115 / 191
魔界編:第7章 パンドラの箱
近くにあった脅威
しおりを挟む
貴方が探していた人は、転生することもなく魂は消滅しました……なんて、そんな事とてもじゃないけど正直に伝えられない。
「……イチズとやらだが、そいつはある事件の参考人だ」
ユキがあまりにも正直に話しはじめて、ギョッとした。先日の七夕祭りまでは"鬼もどき"の存在すら隠されていたのに、話してしまっていいんだろうか。
「事件……?」
店主さんと、その後ろの金髪の人が固唾を飲む。
「その人物に辿り着いたが、二人とっくに転生した後だった」
「つまり、彼氏と二人で現世に逃げおおせたのね……」
「そういう事だな」
ユキの犬耳がピクンと動く、そして視線を逸らしたユキと目が合った……。
「無駄足は踏まされるし、真里も捕まってるしで俺は機嫌が悪いからな……もう帰らせてもらうぞ」
ぐいっと店主さんを押しのけて、ユキが出入り口へと進みだした。慌てて僕も立ち上がってついて行こうとすると、金髪の人がユキの腕を掴んだ。
あっ! と、また胸の内がくすぶったけれど、さっきまでとちょっと様子が違った。
「お、怒らないで……! イチズくんの話、ボクがしますから!」
金髪の人は今にも泣きそうな顔で、顎はガチガチと震えていた。
僕には感じないくらいのユキのプレッシャーの変化で、かなりの恐怖を抱いているようだった。
あぁ、ユキは本当は全然怒ってないのに……それだけ僕らと、この人たちの間には魔力量の差があるって事だ……。
もしかしてらさっき僕が糸を燃やした時も、すごく怖い思いをさせたのかもしれないな。
とりあえずその場にいる全員がソファーに戻った。僕の目の前に座った金髪の人は、フリル付きのパンツがチラチラと見えるせいで、正直目のやり場に困る。
「あ、あの……イチズくんの彼氏なんですけど、なんか変なクスリとか売ってる人と、関わってたみたいで」
いきなり確信をつくような話で、僕とユキは思わず顔を見合わせた。
「アナタ、どうしてそれ報告しなかったの!?」
「その話は後にしてくれ、それで? どういうクスリだ」
ユキが店主さんを黙らせて、金髪の人に顔を向けた。
「よく分かんないんだけど、魔力量がすごく上がるって聞いたかな? 直血の人達にも負けないくらいだって……」
それは恐らく誇大広告だ、たしかに"鬼もどき"化した人たちは、一般の人たちより魔力量が多い傾向にあったけど……それでも、ユキや僕の半分にも満たなかった。
「それで、販売人や場所の情報、現物なんかはないのか?」
「あー……現物は、あったけど」
「「えっ!」」
今度は僕と店主さんが二人でギョッとした。
「イチズくんに貰ったんだけど、なんだか怖くなっちゃって……廃棄ポストに捨てちゃった!」
ごめんなさいのポーズで手を合わせた金髪の人に、ユキがはぁ……とため息をついた。
「それで、いつ捨てた?」
「本当に最近で、三日前くらい……そう、昼の日の前日だよ!」
「……なるほどな、それで見た目はどんなだ? 形状、色、臭い、覚えてる限りでいい」
ユキがどんどん話を進めていくから、僕はただ隣に座っているだけだ。
「えーっと、形は飴みたいなかんじ? そう、ユキ様が作るのにすごく似てるかも!」
「……俺の魔力飴に似てる?」
「臭いはなくて、色は赤黒い感じだったかなー?」
それって……!
