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第7章 リアリスティック・ドリームワールド
53 魔法使いの実態
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魔法使いと魔女の関係、そして問題に関する重大な事実を、夜子さんはあっけらかんとに溢した。
あまりにもサラリと答えるものだから、その事実を脳が処理するのにしばらく時間を要した。
そしてようやくゆっくりと浸透してきた情報が、全身の力を抜いていく。
流石の氷室さんも、その目を見開いて夜子さんのことをまじまじと見つめていた。
「魔法使いと魔女が、同じ……!? 一体どういうことですか……?」
言葉を出すのに時間が掛かったけれど、なんとか声を吐き出す。
氷室さんと繋いだ手は汗に濡れて、ぬるぬる滑った。
そんな私たちの驚愕を他所に、夜子さんは平然とした顔で口を開く。
「『魔女ウィルス』である魔力を用いる存在なのだから、全く関わりがないなんて無理な話だろう? 魔法使いというのはね、かつて『魔女ウィルス』の侵食を極限まで抑えることに成功した者たちの末裔のことなのさ」
「………………!?」
更に頭が追いつかない。
『魔女ウィルス』の侵食を極限まで抑えることに成功した……?
言葉が意味するところはもちろんわかるけれど、その言葉の中身が意味わからなかった。
そんなことができていたら、今『魔女ウィルス』に苦しんでいる人はいないんじゃないの?
混乱が思いっきり顔に出ていたみたいで、夜子さんが口元を緩めた。
「古の時代の初期感染者の中で、魔法を理論的に突き詰めることで侵食を抑える術を手に入れた者たちがいたのさ。その者たちが成した子は、先天的に『魔女ウィルス』に拮抗する肉体を持って生まれた。そうして代を重ね、今の魔法使いが存在しているのさ」
「じゃ、じゃあ……魔法使いというのは、『魔女ウィルス』の侵食に打ち勝った魔女、ってことなんですか?」
「打ち勝ったというのは極端だけれど……まぁ認識としては間違っていない。余程のことがない限り、魔法使いがその身を『魔女ウィルス』に食い潰されるようなことはないだろうね」
魔法使いも、元を正せば魔女だということ。
そんなこと急に言われても、頭も体もついていなかった。
だってもしそうだとしたら、魔法使いが魔女を忌み嫌うのはおかしな話になってしまうから。
問題の根本が間違っていたことになる。
「生まれながらにその身に『魔女ウィルス』を内包し、侵食に耐える肉体を持っているが故に、魔法使いの家系で魔女はほぼ出ない。稀にその特殊性を引き継いでおらず、魔女になってしまう者もいるけどね」
夜子さんはそう言って、静かに氷室さんの方に視線を向けた。
それを受けた氷室さんは小さくピクリと身動いで、繋ぐ手に力を入れた。
確かに、氷室さんは元々魔法使いの家系の生まれだ。
氷室さんが魔女になってしまっているのは、たまたま感染してしまったんじゃなくて、そういう理由があったってことだったんだ。
「そのことを、どうして今の魔法使いは知らないんですか?」
思いもよらなかった真実に頭の中がごちゃごちゃになりながらも、私は尋ねる。
「魔法使いと魔女が元々同じだと知っていれば、いがみ合う理由なんてなかったはずなのに……」
「それはまぁ、その術を見出した初代の奴らがそれを隠蔽したからさ」
「え……!? どうしてそんなことを……!」
「そんなの、簡単なことさ」
そこで夜子さんは小さく溜息をついた。
呆れ返った表情で、肩を落として視線を逃す。
けれどそれは私に対するものではなく、それを行った人たちへの思いのようだった。
「奴らは、自分たちが魔女と、ドルミーレと違うものだということにしたかったのさ。魔法という神秘は手にしたかったが、忌み嫌った存在と同列に扱われることは避けたかった。それ故に奴らは、魔法が『魔女ウィルス』によるものだという事実を包み隠し、それに伴ってそれを抑え付ける術を後世に残さなかった」
