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第0章 Dormire
34 ヒトが歩んだ道
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長老たちの勧めで、私は国内唯一の図書館を訪れた。
あらゆる知識を持つ彼らも、私が何者であるかと断定することはできなかった。
しかし様々な記録を保管しているこの場所なら、何かヒントが見つかるかもしれないとのことだった。
図書館にある本は、そのほとんどが歴代の長老たちが書き記したものらしい。
世界で起きた出来事や、国で起きた出来事をまとめた歴史に関するものが多いとか。
また彼らの神秘である『命の力』を元にした、世界のある命に関することも多く記されているらしい。
こと知識において、全てを人伝に得ることは難しい。
私が求めるものと彼らが知識から索引するものが、必ずしも合致するとは限らないからだ。
だからこそ彼らは、私に自ら知識を得られる場所を紹介してくれたのだった。
図書館は首都の中心にあった岩の塔のすぐ近くにあった。
自然に同化したこの国では珍しいレンガ造りの建物で、数百人が一堂に会しても収まりそうなほどに大きい。
中に入ってみれば本がびっしりと詰まった棚だらけで、全て読もうとしたらきっと命がいくつあっても足りないのではと思わされた。
ひと気はあまりなく、建物の大きさや存在感とは対照的に、館内はとても静かでひっそりとしていた。
図書館の司書をしているのは、尻尾が二本生えた狐。
金色の毛並みが綺麗なその狐は、袴をゆるりと着こなした優雅な女性だ。
受付で煙管をふかしながら本を読む様は、なかなか様になっている。
あまり期待はせずに気紛れで訪れた図書館だったけれど、案外色々なことを学ぶことができた。
この世界に生まれた七つの種族と、その成長と進化についてのこと。
この『どうぶつの国』の動物だちがどういう存在であるかということ。
そして彼らの神秘である『命の力』とそれが及ぼすこと、等。
長老たちが私に言ったことは、正直周りくどくわかりにくかった。
けれどこうして文字に起こして整理されていると、スッと知識が入ってくる。
それを知っていけば、長老たちが言っていた『世界の子』というものにも少し理解が及んできた。
森にいた頃、イヴニングが持ってきてくれた本をよく読んでいた。
それを思い出すと少し懐かしい思いがして、私は夢中で図書館の本を読み漁った。
もちろん一日で読み切れるわけもなく、興味が唆るものの中からさらに厳選しても、読み切るのには半年以上の時間がかかってしまった。
長老たちが口利きをしてくれた宿を仮の住まいとして、私は毎日図書館に通い、様々な本を読んだ。
司書の狐とは毎日顔を合わせたけれど、言葉を交わしたのは数度だけだったと思う。
私はもちろん関わるつもりはなかったし、彼女もまた私にさして興味はないようだった。
狐は、ただ毎日本を読んでいられればそれでいいと思っているのだろう。
私にとってもそれは都合が良かったから、お互い黙々と自分だけの時間を過ごした。
お陰で私はまた一歩、自分への認識を進められたと思う。
世界にこの星が生まれ、そして生命が誕生した遥か昔。数多の生物の中で知性を手に入れたもの、それがヒトだった。
本能を凌駕した理性を得、考え発展する力を持ったヒトという生き物を世界は祝福し、一個の生物の範疇を超えた力である七つの神秘をこの星にもたらしたという。
神秘は星を満たし、ヒトを七つの種族へと枝分かれさせ、星と世界を繁栄させるべく導いた。
まだ発展途上であった太古のヒトは、その神秘の在り方によって姿形や能力を変容させていった。
しかしそうして別れた七つの種族の内、一つの種族だけが神秘を発現させられず、発展を停滞させた。それが人間。
人間が神秘を得られなかったのか、それとも使いこなせず無駄にしたのか。それはわからないらしいけれど、今の人間はそうして生まれたらしい。
だからいずれ、最後である七つ目の神秘が、何らかの形で現れるだろうと言われていたという。
それが人間の手に現れるのか、はたまた全く新しい状態で現れるのか。それはもちろん誰にもわからなかった。
そんな中で、私はこの魔法を持って生まれてきたんだ。