僕は思わずその場で立ち上がった。
「それ、聖華が持ってた……!」
「待て真里」
テーブルを避けて出入り口に向かおうとすると、ユキに呼び止められた。
「こっちの話を聞き終わってからだ」
「だめ! もし聖華が使ったらどうすんの!? こっちは任せるね」
何も知らないまま、もし使ったりしたら聖華の身が危ない。
もしこの数分で間に合わなかったなんて事になったら、僕は死ぬほど後悔することになる……そんな事になるのは絶対にいやだ。
一人依頼主の建物から飛び出して、来た時に使った転移陣で事務所棟まで戻った。飛び込むように管理課の扉を開ければ、いつものメンバーが目を丸くして僕に注目した。
「えっ、真里!? なに、どうしたの!?」
一番奥の席から立ち上がって、こっちを見た緑の瞳にホッとした。
「はぁー……良かった」
聖華はあの飴の使い方がちょっと特殊なようだから、仕事中は大丈夫だとは思ってたけど。今日サボってる可能性もあったから、顔を見るまで本当に怖かった。
「聖華が持ってる黒い飴、あれ回収させてもらってもいい?」
事務所の奥に進みながら胸を撫で下ろすと、聖華は不思議そうな顔をしながら、足元に置いてある瓶を手に取った。
飴は前よりもっと増えていて、瓶での管理に切り替えたらしい。中にはユキが作った紫の飴と、僕が作った赤いのが入っていて、ひとつだけある禍々しく赤黒い飴は異質で目を引いた。
「別にいいけど、なんか気持ち悪いから使う気なかったし……なに、レアなの!?」
「まぁ、確かにレアだけど」
「……そう言われると惜しい気がする」
そんな事を言いながら、聖華が瓶の中から黒い飴を取り出そうとして……。
「待って、触らないで!」
「だって触らないと取れないでしょ」
うーん……この瓶ごと回収って言ったら、絶対嫌がるだろうな。
一度聖華が手に取っているのは見ているから、一応持つくらいは大丈夫だと思う。僕は魔王様から貰った手袋を付けているし……聖華より魔力量も多いから、やるなら僕の方が安全だろう。
念のため魔王様の手袋を形状変更して、指先までしっかりと覆った。
「僕が取るから」
瓶のフタを開けて、中に手を入れるところで……僕の手首を白い手が掴んだ。
「いや、真里が取るのも駄目だろ」
いつの間に転移してきたのか、僕の真後ろにはユキがいて……。
「だから一人で行かせたくなかったんだ、自分を大事にしろと言っただろ」
あぁ、やってしまった。
これは、本当にやってしまった……。
「ごめん……」
僕の謝罪に、ユキは少し険しい顔で頷いた。
「えっ、そんな大変な物なんですか、これ!?」
聖華がオーバーリアクション気味に目を見開く。
「あぁ、危険物だからこのまま預かるぞ」
「そんなぁ! 大金叩いてかき集めたのにぃ」
ユキがフタを閉めてそのまま懐に抱えたのを、聖華が取り返そうと手を伸ばす。
ユキがその頭を押さえて近づかないようにしてるんだけど、聖華もリーチが長いせいで、惜しいところまで手が届いている。
「金でいいなら言い値で渡すが?」
「そーいう問題じゃないですッ!」
「もう、やめろバカ」
伊澄さんが聖華を後ろから羽交い締めにして、引き剥がした。
「だって、それがないとユキさんの魔力がぁ」
「それ、もう使ってねえだろ」
伊澄さんが呆れるように言うと、聖華は頬を膨らまして後ろを睨みつけた。
「ほんっと、アンタ腹立つわ!」
腕を振り回して伊澄さんを剥がすと、恨めしそうにユキの方を見ている。
「はぁ……手ぇ出せホラ」
ユキが聖華に向かって、瓶を抱えていない方の手を差し出した。差し出された当の本人は、予想外だったのか驚いて呆けた表情だ。
正直、ユキのその行動には僕も少し驚いた。
「非常食だ」
聖華はカァァッと耳まで赤くしながら、ユキから新しい魔力飴を受け取った。
そんな光景を見ていると、僕としても少しモヤモヤするところがあるんだけど……あの飴は聖華にとって、持ってるだけで安心できる精神安定剤なんだってことは、なんとなく理解しているつもりだ。
「……真里のは?」
ジトッと僕にも恨めしそうな目で見てくる聖華に、少し可笑しくなってしまった。そっか、僕の魔力飴も大事にしてくれてたのか。
「オイ、真里のはいいだろ!」
「いいよ、どうせ使わないんでしょ?」
止めに入るユキを無視して、聖華の手にユキが渡した分と同じだけ、三つ作って落とした。
聖華はそれを握って、鼻歌でも歌い出しそうなほど、ご機嫌になった。
