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15-1※
しおりを挟む部屋の外で深い口付けが始まって、お互い激しく唇と舌を合わせた。
「ぁ、……ンッ……ふぁ……ん」
「はぁ、……っ」
二人の荒い息遣いだけが暗い廊下に聞こえては溶けていく。
壁に押さえつけられながら、ロヴィスの固く大きくなったモノがアルブレヒトのソレにごりごりと擦り付けられる。
(すご、おっきい……)
ぞくぞくと体の背筋が快感に震える。
両方の乳首をきゅうきゅうと摘まれてさらに気持ちよくなっていく。
じんじんと痛いような感覚が快感だと体はもう知っていた。
にゅるっと舌先が胸をかすめて、ちゅくちゅくと卑猥な音を立てて吸われると、快感で打ち震えて大きく声を漏らした。
ぐりっと圧倒的なロヴィスのモノから逃げられなくて、思わず腰を動かすと自らロヴィスのソレに擦り付けているかのようで恥ずかしい。
また思い切り舌を入れられて好き勝手に口内へと侵入してきた。
(気持ちいい……)
唇も舌の感触も全てが快感に変わる。
アルブレヒトも一生懸命にロヴィスの舌を追いかけていく。
「んぁ……ひ……ん」
ちょうどいい力強さでお尻を揉まれながら、敏感なところを擦られるとたまらない。
「ぅ……ああん……っんぅ」
なぜか視線を感じて、固くつぶっていた目を開けてしまった。
すると、こちらを見る金色と目が合う。
向けられるまっすぐで肌が焼けるような視線に鼓動が速くなっていった。
ずるっと下衣と一緒に下着もずり下ろされて、アルブレヒトは焦った。
ポロッと勃ち上がったペニスが顔を出す。
真夜中だが、部屋の外で誰が来るかもわからないという不安がよぎる。
「ロヴィス……やぁ、こんなとこで……あぁ……」
こりっとした乳首を舌で弄られて、黙らせられた。
勃ち上がってぷらぷらとしているペニスをぎゅうっと握り込まれて、思わず声が漏れ出る。
「っ!……だめ! ロヴィス……やだ、部屋に……」
次から次へと垂れ流されるカウパーで、ぬちぬちと粘着のある音が聞こえてきて耳までおかしくなりそうだ。
「あぁん……っも、やぁ……」
敏感な先のところを親指の腹でぐりぐりと押されて、さらに蜜が漏れ出す。
「いやじゃないだろう?」
快感がせめぎ合って、誰かに声を聞かれて見られてしまうのではとの不安と、もっと続きをしてほしいという欲望が葛藤し始める。
それでもやはり不安が勝って、ロヴィスに懇願する。
「お願いぃ……ロヴィス……っ……部屋にいきたい……」
「ダメだ」
短い言葉で突っぱねられる。
「――っゃ……なんでぇ……?」
「俺を締め出そうとした罰だ」
――居留守を使ってやり過ごそうとしたことを根に持ってる!
