186 / 984
第4章 死が二人を分断つとも
24 夢と記憶
しおりを挟む
これが夢であることはすぐにわかった。
ふわふわと移ろうような感覚は、目が覚めていて現実にいる時とは違う。
だからといって、ここ数日の心の中に落ちている感覚とはまた違った。
これは本当にただ夢の中で、そこで起きている出来事をまるで映画でも見るように眺めているだけだった。
自分の意思が介入する余地はなくて、ただ見ているだけ。
普通に眠っている時に見る夢とそう変わらないけれど。
違うことといえば、私自身がこれをはっきり夢だと認識していることと、どうやらこれは私が見ている夢ではないということだ。
私が眠っている間に見ている夢であることに変わりはないけれど、でもこれは私自身の夢ではない。
これはきっとどこかから流れ込んでくる映像だ。
誰かが見ている夢を覗き見してしまっているような感じかもしれない。
この夢が誰の夢なのかは、考えるまでもなかった。
女の子が二人いた。
小学校に上がったばかり程のまだ小さな女の子。
それが幼い日の私と晴香であることは一目瞭然だった。
晴香の部屋で二人で遊んでいる。
つまりこれは、晴香の夢だ。晴香の記憶だ。
この日のことはよく覚えている。
晴香はこの日、お母さんに教わったという三つ編みを私にしてくれたんだ。
ただ何となく髪を伸ばしているだけだった私に、晴香が三つ編みに結わいてくれた。
初めての三つ編みはそれはとても不恰好で。
でも晴香が私のために一生懸命やってくれたことが嬉しくて、晴香のお母さんが直してくれようとしたのを断ったっけ。
その時この髪型が似合うと晴香が言ってくれたから、私はそれからずっと三つ編みのおさげばっかりだったなぁ。
小さい頃の懐かしい記憶に浸っていると、場面がくるくると変わった。
また私と晴香だ。でももう少し大きくなっている。
今度は私の部屋に場所が変わっていた。
さっきより大分大きくなっている晴香が、珍しくとても怒っていた。
私はといえば頰を押さえてしょんぼりしていた。
これはあれだ。晴香に怒られた時だ。
今までで唯一晴香に怒られた、その時の光景。
あれは確か五年前の夏。つまり小学六年生。
あの話と照らし合わせてみれば、時期はぴったりと一致する。
つまりこれは、晴香が魔女になって私を守ると決めてくれた直後のことだったのかもしれない。
この夢の中でも、結局私が何で怒られたのかはわからなかった。
もしかしたら晴香にとっても、それそのものは些細なことだったのかもしれない。
ただあのことを念頭に置いて晴香の気持ちを考えてみれば、私が何か軽率なことをしようとしたら怒りたくなるかもしれない。
あの時何をしようとしていたんだっけ。
誰かに、会いに行こうとしていた気がする。
その相手は誰だったかな。どこに、行こうとしていたんだっけな。
また場面がくるくると変わった。
今度はどちらの部屋でもなかった。
学校だ。今私たちが通っている加賀見高校だ。
咲き終えた桜の木の下。校庭の隅に晴香がいた。
でもそこに私の姿はなくて、代わりに氷室さんの姿があった。
何となくだけど二人ともちょっぴりだけ幼い。
制服のサイズが微妙に合いきっていないように見える。
これはもしかしたら入学したての頃のことかもしれない。
「どうして、あなたがここに……」
晴香が驚きながら問いかけていた。
怒っているようではなかったけれど、その顔つきは少しだけ強張っていた。
対する氷室さんは俯いていて、黒髪が垂れてその表情は伺えなかった。
「アリスは今、何も知らないの。普通の女の子なの。私は、このままにしてあげたいの」
晴香の言葉に氷室さんは俯きながらも頷く。
手をもじもじと合わせて、その肩はほんの僅かに揺れていた。
一年以上前のことだから、今よりももっと内気で人見知りだったのかな。
「わ、私は……陰ながら…………だから……」
「まぁ、うん。私もアリスに本当のことを話すことはできないし……立場は似ているかもね。何かあった時は、力を貸し合うようにしようか」