「これだけたくさんの飴の代わりが、たった六つなのは不満じゃないんだ?」
「だって二人がアタシのために作ってくれた特別製だもん♡」
悪魔は"想い"を重んじるから、そう言われれば納得のいく理屈だ。
「さっきは心配して駆けつけてくれたし、真里ってば意外とアタシの事好き?」
「なに言ってんの、心配するに決まってるだろ」
それだけ危険な物だし、あの飴で起こる"鬼もどき"化の症状は、身近な人には絶対に起こってほしくない事象だ。
急に隣で黙った聖華を見上げると、また耳まで真っ赤に染まっていた。
「あぁ、もう本当! 一回抱いて♡」
「絶対イヤなんだけど」
冗談なのは分かっているけど、抱きつこうとしてくる聖華を阻止しようと、両腕を前に出して拒否した。
「お前、よく俺の前でそんな事言えるな、どういう神経してんだ」
「ぎゃんっ!」
ユキが思いっきり聖華を後ろから蹴飛ばして、聖華は前にバタンと倒れ込んだ。
思わず伊澄さんを見れば、引きつり笑いで眉がピクッとしている。
その反応が蹴ったユキに対してではなく、聖華に対するものだというのは、すぐに分かった。
ユキに蹴られて恍惚としている聖華を見て、僕も全く同じ表情になったからだ。
多少ドタバタはしたけど、疑わしい飴の回収は無事成功した。
「……イチズとやらだが、そいつはある事件の参考人だ」
ユキがあまりにも正直に話しはじめて、ギョッとした。先日の七夕祭りまでは"鬼もどき"の存在すら隠されていたのに、話してしまっていいんだろうか。
「事件……?」
店主さんと、その後ろの金髪の人が固唾を飲む。
「その人物に辿り着いたが、二人とっくに転生した後だった」
「つまり、彼氏と二人で現世に逃げおおせたのね……」
「そういう事だな」
ユキの犬耳がピクンと動く、そして視線を逸らしたユキと目が合った……。
「無駄足は踏まされるし、真里も捕まってるしで俺は機嫌が悪いからな……もう帰らせてもらうぞ」
ぐいっと店主さんを押しのけて、ユキが出入り口へと進みだした。慌てて僕も立ち上がってついて行こうとすると、金髪の人がユキの腕を掴んだ。
あっ! と、また胸の内がくすぶったけれど、さっきまでとちょっと様子が違った。
「お、怒らないで……! イチズくんの話、ボクがしますから!」
金髪の人は今にも泣きそうな顔で、顎はガチガチと震えていた。
僕には感じないくらいのユキのプレッシャーの変化で、かなりの恐怖を抱いているようだった。
あぁ、ユキは本当は全然怒ってないのに……それだけ僕らと、この人たちの間には魔力量の差があるって事だ……。
もしかしてらさっき僕が糸を燃やした時も、すごく怖い思いをさせたのかもしれないな。
とりあえずその場にいる全員がソファーに戻った。僕の目の前に座った金髪の人は、フリル付きのパンツがチラチラと見えるせいで、正直目のやり場に困る。
「あ、あの……イチズくんの彼氏なんですけど、なんか変なクスリとか売ってる人と、関わってたみたいで」
いきなり確信をつくような話で、僕とユキは思わず顔を見合わせた。
「アナタ、どうしてそれ報告しなかったの!?」
「その話は後にしてくれ、それで? どういうクスリだ」
ユキが店主さんを黙らせて、金髪の人に顔を向けた。
「よく分かんないんだけど、魔力量がすごく上がるって聞いたかな? 直血の人達にも負けないくらいだって……」
それは恐らく誇大広告だ、たしかに"鬼もどき"化した人たちは、一般の人たちより魔力量が多い傾向にあったけど……それでも、ユキや僕の半分にも満たなかった。
「それで、販売人や場所の情報、現物なんかはないのか?」
「あー……現物は、あったけど」
「「えっ!」」
今度は僕と店主さんが二人でギョッとした。
「イチズくんに貰ったんだけど、なんだか怖くなっちゃって……廃棄ポストに捨てちゃった!」
ごめんなさいのポーズで手を合わせた金髪の人に、ユキがはぁ……とため息をついた。
「それで、いつ捨てた?」
「本当に最近で、三日前くらい……そう、昼の日の前日だよ!」
「……なるほどな、それで見た目はどんなだ? 形状、色、臭い、覚えてる限りでいい」
ユキがどんどん話を進めていくから、僕はただ隣に座っているだけだ。
「えーっと、形は飴みたいなかんじ? そう、ユキ様が作るのにすごく似てるかも!」
「……俺の魔力飴に似てる?」
「臭いはなくて、色は赤黒い感じだったかなー?」
それって……!