私が人間と同等の形をして生まれたのはきっと、本来第七の神秘を得るはずだったのが人間だからだ。
人間が神秘を扱えるようになるためなのか、あるいは未だ神秘をものにできない人間に呆れたのか。
詳細はもちろんわからないけれど、でも人間のそういった経緯が関連しているだろうことは想像できる。
世界自身が、与えた神秘を全て形ににするために、私という存在を生み出した。
神秘が持つ意味、役割を果たさせるために。
だから長老たちは、私を世界の子だと言ったのかもしれない。
生物は必ず親から生まれるもの。ぽっと発生するものなんてあり得ない。
けれどそれがあり得るのだとしたら、それは世界が意志を持ってしたものだとしか考えられないから。
『命の力』に精通する長老たちは、そんな私の命の形の成り立ちを見たのだろう。
『どうぶつの国』の神秘である『命の力』は、生命に関わる力。
その力を得た古のヒトは、同じ動物である獣に寄り、力を伝播させることで獣をヒトにしたという。
生命に精通することで進化を促し、そして生命の在り方や形を紐解くことができる力を彼らは持っている。
長老たちが言っていた通り、今を生きる普通の国民たちは、その神秘をヒトとして生きることに使うことが限界で、強く神秘を意識していないらしい。
けれどその中で神秘の扱いを見出した者は、長い時を生き、命を見通すことができるようになり、あの長老たちのようになっていくという。
全員が何らかの力を扱えた妖精たちとは違う在り方だけれど、それもまた神秘の違い、種族の違いということなんだろう。
この星でのヒトの繁栄、神秘の伝播の歴史は少しわかってきた。
その流れを見ることで、私がどうしてこんな生まれ方をしたのかも少しは見えてきた。
けれど世界が神秘という力をもたらした理由はわかっても、その意味までは未だわからない。
神秘は世界からの祝福であり、人智を超えた力であり、世界との繋がり。
星の妖精や長老たちは、世界との繋がりから何かを感じ取り得ているようだったけれど、私にはまだわからない。
この先、自分自身とこの魔法について見識を深めていれば、いつか私にも理解できる時がくるのだろうか。
そうすれば私は、自分が何なのかもわかる時がくるのだろうか。
わかったことは増えたけれど、疑問は深まるばかりだった。
あらゆる知識を持つ彼らも、私が何者であるかと断定することはできなかった。
しかし様々な記録を保管しているこの場所なら、何かヒントが見つかるかもしれないとのことだった。
図書館にある本は、そのほとんどが歴代の長老たちが書き記したものらしい。
世界で起きた出来事や、国で起きた出来事をまとめた歴史に関するものが多いとか。
また彼らの神秘である『命の力』を元にした、世界のある命に関することも多く記されているらしい。
こと知識において、全てを人伝に得ることは難しい。
私が求めるものと彼らが知識から索引するものが、必ずしも合致するとは限らないからだ。
だからこそ彼らは、私に自ら知識を得られる場所を紹介してくれたのだった。
図書館は首都の中心にあった岩の塔のすぐ近くにあった。
自然に同化したこの国では珍しいレンガ造りの建物で、数百人が一堂に会しても収まりそうなほどに大きい。
中に入ってみれば本がびっしりと詰まった棚だらけで、全て読もうとしたらきっと命がいくつあっても足りないのではと思わされた。
ひと気はあまりなく、建物の大きさや存在感とは対照的に、館内はとても静かでひっそりとしていた。
図書館の司書をしているのは、尻尾が二本生えた狐。
金色の毛並みが綺麗なその狐は、袴をゆるりと着こなした優雅な女性だ。
受付で煙管をふかしながら本を読む様は、なかなか様になっている。
あまり期待はせずに気紛れで訪れた図書館だったけれど、案外色々なことを学ぶことができた。
この世界に生まれた七つの種族と、その成長と進化についてのこと。
この『どうぶつの国』の動物だちがどういう存在であるかということ。
そして彼らの神秘である『命の力』とそれが及ぼすこと、等。
長老たちが私に言ったことは、正直周りくどくわかりにくかった。
けれどこうして文字に起こして整理されていると、スッと知識が入ってくる。
それを知っていけば、長老たちが言っていた『世界の子』というものにも少し理解が及んできた。
森にいた頃、イヴニングが持ってきてくれた本をよく読んでいた。
