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ヤンデレSS ナイフ
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――どうして?
僕は彼女にそう尋ねた。目の前の少女、美佐は白い髪をなびかせながら、赤い瞳で睨みつけ、そしていった。
「殺してやる……」
その怒りは今はどうでもよかった。ただ、僕は理由を問うたのだ。だって――。
「どうして、こんなところにいる……」
そこはただの片田舎の山道。僕の後をつけてきたにしては今までどうして気づかなかったのだろう。それに第一、向かいからやってきた。まるで僕がここに来ることを待ち伏せていたかのように。
美佐の手には包丁が握られていた。「殺してやる」と言いながらよろよろと歩み寄ってくる。僕に恐怖はなかった。なにしろ美佐はあまりに疲弊していたからだ。
目の前にたどり着いたころにはばたりと倒れこみ、悪い夢にうなされるかのように「殺してやる」とつぶやき続けていた。
どうしてこんなことになったのか。それは僕が美佐を殺さなかったからだ――。
僕は精神科病院に入院していた。そこに一緒に入院していたのが美佐だった。美佐は、本人がいうには高校生であったらしいが、そのようには見えない、少々幼く見える風貌だった。だが何より印象的だったのは、その真っ白い髪と、赤い瞳であった。それがきっかけでいじめられ、精神的に参ってしまったがゆえに精神科で療養しているのだという。
僕は美佐とすぐに仲良くなった。美佐は愛らしい笑顔を振り向けてくれ、次第に笑うことも増えてきた。
「美佐は笑えるようになってきたし、退院も近いかな」
僕がそうつぶやいた時、美佐は寂しそうな顔をした。だが、まさかここに一生いるわけにはいかないだろう。
「美佐、ここを出たらどこかに遊びに行かないか?」
美佐はまたしても寂しそうな顔をした。そして部屋に戻って行ってしまった。
僕も仕方なしに部屋に戻り、ベッドの上で美佐のことを考えていた。きっともとの高校には戻らないだろう。単位が足りずに中退しなければならないほどの期間、ここに入院していたのだから。
通信制の高校に通うのであれば時間もある。一緒に遊ぶくらいならできるだろう、などと考えていた。
僕の部屋の窓から外を眺めると、緑に覆われていた。新緑の季節でどこかへ出かけたくなる気分だった。だがこの精神科病院という名の牢獄からは、医師の許可が下りなければ出ることはできない。
とはいえ、少しばかり調べたのだが、精神科患者の人権の問題上、なるべく短期間で退院させようとする動きはあるらしい。社会の中で治していくのだという。どこにも受け皿のない患者が、“社会的入院”と呼ばれる状態で入院し続けることはあるらしいが。
美佐も笑顔が出てくるようになってきたし、いじめが原因でうつか何かになっていたのなら、そこから離れられたならすぐに良くなって退院できるだろうと思っていた。――その言葉を耳にするまでは。
看護師たちがひそひそと話しているのが聞こえてしまった。
「――美佐さんは、PICUに――」
PICUというのは精神科集中治療室のことだ。実質、独房と呼ぶにふさわしい隔離室。でもどうしてそんなことにならなければいけないのか。笑顔も出てきて、元気になってきているように見えるのだが。
不安を感じながら、デイルームのソファに座っていた。美佐が部屋から出てこないかと期待しながら。
ふと、美佐が立っていた。僕を見て、微笑んだ。そしてあの赤い瞳で僕の目をじっと見つめた。
それには不安が勝った。これからどうなるか、伝えておいた方がいいのかもしれないとも思いつつ、怖がらせてはいけないのかとも思っていた。
しかし美佐は僕に近づいてきて、手を握った。そして病棟の一番奥に僕を連れて行った。
美佐が差し出したものは折り畳みナイフだった。
「私を殺して」
そう微笑みながら言った。精神的な病は何一つ治っていなかったのだろうか。あるいは、これは健康な精神からくるものだろうか?
「どうして?」
「生きていたくないの」
「生きていたくない?」
「そう」
美佐の赤い目は微笑んでいた。死を恐れている様子など微塵もなかった。それなら――。
「――自分では、死ねないのか?」
僕は臆していった。僕は殺人犯にはなりたくない。
「大丈夫。あなたも追ってくれればいい」
「でも……外に出て一緒に遊んだりした方がいいんじゃないか? 僕はそうしたいけど」
美佐はまたしても寂しそうな顔をした。
「外には、出れないの」
「どうして?」
「――居場所がないから」
「居場所がない?」
「親がいない。家がない。施設へ行くだけ」
僕は驚いたが、そういう境遇の人はこの病院で少なからず見てきた。
「でも、児童養護施設だっけ、一定の年齢になったら出られるんだろう?」
「里親が決まっている」
「それなら尚更いいじゃないか」
「私、あの人嫌い。あんな人のところへ行くくらいなら死んだ方がいい」
「でも……美佐も同意したんだろう?」
「この街から離れたくなくなった」
「遠くへ行くのか?」
「少なくとも県外。あなたとは会えない」
それには僕も肩を落とした。でも、死ぬことなんてできない。
「いざというとき死ねるよう、ナイフを二つ隠し持っていたの。一つは看護師に見つかった。看護師は気づいていないふりをしているけど、いつもの場所になかった。きっと見つけている。だからもう時間がないの。このままだと“安全を保つため”とかいって隔離室に入れられるかもしれない。あなたが私を殺せる機会は今しかない」
「でも――」
そんな話をしていると、看護師がやってきた。白い服を着たその女性はひどく恐ろしく見えた。
「――美佐さん。退院が決まりました。準備をしてください」
それはあまりに唐突だった。僕は喜ぼうとしたが、美佐は蒼白していた。
遠くで病棟の重い金属製の扉が開き、中年の男女が入ってきた。
「美佐、お帰り」
男はそういった。
僕は全てを察したが、ナイフはそっと僕のポケットに片付けられた。僕だけ取り残され、みんな美佐の病室へ入っていった。僕も仕方なしに自室へ戻った。
気が付いた時には美佐の病室のネームプレートから彼女の名前は消えていた。
「少なくとも県外、か」
もう会うことはないのだろう。だけど、何か理不尽な目に遭っているのかもしれない。そうだったとしてもこんなところにいる一介の十代の高校中退者の僕に何かできることなんて何もなかった。
だがある日、一通の手紙が届いた。宛名は書かれていなかった。看護師同席の下、その封筒は開けられた。カッターの刃とか、危険物が入っていないかチェックするために郵便物の開封には看護師が同席する。中身までは検閲されないらしい。通信の自由は保障されているから。
その手紙は美佐からだった。
――○○月✕✕日、昼の作業療法の時間に病院を抜け出してください。私はあなたに会いたいです。
それだけ書かれていた。確かに、作業療法の時間なら抜け出せなくはない。
僕はその日に至るまで、作業療法の時間になるたびに抜け出せる場所、タイミングを確認し続けた。
決行の日。僕は作業療法室の非常扉側の入り口から廊下に出た。廊下を何食わぬ顔で、開放病棟の患者であるかのように歩き続けた。
知っている看護師の前では隠れることもあったが、なるべく不審に思われないように、病院の外に出た。
外はまぶしかった。いつの間にか夏になっていて、じりじりと暑かった。
僕はひたすら山道を走った。そして駅まで着くとありったけの小遣いを切符購入に充てた。そして電車に乗り、できるだけ遠くへ走った。
行きついた先は、どこかわからない片田舎。市街地であったからより山奥へ走った。頭の中がぐちゃぐちゃになるような感覚を覚えながら、ただひたすらに走り続けた。
そしてはっとした。山道の奥の方に美佐が立っていた。美佐は包丁を持って立っている。
「殺してやる」
彼女はそういった。
理解できなかった。どうして美佐がこんなところにいるのか。僕は病院から逃げてきたというのに。
そして美佐が殺されたいのはまだ分からなくもない。自分でそう表現していたのだから。だけどどうして僕が殺されなくてはならない?