眉を寄せた困り顔で言う晴香に、氷室さんは無言でコクコクと頷いていた。
確かに特別仲が良さそうには見えない。なんとも言えない距離感に見えた。
「あ、あの……」
じゃあこれからよろしく、と晴香が立ち去ろうとした時、その背中を氷室さんが弱々しく呼び止めた。
「あの……アリスちゃんは────」
その先が聞こえる前に視界が遠のいてまた場面が変わった。
氷室さんの言葉を聞いた晴香が、とても悲しそうな顔をしたように見えたのは、気のせいかな。
次の場面はまた晴香の部屋だった。
最近の晴香にとてもよく似ているから、本当に最近のことかもしれない。
窓際で電話を終えた晴香は携帯電話を床にぽいと放り投げると、乱暴にベッドに身を投げ出して丸まった。
その額には玉のような汗が浮かび上がっていて、顔は赤く息は荒かった。
その姿はとても苦しそうで、もしかしたら『魔女ウィルス』の侵食の限界がきた最近の出来事かもしれない。
「アリス……」
苦しげに晴香が私の名前を呼ぶ。
それにつられて私も晴香の名前を呼ぼうとして、声も出ないことに気が付いた。
でもどっちにしたってこれは夢で、その中で見ている過去の記憶、みたいなもの。私の声は届かない。
「私が、守れたら……私には、この役目しか……」
私が色々な戦いをしていることを心配してくれているのかもしれない。
今まさに自分が『魔女ウィルス』に苦しめられているというのに。
「いやだ……痛いよ、苦しいよ、辛いよ……私を一人にしないで…………助けて、アリス……」
けれど溢れるその言葉に、晴香の本当の気持ちがあるんだと思った。
私の前では決して出さない言葉。
言ってはいけないとわかっているから、私を戸惑わせるとわかっているから、晴香は決してそれを口にしない。
けれどだからといって、思っていないわけじゃない。
長い時間の中で覚悟を決めて、恐怖と戦ってきたといっても。
晴香も一人の人間で、一人の女の子であることに変わりはないんだから。
私にできることはないのかな。
避けられない死を前に、私にできることは。
覚悟を決めて死ぬことを受け入れている晴香。
そんな晴香の覚悟を受け止めて、私もこの現実を飲み込まなきゃいけないだけれど。
でも、何か一つでも、ほんの僅かでも晴香が生き残る手段があるのなら、私は────
ベッドの上で丸まる晴香に手を伸ばそうとして、でも伸ばせる手はなくて。
苦しむ晴香の姿をただ見つめることしかできないまま、その夢はやがて霞となって消えて、そして私の夢の中の意識も遠のいていった。
ふわふわと移ろうような感覚は、目が覚めていて現実にいる時とは違う。
だからといって、ここ数日の心の中に落ちている感覚とはまた違った。
これは本当にただ夢の中で、そこで起きている出来事をまるで映画でも見るように眺めているだけだった。
自分の意思が介入する余地はなくて、ただ見ているだけ。
普通に眠っている時に見る夢とそう変わらないけれど。
違うことといえば、私自身がこれをはっきり夢だと認識していることと、どうやらこれは私が見ている夢ではないということだ。
私が眠っている間に見ている夢であることに変わりはないけれど、でもこれは私自身の夢ではない。
これはきっとどこかから流れ込んでくる映像だ。
誰かが見ている夢を覗き見してしまっているような感じかもしれない。
この夢が誰の夢なのかは、考えるまでもなかった。
女の子が二人いた。
小学校に上がったばかり程のまだ小さな女の子。
それが幼い日の私と晴香であることは一目瞭然だった。
晴香の部屋で二人で遊んでいる。
つまりこれは、晴香の夢だ。晴香の記憶だ。
この日のことはよく覚えている。
晴香はこの日、お母さんに教わったという三つ編みを私にしてくれたんだ。
ただ何となく髪を伸ばしているだけだった私に、晴香が三つ編みに結わいてくれた。
初めての三つ編みはそれはとても不恰好で。
