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第3章 オード・トゥ・フレンドシップ
11 恥ずかしがり屋
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「疲れたねー」
ショッピングモール内のフードコートのベンチに腰掛けて、私はふぅと一息ついた。
それから私たちはショッピングモールの中を色々と巡り歩いた。
基本は私があそこ行きたいって引っ張っていって、氷室さんを連れ回す感じになってしまった。
けれど氷室さんも嫌そうな感じはなくって、お店で見たあれこれにそれなりに興味を示してくれていて、私としては割と盛り上がったと思う。
やっぱり氷室さんは本屋が一番のめり込んで、ダントツで時間を費やしたのはそこだった。
私も気になっていた本があったりしたから、氷室さんにオススメを聞いたり、逆に紹介なんかしたりして。
普段周りに本を読む人がいないから、私にはとても新鮮なやりとりだった。
一番意外だったのは、というか予想外だったのは、ペットショップで氷室さんが微動だにしなくなってしまったこと。
特に目的もなく何の気なしにペットショップの前を通りかかった時、外側のゲージに入っていた子猫と氷室さんの目が合って、それから三十分くらいはテコでも動かなかった。
私も動物見るのは好きだからしばらくは可愛いねって一緒に眺めていたんだけれど、氷室さんがそこから動く気配を全く見せなくて。
子猫を真っ直ぐに見つめ続ける氷室さんをそこから引き剥がすのに大分体力を使った。
別にずっと見ていたっていいんだけど、あまりにも熱烈に見つめ続けているから、あのまま買うと言ってしまいそうでちょっぴり心配になったので、仕方なく。
「…………ごめんなさい」
ハンバーガー屋さんで買ってきたポテトをポリポリとつまみながら、氷室さんは申し訳なさそうに言った。
「何で謝るの?」
「迷惑を、かけたから」
若干眉を落としてしゅんとする氷室さん。
きっとペットショップでのことを言っているんだと思う。あんなの別に気にしなくていいのに。
晴香や創と買い物に来る時の方がよっぽど大変だし。晴香は気に入った洋服はすぐ欲しがるし、創は何に使うかわからないガラクタみたいなのをいっぱい買おうとしたりする。私はいつもそれを制する係なんだから。
「別に迷惑なんて思ってないよ。むしろ氷室さんの新しい一面を見られてラッキーって感じ」
「…………」
私が言うと氷室さんはマフラーに顔を埋めた。
それが照れ隠しであることはもうわかってしまっているから、無駄なんだぞっと心の中でニヤリとする。
「氷室さんって照れ屋さんだよね」
「そんなこと、ない……」
ちょっぴり意地悪な気持ちが芽生えてそう言ってみると、氷室は拗ねたようにそう言った。
少し長めの前髪の隙間からスカイブルーの瞳が、訴えかけるように見つめてきた。
「私、段々氷室さんの表情わかってきちゃったもんね。氷室さん、普段はクールでポーカーフェイスだけどさ、ふとした時にちょっぴりだけどちゃんと顔に出てるもん」
「……花園さんは、意地悪」
拗ねてしまったようで、マフラーと髪のダブルで顔を隠してしまった。
照れ屋さんと言うより恥ずかしがり屋さんかもしれない。
戦ったりする時はあんなにはっきりしていて頼りになるのに。何だかとてもギャップがあって可愛い。
「ごめんごめん拗ねないで。ほらこれ」
おずおずと顔を上げた氷室さんの口にポテト持っていく。
氷室さんは少しキョトンとしてから小さく口を開けたので、私はすかさずそこにポテトを突っ込んだ。
私とポテトをキョロキョロと交互に見ながら、氷室さんはポリポリとポテト食べた。
「昼間のお返しってことで」
さっきは私がかき氷を食べさせられてどぎまぎしたから、今度はこっちの番。
