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18 初めてのテイマー

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 私は、森を歩いている。
目的は、従魔にする魔物を探すため。

「なんか、居ないかな~!おーい、いませんかー?」

暫く歩いていると、ぐ~っとお腹がなった。
 森に入ってから数時間が経っていた。


「そろそろ、ご飯にしよう!」

ふふふ。このスキルがあれば、美味しい料理が作れるもんね!

今から作るのは、ビーフシチューだ。

「出来上がったー!頂きます!」

美味しいーーーーー!もう、涙が出ちゃうわー!
私が、料理に夢中になっていると茂みの方から何かが現れた。


「うん?虎?」

私が、気づいた事をしると唸った。

ガルルルル。バタン。


「えっ?どうしたの?怪我してるの?」

突然、私の目の前で倒れた。
 私は、すぐに回復魔法を掛けた。

少し経つと虎さんは、目を覚ました。


「良かったー。元気になったみたいね!ご飯食べる?」


 虎さんに聞くと、尻尾をブンブン振っている。
ビーフシチューだけど食べられるかな?

「ビーフシチューと一緒にステーキも焼いてあげた。」

私は、虎さんが食べ終わるのを待ってから別れようとすると、服を咥えたまま放してくれなかった。


「虎さんも一緒に行きたいの?」

コクコク。
 
【テイムしますか?】

急に目の前にパネルが現れた。

「テイム?って…虎さんを従魔に出来るって事?」

虎さんに、私の従魔になるか聞くと首を縦に振った。

【テイムしますか?】


「テイムする!」

【名前を付けて下さい】


「名前か~。うーん。クローバーってどうかな?私が飼ってた猫の名前だけど。」

〈主様、これからよろしくお願いします。〉


「えっ?喋った!従魔にすると話せるんだ!これから、よろしくね!」

私が、クローバーに抱き付くともふっとした。

「わぁ~♪もふもふだ~♪」


〈主様~擽ったいです~〉


「ふふふ。ごめんね!じゃあ、街に帰ろうか!」

私達は、街に向かって森を出たのだった。





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