26 / 30
23.旅に出よう
しおりを挟む
ある日、俺は突然思い付いた事を決行する。
ギルドに行き、依頼が貼ってある場所に目を通す。
「あったあった!」
俺が剥がした依頼は、【商人の護衛】だった。
受付に行き、【商人の護衛】の紙を渡す。
「これをお願いします。」
「ハルトさんが護衛なんて珍しいですね?はい!受理いたしました。」
「そろそろ、拠点を変えようかと思いまして!」
「えっ!この街から居なくなっちゃうんですか!?」
「冒険者ってそういうものじゃないんですか?」
「普通は、そうですけど。ここ、王都ですし依頼の量は他と比べるとあきらかに多いので離れる人は少ないんですよ?」
「へぇー、国王はクズなのにな。」
最後らへんは小声でボソッと言った。
「ハルトさんも、ここに残ってもらうと助かります!」
︵ハルトさんを狙ってたのに、ここで居なくなっちゃうなんて嫌よ!︶
「ごめんなさい。いろいろな街を見てみたいんです。いつか、戻って来ます!」
︵その頃には、まともな国になっているといいなぁ。︶
そして、俺は依頼人との顔合わせをするため、商人がいる宿に向かった。
「この宿か……。ずいぶん高そうな宿だな。」
今回、フェンリースには買い出しをお願いしたから顔合わせには俺と俺の頭の上ですやすやと寝ているギンですることになった。
「貴方が、依頼を受けてくれた方ですか?私は、サモンといいます。」
「俺は、ハルト。頭の上で寝てるのはギン、あと一人仲間でフェンリースっていうのがいます。今、買い出しをしてもらってます。」
「急な依頼でしたからなかなか、依頼を受けてもらえなくて困っていたんですよ♪いや~助かりました!あははは。」
「……」
︵この人、本当に商人なのか?なんか、怪しいな。︶
「所で、その狼の子供みたいなのは……普通の狼と違うような気がするのですが…。」
︵あの狼が手に入ったら間違いなく貴族に高く売れるな……。︶
「ギンの事ですか?まぁ、普通ではないかな~。フェンリルですからね。」
「フェンリル!!」
︵俺の時代が来たーーー!何がなんでも手にいれてやるぞー!︶
「それで、護衛の話なんですが」
︵こいつ、信用しない方がいいな。ギンを狙ってる顔だ︶
俺たちは、打ち合わせをしてその日は解散した。
ギルドに行き、依頼が貼ってある場所に目を通す。
「あったあった!」
俺が剥がした依頼は、【商人の護衛】だった。
受付に行き、【商人の護衛】の紙を渡す。
「これをお願いします。」
「ハルトさんが護衛なんて珍しいですね?はい!受理いたしました。」
「そろそろ、拠点を変えようかと思いまして!」
「えっ!この街から居なくなっちゃうんですか!?」
「冒険者ってそういうものじゃないんですか?」
「普通は、そうですけど。ここ、王都ですし依頼の量は他と比べるとあきらかに多いので離れる人は少ないんですよ?」
「へぇー、国王はクズなのにな。」
最後らへんは小声でボソッと言った。
「ハルトさんも、ここに残ってもらうと助かります!」
︵ハルトさんを狙ってたのに、ここで居なくなっちゃうなんて嫌よ!︶
「ごめんなさい。いろいろな街を見てみたいんです。いつか、戻って来ます!」
︵その頃には、まともな国になっているといいなぁ。︶
そして、俺は依頼人との顔合わせをするため、商人がいる宿に向かった。
「この宿か……。ずいぶん高そうな宿だな。」
今回、フェンリースには買い出しをお願いしたから顔合わせには俺と俺の頭の上ですやすやと寝ているギンですることになった。
「貴方が、依頼を受けてくれた方ですか?私は、サモンといいます。」
「俺は、ハルト。頭の上で寝てるのはギン、あと一人仲間でフェンリースっていうのがいます。今、買い出しをしてもらってます。」
「急な依頼でしたからなかなか、依頼を受けてもらえなくて困っていたんですよ♪いや~助かりました!あははは。」
「……」
︵この人、本当に商人なのか?なんか、怪しいな。︶
「所で、その狼の子供みたいなのは……普通の狼と違うような気がするのですが…。」
︵あの狼が手に入ったら間違いなく貴族に高く売れるな……。︶
「ギンの事ですか?まぁ、普通ではないかな~。フェンリルですからね。」
「フェンリル!!」
︵俺の時代が来たーーー!何がなんでも手にいれてやるぞー!︶
「それで、護衛の話なんですが」
︵こいつ、信用しない方がいいな。ギンを狙ってる顔だ︶
俺たちは、打ち合わせをしてその日は解散した。
2
お気に入りに追加
2,135
あなたにおすすめの小説
異世界召喚失敗から始まるぶらり旅〜自由気ままにしてたら大変なことになった〜
ei_sainome
ファンタジー
クラスメイト全員が異世界に召喚されてしまった!
謁見の間に通され、王様たちから我が国を救って欲しい云々言われるお約束が…始まらない。
教室内が光ったと思えば、気づけば地下に閉じ込められていて、そこには誰もいなかった。
勝手に召喚されたあげく、誰も事情を知らない。未知の世界で、自分たちの力だけでどうやって生きていけというのか。
元の世界に帰るための方法を探し求めて各地を放浪する旅に出るが、似たように見えて全く異なる生態や人の価値観と文化の差に苦悩する。
力を持っていても順応できるかは話が別だった。
クラスメイトたちにはそれぞれ抱える内面や事情もあり…新たな世界で心身共に表面化していく。
※ご注意※
初投稿、試作、マイペース進行となります。
作品名は今後改題する可能性があります。
世界観だけプロットがあり、話の方向性はその場で決まります。
旅に出るまで(序章)がすごく長いです。
他サイトでも同作を投稿しています。
更新頻度は1〜3日程度を目標にしています。
異世界転生はどん底人生の始まり~一時停止とステータス強奪で快適な人生を掴み取る!
夢・風魔
ファンタジー
若くして死んだ男は、異世界に転生した。恵まれた環境とは程遠い、ダンジョンの上層部に作られた居住区画で孤児として暮らしていた。
ある日、ダンジョンモンスターが暴走するスタンピードが発生し、彼──リヴァは死の縁に立たされていた。
そこで前世の記憶を思い出し、同時に転生特典のスキルに目覚める。
視界に映る者全ての動きを停止させる『一時停止』。任意のステータスを一日に1だけ奪い取れる『ステータス強奪』。
二つのスキルを駆使し、リヴァは地上での暮らしを夢見て今日もダンジョンへと潜る。
*カクヨムでも先行更新しております。
神獣に転生!?人を助けて死んだら異世界に転生する事になりました
Miki
ファンタジー
学校が終わりバイトに行く途中、子供を助けて代わりに死んでしまった。
実は、助けた子供は別の世界の神様でお詫びに自分の世界に転生させてくれると言う。
何か欲しい能力があるか聞かれたので希望をいい、いよいよ異世界に転生すると・・・・・・
何故か神獣に転生していた!
始めて書いた小説なので、文章がおかしかったり誤字などあるかもしてませんがよろしくお願いいたします。
更新は、話が思いついたらするので早く更新できる時としばらく更新てきない時があります。ご了承ください。
人との接し方などコミュニケーションが苦手なので感想等は返信できる時とできない時があります。返信できなかった時はごめんなさいm(_ _)m
なるべく返信できるように努力します。
異世界でのんびり暮らしたい!?
日向墨虎
ファンタジー
前世は孫もいるおばちゃんが剣と魔法の異世界に転生した。しかも男の子。侯爵家の三男として成長していく。家族や周りの人たちが大好きでとても大切に思っている。家族も彼を溺愛している。なんにでも興味を持ち、改造したり創造したり、貴族社会の陰謀や事件に巻き込まれたりとやたらと忙しい。学校で仲間ができたり、冒険したりと本人はゆっくり暮らしたいのに・・・無理なのかなぁ?
異世界物語 ~転生チート王子と愉快なスローライフ?~
星鹿カナン
ファンタジー
目が覚めるとそこは、ファンタジーのような異世界で、僕はよくあるように、赤ちゃんだった。前世の記憶は、朧気であるものの神様との話は、よく覚えていた・・・・・・
転生王子の異世界チートスローライフ?
スローライフ要素は3章~4章まで殆ど無いかもしれません。
人名のスペルは、英検4級すら受からない作者が、それっぽい音になりそうな綴りを書いているだけなので、鵜呑みにして、参考にする様なことはしないでください。特に深い意味がある訳でもありません。
地図等、自作していますが、絵はかなり苦手なので、大まかなイメージを掴むための参考程度にしてください。
その他、物語の解説などには、地球上の仕組みの中に、実在するものと実在しないものが、混ざっています。これらは、異世界感を演出するためのものなので、ご注意ください。
R指定は特に出していませんが、怪しい部分が多いので、気になる方は、自主規制をお願いします。
現在最新話まで、本編のための前日譚のような外伝ストーリーです。
本編の時間軸に辿り着くまでの長い前日譚もお付き合いいただけると幸いです。
最終更新日:4月15日
更新話:3-027
次回更新予定日: 4月20日
異世界転移「スキル無!」~授かったユニークスキルは「なし」ではなく触れたモノを「無」に帰す最強スキルだったようです~
夢・風魔
ファンタジー
林間学校の最中に召喚(誘拐?)された鈴村翔は「スキルが無い役立たずはいらない」と金髪縦ロール女に言われ、その場に取り残された。
しかしそのスキル鑑定は間違っていた。スキルが無いのではなく、転移特典で授かったのは『無』というスキルだったのだ。
とにかく生き残るために行動を起こした翔は、モンスターに襲われていた双子のエルフ姉妹を助ける。
エルフの里へと案内された翔は、林間学校で用意したキャンプ用品一式を使って彼らの食生活を改革することに。
スキル『無』で時々無双。双子の美少女エルフや木に宿る幼女精霊に囲まれ、翔の異世界生活冒険譚は始まった。
*小説家になろう・カクヨムでも投稿しております(完結済み
レベルカンストとユニークスキルで異世界満喫致します
風白春音
ファンタジー
俺、猫屋敷出雲《ねこやしきいずも》は新卒で入社した会社がブラック過ぎてある日自宅で意識を失い倒れてしまう。誰も見舞いなど来てくれずそのまま孤独死という悲惨な死を遂げる。
そんな悲惨な死に方に女神は同情したのか、頼んでもいないのに俺、猫屋敷出雲《ねこやしきいずも》を勝手に転生させる。転生後の世界はレベルという概念がある世界だった。
しかし女神の手違いか俺のレベルはカンスト状態であった。さらに唯一無二のユニークスキル視認強奪《ストック》というチートスキルを持って転生する。
これはレベルの概念を超越しさらにはユニークスキルを持って転生した少年の物語である。
※俺TUEEEEEEEE要素、ハーレム要素、チート要素、ロリ要素などテンプレ満載です。
※小説家になろうでも投稿しています。
神の使いでのんびり異世界旅行〜チート能力は、あくまで自由に生きる為に〜
和玄
ファンタジー
連日遅くまで働いていた男は、転倒事故によりあっけなくその一生を終えた。しかし死後、ある女神からの誘いで使徒として異世界で旅をすることになる。
与えられたのは並外れた身体能力を備えた体と、卓越した魔法の才能。
だが骨の髄まで小市民である彼は思った。とにかく自由を第一に異世界を楽しもうと。
地道に進む予定です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる