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11.ギンと依頼
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俺とギンは、お昼からギルドで依頼を探していた。
俺をみる冒険者の目が怖い。
「なんか、目立ってる?」
原因は、なんとなくわかっている。
俺の頭の上で欠伸をしているフェンリルのギンが原因だ。
俺だって、もし冒険者が頭の上にもふもふで可愛い従魔をつれていたら羨ましくて睨み付けているだろ。
〈なぁなぁ、まだかー。飽きたぞー。〉
「まだ、来たばかりだよ!」
掲示板を見ていると冒険者がやってきた。
「おい。そこの新人!」
「えっーと。俺ですか??」
(もしかして、掲示板にずっといたから邪魔だったかな。)
「その従魔……可愛いな……。」
「えっ?ギンの事ですか?そうなんです!可愛いんです!触ってみますか?」
「触っていいのか!?触らせてくれ!おぉー。なんだ……この触り心地は~。」
どうやら、癒されたようだ。
この冒険者が発端で、ギルドの一部が握手会ならぬもふもふ会になってしまった。
ギルドの職員に怒られると思ったが、その職員にまでがもふもふ会の列に並んでいた。
「ちゃんと仕事しろよ……。」
落ち着いた頃
「この依頼にしようか!」
【ポイズンスパイダー】
・猛毒の液をだして攻撃する。
・Dランク
実は、この前の指名依頼でDランクに上がっていた。
「ギン、猛毒の液を出すみたいだから気を付けろよ?」
〈うん!わかったーー!〉
ポイズンスパイダーが目撃された場所に行くとすぐにそいつは現れた。
「想像したよりもデカイ……。」
俺は、剣を強く握り攻撃をした。
「うわっ!あっぶねぇー!」
攻撃しようと突っ込んで行ったら、猛毒の液で攻撃をしてきた。
ギンに気を付けろって言ったくせに自分が毒で死んでしまう所だった。
悪戦苦闘していると、ギンが倒してくれた。
「ギンありがとうな!」
〈うん!役に立ったか?〉
「ギンのお陰で助かったよ!依頼も完了だよ!ギルドに帰ろう。」
〈お腹空いたぞー!〉
「ご飯食べような!!」
ギルドで依頼完了した事を報告して報酬を貰うとそのままご飯を食べに行った。
「今日は、ギンに助けられたよ。ありがとうな!いっぱい食べていいからな!」
〈わぁーい!お肉たくさん食べる!野菜はいらなーーい!〉
「野菜も食べなさい!好き嫌いしてたら大きくなれないぞ!」
〈うーー。カーちゃんみたいな事言うなよ!それに、ハルトだって野菜食べてないぞ!〉
「俺は、これ以上大きくならないからいいの!」
〈ズルいぞ!〉
「もう、仕方がないな~。今日だけだぞ!」
結局、お肉だけ食べて宿屋に帰ったのだった。
「俺、アマアマだなぁ~。」
もふもふしながら自分の甘さに呆れるのだった。
俺をみる冒険者の目が怖い。
「なんか、目立ってる?」
原因は、なんとなくわかっている。
俺の頭の上で欠伸をしているフェンリルのギンが原因だ。
俺だって、もし冒険者が頭の上にもふもふで可愛い従魔をつれていたら羨ましくて睨み付けているだろ。
〈なぁなぁ、まだかー。飽きたぞー。〉
「まだ、来たばかりだよ!」
掲示板を見ていると冒険者がやってきた。
「おい。そこの新人!」
「えっーと。俺ですか??」
(もしかして、掲示板にずっといたから邪魔だったかな。)
「その従魔……可愛いな……。」
「えっ?ギンの事ですか?そうなんです!可愛いんです!触ってみますか?」
「触っていいのか!?触らせてくれ!おぉー。なんだ……この触り心地は~。」
どうやら、癒されたようだ。
この冒険者が発端で、ギルドの一部が握手会ならぬもふもふ会になってしまった。
ギルドの職員に怒られると思ったが、その職員にまでがもふもふ会の列に並んでいた。
「ちゃんと仕事しろよ……。」
落ち着いた頃
「この依頼にしようか!」
【ポイズンスパイダー】
・猛毒の液をだして攻撃する。
・Dランク
実は、この前の指名依頼でDランクに上がっていた。
「ギン、猛毒の液を出すみたいだから気を付けろよ?」
〈うん!わかったーー!〉
ポイズンスパイダーが目撃された場所に行くとすぐにそいつは現れた。
「想像したよりもデカイ……。」
俺は、剣を強く握り攻撃をした。
「うわっ!あっぶねぇー!」
攻撃しようと突っ込んで行ったら、猛毒の液で攻撃をしてきた。
ギンに気を付けろって言ったくせに自分が毒で死んでしまう所だった。
悪戦苦闘していると、ギンが倒してくれた。
「ギンありがとうな!」
〈うん!役に立ったか?〉
「ギンのお陰で助かったよ!依頼も完了だよ!ギルドに帰ろう。」
〈お腹空いたぞー!〉
「ご飯食べような!!」
ギルドで依頼完了した事を報告して報酬を貰うとそのままご飯を食べに行った。
「今日は、ギンに助けられたよ。ありがとうな!いっぱい食べていいからな!」
〈わぁーい!お肉たくさん食べる!野菜はいらなーーい!〉
「野菜も食べなさい!好き嫌いしてたら大きくなれないぞ!」
〈うーー。カーちゃんみたいな事言うなよ!それに、ハルトだって野菜食べてないぞ!〉
「俺は、これ以上大きくならないからいいの!」
〈ズルいぞ!〉
「もう、仕方がないな~。今日だけだぞ!」
結局、お肉だけ食べて宿屋に帰ったのだった。
「俺、アマアマだなぁ~。」
もふもふしながら自分の甘さに呆れるのだった。
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