でも晴香が私のために一生懸命やってくれたことが嬉しくて、晴香のお母さんが直してくれようとしたのを断ったっけ。
その時この髪型が似合うと晴香が言ってくれたから、私はそれからずっと三つ編みのおさげばっかりだったなぁ。
小さい頃の懐かしい記憶に浸っていると、場面がくるくると変わった。
また私と晴香だ。でももう少し大きくなっている。
今度は私の部屋に場所が変わっていた。
さっきより大分大きくなっている晴香が、珍しくとても怒っていた。
私はといえば頰を押さえてしょんぼりしていた。
これはあれだ。晴香に怒られた時だ。
今までで唯一晴香に怒られた、その時の光景。
あれは確か五年前の夏。つまり小学六年生。
あの話と照らし合わせてみれば、時期はぴったりと一致する。
つまりこれは、晴香が魔女になって私を守ると決めてくれた直後のことだったのかもしれない。
この夢の中でも、結局私が何で怒られたのかはわからなかった。
もしかしたら晴香にとっても、それそのものは些細なことだったのかもしれない。
ただあのことを念頭に置いて晴香の気持ちを考えてみれば、私が何か軽率なことをしようとしたら怒りたくなるかもしれない。
あの時何をしようとしていたんだっけ。
誰かに、会いに行こうとしていた気がする。
その相手は誰だったかな。どこに、行こうとしていたんだっけな。
また場面がくるくると変わった。
今度はどちらの部屋でもなかった。
学校だ。今私たちが通っている加賀見高校だ。
咲き終えた桜の木の下。校庭の隅に晴香がいた。
でもそこに私の姿はなくて、代わりに氷室さんの姿があった。
何となくだけど二人ともちょっぴりだけ幼い。
制服のサイズが微妙に合いきっていないように見える。
これはもしかしたら入学したての頃のことかもしれない。
「どうして、あなたがここに……」
晴香が驚きながら問いかけていた。
怒っているようではなかったけれど、その顔つきは少しだけ強張っていた。
対する氷室さんは俯いていて、黒髪が垂れてその表情は伺えなかった。
「アリスは今、何も知らないの。普通の女の子なの。私は、このままにしてあげたいの」
晴香の言葉に氷室さんは俯きながらも頷く。
手をもじもじと合わせて、その肩はほんの僅かに揺れていた。
一年以上前のことだから、今よりももっと内気で人見知りだったのかな。
「わ、私は……陰ながら…………だから……」
「まぁ、うん。私もアリスに本当のことを話すことはできないし……立場は似ているかもね。何かあった時は、力を貸し合うようにしようか」
眉を寄せた困り顔で言う晴香に、氷室さんは無言でコクコクと頷いていた。
確かに特別仲が良さそうには見えない。なんとも言えない距離感に見えた。
「あ、あの……」
じゃあこれからよろしく、と晴香が立ち去ろうとした時、その背中を氷室さんが弱々しく呼び止めた。
「あの……アリスちゃんは────」
その先が聞こえる前に視界が遠のいてまた場面が変わった。
氷室さんの言葉を聞いた晴香が、とても悲しそうな顔をしたように見えたのは、気のせいかな。
次の場面はまた晴香の部屋だった。
最近の晴香にとてもよく似ているから、本当に最近のことかもしれない。
窓際で電話を終えた晴香は携帯電話を床にぽいと放り投げると、乱暴にベッドに身を投げ出して丸まった。
その額には玉のような汗が浮かび上がっていて、顔は赤く息は荒かった。
その姿はとても苦しそうで、もしかしたら『魔女ウィルス』の侵食の限界がきた最近の出来事かもしれない。
「アリス……」
苦しげに晴香が私の名前を呼ぶ。
それにつられて私も晴香の名前を呼ぼうとして、声も出ないことに気が付いた。
でもどっちにしたってこれは夢で、その中で見ている過去の記憶、みたいなもの。私の声は届かない。
「私が、守れたら……私には、この役目しか……」
私が色々な戦いをしていることを心配してくれているのかもしれない。
今まさに自分が『魔女ウィルス』に苦しめられているというのに。
「いやだ……痛いよ、苦しいよ、辛いよ……私を一人にしないで…………助けて、アリス……」
けれど溢れるその言葉に、晴香の本当の気持ちがあるんだと思った。
私の前では決して出さない言葉。
言ってはいけないとわかっているから、私を戸惑わせるとわかっているから、晴香は決してそれを口にしない。
けれどだからといって、思っていないわけじゃない。
長い時間の中で覚悟を決めて、恐怖と戦ってきたといっても。
晴香も一人の人間で、一人の女の子であることに変わりはないんだから。
私にできることはないのかな。
避けられない死を前に、私にできることは。
覚悟を決めて死ぬことを受け入れている晴香。
そんな晴香の覚悟を受け止めて、私もこの現実を飲み込まなきゃいけないだけれど。
でも、何か一つでも、ほんの僅かでも晴香が生き残る手段があるのなら、私は────
ベッドの上で丸まる晴香に手を伸ばそうとして、でも伸ばせる手はなくて。
苦しむ晴香の姿をただ見つめることしかできないまま、その夢はやがて霞となって消えて、そして私の夢の中の意識も遠のいていった。
0
お気に入りに追加
99
あなたにおすすめの小説
(完結)醜くなった花嫁の末路「どうぞ、お笑いください。元旦那様」
音爽(ネソウ)
ファンタジー
容姿が気に入らないと白い結婚を強いられた妻。
本邸から追い出されはしなかったが、夫は離れに愛人を囲い顔さえ見せない。
しかし、3年と待たず離縁が決定する事態に。そして元夫の家は……。
*6月18日HOTランキング入りしました、ありがとうございます。
[完結] 邪魔をするなら潰すわよ?
シマ
ファンタジー
私はギルドが運営する治療院で働く治療師の一人、名前はルーシー。
クエストで大怪我したハンター達の治療に毎日、忙しい。そんなある日、騎士の格好をした一人の男が運び込まれた。
貴族のお偉いさんを魔物から護った騎士団の団長さんらしいけど、その場に置いていかれたの?でも、この傷は魔物にヤられたモノじゃないわよ?
魔法のある世界で亡くなった両親の代わりに兄妹を育てるルーシー。彼女は兄妹と静かに暮らしたいけど何やら回りが放ってくれない。
ルーシーが気になる団長さんに振り回されたり振り回したり。
私の生活を邪魔をするなら潰すわよ?
1月5日 誤字脱字修正 54話
★━戦闘シーンや猟奇的発言あり
流血シーンあり。
魔法・魔物あり。
ざぁま薄め。
恋愛要素あり。
【完結】もう…我慢しなくても良いですよね?
アノマロカリス
ファンタジー
マーテルリア・フローレンス公爵令嬢は、幼い頃から自国の第一王子との婚約が決まっていて幼少の頃から厳しい教育を施されていた。
泣き言は許されず、笑みを浮かべる事も許されず、お茶会にすら参加させて貰えずに常に完璧な淑女を求められて教育をされて来た。
16歳の成人の義を過ぎてから王子との婚約発表の場で、事あろうことか王子は聖女に選ばれたという男爵令嬢を連れて来て私との婚約を破棄して、男爵令嬢と婚約する事を選んだ。
マーテルリアの幼少からの血の滲むような努力は、一瞬で崩壊してしまった。
あぁ、今迄の苦労は一体なんの為に…
もう…我慢しなくても良いですよね?
この物語は、「虐げられる生活を曽祖母の秘術でざまぁして差し上げますわ!」の続編です。
前作の登場人物達も多数登場する予定です。
マーテルリアのイラストを変更致しました。
婚約者が私以外の人と勝手に結婚したので黙って逃げてやりました〜某国の王子と珍獣ミミルキーを愛でます〜
平川
恋愛
侯爵家の莫大な借金を黒字に塗り替え事業を成功させ続ける才女コリーン。
だが愛する婚約者の為にと寝る間を惜しむほど侯爵家を支えてきたのにも関わらず知らぬ間に裏切られた彼女は一人、誰にも何も告げずに屋敷を飛び出した。
流れ流れて辿り着いたのは獣人が治めるバムダ王国。珍獣ミミルキーが生息するマサラヤマン島でこの国の第一王子ウィンダムに偶然出会い、強引に王宮に連れ去られミミルキーの生態調査に参加する事に!?