案の定、氷室さんはポテト一本でも動揺してくれるから作戦は成功だった。
「……やっぱり、花園さんは意地悪」
繰り返し確かめるようにそう言って、けれど今回は顔を隠したりはしなかった。
むしろそれはどこか嬉しそうで、隠そうとして隠しきれていない口元の緩みを見て、私も自然と笑みが溢れた。
そんなやり取りをして、平和だなぁと噛み締める。
ここ数日で普通ではないことが散々あったせいか、こんなひと時でものすごく平和を実感する。
普通の女の子の生活がこんなにありがたいものだなんて、今になってみないとわからなかった。
「おーいお姫様じゃん! 何してんのー?」
そんな時、少し離れた所から聞き慣れない声で呼ばれたのが聞こえた。
今この場でお姫様という呼称を向けられるのはきっと私以外にはいないだろうし、私に対しての呼びかけにきっと間違いはないんだろうな。
ていうか、公衆の面前でお姫様って呼ぶのやめてくれないかなぁ。誰だか知らないけど。
声の主がパタパタと小走りで駆け寄ってくる。
それが誰なのかを見て、私はギョッとしまった。氷室さんにも一気に緊張が走った。
「こんなトコで会うなんて奇遇じゃん。私もご一緒していーい?」
それは昨日の夜見た人だった。
あの時、レイくんと一緒にいてぎゃーぎゃー騒いで怒られていた人。
その派手な出で立ちは見間違いようがない。
鮮やかなプラチナブロンドのショートヘアに、バッチリ決まったメイク。
女の私でも目がいってしまう胸元とお臍ががっつり見えた露出度の高い服装。短めのショートパンツから伸びるすらっとした太ももと、豊かな胸元には大きな蝶のタトゥーが彫られている。
そして目が醒めるほど鮮烈な真っ赤なレザージャケットを羽織っている。とにかく派手だ。
そんなギャルと言っても間違いではないくらい派手なその人、ワルプルギスの一員であるその人は、まるで旧知の仲であるかのように気軽に声を掛けてきた。
そしてこちらの返答なんてお構い無しに、空いている席に腰かける。
氷室さんとの呑気なお出掛けは、今のところ邪魔されっぱなしだ。
ショッピングモール内のフードコートのベンチに腰掛けて、私はふぅと一息ついた。
それから私たちはショッピングモールの中を色々と巡り歩いた。
基本は私があそこ行きたいって引っ張っていって、氷室さんを連れ回す感じになってしまった。
けれど氷室さんも嫌そうな感じはなくって、お店で見たあれこれにそれなりに興味を示してくれていて、私としては割と盛り上がったと思う。
やっぱり氷室さんは本屋が一番のめり込んで、ダントツで時間を費やしたのはそこだった。
私も気になっていた本があったりしたから、氷室さんにオススメを聞いたり、逆に紹介なんかしたりして。
普段周りに本を読む人がいないから、私にはとても新鮮なやりとりだった。
一番意外だったのは、というか予想外だったのは、ペットショップで氷室さんが微動だにしなくなってしまったこと。
特に目的もなく何の気なしにペットショップの前を通りかかった時、外側のゲージに入っていた子猫と氷室さんの目が合って、それから三十分くらいはテコでも動かなかった。
私も動物見るのは好きだからしばらくは可愛いねって一緒に眺めていたんだけれど、氷室さんがそこから動く気配を全く見せなくて。
子猫を真っ直ぐに見つめ続ける氷室さんをそこから引き剥がすのに大分体力を使った。
別にずっと見ていたっていいんだけど、あまりにも熱烈に見つめ続けているから、あのまま買うと言ってしまいそうでちょっぴり心配になったので、仕方なく。
「…………ごめんなさい」
ハンバーガー屋さんで買ってきたポテトをポリポリとつまみながら、氷室さんは申し訳なさそうに言った。
「何で謝るの?」
「迷惑を、かけたから」
若干眉を落としてしゅんとする氷室さん。
きっとペットショップでのことを言っているんだと思う。あんなの別に気にしなくていいのに。
晴香や創と買い物に来る時の方がよっぽど大変だし。晴香は気に入った洋服はすぐ欲しがるし、創は何に使うかわからないガラクタみたいなのをいっぱい買おうとしたりする。私はいつもそれを制する係なんだから。
「別に迷惑なんて思ってないよ。むしろ氷室さんの新しい一面を見られてラッキーって感じ」
「…………」
私が言うと氷室さんはマフラーに顔を埋めた。
それが照れ隠しであることはもうわかってしまっているから、無駄なんだぞっと心の中でニヤリとする。
「氷室さんって照れ屋さんだよね」
「そんなこと、ない……」
ちょっぴり意地悪な気持ちが芽生えてそう言ってみると、氷室は拗ねたようにそう言った。
少し長めの前髪の隙間からスカイブルーの瞳が、訴えかけるように見つめてきた。
「私、段々氷室さんの表情わかってきちゃったもんね。氷室さん、普段はクールでポーカーフェイスだけどさ、ふとした時にちょっぴりだけどちゃんと顔に出てるもん」
「……花園さんは、意地悪」
拗ねてしまったようで、マフラーと髪のダブルで顔を隠してしまった。
照れ屋さんと言うより恥ずかしがり屋さんかもしれない。
戦ったりする時はあんなにはっきりしていて頼りになるのに。何だかとてもギャップがあって可愛い。
「ごめんごめん拗ねないで。ほらこれ」
おずおずと顔を上げた氷室さんの口にポテト持っていく。
氷室さんは少しキョトンとしてから小さく口を開けたので、私はすかさずそこにポテトを突っ込んだ。
私とポテトをキョロキョロと交互に見ながら、氷室さんはポリポリとポテト食べた。
「昼間のお返しってことで」
さっきは私がかき氷を食べさせられてどぎまぎしたから、今度はこっちの番。
案の定、氷室さんはポテト一本でも動揺してくれるから作戦は成功だった。
「……やっぱり、花園さんは意地悪」
繰り返し確かめるようにそう言って、けれど今回は顔を隠したりはしなかった。
むしろそれはどこか嬉しそうで、隠そうとして隠しきれていない口元の緩みを見て、私も自然と笑みが溢れた。
そんなやり取りをして、平和だなぁと噛み締める。
ここ数日で普通ではないことが散々あったせいか、こんなひと時でものすごく平和を実感する。
普通の女の子の生活がこんなにありがたいものだなんて、今になってみないとわからなかった。
「おーいお姫様じゃん! 何してんのー?」
そんな時、少し離れた所から聞き慣れない声で呼ばれたのが聞こえた。
今この場でお姫様という呼称を向けられるのはきっと私以外にはいないだろうし、私に対しての呼びかけにきっと間違いはないんだろうな。
ていうか、公衆の面前でお姫様って呼ぶのやめてくれないかなぁ。誰だか知らないけど。
声の主がパタパタと小走りで駆け寄ってくる。
それが誰なのかを見て、私はギョッとしまった。氷室さんにも一気に緊張が走った。
「こんなトコで会うなんて奇遇じゃん。私もご一緒していーい?」
それは昨日の夜見た人だった。
あの時、レイくんと一緒にいてぎゃーぎゃー騒いで怒られていた人。
その派手な出で立ちは見間違いようがない。
鮮やかなプラチナブロンドのショートヘアに、バッチリ決まったメイク。
女の私でも目がいってしまう胸元とお臍ががっつり見えた露出度の高い服装。短めのショートパンツから伸びるすらっとした太ももと、豊かな胸元には大きな蝶のタトゥーが彫られている。
そして目が醒めるほど鮮烈な真っ赤なレザージャケットを羽織っている。とにかく派手だ。
そんなギャルと言っても間違いではないくらい派手なその人、ワルプルギスの一員であるその人は、まるで旧知の仲であるかのように気軽に声を掛けてきた。
そしてこちらの返答なんてお構い無しに、空いている席に腰かける。
氷室さんとの呑気なお出掛けは、今のところ邪魔されっぱなしだ。
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