れる魔女なのよ」
ふと思い至ったことを口にすると、ファウストは一瞬キョトンとして、それから控えめに吹き出した。
「貴女は、面白い人だ」
私の手をそっと握ったまま、ファウストは可笑しそうに眉を寄せた。
何がそんなにおかしいのかと訝しんで見下ろすと、ファウストは「すみません」と微笑んだ。
「確かに私は、貴女のその美貌に惹かれました。しかし、同時に貴女の内面にも美しさを感じたのです。こうして目を合わせていればわかる。貴女は、とても清らかな女性だ」
「私が、清らか…………」
そんなこと、考えたこともなかった。
特別自分を邪悪なものだと思ったことはないけれど、だからといって清らかだと思ったこともない。
そもそも、他人との関わりが少ない私には、いずれにしても他者に与える影響がないから。
しかし人間は私を、邪悪な魔物を従える悪しき女と扱う。
そんな感情を向けられ続けていれば、いくら気にしていなくとも少なからず心は荒んでいく。
だってそもそも、私はヒトというものに対して絶望しているのだから。その愚かさを嫌悪しているのだから。
なのに彼は、そんな私を清らかだと言ってのける。
「他人の言葉など、私には関係ありません。貴女が人々に何と言われていようと、貴女自身が己を何と思っていようとも。私は貴女という清く美しい女性に惹かれたのです」
「私が、人々を邪悪に貶める悪き魔女だとしても……?」
「はい。万が一それが事実だとしても、私の目に映るのは、麗しい貴女の姿だけですよ、ドルミーレ」
「…………」
ファウストの言葉の一つひとつが、私の心の知り得ない場所に染み込んでくる。
聞こえのいいことを言って私に擦り寄り、謀ろうとしているのではないかと、思ってしまう。
しかし向けられる誠実な瞳には純粋な輝きしかなく、それが私の疑いを邪魔する。
ホーリーとイヴ以外で初めて私を拒まない人に、戸惑いが隠せない。
いや、私を魔女だと知った上での態度なのだから、下手をすれば二人よりも奇特だ。
私の警戒心や懐疑心を全てかい潜り、その真摯な感情を向けてくる様には感嘆すら覚える。
出会い頭から彼のペースに飲まれていた私だけれど、今や絆されかかっていた。
名を許し、言葉を許し、そして触れることを許して。
初対面だというのに私へとどんどん踏み込んでくる彼に、戸惑いつつも嫌な気はしない自分がいる。
それはきっと、彼があまりにもまっすぐだからだ。
私が心を許す友人たちと同じように、私を何も介さずに見てくれる。
そんな裏表のないストレートな姿勢が、私は嬉しいのかもしれない。
私に惹かれているという、彼のその気持ちをどう捉えるべきかは、今の私にはわからないけれど。
でも、こうして彼と言葉を交わすことは、悪くないかもしれないと、そう思った。
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