魔法使いのウィンロードである王子に溺愛され珍獣に癒されたコリーンは少しずつ自分を取り戻していく。
そして追い掛けて来た元婚約者に対して少女であった彼女が最後に出した答えとは…?
完結済全6話
ヤケになってドレスを脱いだら、なんだかえらい事になりました
杜野秋人
恋愛
「そなたとの婚約、今この場をもって破棄してくれる!」
王族専用の壇上から、立太子間近と言われる第一王子が、声高にそう叫んだ。それを、第一王子の婚約者アレクシアは黙って聞いていた。
第一王子は次々と、アレクシアの不行跡や不品行をあげつらい、容姿をけなし、彼女を責める。傍らに呼び寄せたアレクシアの異母妹が訴えるままに、鵜呑みにして信じ込んだのだろう。
確かに婚約してからの5年間、第一王子とは一度も会わなかったし手紙や贈り物のやり取りもしなかった。だがそれは「させてもらえなかった」が正しい。全ては母が死んだ後に乗り込んできた後妻と、その娘である異母妹の仕組んだことで、父がそれを許可したからこそそんな事がまかり通ったのだということに、第一王子は気付かないらしい。
唯一の味方だと信じていた第一王子までも、アレクシアの味方ではなくなった。
もう味方はいない。
誰への義理もない。
ならば、もうどうにでもなればいい。
アレクシアはスッと背筋を伸ばした。
そうして彼女が次に取った行動に、第一王子は驚愕することになる⸺!
◆虐げられてるドアマットヒロインって、見たら分かるじゃんね?って作品が最近多いので便乗してみました(笑)。
◆虐待を窺わせる描写が少しだけあるのでR15で。
◆ざまぁは二段階。いわゆるおまいう系のざまぁを含みます。
◆全8話、最終話だけ少し長めです。
恋愛は後半で、メインディッシュはざまぁでどうぞ。
◆片手間で書いたんで、主要人物以外の固有名詞はありません。どこの国とも設定してないんで悪しからず。
◆この作品はアルファポリスのほか、小説家になろうでも公開します。
◆過去作のヒロインと本作主人公の名前が丸被りしてたので、名前を変更しています。(2024/09/03)
◆9/2、HOTランキング11→7位!ありがとうございます!
9/3、HOTランキング5位→3位!ありがとうございます!
あなたのことなんて、もうどうでもいいです
もるだ
恋愛
舞踏会でレオニーに突きつけられたのは婚約破棄だった。婚約者の相手にぶつかられて派手に転んだせいで、大騒ぎになったのに……。日々の業務を押しつけられ怒鳴りつけられいいように扱われていたレオニーは限界を迎える。そして、気がつくと魔法が使えるようになっていた。
元婚約者にこき使われていたレオニーは復讐を始める。
貴族に生まれたのに誘拐され1歳で死にかけた
佐藤醤油
ファンタジー
貴族に生まれ、のんびりと赤ちゃん生活を満喫していたのに、気がついたら世界が変わっていた。
僕は、盗賊に誘拐され魔力を吸われながら生きる日々を過ごす。
魔力枯渇に陥ると死ぬ確率が高いにも関わらず年に1回は魔力枯渇になり死にかけている。
言葉が通じる様になって気がついたが、僕は他の人が持っていないステータスを見る力を持ち、さらに異世界と思われる世界の知識を覗ける力を持っている。
この力を使って、いつか脱出し母親の元へと戻ることを夢見て過ごす。
小さい体でチートな力は使えない中、どうにか生きる知恵を出し生活する。
------------------------------------------------------------------
お知らせ
「転生者はめぐりあう」 始めました。
------------------------------------------------------------------
注意
作者の暇つぶし、気分転換中の自己満足で公開する作品です。
感想は受け付けていません。
誤字脱字、文面等気になる方はお気に入りを削除で対応してください。
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる