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第3章 オード・トゥ・フレンドシップ
5 デラックスかき氷
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「おやおや、公衆の面前で百合ップルしている女の子がいると思って見にきてみたら、これは困った知り合いだった。アリスちゃんと霰ちゃんじゃない。この間ぶりだね」
しばらく談笑をしていたところに独特の言い訳じみたことを言いながらやってきたのは、この間助けてもらった真宵田 夜子さんだった。
その後ろには、金髪ツインテールで小柄な千鳥ちゃんがくっついていた。
相変わらずの全身ダボダボな服装で、なんともだらしがない。
童顔と言うべきか幼さの残る顔ではあるけれど、それでも三十歳くらいの良い大人だろうし、外行きの装いとしてそれはどうなんだろう。
子供のように意地悪い笑みをうかべる夜子さんは、つかつかと店の奥に入ってきた。
そんな二人に気がついた氷室さんの表情は、急激にいつものポーカーフェイスに戻った。
やっぱりさっきまでの微かに感情が出ている表情は、私に気を許してくれている現れなのかもしれない。
ともかく、ツッコミどころの多い発言に私は思わず苦い顔をしてしまった。
そもそも百合ップルって何。別に私たち、人に見られて恥ずかしいことしてないし。
それにその口ぶりは、私たちだとはっきりわかった上で店内に乗り込んできたんでしょうに。
「夜子さんに千鳥ちゃん。こんなところで奇遇ですね」
「いやいやアリスちゃん。残念ながら奇遇ではないよ。期せずして偶発的にではないよ」
「どっちも字が違いますしね」
「おっとこれは一本取られたな」
特に一本取られたとも思っていなさそうに適当な返事をしながら、夜子さんは平然と空いている椅子に腰掛けた。どうやら同席するつもりらしい。
別に夜子さんたちと席を共にするのが嫌なわけじゃないけれど、今日は氷室さんとゆっくりしたいと思っていたからなんだか複雑な気分だった。
でも夜子さんは私たちの恩人だから無下にはできない。氷室さんが真っ直ぐな瞳を私に向けていたけれど、私にはどうすることもできなかった。
「ねぇ夜子さん。私なんか甘いもの食べたーい」
「よしよし良いだろう千鳥ちゃん。今日の私は気前がいいから甘いものを恵んでやろう」
「うそ、ホントに!? やっぱ言ってみるもんね」
「お姉さーん! このデラックスかき氷をこの子におねがーい」
「ちょっと待った! 殺す気!?」
真冬にかき氷を食べる氷室さんですら手を出さなかった、通常サイズの三倍ほどの大きさのかき氷を、本人の意思など無視して注文する夜子さん。
まぁ私にはなんとなくそんな気がしたけれど、千鳥ちゃんは完全に気を抜いていたようだった。
「私そんなの食べないからね! こんな季節にそんなもの食べたら凍え死ぬでしょうが!」
「おやおや食べ物を粗末にするのは良くないよ千鳥ちゃん。君が食べないって言うのなら、君が首を縦に振るまで食事は常にかき氷だ」
「な────」
一種のイジメなんじゃないかと思うほどだった。でもこれは、二人の間で成立する独特のコミュニケーションなのかもしれない。
いやでもやっぱりイジメに近い。少し可哀想だった。
「大丈夫だよ千鳥ちゃん。私たちも一緒に食べてあげるから。ね、氷室さん」
私が言うと氷室さんはコクコクと頷いた。
氷室さんなら、あのサイズのかき氷もペロリといってしまうかもしれない。
「お姫様、あんた良い奴じゃなーい!」
パーっと笑顔になって私の手を取る千鳥ちゃん。本当にこの子はチョロいなぁ。
「そのお姫様って言うのやめて。なんだかむず痒いし。アリスでいいよ」
「仕方ないわねぇ。じゃあお礼にアリスって呼んであげる! 感謝しなさい!」
今度はニパッと笑って元気よく言う。本当に感情表現が豊かだ。
悪い言い方をすれば単純とも言えるけれど。
私たちが手伝うことに気を良くして、そもそもこの冬にかき氷を食べるということ自体を忘れているようだけれど。実際かき氷が来るまでは黙っていてあげたほうがいいのかな。
今は機嫌良さそうだし、いい気分のままにしてあげた方がいいかもしれない。
「ところで夜子さん。さっきの口ぶりだと、私たちがここにいるってわかって来たみたいでしたけど」
「あぁ、たまたまここの前を通ったら君たちが楽しくお喋りしているところが見えてね。ほら、この店ってテラスがあるから窓が大きくて中がよく見えるし。世話焼きで愛想が良くて気が良いお姉さんであるところの私は、是非ともちょっかいをかけてやろうと思ってね」
「つまり何の用もないってわけですね」
さっき意味深な物言いをしていたけれど、結局はたまたま見かけたから声を掛けに来ただけのことらしかった。
なんとも遠回しな物言いを。それに相変わらずツッコミどころが多いこと。
「まぁ用がないわけじゃないけれど。例えば、昨日は二人ともお疲れ様と言ってあげようなかなーとか」
「夜子さん、知ってたんですか?」
「もちろん」
ニコッと気のいい笑顔を浮かべる夜子さん。
「この街で起きていることの大半は把握しているよ私は。これでも魔女歴長いからね。だから昨日君たちが魔女狩りと戦ったことも、ワルプルギスの首魁と対峙したことも私は知っている」
何故かあからさまなドヤ顔を浮かべる夜子さん。
確かにすごいけれど、そこまで悦に入った顔をされても反応に困る。
氷室さんは相変わらずのポーカーフェイスで静かにしているし、千鳥ちゃんは興味なさそうに窓の外を眺めているし。
私は一人でこのうざったいドヤ顔に対処しなければいけないみたいだった。
あぁ、早くデラックスかき氷が来ればいいのに。と心の中で毒づいてみる。
しばらく談笑をしていたところに独特の言い訳じみたことを言いながらやってきたのは、この間助けてもらった真宵田 夜子さんだった。
その後ろには、金髪ツインテールで小柄な千鳥ちゃんがくっついていた。
相変わらずの全身ダボダボな服装で、なんともだらしがない。
童顔と言うべきか幼さの残る顔ではあるけれど、それでも三十歳くらいの良い大人だろうし、外行きの装いとしてそれはどうなんだろう。
子供のように意地悪い笑みをうかべる夜子さんは、つかつかと店の奥に入ってきた。
そんな二人に気がついた氷室さんの表情は、急激にいつものポーカーフェイスに戻った。
やっぱりさっきまでの微かに感情が出ている表情は、私に気を許してくれている現れなのかもしれない。
ともかく、ツッコミどころの多い発言に私は思わず苦い顔をしてしまった。
そもそも百合ップルって何。別に私たち、人に見られて恥ずかしいことしてないし。
それにその口ぶりは、私たちだとはっきりわかった上で店内に乗り込んできたんでしょうに。
「夜子さんに千鳥ちゃん。こんなところで奇遇ですね」
「いやいやアリスちゃん。残念ながら奇遇ではないよ。期せずして偶発的にではないよ」
「どっちも字が違いますしね」
「おっとこれは一本取られたな」
特に一本取られたとも思っていなさそうに適当な返事をしながら、夜子さんは平然と空いている椅子に腰掛けた。どうやら同席するつもりらしい。
別に夜子さんたちと席を共にするのが嫌なわけじゃないけれど、今日は氷室さんとゆっくりしたいと思っていたからなんだか複雑な気分だった。
でも夜子さんは私たちの恩人だから無下にはできない。氷室さんが真っ直ぐな瞳を私に向けていたけれど、私にはどうすることもできなかった。
「ねぇ夜子さん。私なんか甘いもの食べたーい」
「よしよし良いだろう千鳥ちゃん。今日の私は気前がいいから甘いものを恵んでやろう」
「うそ、ホントに!? やっぱ言ってみるもんね」
「お姉さーん! このデラックスかき氷をこの子におねがーい」
「ちょっと待った! 殺す気!?」
真冬にかき氷を食べる氷室さんですら手を出さなかった、通常サイズの三倍ほどの大きさのかき氷を、本人の意思など無視して注文する夜子さん。
まぁ私にはなんとなくそんな気がしたけれど、千鳥ちゃんは完全に気を抜いていたようだった。
「私そんなの食べないからね! こんな季節にそんなもの食べたら凍え死ぬでしょうが!」
「おやおや食べ物を粗末にするのは良くないよ千鳥ちゃん。君が食べないって言うのなら、君が首を縦に振るまで食事は常にかき氷だ」
「な────」
一種のイジメなんじゃないかと思うほどだった。でもこれは、二人の間で成立する独特のコミュニケーションなのかもしれない。
いやでもやっぱりイジメに近い。少し可哀想だった。
「大丈夫だよ千鳥ちゃん。私たちも一緒に食べてあげるから。ね、氷室さん」
私が言うと氷室さんはコクコクと頷いた。
氷室さんなら、あのサイズのかき氷もペロリといってしまうかもしれない。
「お姫様、あんた良い奴じゃなーい!」
パーっと笑顔になって私の手を取る千鳥ちゃん。本当にこの子はチョロいなぁ。
「そのお姫様って言うのやめて。なんだかむず痒いし。アリスでいいよ」
「仕方ないわねぇ。じゃあお礼にアリスって呼んであげる! 感謝しなさい!」
今度はニパッと笑って元気よく言う。本当に感情表現が豊かだ。
悪い言い方をすれば単純とも言えるけれど。
私たちが手伝うことに気を良くして、そもそもこの冬にかき氷を食べるということ自体を忘れているようだけれど。実際かき氷が来るまでは黙っていてあげたほうがいいのかな。
今は機嫌良さそうだし、いい気分のままにしてあげた方がいいかもしれない。
「ところで夜子さん。さっきの口ぶりだと、私たちがここにいるってわかって来たみたいでしたけど」
「あぁ、たまたまここの前を通ったら君たちが楽しくお喋りしているところが見えてね。ほら、この店ってテラスがあるから窓が大きくて中がよく見えるし。世話焼きで愛想が良くて気が良いお姉さんであるところの私は、是非ともちょっかいをかけてやろうと思ってね」
「つまり何の用もないってわけですね」
さっき意味深な物言いをしていたけれど、結局はたまたま見かけたから声を掛けに来ただけのことらしかった。
なんとも遠回しな物言いを。それに相変わらずツッコミどころが多いこと。
「まぁ用がないわけじゃないけれど。例えば、昨日は二人ともお疲れ様と言ってあげようなかなーとか」
「夜子さん、知ってたんですか?」
「もちろん」
ニコッと気のいい笑顔を浮かべる夜子さん。
「この街で起きていることの大半は把握しているよ私は。これでも魔女歴長いからね。だから昨日君たちが魔女狩りと戦ったことも、ワルプルギスの首魁と対峙したことも私は知っている」
何故かあからさまなドヤ顔を浮かべる夜子さん。
確かにすごいけれど、そこまで悦に入った顔をされても反応に困る。
氷室さんは相変わらずのポーカーフェイスで静かにしているし、千鳥ちゃんは興味なさそうに窓の外を眺めているし。
私は一人でこのうざったいドヤ顔に対処しなければいけないみたいだった。
あぁ、早くデラックスかき氷が来ればいいのに。と心の中で毒づいてみる。
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