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9 ドワーフ兄弟は酒職人

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  村に人がやって来た。
ドワーフ兄弟は、街で酒を作る職人ならしい。
  もう、二人兄弟がいるらしいが二人は武具を扱っているようだ。

  どうやら、森にあるブドウを手にする為にやって来たようだ。
だが、いくら探しても見つからなく諦めようとしていたら、魔獣の声が響きわたり恐ろしくて逃げている最中に村を発見したらしい。

  俺は、今までこの森は人がこない場所だと思っていたが間違いだったようだ。

  何故か、ここに来るのは人族から嫌われている人種が多いようなきがする。
  俺は、いろいろな種族と仲良くできたら嬉しい。








「貴方が、こんな所に住んでいる方ですか?」

「恐ろしいって………そうかな?」

「私は、酒職人をしているロイといいます。」

  ドワーフは種族としては人間に近いが、長命なためにみためと年齢が違う。

「ワシは、テイです。」

「俺は、ジークだ!」

「私は、ステイです。」

ロイが、

「それより、ジークのう、後ろにいるのって……フェンリル…?」

テイは、

「あの声は、フェンリルの鳴き声だったのか………。」


「テイとロイよろしくな!このフェンリルは、番犬として働いてるんだよ!さっきまで、食料を探してきて貰ってたんだよ。」

「「番犬!?」」

「こら!ジーク、フェンリル様を番犬だなんて言わないの!」

「良いのだステイ。妾は、ジークの村がなくなると料理が食べられなくなるのが嫌だからやっておる。誉めてもいいぞ?」

「食料探しは当たり前だろ~!保存食まで食っちまったんだから!」


「ロイ……ここは、ワシらにとって最高の場所ではないか?」

「テイ……俺もそう思うぞ。酒を作るのにここには、材料が全てあるからな。」

コソコソ。

「二人とも何をコソコソと話してるんだ?森を出たかったら、俺が森の出口まで案内するよ?」

「「ワシ(俺)らをここで住まわせてくれ!」」

「住人になるってことか?うーん。いいのか?街に兄弟がいるんだろう?」

「ワシらは、ここで酒を作りたいんだ!!」

「取り敢えず、兄弟にここに住む事を言ってからにしてくれ。明日の昼に森の入り口で集合。それでいいか?」

「「わかった!」」


村で、酒が飲めるのが楽しみである。








とある街

「なんだって!死の森に住むだって!?お前らは、気でも狂ったのか?」

「あそこの森にはがあるんだ!その村には、酒の他にもが沢山のあったぞ!」

ニヤリ。

「!!!」

「「素材ってまさか……武器や防具を作る素材か!!」」


ふふふ。やはり反応したな。

二人に頷くと、


「「森に住もう!」」




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