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第7章 リアリスティック・ドリームワールド
107 こんな自分に
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「────姉ちゃん。起きてるか?」
「…………」
扉越しに聞こえてきたのは、弟の正の声だった。
ひっそりと囁くように伺うその声は、傍若無人な彼らしくない。
予期せぬ来訪に、善子はグッと唇を結んだ。
例え弟であっても、いや弟だからこそ、自分の泣き言を聞かせたくなかった。
しかしそれを堪えることに精一杯で、彼の問いかけへの返答はできなかった。
「昼飯、食わないのか? ……心配してるぞ────母さんが、な。こんな状況だし」
「………………いらない」
戸を開くことなく投げ掛けられる言葉に、一言だけをなんとか絞り出す。
心配してくれている家族に対してあまりにもぶっきらぼうな返答だったが、そこに気を配る余裕はなかった。
「………………」
それに対する応答はなかった。
しかしその気配は立ち去っておらず、弟がまだ部屋の前にいるであろうことはわかった。
五年前の事件以降、弟との関係もだいぶ悪化していた。
しかし先日の一件を経て、正も彼なりに思うところがあったようで、姉弟の関係は少しづつ解れ始めていた。
それでも、まだ良好とは言い難い。少なくとも善子はそう思っている。
まだ自分のことをよくは思っていないであろう彼が、これ以上なんの用だろうと、そう思った時。
「なぁ、姉ちゃん。なんか……あったのか?」
そんな思いもよらない言葉に、心臓がドキリと跳ねた。
自分の身を案じてくれているという嬉しさよりも、自らの弱さが露呈してしまっているのかという恐怖が勝った。
自分のことを強いものだと標にしていた弟には、こんな自分に気付いて欲しくなかった。
「……まぁ、俺には別に何も言わなくてもいいけどさ。花園の奴とかは、頼ってもいいんじゃねぇか? アイツは、姉ちゃんのこと心配してたぞ」
「………………」
正の言葉には、侮蔑も哀れみもなかった。
ただ純粋に、その身を案じる柔らかな言葉。
失望の色などなく、あるがままを受け入れている声だった。
その言葉を聞いて善子は理解した。
弟にとって自分はもう、正しさの偶像ではないと。
自分の背中をただひたすらに追いかけているわけではないと。
「俺が言えた義理じゃ、ねぇけどさ。あんま強がんなよ。たまには弱いところも見せて欲しいって、思ってるよ────みんな、な」
「………………」
弱いところを見せて欲しい。そんなバカな。
善子は一人首を振りながら目元を腕で覆った。
そんなこと、あるわけないと。
他人が求める自分は、強く正しい姿。
そうあろうとした自分に、みんなはそう求めている。
弱みなんて見せられないし、そんな自分は誰も求めていない。
強く正しくいられなくなった時点で、誰の前にも立つことなんてできない。
そう、思った善子だったけれど。
しかしだとすれば、何故弟は今そこにいるのかと。
ふと、それに思い当たって。
「何があったかは知らねぇけどさ。無理して強がって、カッコつけてねぇで、たまには他人を頼れよ。別に俺じゃなくていい。姉ちゃんが頼ってくれるのを待ってる奴は、きっといる。だから、勝手に背負い込むなよ」
そう言い残して、足音が去っていくのがわかった。
その微かな音が消え去るのを確認してから、善子は嗚咽を漏らした。
強い自分に、正しい自分に拘っていたのは、自分だけだった。
自分の背中を追い続けていた弟ですら、もうそんなものを求めてはいなかった。
強くあれないことを嘆き、正しくないことに失望しているのは、善子自身だけだったのかもしれない。
そう気付いた瞬間、自分がいかに愚かだったのかを悟った。
他人はとっくに受け入れてくれているのに、自分だけが自分を許せていなかったんだと。
「……でも、じゃあ。こんな私に一体何ができるっていうんだ」
弱さを認めたところで、しかし状況は変わらない。
今までの自分の虚構を脱ぎ捨てれば、何もできない弱い女に過ぎない。
その事実を受け入れれば尚のこと、こんな自分にできることなどないと思ってしまう。
歪んだ正義を振りかざす真奈実の為に。
自身の運命に必死で立ち向かうアリスの為に。
弱い自分ができることなんて、あるのかと。
頭から腕を退け、また呆然と天井を見つめる。
それからやっと、億劫だった寝返りをゆっくりと打った。
凝り固まっていた体が軋むのを感じていると、枕元に置いてある携帯電話が目に入った。
そういえば、今朝方通知が鳴っていたと思い出す。
何もかもが億劫で、それが何かも確認はしていなかった。
ふと気になって、ゆっくりと手を伸ばす。
寝転んだまま、涙に濡れた目で通知を確認すると、それはアリスからのメールだった。
「…………!」
指が止まった。息が詰まった。
自分が見捨て、逃げ出した相手からの連絡。
怒りや恨みの詰まったものではなくとも、開くのには勇気が必要だった。
けれど、自分にはその言葉を受け入れる責任があると、そう思った。
弱い自分には何もしてやれない。ならば、できることはその想いを聞くことだけ。
そのくらいのことはしなければ、面目が立たない。
そう意を決して、善子はゆっくりとメールを開いた。
書いてあったのは、たった一言。
『先に行って、待ってます』
恨み辛みではもちろんなく、慰めでも励ましでもない。
ありのままの善子を受け入れ、理解した上での、信頼の言葉。
強さも弱さも、正しさも間違いも関係ない。
全ての殻を破った先の、その奥底にあるものは。
強くないと言い訳して、弱いからと嘆いて。
正しくないと尻込みして、間違っているんだと諦めて。
そんなものは全部度外視して、自分は何がしたいんだ。
強がることも、弱さを認めることも、どっちもカッコつけだ。
本当に全てを受け入れて諦めているのなら、自分はどうして、今こんなに涙を流しているのか。
「ごめんね……ごめんね、アリスちゃん……!」
後輩からの厚い信頼と、自分の愚かさに、声を憚ることなく泣いた。
────────────
「…………」
扉越しに聞こえてきたのは、弟の正の声だった。
ひっそりと囁くように伺うその声は、傍若無人な彼らしくない。
予期せぬ来訪に、善子はグッと唇を結んだ。
例え弟であっても、いや弟だからこそ、自分の泣き言を聞かせたくなかった。
しかしそれを堪えることに精一杯で、彼の問いかけへの返答はできなかった。
「昼飯、食わないのか? ……心配してるぞ────母さんが、な。こんな状況だし」
「………………いらない」
戸を開くことなく投げ掛けられる言葉に、一言だけをなんとか絞り出す。
心配してくれている家族に対してあまりにもぶっきらぼうな返答だったが、そこに気を配る余裕はなかった。
「………………」
それに対する応答はなかった。
しかしその気配は立ち去っておらず、弟がまだ部屋の前にいるであろうことはわかった。
五年前の事件以降、弟との関係もだいぶ悪化していた。
しかし先日の一件を経て、正も彼なりに思うところがあったようで、姉弟の関係は少しづつ解れ始めていた。
それでも、まだ良好とは言い難い。少なくとも善子はそう思っている。
まだ自分のことをよくは思っていないであろう彼が、これ以上なんの用だろうと、そう思った時。
「なぁ、姉ちゃん。なんか……あったのか?」
そんな思いもよらない言葉に、心臓がドキリと跳ねた。
自分の身を案じてくれているという嬉しさよりも、自らの弱さが露呈してしまっているのかという恐怖が勝った。
自分のことを強いものだと標にしていた弟には、こんな自分に気付いて欲しくなかった。
「……まぁ、俺には別に何も言わなくてもいいけどさ。花園の奴とかは、頼ってもいいんじゃねぇか? アイツは、姉ちゃんのこと心配してたぞ」
「………………」
正の言葉には、侮蔑も哀れみもなかった。
ただ純粋に、その身を案じる柔らかな言葉。
失望の色などなく、あるがままを受け入れている声だった。
その言葉を聞いて善子は理解した。
弟にとって自分はもう、正しさの偶像ではないと。
自分の背中をただひたすらに追いかけているわけではないと。
「俺が言えた義理じゃ、ねぇけどさ。あんま強がんなよ。たまには弱いところも見せて欲しいって、思ってるよ────みんな、な」
「………………」
弱いところを見せて欲しい。そんなバカな。
善子は一人首を振りながら目元を腕で覆った。
そんなこと、あるわけないと。
他人が求める自分は、強く正しい姿。
そうあろうとした自分に、みんなはそう求めている。
弱みなんて見せられないし、そんな自分は誰も求めていない。
強く正しくいられなくなった時点で、誰の前にも立つことなんてできない。
そう、思った善子だったけれど。
しかしだとすれば、何故弟は今そこにいるのかと。
ふと、それに思い当たって。
「何があったかは知らねぇけどさ。無理して強がって、カッコつけてねぇで、たまには他人を頼れよ。別に俺じゃなくていい。姉ちゃんが頼ってくれるのを待ってる奴は、きっといる。だから、勝手に背負い込むなよ」
そう言い残して、足音が去っていくのがわかった。
その微かな音が消え去るのを確認してから、善子は嗚咽を漏らした。
強い自分に、正しい自分に拘っていたのは、自分だけだった。
自分の背中を追い続けていた弟ですら、もうそんなものを求めてはいなかった。
強くあれないことを嘆き、正しくないことに失望しているのは、善子自身だけだったのかもしれない。
そう気付いた瞬間、自分がいかに愚かだったのかを悟った。
他人はとっくに受け入れてくれているのに、自分だけが自分を許せていなかったんだと。
「……でも、じゃあ。こんな私に一体何ができるっていうんだ」
弱さを認めたところで、しかし状況は変わらない。
今までの自分の虚構を脱ぎ捨てれば、何もできない弱い女に過ぎない。
その事実を受け入れれば尚のこと、こんな自分にできることなどないと思ってしまう。
歪んだ正義を振りかざす真奈実の為に。
自身の運命に必死で立ち向かうアリスの為に。
弱い自分ができることなんて、あるのかと。
頭から腕を退け、また呆然と天井を見つめる。
それからやっと、億劫だった寝返りをゆっくりと打った。
凝り固まっていた体が軋むのを感じていると、枕元に置いてある携帯電話が目に入った。
そういえば、今朝方通知が鳴っていたと思い出す。
何もかもが億劫で、それが何かも確認はしていなかった。
ふと気になって、ゆっくりと手を伸ばす。
寝転んだまま、涙に濡れた目で通知を確認すると、それはアリスからのメールだった。
「…………!」
指が止まった。息が詰まった。
自分が見捨て、逃げ出した相手からの連絡。
怒りや恨みの詰まったものではなくとも、開くのには勇気が必要だった。
けれど、自分にはその言葉を受け入れる責任があると、そう思った。
弱い自分には何もしてやれない。ならば、できることはその想いを聞くことだけ。
そのくらいのことはしなければ、面目が立たない。
そう意を決して、善子はゆっくりとメールを開いた。
書いてあったのは、たった一言。
『先に行って、待ってます』
恨み辛みではもちろんなく、慰めでも励ましでもない。
ありのままの善子を受け入れ、理解した上での、信頼の言葉。
強さも弱さも、正しさも間違いも関係ない。
全ての殻を破った先の、その奥底にあるものは。
強くないと言い訳して、弱いからと嘆いて。
正しくないと尻込みして、間違っているんだと諦めて。
そんなものは全部度外視して、自分は何がしたいんだ。
強がることも、弱さを認めることも、どっちもカッコつけだ。
本当に全てを受け入れて諦めているのなら、自分はどうして、今こんなに涙を流しているのか。
「ごめんね……ごめんね、アリスちゃん……!」
後輩からの厚い信頼と、自分の愚かさに、声を憚ることなく泣いた。
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