それを思い出すと少し懐かしい思いがして、私は夢中で図書館の本を読み漁った。
もちろん一日で読み切れるわけもなく、興味が唆るものの中からさらに厳選しても、読み切るのには半年以上の時間がかかってしまった。
長老たちが口利きをしてくれた宿を仮の住まいとして、私は毎日図書館に通い、様々な本を読んだ。
司書の狐とは毎日顔を合わせたけれど、言葉を交わしたのは数度だけだったと思う。
私はもちろん関わるつもりはなかったし、彼女もまた私にさして興味はないようだった。
狐は、ただ毎日本を読んでいられればそれでいいと思っているのだろう。
私にとってもそれは都合が良かったから、お互い黙々と自分だけの時間を過ごした。
お陰で私はまた一歩、自分への認識を進められたと思う。
世界にこの星が生まれ、そして生命が誕生した遥か昔。数多の生物の中で知性を手に入れたもの、それがヒトだった。
本能を凌駕した理性を得、考え発展する力を持ったヒトという生き物を世界は祝福し、一個の生物の範疇を超えた力である七つの神秘をこの星にもたらしたという。
神秘は星を満たし、ヒトを七つの種族へと枝分かれさせ、星と世界を繁栄させるべく導いた。
まだ発展途上であった太古のヒトは、その神秘の在り方によって姿形や能力を変容させていった。
しかしそうして別れた七つの種族の内、一つの種族だけが神秘を発現させられず、発展を停滞させた。それが人間。
人間が神秘を得られなかったのか、それとも使いこなせず無駄にしたのか。それはわからないらしいけれど、今の人間はそうして生まれたらしい。
だからいずれ、最後である七つ目の神秘が、何らかの形で現れるだろうと言われていたという。
それが人間の手に現れるのか、はたまた全く新しい状態で現れるのか。それはもちろん誰にもわからなかった。
そんな中で、私はこの魔法を持って生まれてきたんだ。
私が人間と同等の形をして生まれたのはきっと、本来第七の神秘を得るはずだったのが人間だからだ。
人間が神秘を扱えるようになるためなのか、あるいは未だ神秘をものにできない人間に呆れたのか。
詳細はもちろんわからないけれど、でも人間のそういった経緯が関連しているだろうことは想像できる。
世界自身が、与えた神秘を全て形ににするために、私という存在を生み出した。
神秘が持つ意味、役割を果たさせるために。
だから長老たちは、私を世界の子だと言ったのかもしれない。
生物は必ず親から生まれるもの。ぽっと発生するものなんてあり得ない。
けれどそれがあり得るのだとしたら、それは世界が意志を持ってしたものだとしか考えられないから。
『命の力』に精通する長老たちは、そんな私の命の形の成り立ちを見たのだろう。
『どうぶつの国』の神秘である『命の力』は、生命に関わる力。
その力を得た古のヒトは、同じ動物である獣に寄り、力を伝播させることで獣をヒトにしたという。
生命に精通することで進化を促し、そして生命の在り方や形を紐解くことができる力を彼らは持っている。
長老たちが言っていた通り、今を生きる普通の国民たちは、その神秘をヒトとして生きることに使うことが限界で、強く神秘を意識していないらしい。
けれどその中で神秘の扱いを見出した者は、長い時を生き、命を見通すことができるようになり、あの長老たちのようになっていくという。
全員が何らかの力を扱えた妖精たちとは違う在り方だけれど、それもまた神秘の違い、種族の違いということなんだろう。
この星でのヒトの繁栄、神秘の伝播の歴史は少しわかってきた。
その流れを見ることで、私がどうしてこんな生まれ方をしたのかも少しは見えてきた。
けれど世界が神秘という力をもたらした理由はわかっても、その意味までは未だわからない。
神秘は世界からの祝福であり、人智を超えた力であり、世界との繋がり。
星の妖精や長老たちは、世界との繋がりから何かを感じ取り得ているようだったけれど、私にはまだわからない。
この先、自分自身とこの魔法について見識を深めていれば、いつか私にも理解できる時がくるのだろうか。
そうすれば私は、自分が何なのかもわかる時がくるのだろうか。
わかったことは増えたけれど、疑問は深まるばかりだった。
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