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魔界編:第2章 繋がる
《R-18》越える夜 後編
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ユキが僕の足を抱えて、あてがわれたユキのものが少しだけ押し入ってきた。緊張で体が強張る、必死で呼吸をしたら、余計に体に力が入った。
「真里、力抜いて、ゆっくり呼吸して」
また少し入ってきたユキを、ギュッと締め付けたような気がした。
「ちから、抜けない……」
「こっちに集中して」
ユキが僕の右手を握って、優しくキスして……口を開かれて、中を舐められて、吸われて……気持ちいい。ユキとのキスはすごく気持ちいい……好き……。
ユキが繋いだ手にグッと力を込めて、僕の中に……ユキが入ってきた。
「んっ! んんん! んうぅっ!」
複数の指とは違う、一つの塊がゆっくり僕の中を進んでくる。薄く目を開けると、ユキの切ない表情が目に入った……普段見れない表情に気分が高揚した。
両手の指を絡ませる様に繋いだ、柔らかいキスと一緒に体の力が抜けてくると、僕の中を押し広げる様に……指じゃ届かなかった奥まで入ってくる。
「あ……うっ……」
「ん……あと、すこし……っ!」
ぐっとユキの腰が押し付けられて、僕の中がユキでいっぱいになった。
「全部入ったよ……真里の中に」
「はいった……?」
少しも痛くなんてなかった……ユキが入ってる圧迫感も、それが気にならなくなる程嬉しいって気持ちが優った。
繋いだ両手をギュッと握ると、ユキが愛しそうに僕にキスをして……手から、唇から、ユキの感情が流れ込んでくるみたいだ。
「ユキ……好きだよ、大好き」
「俺も、大好きだ……真里」
そう嬉しそうに笑って、ユキが僕の瞼にキスを落とす。
僕の中でユキがゆっくり動きだすと、その存在を中で感じて……ユキと体を合わせてるって実感が湧いてきた。
「真里と繋がってる……夢みたいだ」
「……んっ、ユキっ」
それは嬉しそうな泣きそうな声で、胸の奥が苦しくなって、愛しさが込み上げる。
僕だって夢みたいだって思う、ずっと大好きだったんだ……こんな風に触れ合って、愛し合えるなんて。
ユキが奥までゆっくりと中を擦っていくと、痺れるような快感が走って、指なんかじゃ比較にならないくらい気持ちいい。
「んっ! ……あっ、あぁっ!」
「可愛い」
口や耳、頬に何度も愛しそうにキスしたり、舐めたりされると……僕は今、愛されてるんだって気持ちが昂って、余計に気持ち良くなってくる気がした。
「真里が俺で感じてる……嬉しい」
「ユキ、は……?」
「俺も、真里の中熱くて、絡んできて、気持ちいい……」
ユキに気持ちいいと言われると、腹の奥がきゅっとなる気がした、ユキが僕で感じてるのが嬉しい……!
「真里から嬉しい匂いがする」
「んっ、うんっ……ユキ……好き、好きっ」
「可愛い真里……すごく可愛い」
「ふぁ!? あっ! あぁっ——!」
ユキの動きが速くなって、突かれる度に甘い声が出た……恥ずかしいけど、気持ちいいって伝えたくて、声を我慢したくなかった。
「あっ、ユキ……ぎゅってして」
もっとユキと肌を合わせたい、ユキの重みを感じたくて懇願した。
ユキが繋いでいた両手を離して、僕を両腕で強く抱きしめた。ユキのがさっきより奥まで届いて、深く僕の中を突く。
胸が密着してユキの心臓の鼓動が伝わる、荒くなった息使いがわかる、白い肌が赤く染まっているのが見えて、それはすごく煽情的だった。
「真里……気持ちい、すごい……たまんない」
「あっ! ユキ……ユキッ!」
熱い息がかかるほど耳元で囁かれて、ゾクゾクした。ユキが僕の気持ちいい所を狙って突いてくるから、何も考えられなくなって……気持ちよくて、気持ち良くて……でも中で擦られて快感が高まっていくのが少し怖くて……必死でユキにしがみついた。
耳や首筋を舐められて、すぐ近くでユキの漏れる声が聞こえる度嬉しくなった。お互いの荒くなった息遣いと水音が部屋に響いて、二人で気持ち良くなっていってると思うと興奮した。
ユキが少し浅く僕の中を擦ると、強い快感が連続で襲って来て体がビクビクと跳ねた。
「あっ、ユキ……そこダメっ……あっ、アッ! はあぁぁんっ!」
甘い叫声に自分でびっくりしてしまって、思わず自分の口を左手で覆った。恥ずかしい! あんな声出すなんて!
「抑えないで……可愛いかったよ」
「んうぅっ……」
ユキが僕の左手首を掴んで剥がそうとするけど、僕が首を横に振って拒否すると……熱い舌でねちっこく左手の甲を舐められて! そこは僕の……弱点!
「んんんううぅっ! あっ! イッ……」
「いいよ、イッて真里……」
「待って、あっ! ユキ……呼びたい……っ名前!」
ユキにしがみ付いて、与えられる快感を必死で抑え込んで絞り出した。
ユキが頷いたのが分かって、感情が一気に昂った……嬉しい、ずっと呼びたかった、僕にとっての、君の名前を。
「イッて……真里、俺の名前……呼んで」
僕の肩を掴んで速く激しくなる動きに、背中に必死に縋り付いて、追い詰められていく感覚に身を委ねた。
「あっ! ああっ! イく! イッちゃう!」
「真里っ……」
「……かげ、雪景っ……!」
「——っ!」
「好き……雪景……っす、き……っ! んんうううっ!」
体がビクビクと痙攣した、頭が真っ白になって腰が跳ねて……出てるのに射精感より、体の快感の方が気持ち良くて……。
「あぁ、すごい真里……中でイッてる」
「ううっ……ああぁっ! イッて……」
イッたのに快感が止まらない、僕を突き上げる動きも止まらなくて……ずっと、体が痙攣して、こんなの気持ちよ過ぎる!
「もう、やぁぁっ……イッ……てるからぁ」
「くっ……キツ、俺も」
中を擦られる速度が上がって、激しく揺さぶられて……絶頂の余韻の中、何も考えられずに受け止めた。
「中……出すよ、真里の中に」
「っぁ……きて……! 雪景っ……」
「ま、さと……んっ!」
耐えきれず漏れた声が耳に届いて……ドクンドクンッと僕の中で脈を打って、一番奥でじわっと熱いのが広がっていく。
「あっ……あつぃ……」
僕の中で達したのが嬉しくて……熱く注がれたのが心地良くて、幸せな気持ちになった時、それは僕に襲いかかってきた。
「あっ……あっ? あぁっ、あああああっ!!」
注がれた濃い魔力を含んだ精液が体の中に吸収されて……注がれたそこから頭まで、背中を走る恐ろしい程の快感に思わず体が仰け反る。
ユキがそんな僕の体を抑え込むように抱きしめたけど、強い快感から逃げたい僕は、足をバタバタと暴れさせてしまって……。
「あーっ! あぁぁぁぁっ、やぁぁっ!」
「真里っ……」
ユキが嬉しそうに僕の頭を撫でる……けど、そんな刺激も今の僕には全てが快感に変わる。
「やだっ、イッ……たのに、ふあぁぁん!」
「すっ……ごい、締まってる」
もうイッたのに、さっきよりも強い快感が止まらない! 頭の中まで痺れてるみたいに真っ白になって……こんなの、だめだ! あたまおかしくなる!
ユキの魔力を全て吸収し終えると、襲ってきた快感は治まった。体は細かく震えて息は整わないし、僕の顔もお腹の上もぐちょぐちょになっていた、今の、なに……?
「俺が真里の事愛しすぎて……魔力濃度がかなり濃くなってたみたいだ」
「はぁ、はぁ……魔力、濃度……」
「濃い魔力は快感になるって言っただろ? 俺の気持ちを真里の中に注いだからな」
カァァッと顔が熱くなった、愛されてるってすごく実感してしまって……嬉しくて、でも恥ずかしくて、両手で顔を隠した。
「……真里、気持ち良かった?」
「わ、分かってるくせに!」
ユキが僕の感情を"嗅げば"嬉しかった事も、気持ち良かった事も筒抜けだ。
「でも、真里の口から聞きたい」
「——っ! き、気持ち……よかった」
「俺も……我慢できなくなるくらい気持ち良かった」
ユキが僕の手を剥がして、何度も愛おしそうに僕の頭を撫でながら顔中にキスを落とす。
それが嬉しくて、可愛くて、ユキを抱きしめるのだけど……そうするとまた中の存在を意識してしまって、ユキも出したはずなのに、僕の中でまだ大きくて硬くて……。
「んんっ!」
ヌルッとユキのが引き抜かれて、想像以上の快感が体を走った、もうこれ以上気持ちいいのは無理なのに! 無理……。そんな事を思っていたら、くるっと体を返されて、僕はうつ伏せにされていた。
ユキが僕の腰を掴んで持ち上げて、さっきまで入っていたそこに……硬いのが!