「そんな…………そんな、勝手なこと……」
あまりの身勝手さに声が震えた。
その当時の人たちがもっと多くに目を向けていれば、『魔女ウィルス』に苦しむ人はもっとずっと減っていたかもしれない。
魔法使いと魔女の対立という、悲しい構図はできなかったかもしれないのに。
「そういう連中だったんだよ。それに、今更この事実を知ったところで、双方共もう収まりなんてしないさ。根本が同じかなんて、もう関係ない。その在り方と立場が違うのだから、どう転んでもこの対立関係は揺るがないだろうよ」
「そんな…………」
元を辿れば同じだというのなら、わかり合う道はないのかと思ったけれど。
でも例えそうだとしても、魔法使いからの魔女の見え方は変わらないんだ。
自分たちが代を重ね培ってきた神秘を、ポッと出の魔女が徒に扱うこと。その身が、死を振り撒くこと。
その事実はどうしようもなく変わらないのなだから。
そうして魔法使いから蔑まれ、忌み嫌われ命を狙われれば、魔女からの見方だって変わりようがない。
長い間培ってきた双方の因縁と関係は、もう完全に揺るぎないものになってしまっているんだ。
ただもし、自分たちが忌み嫌っていた魔女と、魔法使いはほぼ変わらない存在である、という事実を知ることになったら。
その時彼らはどう思うんだろうと、そう思わずにはいられなかった。
「ただまぁ、そういう考え方は悪いものじゃない。突き詰めれば同一である魔法使いと魔女を、区別して考えるのは本来愚かなことだ。その根本の在り方に、変わりなんてないんだからね」
魔法使いと魔女に変わりなんてない。
そんな夜子さんの言葉を聞いて、私はふと思い出した。
前にシオンさんとネネさんが、同じようなことを言っていた気がする。
──── 魔女? あぁ、まぁそれでも大差はありませんけどね。しかし私たちは魔女狩りなので、やはりここは魔法使いと名乗っておきましょう────
あの時はあまり気に留めている余裕がなかったけど、そういう意味だったんだ。
二人は、その事実を知る魔法使いだったということ。
そういえば五年前に二人に会ったと言っていた善子さんは、彼女たちのことを魔女だと言っていたけど……。
「────ということは、夜子さん。そもそもが同じだったんだとしたら、魔法使いを魔女だと思ったり、その逆だったりってこともあり得ますか?」
ふと沸いた疑問を口にすると、夜子さんは一瞬キョトンとしてから、アハハと軽く笑った。
そして私に向けて腕を広げ、どこか得意げに微笑んで見せた。
「その典型を、君はよく知っているんじゃないかい?」
「あ…………」
そうだった。あまりにも自然すぎて見逃していたけれど。
夜子さんは転臨を果たした魔女であり、それと同時に、王族特務に所属していた『まほうつかいの国』最強の魔法使いだったんだ。
あまりにもサラリと答えるものだから、その事実を脳が処理するのにしばらく時間を要した。
そしてようやくゆっくりと浸透してきた情報が、全身の力を抜いていく。
流石の氷室さんも、その目を見開いて夜子さんのことをまじまじと見つめていた。
「魔法使いと魔女が、同じ……!? 一体どういうことですか……?」
言葉を出すのに時間が掛かったけれど、なんとか声を吐き出す。
氷室さんと繋いだ手は汗に濡れて、ぬるぬる滑った。
そんな私たちの驚愕を他所に、夜子さんは平然とした顔で口を開く。
「『魔女ウィルス』である魔力を用いる存在なのだから、全く関わりがないなんて無理な話だろう? 魔法使いというのはね、かつて『魔女ウィルス』の侵食を極限まで抑えることに成功した者たちの末裔のことなのさ」
「………………!?」
更に頭が追いつかない。
『魔女ウィルス』の侵食を極限まで抑えることに成功した……?
言葉が意味するところはもちろんわかるけれど、その言葉の中身が意味わからなかった。
そんなことができていたら、今『魔女ウィルス』に苦しんでいる人はいないんじゃないの?