僕は思わずその場で立ち上がった。
「それ、聖華が持ってた……!」
「待て真里」
テーブルを避けて出入り口に向かおうとすると、ユキに呼び止められた。
「こっちの話を聞き終わってからだ」
「だめ! もし聖華が使ったらどうすんの!? こっちは任せるね」
何も知らないまま、もし使ったりしたら聖華の身が危ない。
もしこの数分で間に合わなかったなんて事になったら、僕は死ぬほど後悔することになる……そんな事になるのは絶対にいやだ。
一人依頼主の建物から飛び出して、来た時に使った転移陣で事務所棟まで戻った。飛び込むように管理課の扉を開ければ、いつものメンバーが目を丸くして僕に注目した。
「えっ、真里!? なに、どうしたの!?」
一番奥の席から立ち上がって、こっちを見た緑の瞳にホッとした。
「はぁー……良かった」
聖華はあの飴の使い方がちょっと特殊なようだから、仕事中は大丈夫だとは思ってたけど。今日サボってる可能性もあったから、顔を見るまで本当に怖かった。
「聖華が持ってる黒い飴、あれ回収させてもらってもいい?」
事務所の奥に進みながら胸を撫で下ろすと、聖華は不思議そうな顔をしながら、足元に置いてある瓶を手に取った。
飴は前よりもっと増えていて、瓶での管理に切り替えたらしい。中にはユキが作った紫の飴と、僕が作った赤いのが入っていて、ひとつだけある禍々しく赤黒い飴は異質で目を引いた。
「別にいいけど、なんか気持ち悪いから使う気なかったし……なに、レアなの!?」
「まぁ、確かにレアだけど」
「……そう言われると惜しい気がする」
そんな事を言いながら、聖華が瓶の中から黒い飴を取り出そうとして……。
「待って、触らないで!」
「だって触らないと取れないでしょ」
うーん……この瓶ごと回収って言ったら、絶対嫌がるだろうな。
一度聖華が手に取っているのは見ているから、一応持つくらいは大丈夫だと思う。僕は魔王様から貰った手袋を付けているし……聖華より魔力量も多いから、やるなら僕の方が安全だろう。
念のため魔王様の手袋を形状変更して、指先までしっかりと覆った。
「僕が取るから」
瓶のフタを開けて、中に手を入れるところで……僕の手首を白い手が掴んだ。
「いや、真里が取るのも駄目だろ」
いつの間に転移してきたのか、僕の真後ろにはユキがいて……。
「だから一人で行かせたくなかったんだ、自分を大事にしろと言っただろ」
あぁ、やってしまった。
これは、本当にやってしまった……。
「ごめん……」
僕の謝罪に、ユキは少し険しい顔で頷いた。
「えっ、そんな大変な物なんですか、これ!?」
聖華がオーバーリアクション気味に目を見開く。
「あぁ、危険物だからこのまま預かるぞ」
「そんなぁ! 大金叩いてかき集めたのにぃ」
ユキがフタを閉めてそのまま懐に抱えたのを、聖華が取り返そうと手を伸ばす。
ユキがその頭を押さえて近づかないようにしてるんだけど、聖華もリーチが長いせいで、惜しいところまで手が届いている。
「金でいいなら言い値で渡すが?」
「そーいう問題じゃないですッ!」
「もう、やめろバカ」
伊澄さんが聖華を後ろから羽交い締めにして、引き剥がした。
「だって、それがないとユキさんの魔力がぁ」
「それ、もう使ってねえだろ」
伊澄さんが呆れるように言うと、聖華は頬を膨らまして後ろを睨みつけた。
「ほんっと、アンタ腹立つわ!」
腕を振り回して伊澄さんを剥がすと、恨めしそうにユキの方を見ている。
「はぁ……手ぇ出せホラ」
ユキが聖華に向かって、瓶を抱えていない方の手を差し出した。差し出された当の本人は、予想外だったのか驚いて呆けた表情だ。
正直、ユキのその行動には僕も少し驚いた。
「非常食だ」
聖華はカァァッと耳まで赤くしながら、ユキから新しい魔力飴を受け取った。
そんな光景を見ていると、僕としても少しモヤモヤするところがあるんだけど……あの飴は聖華にとって、持ってるだけで安心できる精神安定剤なんだってことは、なんとなく理解しているつもりだ。
「……真里のは?」
ジトッと僕にも恨めしそうな目で見てくる聖華に、少し可笑しくなってしまった。そっか、僕の魔力飴も大事にしてくれてたのか。
「オイ、真里のはいいだろ!」
「いいよ、どうせ使わないんでしょ?」
止めに入るユキを無視して、聖華の手にユキが渡した分と同じだけ、三つ作って落とした。
聖華はそれを握って、鼻歌でも歌い出しそうなほど、ご機嫌になった。
「これだけたくさんの飴の代わりが、たった六つなのは不満じゃないんだ?」
