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約束 —舐める—
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「……洸也、思い出して偉かったから、ご褒美あげようね」
「んぇっ!?」
急にグレイが俺の腕を上げて、脇の下に頭を突っ込んできた。何かと思ったら股に手を突っ込まれて、そのまま肩に担ぎ上げられて!? えっ! 高い! 怖い! そして苦しい!
「ぐえっ!」
「ハハッ! 軍隊のキャリーかよ色気がない抱え方だな! オレは遠慮しておいた方がいいか?」
「いいよ、ジェイスもおいで」
好き勝手に話を進める二人に、連れて行かれたのはヤリ部屋で……!
「やっ……俺、もうできな……」
さっき外で散々ヤッたのに! またヤんの!? こいつらの性欲どうなってんだ!
「入れなくてもいいよ、僕が洸也に触りたいだけ」
ベッドの上に下ろされて腰ひもを解かれたら、入れなくてもいいなんて嘘なんじゃないかって思える。
「ビーチでした約束、覚えてる?」
「約束……」
なんだっけ?
バスローブの前を開かれながら考えあぐねていると、腕を持ち上げられたところにグレイの顔が下りてきて……脇を舐めッ……!
「うひゃぁ!?」
「くすぐったい? ツルツルになったね」
「何だ、約束って?」
ジェイスが楽しそうに上から俺の顔を覗き込んできた。
「綺麗になったら、舐めてあげるって言ったんだよ」
「あ、あぁっ!!」
そういえば言われたな、そんなこと!
「へぇ、楽しそうだな」
ニヤッと笑ったジェイスは、参加する気満々らしい。ヤバイ、二人がかりで脇責めされたら笑い死ぬ!!!!
ジェイスがもう片方の腕を上げて固定してきて、いよいよ二人がかりで押さえつけられたら逃げられない。
「待てって! 俺くすぐられるの弱っ……ひひゃっ、ぐっ……フフッ! やめっ! アッ! あはっ!」
二人から腕を固定されて、脇を舐められたらッ……ヤバイ! 変な声出る!
「ははははっ、はっ……はぁっ、あっ!」
「洸也、もう勃ってるよ」
グレイから足の付け根を撫で上げられて、体がビクビクと跳ねた。
「洸也ってすごく敏感だよね」
グレイの舌が脇からおりてきて乳首を舐めてくるから、余計に過敏になる。
「これならクスリなんて使わなくても良かったかもね」
「はっ、あ……あれなんだったん、ッふぅっ」
ジェイスは上に上がってきて、俺の首元や耳の裏を舐めてくる!
「ちょっとだけ気持ちよくなるクスリだよ、弱いものなのにすごく感じてたでしょ?」
グレイの舌がさらに下へとおりてきて、その先を想像して期待してしまう。舐めて欲しい、気持ちよくして欲しい……あぁ、もう今日は無理だって思ってたのに。
そういえば車内でレイプされた時も、体を舐められてた気がする。あの時は気持ち悪かったのに、今は気持ちよくて、ゾクゾクすんのが止まんない。
「オレもコーヤの敏感なところ、すげぇ好きだな」
「ひっ、うぅんっ!」
ジェイスに耳元で息をかけながら言われて、水音を立てながら舐められると背中が反れた。
「どっち舐めて欲しい? こっち? それともお尻?」
グレイが裏筋を爪で撫でていくし、ジェイスは俺の乳首を摘まみはじめたしっ……! あちこち気持ちよすぎて辛い。
「ひぅっ!?」
グレイに足の付け根をねちっこく舐められて、焦らされてる気がする。
「お尻はまだちょっとしかしてないから、いっぱいしてあげる」
両足を抱え上げられて、腰の下にグレイの足が入ってきた。
「あっ、これッ……! 恥ずかしいっ」
「えっ……グレイがするのか!?」
「僕の洸也だよ」
強い目つきでこっちを見ながら言われて、ゾクッとした。
太ももを撫でながら、舌の面積をたくさん当てるように尻穴を舐められて、体がビクンッと跳ねた。
「ふぅっ!? ぅああっ!」
そこから玉裏、裏筋を舐め上げられて……! うぅっ、気持ちいい!