「えっ……ユキ!?」
「真里、もっと愛させて……」
「ウソっ! だって魔力はもう満ちて……」
「まだ、真里が欲しい」
ぐっと後ろから中に入ってきて……!
「——っ! んうぅっ!」
さっきよりも簡単に……入ってきた、受け入れてしまった。
「あぁっ! ユキ……む、りいぃ」
またおかしくなるくらい気持ちよくなってしまう、そんなの……壊れる!
「じゃぁ、さっきの使うか」
ユキの指が僕の口の中へ入ってきた、後ろと、口と……両方同時に中を擦られて……体がビクッと跳ねる。
その時、僕の口の中に甘ったるい味が広がって……ユキが僕の顎を持ち上げるから、それを喉を鳴らして飲み干した。ユキの魔力と一緒に飲み込んだそれを吸収すると、自分の体が変化したのが、手にとる様に分かった。
「あっ……あっ? あぁっ!」
「来たな……薬のせいだから、好きなだけ乱れていいからな」
「あぁぁっ、やあぁぁんっ!」
一度萎えたはずの自分のものが、ユキに少し手で刺激されただけで完全に勃ち上がっていた。興奮が抑えられない……もっと、もっと入れて欲しい、奥に注いで欲しい、またあの快感が欲しいと……浅ましい考えが頭の中を占領していく。
「真里、腰揺れてる……っ可愛いな」
「ああぁぁっ! ユキぃ……気持ちっ……いっ!」
枕にしがみ付いて、ただただ快感に溺れ……この後ユキが僕の中に2回出すまでに、僕は数えられないほど絶頂に達した。
----
目が覚めたら、ユキが嬉しそうにこっちを見ていた。ここに来た日の様に、ずっと寝ている僕の顔を見ていたんだろうか……。
「起きたか?」
「お、はよ……」
体が重い、だるい、起き上がれない。けど、後悔はない……後半殆ど記憶がないけど。
「まだ怠そうだな? 今日は午後からだから、まだ寝てても」
「ユキ……」
優しく撫でてくれるユキの手が気持ちいい。
「大好きだよ……」
「俺も、愛してるよ」
微睡の中、すごく優しい声で……幸せな言葉が聞こえた。
「真里、力抜いて、ゆっくり呼吸して」
また少し入ってきたユキを、ギュッと締め付けたような気がした。
「ちから、抜けない……」
「こっちに集中して」
ユキが僕の右手を握って、優しくキスして……口を開かれて、中を舐められて、吸われて……気持ちいい。ユキとのキスはすごく気持ちいい……好き……。
ユキが繋いだ手にグッと力を込めて、僕の中に……ユキが入ってきた。
「んっ! んんん! んうぅっ!」
複数の指とは違う、一つの塊がゆっくり僕の中を進んでくる。薄く目を開けると、ユキの切ない表情が目に入った……普段見れない表情に気分が高揚した。
両手の指を絡ませる様に繋いだ、柔らかいキスと一緒に体の力が抜けてくると、僕の中を押し広げる様に……指じゃ届かなかった奥まで入ってくる。
「あ……うっ……」
「ん……あと、すこし……っ!」
ぐっとユキの腰が押し付けられて、僕の中がユキでいっぱいになった。
「全部入ったよ……真里の中に」
「はいった……?」
少しも痛くなんてなかった……ユキが入ってる圧迫感も、それが気にならなくなる程嬉しいって気持ちが優った。
繋いだ両手をギュッと握ると、ユキが愛しそうに僕にキスをして……手から、唇から、ユキの感情が流れ込んでくるみたいだ。
「ユキ……好きだよ、大好き」
「俺も、大好きだ……真里」
そう嬉しそうに笑って、ユキが僕の瞼にキスを落とす。
僕の中でユキがゆっくり動きだすと、その存在を中で感じて……ユキと体を合わせてるって実感が湧いてきた。
「真里と繋がってる……夢みたいだ」
「……んっ、ユキっ」
それは嬉しそうな泣きそうな声で、胸の奥が苦しくなって、愛しさが込み上げる。
僕だって夢みたいだって思う、ずっと大好きだったんだ……こんな風に触れ合って、愛し合えるなんて。
ユキが奥までゆっくりと中を擦っていくと、痺れるような快感が走って、指なんかじゃ比較にならないくらい気持ちいい。
「んっ! ……あっ、あぁっ!」
「可愛い」
口や耳、頬に何度も愛しそうにキスしたり、舐めたりされると……僕は今、愛されてるんだって気持ちが昂って、余計に気持ち良くなってくる気がした。
「真里が俺で感じてる……嬉しい」
「ユキ、は……?」
「俺も、真里の中熱くて、絡んできて、気持ちいい……」
ユキに気持ちいいと言われると、腹の奥がきゅっとなる気がした、ユキが僕で感じてるのが嬉しい……!
