主人公なんかに、なってほしくはなかった
あの日、朝焼けに染まる君の瞳に、私は───。
私は生まれ育った村に戻ってきた。
彼女を置いて。
1人、戻ってきてしまった。
願うならどうか、足手まといだった私を許さないで。
貴女を奪った世界を、絶対に許さないで。
この世界の全てを知ってなお救おうとした貴女を、私は、わたしは、
彼女は言う。
この世界はゲームなのだと。
彼女は言う。
これから起こる事を知っていると。
彼女は言う。
この世界が、貴女が大好きだと。
欠損表現あり。
※グロテスクな表現を用いた為、R15に引き上げました。
文字数が多くなってきた為、短編から長編へ変更しました。
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「お気に入りとベイビーちゃん」まで拝読。
この物語独特のせつなくも危うい雰囲気がとても魅力的です。マリーゴールドの傷心は、読んでて胸に迫るものがありますね。
感想ありがとうございます!!
マリーの心情は特にこだわっているポイントなのでそう言っていただけて本当に嬉しいです!
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