扱かれていたペニスが、身構える間も無く生暖かい口内に含まれた瞬間、全身の汗が吹き出す。
「ひっ!、ふぁああぁっ……あ、やぁ……~~ッッ……!」
根元深くまで咥えられ、ぬめった舌にペニスを舐め回されると、気がおかしくなりそうなほど感じる。
ぬちゅ、ぐちゅっ、と吸いつかれるたびに、何かが先から洩れ出たような感覚に囚われ続ける。
「ああぁ……ん、ひぅ、んんっ」
びくびくと甘い痺れに体が動く。
足にはもうすでに力が入らない。倒れそうになる体を押さえ込まれて、壁に押さえつけられた。
力なの入らないのをいいことに、指が股の間を縫って後孔に差しかかる。
きゅっとお尻に力を入れて拒みたいのに力は入らない。
「それ、だめぇ……っ」
ずっぷりと、疼いた体はいとも簡単にロヴィスの太い指を後孔に受け入れてしまった。
「んぅ、ぁ、あ~~ッッ゛…………!」
甘イキを繰り返したような性器にふたたび舌を這わされ、過敏に反応してしまう。
強引に与えられる快楽を受け入れることしかできない。
「ひッ……~~~ッッッ゛!」
前からも後ろからも刺激が与えられ続けて、体が耐えられそうもないのはわかっているのに、それでも体が言うことを聞かず、動けない。
されるがままに、快感を一方的に受けて、どうにかなってしまいそうだった。
頭は体と同様にとろけだし、意識はもやがかかったように朦朧としてきた。
アルブレヒトは、口に溜まった涎が口角から漏れて垂れ流されていることにも気付けない。
自然と涙が溢れて目尻に溜まっているのにも気づいていないだろう。
こんな状態なのにもかかかわらず、ロヴィスは一向にやめる気配はない。
むしろ楽しそうに、唾液をたっぷり溜めた舌で隅々までアルブレヒトのペニスを可愛がった。
こんな仕打ちひどいと思うのに、体は思うように動かなかった。
にゅるりと舌が先っぽにある尿道を突き、抉じ開けにかかる。
「ふぁ、い、や……いやぁ……」
じんじんと痛いくらいの強い痺れが中まで伝わる。
ぢゅぶ、ぢゅぷと唾液だけじゃない粘液でぬるついたペニスを執拗に口淫される。
「あぁ……くぅ、っやぁ……こん、な……うぁ……」
全身が粟立つ。
後ろで埋まっている指も忙しく中を這いずりまわる。腹の奥がきゅうきゅうと疼いて、いやだと思うのに、喜んで指を受け入れてしまう。
指の動きに合わせて内壁がうねって、奥へと誘導する。
「っあぁ!……や……ふあ……っん……くぅ」
膝がガクガクと震えて、経っていられないくらいだ。目の前にあったロヴィスの頭につかまる。
強引に与えられる快感から逃れようと引き剥がしにかかるが、石像のように全く動かない。
「いやぁ……あ、あっ……ロヴィス、声が……誰かに聞かれたらぁ……だからもうッ……」
「誰にも、聞かれないといいな?」
意地悪く、余裕たっぷりににんまりと笑う顔がうらめしい。
「ふざけ……っ……ああッ……!」
言い返してやろうと思って口を開いたのに、最後は嬌声に変わった。
「ひ、い……、ぅ、ッいやぁ……っ! ……おねが……も、しない、しないからっ……」
――もう締め出したりしないから……。
ロヴィスはそれでも一定のリズムで前と後ろの動きをやめない。
「ひ! ん、ンッ、ン~~ッ!……ッゆるしてぇ……あ、んくぅ……ふ……っああ」
ちゅうちゅうと吸いつきが強くなり、足が痙攣し始めた。
「そんな吸っちゃいやだぁ……ッ!」
それでもなお、唇で締め付けて離さない。
やめる気は毛頭ないようだった。
「やあぁ、いやだあ……ああ……もぅ」
ものすごい射精感が押し寄せてくる。
こんなの今まで感じたことがなくて、羞恥心がさらに興奮を増やす。
怖くて体を必死に動かさそうとするが、思うようにいかない。
「ロヴィス!……ロヴィスぅ……ッおねが……ひぁ」
どれだけお願いしても、ロヴィスは願いを聞いてはくれなかった。
「あ、あっ……も出ちゃう! いく……っ」
もう目前に迫ってきているのがわかった。
思い切りロヴィスの髪を掴んでいるつもりでも、全く掴めていなくて何の抵抗にもならない。
「ぁあッ、やめっ! いやだってぇ、や……でちゃう、あ、ああぁッっ……」
唇の吸いつきが強まり、動きも激しさを増した。
次の瞬間、アルブレヒトの目の前が真っ白に染まり、弾け飛んだ。
「……ーー~~~~ッッッ゛゛゛!!!」
快感にうずめくアルブレヒトはびくびくと震え、思い切りのけぞって背筋が弓のように曲がった。
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