「真里から嬉しい匂いがする」
「んっ、うんっ……ユキ……好き、好きっ」
「可愛い真里……すごく可愛い」
「ふぁ!? あっ! あぁっ——!」
ユキの動きが速くなって、突かれる度に甘い声が出た……恥ずかしいけど、気持ちいいって伝えたくて、声を我慢したくなかった。
「あっ、ユキ……ぎゅってして」
もっとユキと肌を合わせたい、ユキの重みを感じたくて懇願した。
ユキが繋いでいた両手を離して、僕を両腕で強く抱きしめた。ユキのがさっきより奥まで届いて、深く僕の中を突く。
胸が密着してユキの心臓の鼓動が伝わる、荒くなった息使いがわかる、白い肌が赤く染まっているのが見えて、それはすごく煽情的だった。
「真里……気持ちい、すごい……たまんない」
「あっ! ユキ……ユキッ!」
熱い息がかかるほど耳元で囁かれて、ゾクゾクした。ユキが僕の気持ちいい所を狙って突いてくるから、何も考えられなくなって……気持ちよくて、気持ち良くて……でも中で擦られて快感が高まっていくのが少し怖くて……必死でユキにしがみついた。
耳や首筋を舐められて、すぐ近くでユキの漏れる声が聞こえる度嬉しくなった。お互いの荒くなった息遣いと水音が部屋に響いて、二人で気持ち良くなっていってると思うと興奮した。
ユキが少し浅く僕の中を擦ると、強い快感が連続で襲って来て体がビクビクと跳ねた。
「あっ、ユキ……そこダメっ……あっ、アッ! はあぁぁんっ!」
甘い叫声に自分でびっくりしてしまって、思わず自分の口を左手で覆った。恥ずかしい! あんな声出すなんて!
「抑えないで……可愛いかったよ」
「んうぅっ……」
ユキが僕の左手首を掴んで剥がそうとするけど、僕が首を横に振って拒否すると……熱い舌でねちっこく左手の甲を舐められて! そこは僕の……弱点!
「んんんううぅっ! あっ! イッ……」
「いいよ、イッて真里……」
「待って、あっ! ユキ……呼びたい……っ名前!」
ユキにしがみ付いて、与えられる快感を必死で抑え込んで絞り出した。
ユキが頷いたのが分かって、感情が一気に昂った……嬉しい、ずっと呼びたかった、僕にとっての、君の名前を。
「イッて……真里、俺の名前……呼んで」
僕の肩を掴んで速く激しくなる動きに、背中に必死に縋り付いて、追い詰められていく感覚に身を委ねた。
「あっ! ああっ! イく! イッちゃう!」
「真里っ……」
「……かげ、雪景っ……!」
「——っ!」
「好き……雪景……っす、き……っ! んんうううっ!」
体がビクビクと痙攣した、頭が真っ白になって腰が跳ねて……出てるのに射精感より、体の快感の方が気持ち良くて……。
「あぁ、すごい真里……中でイッてる」
「ううっ……ああぁっ! イッて……」
イッたのに快感が止まらない、僕を突き上げる動きも止まらなくて……ずっと、体が痙攣して、こんなの気持ちよ過ぎる!
「もう、やぁぁっ……イッ……てるからぁ」
「くっ……キツ、俺も」
中を擦られる速度が上がって、激しく揺さぶられて……絶頂の余韻の中、何も考えられずに受け止めた。
「中……出すよ、真里の中に」
「っぁ……きて……! 雪景っ……」
「ま、さと……んっ!」
耐えきれず漏れた声が耳に届いて……ドクンドクンッと僕の中で脈を打って、一番奥でじわっと熱いのが広がっていく。
「あっ……あつぃ……」
僕の中で達したのが嬉しくて……熱く注がれたのが心地良くて、幸せな気持ちになった時、それは僕に襲いかかってきた。
「あっ……あっ? あぁっ、あああああっ!!」
注がれた濃い魔力を含んだ精液が体の中に吸収されて……注がれたそこから頭まで、背中を走る恐ろしい程の快感に思わず体が仰け反る。
ユキがそんな僕の体を抑え込むように抱きしめたけど、強い快感から逃げたい僕は、足をバタバタと暴れさせてしまって……。
「あーっ! あぁぁぁぁっ、やぁぁっ!」
「真里っ……」
ユキが嬉しそうに僕の頭を撫でる……けど、そんな刺激も今の僕には全てが快感に変わる。
「やだっ、イッ……たのに、ふあぁぁん!」
「すっ……ごい、締まってる」
もうイッたのに、さっきよりも強い快感が止まらない! 頭の中まで痺れてるみたいに真っ白になって……こんなの、だめだ! あたまおかしくなる!
ユキの魔力を全て吸収し終えると、襲ってきた快感は治まった。体は細かく震えて息は整わないし、僕の顔もお腹の上もぐちょぐちょになっていた、今の、なに……?
「俺が真里の事愛しすぎて……魔力濃度がかなり濃くなってたみたいだ」
「はぁ、はぁ……魔力、濃度……」
「濃い魔力は快感になるって言っただろ? 俺の気持ちを真里の中に注いだからな」
カァァッと顔が熱くなった、愛されてるってすごく実感してしまって……嬉しくて、でも恥ずかしくて、両手で顔を隠した。
「……真里、気持ち良かった?」
「わ、分かってるくせに!」
ユキが僕の感情を"嗅げば"嬉しかった事も、気持ち良かった事も筒抜けだ。
「でも、真里の口から聞きたい」
「——っ! き、気持ち……よかった」
「俺も……我慢できなくなるくらい気持ち良かった」
ユキが僕の手を剥がして、何度も愛おしそうに僕の頭を撫でながら顔中にキスを落とす。
それが嬉しくて、可愛くて、ユキを抱きしめるのだけど……そうするとまた中の存在を意識してしまって、ユキも出したはずなのに、僕の中でまだ大きくて硬くて……。
「んんっ!」
ヌルッとユキのが引き抜かれて、想像以上の快感が体を走った、もうこれ以上気持ちいいのは無理なのに! 無理……。そんな事を思っていたら、くるっと体を返されて、僕はうつ伏せにされていた。
ユキが僕の腰を掴んで持ち上げて、さっきまで入っていたそこに……硬いのが!
「えっ……ユキ!?」
「真里、もっと愛させて……」
「ウソっ! だって魔力はもう満ちて……」
「まだ、真里が欲しい」
ぐっと後ろから中に入ってきて……!
「——っ! んうぅっ!」
さっきよりも簡単に……入ってきた、受け入れてしまった。
「あぁっ! ユキ……む、りいぃ」
またおかしくなるくらい気持ちよくなってしまう、そんなの……壊れる!
「じゃぁ、さっきの使うか」
ユキの指が僕の口の中へ入ってきた、後ろと、口と……両方同時に中を擦られて……体がビクッと跳ねる。
その時、僕の口の中に甘ったるい味が広がって……ユキが僕の顎を持ち上げるから、それを喉を鳴らして飲み干した。ユキの魔力と一緒に飲み込んだそれを吸収すると、自分の体が変化したのが、手にとる様に分かった。
「あっ……あっ? あぁっ!」
「来たな……薬のせいだから、好きなだけ乱れていいからな」
「あぁぁっ、やあぁぁんっ!」
一度萎えたはずの自分のものが、ユキに少し手で刺激されただけで完全に勃ち上がっていた。興奮が抑えられない……もっと、もっと入れて欲しい、奥に注いで欲しい、またあの快感が欲しいと……浅ましい考えが頭の中を占領していく。
「真里、腰揺れてる……っ可愛いな」
「ああぁぁっ! ユキぃ……気持ちっ……いっ!」
枕にしがみ付いて、ただただ快感に溺れ……この後ユキが僕の中に2回出すまでに、僕は数えられないほど絶頂に達した。
----
目が覚めたら、ユキが嬉しそうにこっちを見ていた。ここに来た日の様に、ずっと寝ている僕の顔を見ていたんだろうか……。
「起きたか?」
「お、はよ……」
体が重い、だるい、起き上がれない。けど、後悔はない……後半殆ど記憶がないけど。
「まだ怠そうだな? 今日は午後からだから、まだ寝てても」
「ユキ……」
優しく撫でてくれるユキの手が気持ちいい。
「大好きだよ……」
「俺も、愛してるよ」
微睡の中、すごく優しい声で……幸せな言葉が聞こえた。
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