「……グレイが舐めてる」
上から聞こえてきた、その茫然としたような声に目を開けると、ジェイスが俺の股間を凝視していた。と、言うより……多分グレイを見ている。
「洸也にならこれくらいするよ」
「ひぅっ!?」
グレイがまた穴を舐めてきて、体がビクビクする。
「オレはされたことないぞ」
「アッ……あぁっ!?」
ジェイスが首筋から胸まで舐めながら移動してきた。片方の乳首を舐められながら、もう片方を摘まれて……思わずシーツを握りしめた。
「ジェイスは誰とナニしてるかわからないからしない」
「なんだと」
「あぁぁぁっ! もう! 俺を触りながら喧嘩すんなっ!」
大きな声を出すと、二人はピタリと止まった。
「ジェイスは俺に嫉妬してんの?」
「いや、そういうつもりはない!」
あからさまにたじろぐ大男が、なんだかすごく可愛く見える。
「いいじゃん別に嫉妬すれば、お前の方がグレイと長いんだし、当然だろ」
「えっ、ジェイスは洸也にジェラシーなの?」
そんなこと思ってもなかったみたいな顔で、グレイがキョトンとしている。
「やめろ! オレは二人の邪魔をしたいなんて思ってねーし! グレイとコーヤが仲良くなれた事は、本気で嬉しいと思ってるよ!」
両手を前に出して一生懸命弁明しているような姿に、なんだか微笑ましいものを感じてしまう。
『後で抱いてやるから待ってろよ』
『Wow! 期待しちゃうね♡』
二人の会話はなんとなく察した。ジェイスが嬉しそうに返事しているのを見て、なんだか仲人でもしてやったかのような気になってしまった。元々こいつら、俺抜きでそういう関係だったけど。
「あっ! コーヤはイヤじゃないのか?」
「えっ! 俺!? うーん……俺からするとお前らってセット……あぁ、コンビ? だから、最初から一緒のものに嫌とかねーけど?」
むしろ、二人の間にねじ込まれた俺の異物感たるや……。俺が感じてるのは嫉妬ではなく、疎外感だ。
「今は洸也の順番、気持ちよくなってね」
「うわっ!?」
グレイが俺の両足を高く持ち上げて、肩で自分を支えるような体勢に、俺は羞恥心を取り戻した。
「まって、これ……んんんんっ!」
穴を引っ張られ広げられて、グレイの舌が!! 入ってきた!!
「ああああっ……うそっ、うそぉ……!?」
尻の中! 体の内側舐められてる……! 信じらんねぇ!
されてる行為の恥ずかしさと、自分が感じる気持ちよさに感情が追いつかない! 人がそんな混乱の最中に居るのに、ジェイスが身を乗り出して俺の性器の付け根を熱い舌で舐めてくる!
「きれいに剃れてるな」
「ああっ!?」
逆さまにされて、どっちも舐め回されて……もう訳がわからない!
「待ってッ、待ってぇ……おかひくなるッ……」
震える声で訴えて、ようやく二人が口を離した……かに見えたんだが。
「オレもコーヤの舐めたい」
「えっ、へっ!?」
グレイが口を離したところに、今度はジャイスが張り付いて……! 俺の尻穴をずぞぞっと音を立てながら吸ってるううう!!
「ん゛んんんんんんゔっ!!?? あぁぁぁっ、やぁぁぁぁん! 吸うなああああっ」
そんなとこ吸うな! もしなにかうっかり事故ったらどうすんだああああ!
尻穴を吸われるなんて、羞恥心の限界だ! なのにっ、なんでこんなに気持ちいっ……!!