「だって二人がアタシのために作ってくれた特別製だもん♡」
悪魔は"想い"を重んじるから、そう言われれば納得のいく理屈だ。
「さっきは心配して駆けつけてくれたし、真里ってば意外とアタシの事好き?」
「なに言ってんの、心配するに決まってるだろ」
それだけ危険な物だし、あの飴で起こる"鬼もどき"化の症状は、身近な人には絶対に起こってほしくない事象だ。
急に隣で黙った聖華を見上げると、また耳まで真っ赤に染まっていた。
「あぁ、もう本当! 一回抱いて♡」
「絶対イヤなんだけど」
冗談なのは分かっているけど、抱きつこうとしてくる聖華を阻止しようと、両腕を前に出して拒否した。
「お前、よく俺の前でそんな事言えるな、どういう神経してんだ」
「ぎゃんっ!」
ユキが思いっきり聖華を後ろから蹴飛ばして、聖華は前にバタンと倒れ込んだ。
思わず伊澄さんを見れば、引きつり笑いで眉がピクッとしている。
その反応が蹴ったユキに対してではなく、聖華に対するものだというのは、すぐに分かった。
ユキに蹴られて恍惚としている聖華を見て、僕も全く同じ表情になったからだ。
多少ドタバタはしたけど、疑わしい飴の回収は無事成功した。
0
お気に入りに追加
102
あなたにおすすめの小説
隣の家に住むイクメンの正体は龍神様でした~社無しの神とちびっ子神使候補たち
鳴澤うた
キャラ文芸
失恋にストーカー。
心身ともにボロボロになった姉崎菜緒は、とうとう道端で倒れるように寝てしまって……。
悪夢にうなされる菜緒を夢の中で救ってくれたのはなんとお隣のイクメン、藤村辰巳だった。
辰巳と辰巳が世話する子供たちとなんだかんだと交流を深めていくけれど、子供たちはどこか不可思議だ。
それもそのはず、人の姿をとっているけれど辰巳も子供たちも人じゃない。
社を持たない龍神様とこれから神使となるため勉強中の動物たちだったのだ!
食に対し、こだわりの強い辰巳に神使候補の子供たちや見守っている神様たちはご不満で、今の現状を打破しようと菜緒を仲間に入れようと画策していて……
神様と作る二十四節気ごはんを召し上がれ!
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。

テクノブレイクで死んだおっさん、死後の世界で勇者になる
伊藤すくす
ファンタジー
テクノブレイクで死んでしまった35才独身のおっさん、カンダ・ハジメ。自分が異世界に飛ばされたと思ったが、実はそこは死後の世界だった!その死後の世界では、死んだ時の幸福度によって天国か地獄に行くかが決められる。最高に気持ちいい死に方で死んだハジメは過去最高の幸福度を叩き出してしまい、天国側と敵対する地獄側を倒すために一緒に戦ってくれと頼まれ―― そんなこんなで天国と地獄の戦に巻き込まれたハジメのセカンドライフが始まる。
小説家になろうでも同じ内容で投稿してます!
https://ncode.syosetu.com/n8610es/
サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。

淫愛家族
箕田 はる
BL
婿養子として篠山家で生活している睦紀は、結婚一年目にして妻との不仲を悩んでいた。
事あるごとに身の丈に合わない結婚かもしれないと考える睦紀だったが、以前から親交があった義父の俊政と義兄の春馬とは良好な関係を築いていた。
二人から向けられる優しさは心地よく、迷惑をかけたくないという思いから、睦紀は妻と向き合うことを決意する。
だが、同僚から渡された風俗店のカードを返し忘れてしまったことで、正しい三人の関係性が次第に壊れていく――
少年神官系勇者―異世界から帰還する―
mono-zo
ファンタジー
幼くして異世界に消えた主人公、帰ってきたがそこは日本、家なし・金なし・免許なし・職歴なし・常識なし・そもそも未成年、無い無い尽くしでどう生きる?
別サイトにて無名から投稿開始して100日以内に100万PV達成感謝✨
この作品は「カクヨム」にも掲載しています。(先行)
この作品は「小説家になろう」にも掲載しています。
この作品は「ノベルアップ+」にも掲載しています。
この作品は「エブリスタ」にも掲載しています。
この作品は「pixiv」にも掲載しています。

ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる