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12 死の森を捜索
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アントスは指名依頼であるドワーフを捜索するため死の森に来ていた。
「この辺りは魔物が多い筈なのに、あまりいない。」
アントスがいる場所は、フェンリルによって狩り尽くされていた。
ここまで来て、一匹も遭遇しないと逆に恐ろしいものである。
「この森は、奥に行くにつれて強い魔物や魔獣がいるというし。噂で、フェンリルが住むって言われてるもんなぁ……。」
フェンリルにあったら、それこそ死を呼ぶよな。
アントスはジークの次に強いが、フェンリルに勝てる程の実力はなかった。
「一人だとこの森を捜すのはキツイ。」
だとしたら、
『マップサーチ』
アントスは、広範囲の捜索魔法を使えるのだった。
【マップサーチ】
・敵や仲間など自分が探したいものを探す事ができる。
すると、頭の中にマップが広がり森の真ん中に何かがあった。
「何だこれ?」
アントスは、すぐにその場所に向う事にした。
はぁはぁはぁ。
「近くに行けば行くほど強力な何かが襲ってくる。この先に、強力な魔獣がいるぞ!」
村では、
「今からなにをするの?」
「よく聞いてくれたステイ!今から餅つきをする!」
「餅つき?って何?」
「この、餅米を蒸したやつをこの道具で何度もつくことで餅ができるんだ!うまいぞ~!」
ふっふっふ。
「私も、手伝う!」
キラキラ。
「旨いものには敵わないよな!!」
旨い食事を知ってしまった村人は知らず知らずのうちに威圧を放っていたのだった。
そして、その威圧と葛藤しているアントスがいたのだった。
アントスが村の近くに着くと……
「な、何なんだここは………。」
すると、いい匂いに釣られていくと思いもよらない人から声がかかる。
「あれー?アントスじゃないか!何でこんな所にいるんだよ?」
「……………ジーク?」
「お前も、餅つきするか?」
「あぁ。する!」
「このお餅?って美味しいわね♪」
ステイがニコニコしながらいう。
「このおかきは、酒がすすむなー!」
ドワーフ兄弟がいう。
「妾は、このお萩が好きじゃ!」
フェンリルはムシャムシャと食っていた。
「みんなで食うと旨いよな!」
「………ジーク…あれってフェンリルじゃないのか?」
「うん?あ~。紹介するな!村の番犬でフェンリルだ!こっちが、ドワーフ兄弟で、ロイ、テイ、ブーキ、ボーグだ。こっちが、魔神族でステイ。この村の住人だ!」
「……ドワーフ兄弟?見つけたー!」
「アントスは、ドワーフ兄弟を知ってるのか!?」
「指名依頼で街に連れてくるように言われてるんだよ。」
「えっ?指名依頼?何で?」
「因みに、国王様からもジークを探すように命令があったぞ。」
「国王が何で?」
「与えた土地にお前が居ないからだー!何でこんな死の森の真ん中にいるんだよ!?」
「えっ?ここがその土地じゃないの?」
「全然違うだろー!王都から近くの土地だったろうがー!!」
「そうだったか?まぁ、ここに村を作っちゃったからいいんじゃない?もう、冒険者じゃないしさ!」
「たぶん、国王様はお前を復帰させるつもりだぞ?」
「はー?何でだよ!」
「噂では戦争があるらしい。」
「「「「!!!」」」」
「この辺りは魔物が多い筈なのに、あまりいない。」
アントスがいる場所は、フェンリルによって狩り尽くされていた。
ここまで来て、一匹も遭遇しないと逆に恐ろしいものである。
「この森は、奥に行くにつれて強い魔物や魔獣がいるというし。噂で、フェンリルが住むって言われてるもんなぁ……。」
フェンリルにあったら、それこそ死を呼ぶよな。
アントスはジークの次に強いが、フェンリルに勝てる程の実力はなかった。
「一人だとこの森を捜すのはキツイ。」
だとしたら、
『マップサーチ』
アントスは、広範囲の捜索魔法を使えるのだった。
【マップサーチ】
・敵や仲間など自分が探したいものを探す事ができる。
すると、頭の中にマップが広がり森の真ん中に何かがあった。
「何だこれ?」
アントスは、すぐにその場所に向う事にした。
はぁはぁはぁ。
「近くに行けば行くほど強力な何かが襲ってくる。この先に、強力な魔獣がいるぞ!」
村では、
「今からなにをするの?」
「よく聞いてくれたステイ!今から餅つきをする!」
「餅つき?って何?」
「この、餅米を蒸したやつをこの道具で何度もつくことで餅ができるんだ!うまいぞ~!」
ふっふっふ。
「私も、手伝う!」
キラキラ。
「旨いものには敵わないよな!!」
旨い食事を知ってしまった村人は知らず知らずのうちに威圧を放っていたのだった。
そして、その威圧と葛藤しているアントスがいたのだった。
アントスが村の近くに着くと……
「な、何なんだここは………。」
すると、いい匂いに釣られていくと思いもよらない人から声がかかる。
「あれー?アントスじゃないか!何でこんな所にいるんだよ?」
「……………ジーク?」
「お前も、餅つきするか?」
「あぁ。する!」
「このお餅?って美味しいわね♪」
ステイがニコニコしながらいう。
「このおかきは、酒がすすむなー!」
ドワーフ兄弟がいう。
「妾は、このお萩が好きじゃ!」
フェンリルはムシャムシャと食っていた。
「みんなで食うと旨いよな!」
「………ジーク…あれってフェンリルじゃないのか?」
「うん?あ~。紹介するな!村の番犬でフェンリルだ!こっちが、ドワーフ兄弟で、ロイ、テイ、ブーキ、ボーグだ。こっちが、魔神族でステイ。この村の住人だ!」
「……ドワーフ兄弟?見つけたー!」
「アントスは、ドワーフ兄弟を知ってるのか!?」
「指名依頼で街に連れてくるように言われてるんだよ。」
「えっ?指名依頼?何で?」
「因みに、国王様からもジークを探すように命令があったぞ。」
「国王が何で?」
「与えた土地にお前が居ないからだー!何でこんな死の森の真ん中にいるんだよ!?」
「えっ?ここがその土地じゃないの?」
「全然違うだろー!王都から近くの土地だったろうがー!!」
「そうだったか?まぁ、ここに村を作っちゃったからいいんじゃない?もう、冒険者じゃないしさ!」
「たぶん、国王様はお前を復帰させるつもりだぞ?」
「はー?何でだよ!」
「噂では戦争があるらしい。」
「「「「!!!」」」」
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