「あぁぁぁああんっ……あ゛ぁぁっ、はぁっ」
グレイは俺の尻肉を舐めたり、軽く噛んだりしてくる。逆さまにされて、男二人に下半身を舐め回されて……もうどうにでもして欲しい気分だ。
やっとジェイスが口を離してくれて、必死で息を整えていると、上から二人が俺の顔を覗き込んでいた。
「洸也の顔、真っ赤だね」
「コーヤ、入れて欲しいか?」
「はぁっ、はぁ……い、入れて……」
散々舐められたところが、表面を撫でる感覚だけじゃ足りなくなっていた。もっと強い刺激が欲しい、中の一番奥を突かれたい。
「オレとグレイ、どっちがいい?」
「ジェイスッ! 洸也は僕の恋人!」
ジェイスは叱られた犬みたいに、シュンとして少し後ろに下がった。
足を下ろされて、腰の下に枕が差し入れられて……。野外で後ろから犯されるのも凄かったけど、こうしてベッドの上で改めて抱かれるとなると、妙に緊張する。
「洸也、足持って」
「へっ……!?」
「ほら」
グレイが俺の足を持ち上げて催促するから、言われるままに自分の膝裏に手を入れた。
そのまま手を離されると、自分から求めているような体勢になって……これは恥ずかしい!
手を離したらグレイは怒るだろうけど、こうして入れられるのを待つのは居た堪れない。
そんな俺の心情を知ってか知らずか、グレイは何もせずに上から余裕ぶっこいて俺を眺めている。
「ッ……早くっ!」
何もされないままこの状態を見られているのは、耐え難い!
「洸也がおねだりするなんて、すごく嬉しい……」
「おっ!?」
おねだりっ……!! そんなつもりはなかったのに、グレイからすれば実際そうとしか捉えられない台詞だ!!! 耳が燃え上がるんじゃないかってくらい、熱くなった気がした。
ジェイスがローションを垂らしてきて、グレイの指が二本中に入ってきた。
「んぐっ……!」
「もう少し待ってね」
おねだりじゃないッ……! と否定したいところだが、グレイやジェイスの質量に慣れた俺の体は、指で触られても物足りない。
「もっ……お願い」
あぁ、これは確定だ。おねだりだ。
入れられるための格好で待っているせいか、もっと刺激が欲しくなる。もっと中をいっぱいにされたい……体の内側を擦られたい。
「んぇっ!?」
急にグレイが俺の腕を上げて、脇の下に頭を突っ込んできた。何かと思ったら股に手を突っ込まれて、そのまま肩に担ぎ上げられて!? えっ! 高い! 怖い! そして苦しい!
「ぐえっ!」
「ハハッ! 軍隊のキャリーかよ色気がない抱え方だな! オレは遠慮しておいた方がいいか?」
「いいよ、ジェイスもおいで」
好き勝手に話を進める二人に、連れて行かれたのはヤリ部屋で……!
「やっ……俺、もうできな……」
さっき外で散々ヤッたのに! またヤんの!? こいつらの性欲どうなってんだ!
「入れなくてもいいよ、僕が洸也に触りたいだけ」
ベッドの上に下ろされて腰ひもを解かれたら、入れなくてもいいなんて嘘なんじゃないかって思える。
「ビーチでした約束、覚えてる?」
「約束……」
なんだっけ?
バスローブの前を開かれながら考えあぐねていると、腕を持ち上げられたところにグレイの顔が下りてきて……脇を舐めッ……!
「うひゃぁ!?」
「くすぐったい? ツルツルになったね」
「何だ、約束って?」
ジェイスが楽しそうに上から俺の顔を覗き込んできた。
「綺麗になったら、舐めてあげるって言ったんだよ」
「あ、あぁっ!!」
そういえば言われたな、そんなこと!
「へぇ、楽しそうだな」
ニヤッと笑ったジェイスは、参加する気満々らしい。ヤバイ、二人がかりで脇責めされたら笑い死ぬ!!!!
ジェイスがもう片方の腕を上げて固定してきて、いよいよ二人がかりで押さえつけられたら逃げられない。
「待てって! 俺くすぐられるの弱っ……ひひゃっ、ぐっ……フフッ! やめっ! アッ! あはっ!」
二人から腕を固定されて、脇を舐められたらッ……ヤバイ! 変な声出る!
