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4話 初依頼は薬草採取でしょ!

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【薬草採取】※常時依頼


・テンペイ草  5本で1束  10束

・チンチラ草  5本で1束  10束

・ヒューム草  5本で1束  10束 

  【報酬】 

     銅貨3枚


「これにしよう!!」


【受付】

「この依頼をお願いします。」

「薬草採取の依頼ですね。頑張って来て下さいね♪」

「行ってきまーす!」



ーーーーーーーーーーーー
【トガー視点】

 あと、少しでBランクにあがれそうだな。
  俺のパーティーは、バランス型でここまで上りつめた。
この間も、依頼の途中で突然ミノタウロスが10体出てきたが、難なく倒すことが出来た。
 あの時は、驚いたが高く買い取って貰えたから嬉しい悲鳴だった。

 この日もギルドで依頼を確認しようと思っていたとき、成人したばかりの小僧がきた。

  キョロキョロしてるな。もしかして、初めてギルドにきたのかもな。

俺は、声をかけた。

「おい!!そこの小僧。何してるんだ!」

 小僧に声をかけると、オドオドしている。

「えーと。冒険者登録をしに来ました……」
  
 やっぱり、初めてで不安なんだな。
ここは、先輩冒険者として教えてやらなければ!

「新人にはいろいろと教えてやらないとなー!!」

「受付で聞きますから、だ、大丈夫ですー。」

 小僧が受付に聞くから大丈夫だと言ってきた。
 この時間は、受付も込み合う時間だから大間かな説明をしてやると受付も楽なんだよな。

「遠慮するなよ。まずは、こっちにこい!」

 ちょっと強引に説明を始めてしまった。

俺は、説明をしながら小僧をチラッとみると、小僧は間抜けな顔をしていた。

「うん?なんか、分からないことでもあるか?」

と聞いてみると。

「えっ!?大丈夫です!思ってたのと違ったんで力が抜けてしまいました……」


  どうやら、緊張していたらしく説明を聞いているうちに緊張がとけたらしい。

「そう言えば、自己紹介がまだだったな!俺は、Cランク冒険者でトガーだ!」

「初めまして、ハルトです。」

  小僧の名前は、ハルトと言うらしい。

「トガーさん、いろいろと教えて頂きありがとうございます!」

  受付も空いてきたし、ハルトは登録をするため別れた。


【受付視点】

今日も、この時間は混んでる。

隣にいるグレイスに目で合図をする。

仕事をしていると、入り口に見かけない男の子が入ってきた。
 キョロキョロしていて、冒険者登録をしに来た子かな?

  あら?トガーさんと話をしてる。
トガーさんに連れていかれちゃった。
 
「トガーさんに任せよう。」

暫くすると、トガーさんと別れたらしく、男の子が受付にやって来た。

「こんにちは。ギルドへようこそ!登録ですか?」

「はい!登録をお願いします!」

やはり、新人だったみたいね。
 説明をしようとすると、トガーさんから聞いたみたいだった!

 ( トガーさん!ありがとうー。受付から移動して説明するのとか大変なんだよねー。)

 「こちらに記入をお願いします。」

珍しく、この子は読み書きが出来るみたい。
  
 登録が終わり、ハルトさんは薬草採取の依頼を受けたみたい。

「頑張って来て下さいね♪」

私が、言うと顔を真っ赤にして「行ってきます」って言いながら走って行ってしまった。

「なんか、可愛い子だったなぁ~♪」






街からでて、近くの森に来ていた。

「よーし!薬草を探すぞー!」

  『サーチ  薬草』

と唱えると、草原に沢山の薬草が光った。

「光ってる薬草を取ればいいんだな。それにしても多いな。全部取っちゃうと他の人が困るから半分は残そう!」

取ったら、無限収納に入れる。

気づくと、日が暮れて来た。

「そろそろ、戻ろう」


【ギルド】

「依頼完了の報告に来ましたー!」

「ハルトさん!お疲れ様でした~。薬草を出して下さい。」

「はい!初めての依頼だったので、気合いを入れちゃいました!」

 ドサッ!ドサドサ!

「……………」

「依頼より多いんですけど、大丈夫ですか?」

「はっ!失礼しました。多い分には大丈夫です。鑑定に時間がかかるので、お待ちください。」

「分かりました!」

  なんか、固まってたけど大丈夫かな?と思っていると、受付の奥がざわざわしていた。

「お待たせしました。依頼完了をするのでギルドカードを出して下さい。これで、依頼完了です。報酬はこちらになります。」

【薬草採取】

薬草各種  100束   

【報酬】

銀貨5枚 銅貨3枚


「ありがとうございましす!」

良かったー。特に問題なくてよかったー。
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