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28 ハイエルフと遭遇とご近所さん?

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  村の開拓が順調に進み、畑を広げるために森を切り開く事にした。

 その日、ステイとドラコスと共に森を切り開いていると、一人の少女に出会った。


  少女は、怪我をしていたらしく泣いていた。


「エルフ?それより、今怪我を治してあげるからな!」

「…………」


『ヒール』


「………あり…がとう…。」


「「可愛い~。」」

ステイと俺は思わず呟いた。


「ジークさん、この子ハイエルフ族じゃないですか?」


「えっ?エルフじゃないの?ハイエルフって……絶滅したんじゃ……」


「私………行かなきゃ………」


少女は、走って行ってしまった。 


「一人で大丈夫かな?」


「ねぇねぇ、ジーク?ハイエルフの少女が何でここにいたんだろう?もしかしたら、他にもいるんじゃない?」


「う~ん。まぁ、いいんじゃないか?仲良く出来れば嬉しいけどな!」













少女はハイエルフの棲家に帰っていた。


「みんなー!大変だよ!森に人族がいたよー!!」


「「「何だって!」」」


「みんな……ご…めん…なさ…い」


「ファーシャどうしたの?」


「私…森でケガしちゃって……」


「えっ?どこケガしたの!?大丈夫なの?」


「人族の男に治してもらったの…。」


「「「人族に!!」」」


「まさか、この森に人族がいるなんて!人族に私達ハイエルフがいるなんて分かればにされるに違いないわ……。」


「早く、この場から離れましょう!その前に、魔石を取りに行かなきゃね。」

何人かで魔石が置いてある場所にいった。













ジーク達は、畑を作り始めていた。


「ジーク!こっち来てー!」


「どうした?」

ステイの声がする方へ行くと沢山の魔石が転がっていた。

「何でこんな場所に魔石があるんだ?」


「そんなこといいじゃない!こんなに魔石があれば魔道具がたくさん作れるわよ!」


「誰かの落とし物かもしれないからそのままにしておこう。」


「え~。ねぇねぇ。いいでしょー。誰も居ないってば~!お・ね・が・い♥️」 


「ダ・メ・だ!それに、あの少女の仲間の物だったら大変だろう?」


「はぁーい。わかったわよ…。」














ハイエルフ

「良かったー!魔石は無事ね!」


「ちょっとー!皆見てよ!」


「どうかしたの?」


「これみて……。」



「何でここに畑が?こんなのあったっけ?」


「なかったと思うわよ…?」



ハイエルフ達は、新たに棲む場所を求めて歩き出した。


「ここ凄いわ!」


「まるでみたい!この近くに村を作りましょう!」


「「「はーい!」」」


ハイエルフ達が見つけたのは、ジーク達の果樹園だった。
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