「ははははっ、はっ……はぁっ、あっ!」
「洸也、もう勃ってるよ」
グレイから足の付け根を撫で上げられて、体がビクビクと跳ねた。
「洸也ってすごく敏感だよね」
グレイの舌が脇からおりてきて乳首を舐めてくるから、余計に過敏になる。
「これならクスリなんて使わなくても良かったかもね」
「はっ、あ……あれなんだったん、ッふぅっ」
ジェイスは上に上がってきて、俺の首元や耳の裏を舐めてくる!
「ちょっとだけ気持ちよくなるクスリだよ、弱いものなのにすごく感じてたでしょ?」
グレイの舌がさらに下へとおりてきて、その先を想像して期待してしまう。舐めて欲しい、気持ちよくして欲しい……あぁ、もう今日は無理だって思ってたのに。
そういえば車内でレイプされた時も、体を舐められてた気がする。あの時は気持ち悪かったのに、今は気持ちよくて、ゾクゾクすんのが止まんない。
「オレもコーヤの敏感なところ、すげぇ好きだな」
「ひっ、うぅんっ!」
ジェイスに耳元で息をかけながら言われて、水音を立てながら舐められると背中が反れた。
「どっち舐めて欲しい? こっち? それともお尻?」
グレイが裏筋を爪で撫でていくし、ジェイスは俺の乳首を摘まみはじめたしっ……! あちこち気持ちよすぎて辛い。
「ひぅっ!?」
グレイに足の付け根をねちっこく舐められて、焦らされてる気がする。
「お尻はまだちょっとしかしてないから、いっぱいしてあげる」
両足を抱え上げられて、腰の下にグレイの足が入ってきた。
「あっ、これッ……! 恥ずかしいっ」
「えっ……グレイがするのか!?」
「僕の洸也だよ」
強い目つきでこっちを見ながら言われて、ゾクッとした。
太ももを撫でながら、舌の面積をたくさん当てるように尻穴を舐められて、体がビクンッと跳ねた。
「ふぅっ!? ぅああっ!」
そこから玉裏、裏筋を舐め上げられて……! うぅっ、気持ちいい!
「……グレイが舐めてる」
上から聞こえてきた、その茫然としたような声に目を開けると、ジェイスが俺の股間を凝視していた。と、言うより……多分グレイを見ている。
「洸也にならこれくらいするよ」
「ひぅっ!?」
グレイがまた穴を舐めてきて、体がビクビクする。
「オレはされたことないぞ」
「アッ……あぁっ!?」
ジェイスが首筋から胸まで舐めながら移動してきた。片方の乳首を舐められながら、もう片方を摘まれて……思わずシーツを握りしめた。
「ジェイスは誰とナニしてるかわからないからしない」
「なんだと」
「あぁぁぁっ! もう! 俺を触りながら喧嘩すんなっ!」
大きな声を出すと、二人はピタリと止まった。
「ジェイスは俺に嫉妬してんの?」
「いや、そういうつもりはない!」
あからさまにたじろぐ大男が、なんだかすごく可愛く見える。
「いいじゃん別に嫉妬すれば、お前の方がグレイと長いんだし、当然だろ」
「えっ、ジェイスは洸也にジェラシーなの?」
そんなこと思ってもなかったみたいな顔で、グレイがキョトンとしている。
「やめろ! オレは二人の邪魔をしたいなんて思ってねーし! グレイとコーヤが仲良くなれた事は、本気で嬉しいと思ってるよ!」
両手を前に出して一生懸命弁明しているような姿に、なんだか微笑ましいものを感じてしまう。
『後で抱いてやるから待ってろよ』
『Wow! 期待しちゃうね♡』
二人の会話はなんとなく察した。ジェイスが嬉しそうに返事しているのを見て、なんだか仲人でもしてやったかのような気になってしまった。元々こいつら、俺抜きでそういう関係だったけど。
「あっ! コーヤはイヤじゃないのか?」
「えっ! 俺!? うーん……俺からするとお前らってセット……あぁ、コンビ? だから、最初から一緒のものに嫌とかねーけど?」
むしろ、二人の間にねじ込まれた俺の異物感たるや……。俺が感じてるのは嫉妬ではなく、疎外感だ。
「今は洸也の順番、気持ちよくなってね」
「うわっ!?」
グレイが俺の両足を高く持ち上げて、肩で自分を支えるような体勢に、俺は羞恥心を取り戻した。
「まって、これ……んんんんっ!」
穴を引っ張られ広げられて、グレイの舌が!! 入ってきた!!
