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君が、私を、目覚めさせた
お土産
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とりあえずお茶しよーとフォーレンが屋敷の中へと消えていく。オーグはそれに溜息を吐くと、その後を追いかけていった。ジャヴィもそれに続く。
ヴィオレットは目を瞬かせた後、歩き出した。
「流石にあんな分かりやすくしたんだからぁ、持ってきたでしょ?」
オーグに紅茶を入れさせたフォーレンはそれを1口飲んだ後ににっこりと笑う。もちろんヴィオレットとジャヴィの前には何も無い。
ヴィオレットはバッグからいくつか道具を取り出してテーブルの上に並べていく。
「『エリクサー』、『メデューサの虹彩』、『ガーゴイルの角』、『極上クラッシュベリーの苗』、『不知火の布』…うん、せいかーい!どいつの本に載ってた?別に答えなくていいけど。やっぱ勇者ちゃんなら持ってると思ってたんだよねぇ。探すの面倒だったしぃ、ラッキー。」
フォーレンは一つ一つを指差しながら名前を口にする。それから褒めるようにパチパチパチと拍手をした。
ヴィオレットは困ったように眉を下げる。
「…どうして?」
「なにがぁ?」
「だって、これは、魔族にとっても毒に成りうるものでしょう。」
「勇者ちゃんってさぁ、お人好しだよねぇ。私は魔族だよ?楽しければなんでもいいしぃ。」
「そう。…フォーレン、貴女の望み通り揃えてきたわ。だから、少しだけ協力してほしいの。」
ヴィオレットの言葉に、フォーレンはケタケタと笑う。
「私の望み?違う違う。これはぁ、勇者ちゃんの望みでしょ?」
「…そう、そうね。そうかもしれない。」
「んふふ、素直な子は好きよ?それにひっつき虫ちゃんのピンチだしねぇ。いいよぉ、作ってあげる。」
フォーレンがテーブルの上にあったそれらを触れないようにしながら一纏めにする。オーグがつまらなそうな顔をしながら、手袋をはめた手で奥へと持っていった。
「!ありがとう!」
「どういたしましてぇ。作ってる間暇だろうしぃ、オーグの相手しててよ。ベイビーちゃん、お行儀良くね?」
「…善処します。フォーレン、」
「分かってる分かってる。大丈夫だよぉ。後でご褒美あげるね?」
フォーレンはオーグの頬にキスをすると、奥へと消えていく。
オーグはその姿を見送ると、椅子に座り、視線をジャヴィへと向けた。
「フォーレンの頼みです。質問に3つだけ答えてあげましょう。」
ただし、お前から。と、ジャヴィを指差した。
ヴィオレットは目を瞬かせた後、歩き出した。
「流石にあんな分かりやすくしたんだからぁ、持ってきたでしょ?」
オーグに紅茶を入れさせたフォーレンはそれを1口飲んだ後ににっこりと笑う。もちろんヴィオレットとジャヴィの前には何も無い。
ヴィオレットはバッグからいくつか道具を取り出してテーブルの上に並べていく。
「『エリクサー』、『メデューサの虹彩』、『ガーゴイルの角』、『極上クラッシュベリーの苗』、『不知火の布』…うん、せいかーい!どいつの本に載ってた?別に答えなくていいけど。やっぱ勇者ちゃんなら持ってると思ってたんだよねぇ。探すの面倒だったしぃ、ラッキー。」
フォーレンは一つ一つを指差しながら名前を口にする。それから褒めるようにパチパチパチと拍手をした。
ヴィオレットは困ったように眉を下げる。
「…どうして?」
「なにがぁ?」
「だって、これは、魔族にとっても毒に成りうるものでしょう。」
「勇者ちゃんってさぁ、お人好しだよねぇ。私は魔族だよ?楽しければなんでもいいしぃ。」
「そう。…フォーレン、貴女の望み通り揃えてきたわ。だから、少しだけ協力してほしいの。」
ヴィオレットの言葉に、フォーレンはケタケタと笑う。
「私の望み?違う違う。これはぁ、勇者ちゃんの望みでしょ?」
「…そう、そうね。そうかもしれない。」
「んふふ、素直な子は好きよ?それにひっつき虫ちゃんのピンチだしねぇ。いいよぉ、作ってあげる。」
フォーレンがテーブルの上にあったそれらを触れないようにしながら一纏めにする。オーグがつまらなそうな顔をしながら、手袋をはめた手で奥へと持っていった。
「!ありがとう!」
「どういたしましてぇ。作ってる間暇だろうしぃ、オーグの相手しててよ。ベイビーちゃん、お行儀良くね?」
「…善処します。フォーレン、」
「分かってる分かってる。大丈夫だよぉ。後でご褒美あげるね?」
フォーレンはオーグの頬にキスをすると、奥へと消えていく。
オーグはその姿を見送ると、椅子に座り、視線をジャヴィへと向けた。
「フォーレンの頼みです。質問に3つだけ答えてあげましょう。」
ただし、お前から。と、ジャヴィを指差した。
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