美佐はよろよろと歩いてきて、そして僕の目の前で倒れた。とても疲れているように見えた。「殺してやる……、殺してやる……」とうなり続けている。
「美佐」
僕は彼女の名前を呼んだ。美佐は残っていた力で起き上がり、僕を抱きしめた。だから僕も彼女を抱きしめた。
美佐は、僕の首にナイフをあてがっていた。そして力を入れる。
「美佐……」
僕が彼女の名前を呼んだ時、そこに美佐はいなかった。
頸動脈から血が溢れてくる。心臓の痛み、体が冷たくなっていくのを感じる。徐々に目の前が暗く沈んでいった――。
美佐は病院の入り口付近でいつまでも彼を待ち続けた。きっと来てくれる。私を助け出してくれるのだと。美佐は彼にナイフを渡した。きっとそれで私を殺してくれるだろうと。
しかし、彼は美佐を殺すよりも自らが死ぬことを選んでしまった。本当は、美佐よりも彼の方がずっと脆く、死を望み続けていたのだった。
僕は彼女にそう尋ねた。目の前の少女、美佐は白い髪をなびかせながら、赤い瞳で睨みつけ、そしていった。
「殺してやる……」
その怒りは今はどうでもよかった。ただ、僕は理由を問うたのだ。だって――。
「どうして、こんなところにいる……」
そこはただの片田舎の山道。僕の後をつけてきたにしては今までどうして気づかなかったのだろう。それに第一、向かいからやってきた。まるで僕がここに来ることを待ち伏せていたかのように。
美佐の手には包丁が握られていた。「殺してやる」と言いながらよろよろと歩み寄ってくる。僕に恐怖はなかった。なにしろ美佐はあまりに疲弊していたからだ。
目の前にたどり着いたころにはばたりと倒れこみ、悪い夢にうなされるかのように「殺してやる」とつぶやき続けていた。
どうしてこんなことになったのか。それは僕が美佐を殺さなかったからだ――。
僕は精神科病院に入院していた。そこに一緒に入院していたのが美佐だった。美佐は、本人がいうには高校生であったらしいが、そのようには見えない、少々幼く見える風貌だった。だが何より印象的だったのは、その真っ白い髪と、赤い瞳であった。それがきっかけでいじめられ、精神的に参ってしまったがゆえに精神科で療養しているのだという。
僕は美佐とすぐに仲良くなった。美佐は愛らしい笑顔を振り向けてくれ、次第に笑うことも増えてきた。
「美佐は笑えるようになってきたし、退院も近いかな」
僕がそうつぶやいた時、美佐は寂しそうな顔をした。だが、まさかここに一生いるわけにはいかないだろう。
「美佐、ここを出たらどこかに遊びに行かないか?」
美佐はまたしても寂しそうな顔をした。そして部屋に戻って行ってしまった。
僕も仕方なしに部屋に戻り、ベッドの上で美佐のことを考えていた。きっともとの高校には戻らないだろう。単位が足りずに中退しなければならないほどの期間、ここに入院していたのだから。
通信制の高校に通うのであれば時間もある。一緒に遊ぶくらいならできるだろう、などと考えていた。
僕の部屋の窓から外を眺めると、緑に覆われていた。新緑の季節でどこかへ出かけたくなる気分だった。だがこの精神科病院という名の牢獄からは、医師の許可が下りなければ出ることはできない。
とはいえ、少しばかり調べたのだが、精神科患者の人権の問題上、なるべく短期間で退院させようとする動きはあるらしい。社会の中で治していくのだという。どこにも受け皿のない患者が、“社会的入院”と呼ばれる状態で入院し続けることはあるらしいが。
美佐も笑顔が出てくるようになってきたし、いじめが原因でうつか何かになっていたのなら、そこから離れられたならすぐに良くなって退院できるだろうと思っていた。――その言葉を耳にするまでは。
看護師たちがひそひそと話しているのが聞こえてしまった。
「――美佐さんは、PICUに――」
PICUというのは精神科集中治療室のことだ。実質、独房と呼ぶにふさわしい隔離室。でもどうしてそんなことにならなければいけないのか。笑顔も出てきて、元気になってきているように見えるのだが。
不安を感じながら、デイルームのソファに座っていた。美佐が部屋から出てこないかと期待しながら。
ふと、美佐が立っていた。僕を見て、微笑んだ。そしてあの赤い瞳で僕の目をじっと見つめた。
それには不安が勝った。これからどうなるか、伝えておいた方がいいのかもしれないとも思いつつ、怖がらせてはいけないのかとも思っていた。
しかし美佐は僕に近づいてきて、手を握った。そして病棟の一番奥に僕を連れて行った。
美佐が差し出したものは折り畳みナイフだった。
「私を殺して」
そう微笑みながら言った。精神的な病は何一つ治っていなかったのだろうか。あるいは、これは健康な精神からくるものだろうか?
「どうして?」
「生きていたくないの」
「生きていたくない?」
「そう」
美佐の赤い目は微笑んでいた。死を恐れている様子など微塵もなかった。それなら――。
「――自分では、死ねないのか?」
僕は臆していった。僕は殺人犯にはなりたくない。
「大丈夫。あなたも追ってくれればいい」
「でも……外に出て一緒に遊んだりした方がいいんじゃないか? 僕はそうしたいけど」
美佐はまたしても寂しそうな顔をした。
「外には、出れないの」
「どうして?」
「――居場所がないから」
「居場所がない?」
「親がいない。家がない。施設へ行くだけ」
僕は驚いたが、そういう境遇の人はこの病院で少なからず見てきた。
「でも、児童養護施設だっけ、一定の年齢になったら出られるんだろう?」
「里親が決まっている」
「それなら尚更いいじゃないか」
「私、あの人嫌い。あんな人のところへ行くくらいなら死んだ方がいい」
「でも……美佐も同意したんだろう?」
「この街から離れたくなくなった」
「遠くへ行くのか?」
「少なくとも県外。あなたとは会えない」
それには僕も肩を落とした。でも、死ぬことなんてできない。
「いざというとき死ねるよう、ナイフを二つ隠し持っていたの。一つは看護師に見つかった。看護師は気づいていないふりをしているけど、いつもの場所になかった。きっと見つけている。だからもう時間がないの。このままだと“安全を保つため”とかいって隔離室に入れられるかもしれない。あなたが私を殺せる機会は今しかない」
「でも――」
そんな話をしていると、看護師がやってきた。白い服を着たその女性はひどく恐ろしく見えた。
「――美佐さん。退院が決まりました。準備をしてください」
それはあまりに唐突だった。僕は喜ぼうとしたが、美佐は蒼白していた。
遠くで病棟の重い金属製の扉が開き、中年の男女が入ってきた。
「美佐、お帰り」
男はそういった。
僕は全てを察したが、ナイフはそっと僕のポケットに片付けられた。僕だけ取り残され、みんな美佐の病室へ入っていった。僕も仕方なしに自室へ戻った。
気が付いた時には美佐の病室のネームプレートから彼女の名前は消えていた。
「少なくとも県外、か」
もう会うことはないのだろう。だけど、何か理不尽な目に遭っているのかもしれない。そうだったとしてもこんなところにいる一介の十代の高校中退者の僕に何かできることなんて何もなかった。
だがある日、一通の手紙が届いた。宛名は書かれていなかった。看護師同席の下、その封筒は開けられた。カッターの刃とか、危険物が入っていないかチェックするために郵便物の開封には看護師が同席する。中身までは検閲されないらしい。通信の自由は保障されているから。
その手紙は美佐からだった。
――○○月✕✕日、昼の作業療法の時間に病院を抜け出してください。私はあなたに会いたいです。
それだけ書かれていた。確かに、作業療法の時間なら抜け出せなくはない。
僕はその日に至るまで、作業療法の時間になるたびに抜け出せる場所、タイミングを確認し続けた。
決行の日。僕は作業療法室の非常扉側の入り口から廊下に出た。廊下を何食わぬ顔で、開放病棟の患者であるかのように歩き続けた。
知っている看護師の前では隠れることもあったが、なるべく不審に思われないように、病院の外に出た。
外はまぶしかった。いつの間にか夏になっていて、じりじりと暑かった。
僕はひたすら山道を走った。そして駅まで着くとありったけの小遣いを切符購入に充てた。そして電車に乗り、できるだけ遠くへ走った。
行きついた先は、どこかわからない片田舎。市街地であったからより山奥へ走った。頭の中がぐちゃぐちゃになるような感覚を覚えながら、ただひたすらに走り続けた。
そしてはっとした。山道の奥の方に美佐が立っていた。美佐は包丁を持って立っている。
「殺してやる」
彼女はそういった。
理解できなかった。どうして美佐がこんなところにいるのか。僕は病院から逃げてきたというのに。
そして美佐が殺されたいのはまだ分からなくもない。自分でそう表現していたのだから。だけどどうして僕が殺されなくてはならない?
美佐はよろよろと歩いてきて、そして僕の目の前で倒れた。とても疲れているように見えた。「殺してやる……、殺してやる……」とうなり続けている。
「美佐」
僕は彼女の名前を呼んだ。美佐は残っていた力で起き上がり、僕を抱きしめた。だから僕も彼女を抱きしめた。
美佐は、僕の首にナイフをあてがっていた。そして力を入れる。
「美佐……」
僕が彼女の名前を呼んだ時、そこに美佐はいなかった。
頸動脈から血が溢れてくる。心臓の痛み、体が冷たくなっていくのを感じる。徐々に目の前が暗く沈んでいった――。
美佐は病院の入り口付近でいつまでも彼を待ち続けた。きっと来てくれる。私を助け出してくれるのだと。美佐は彼にナイフを渡した。きっとそれで私を殺してくれるだろうと。
しかし、彼は美佐を殺すよりも自らが死ぬことを選んでしまった。本当は、美佐よりも彼の方がずっと脆く、死を望み続けていたのだった。
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