混乱が思いっきり顔に出ていたみたいで、夜子さんが口元を緩めた。
「古の時代の初期感染者の中で、魔法を理論的に突き詰めることで侵食を抑える術を手に入れた者たちがいたのさ。その者たちが成した子は、先天的に『魔女ウィルス』に拮抗する肉体を持って生まれた。そうして代を重ね、今の魔法使いが存在しているのさ」
「じゃ、じゃあ……魔法使いというのは、『魔女ウィルス』の侵食に打ち勝った魔女、ってことなんですか?」
「打ち勝ったというのは極端だけれど……まぁ認識としては間違っていない。余程のことがない限り、魔法使いがその身を『魔女ウィルス』に食い潰されるようなことはないだろうね」
魔法使いも、元を正せば魔女だということ。
そんなこと急に言われても、頭も体もついていなかった。
だってもしそうだとしたら、魔法使いが魔女を忌み嫌うのはおかしな話になってしまうから。
問題の根本が間違っていたことになる。
「生まれながらにその身に『魔女ウィルス』を内包し、侵食に耐える肉体を持っているが故に、魔法使いの家系で魔女はほぼ出ない。稀にその特殊性を引き継いでおらず、魔女になってしまう者もいるけどね」
夜子さんはそう言って、静かに氷室さんの方に視線を向けた。
それを受けた氷室さんは小さくピクリと身動いで、繋ぐ手に力を入れた。
確かに、氷室さんは元々魔法使いの家系の生まれだ。
氷室さんが魔女になってしまっているのは、たまたま感染してしまったんじゃなくて、そういう理由があったってことだったんだ。
「そのことを、どうして今の魔法使いは知らないんですか?」
思いもよらなかった真実に頭の中がごちゃごちゃになりながらも、私は尋ねる。
「魔法使いと魔女が元々同じだと知っていれば、いがみ合う理由なんてなかったはずなのに……」
「それはまぁ、その術を見出した初代の奴らがそれを隠蔽したからさ」
「え……!? どうしてそんなことを……!」
「そんなの、簡単なことさ」
そこで夜子さんは小さく溜息をついた。
呆れ返った表情で、肩を落として視線を逃す。
けれどそれは私に対するものではなく、それを行った人たちへの思いのようだった。
「奴らは、自分たちが魔女と、ドルミーレと違うものだということにしたかったのさ。魔法という神秘は手にしたかったが、忌み嫌った存在と同列に扱われることは避けたかった。それ故に奴らは、魔法が『魔女ウィルス』によるものだという事実を包み隠し、それに伴ってそれを抑え付ける術を後世に残さなかった」
「そんな…………そんな、勝手なこと……」
あまりの身勝手さに声が震えた。
その当時の人たちがもっと多くに目を向けていれば、『魔女ウィルス』に苦しむ人はもっとずっと減っていたかもしれない。
魔法使いと魔女の対立という、悲しい構図はできなかったかもしれないのに。
「そういう連中だったんだよ。それに、今更この事実を知ったところで、双方共もう収まりなんてしないさ。根本が同じかなんて、もう関係ない。その在り方と立場が違うのだから、どう転んでもこの対立関係は揺るがないだろうよ」
「そんな…………」
元を辿れば同じだというのなら、わかり合う道はないのかと思ったけれど。
でも例えそうだとしても、魔法使いからの魔女の見え方は変わらないんだ。
自分たちが代を重ね培ってきた神秘を、ポッと出の魔女が徒に扱うこと。その身が、死を振り撒くこと。
その事実はどうしようもなく変わらないのなだから。
そうして魔法使いから蔑まれ、忌み嫌われ命を狙われれば、魔女からの見方だって変わりようがない。
長い間培ってきた双方の因縁と関係は、もう完全に揺るぎないものになってしまっているんだ。
ただもし、自分たちが忌み嫌っていた魔女と、魔法使いはほぼ変わらない存在である、という事実を知ることになったら。
その時彼らはどう思うんだろうと、そう思わずにはいられなかった。
「ただまぁ、そういう考え方は悪いものじゃない。突き詰めれば同一である魔法使いと魔女を、区別して考えるのは本来愚かなことだ。その根本の在り方に、変わりなんてないんだからね」
魔法使いと魔女に変わりなんてない。
そんな夜子さんの言葉を聞いて、私はふと思い出した。
前にシオンさんとネネさんが、同じようなことを言っていた気がする。
──── 魔女? あぁ、まぁそれでも大差はありませんけどね。しかし私たちは魔女狩りなので、やはりここは魔法使いと名乗っておきましょう────
あの時はあまり気に留めている余裕がなかったけど、そういう意味だったんだ。
二人は、その事実を知る魔法使いだったということ。
そういえば五年前に二人に会ったと言っていた善子さんは、彼女たちのことを魔女だと言っていたけど……。
「────ということは、夜子さん。そもそもが同じだったんだとしたら、魔法使いを魔女だと思ったり、その逆だったりってこともあり得ますか?」
ふと沸いた疑問を口にすると、夜子さんは一瞬キョトンとしてから、アハハと軽く笑った。
そして私に向けて腕を広げ、どこか得意げに微笑んで見せた。
「その典型を、君はよく知っているんじゃないかい?」
「あ…………」
そうだった。あまりにも自然すぎて見逃していたけれど。
夜子さんは転臨を果たした魔女であり、それと同時に、王族特務に所属していた『まほうつかいの国』最強の魔法使いだったんだ。
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