「ああああっ……うそっ、うそぉ……!?」
尻の中! 体の内側舐められてる……! 信じらんねぇ!
されてる行為の恥ずかしさと、自分が感じる気持ちよさに感情が追いつかない! 人がそんな混乱の最中に居るのに、ジェイスが身を乗り出して俺の性器の付け根を熱い舌で舐めてくる!
「きれいに剃れてるな」
「ああっ!?」
逆さまにされて、どっちも舐め回されて……もう訳がわからない!
「待ってッ、待ってぇ……おかひくなるッ……」
震える声で訴えて、ようやく二人が口を離した……かに見えたんだが。
「オレもコーヤの舐めたい」
「えっ、へっ!?」
グレイが口を離したところに、今度はジャイスが張り付いて……! 俺の尻穴をずぞぞっと音を立てながら吸ってるううう!!
「ん゛んんんんんんゔっ!!?? あぁぁぁっ、やぁぁぁぁん! 吸うなああああっ」
そんなとこ吸うな! もしなにかうっかり事故ったらどうすんだああああ!
尻穴を吸われるなんて、羞恥心の限界だ! なのにっ、なんでこんなに気持ちいっ……!!
「あぁぁぁああんっ……あ゛ぁぁっ、はぁっ」
グレイは俺の尻肉を舐めたり、軽く噛んだりしてくる。逆さまにされて、男二人に下半身を舐め回されて……もうどうにでもして欲しい気分だ。
やっとジェイスが口を離してくれて、必死で息を整えていると、上から二人が俺の顔を覗き込んでいた。
「洸也の顔、真っ赤だね」
「コーヤ、入れて欲しいか?」
「はぁっ、はぁ……い、入れて……」
散々舐められたところが、表面を撫でる感覚だけじゃ足りなくなっていた。もっと強い刺激が欲しい、中の一番奥を突かれたい。
「オレとグレイ、どっちがいい?」
「ジェイスッ! 洸也は僕の恋人!」
ジェイスは叱られた犬みたいに、シュンとして少し後ろに下がった。
足を下ろされて、腰の下に枕が差し入れられて……。野外で後ろから犯されるのも凄かったけど、こうしてベッドの上で改めて抱かれるとなると、妙に緊張する。
「洸也、足持って」
「へっ……!?」
「ほら」
グレイが俺の足を持ち上げて催促するから、言われるままに自分の膝裏に手を入れた。
そのまま手を離されると、自分から求めているような体勢になって……これは恥ずかしい!
手を離したらグレイは怒るだろうけど、こうして入れられるのを待つのは居た堪れない。
そんな俺の心情を知ってか知らずか、グレイは何もせずに上から余裕ぶっこいて俺を眺めている。
「ッ……早くっ!」
何もされないままこの状態を見られているのは、耐え難い!
「洸也がおねだりするなんて、すごく嬉しい……」
「おっ!?」
おねだりっ……!! そんなつもりはなかったのに、グレイからすれば実際そうとしか捉えられない台詞だ!!! 耳が燃え上がるんじゃないかってくらい、熱くなった気がした。
ジェイスがローションを垂らしてきて、グレイの指が二本中に入ってきた。
「んぐっ……!」
「もう少し待ってね」
おねだりじゃないッ……! と否定したいところだが、グレイやジェイスの質量に慣れた俺の体は、指で触られても物足りない。
「もっ……お願い」
あぁ、これは確定だ。おねだりだ。
入れられるための格好で待っているせいか、もっと刺激が欲しくなる。もっと中をいっぱいにされたい……体の内側を擦られたい。
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